Room♯101

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私がショパンを選ぶワケ。


ショパンはクラッシック音楽の作曲家の中では
現在最もファンの多い作曲家ではないかと思います。
そして私もショパン好きの一人というわけです。

私はショパンが大好きです。
4年間の学生生活の中で、ピアノの試験は8回ありましたが、
私はそのうちの4回もショパンを選曲しました。
これはちょっと変人です。
私の場合、なぜショパンが好きかと聞かれたら 
美しい旋律や響きが好きだからと答えてしまいますが
実際はもっと感覚的な理由です。

音楽の学校では、特に気にもとめずに学校の廊下などを歩いている時なども 
たくさんの教室からピアノの音が聞こえてきます。
本当に色々な曲が聞こえてくる。曲が何曲も混じっている!うるさい!

でもそんな中で ふと気になる音楽が聞こえてくる事がある。まれに。
もう気になって気になってしょうがない。
もう絶対弾きたい!! と思う事があります。
私がそう思ったら、その曲は必ずショパンです。

ほかにも いいな~と思う作曲家はいますが、自分の感覚とどこかが合わない。
そうなると弾きたい!とまでは思わないです。
いいな~と思うだけ。

ショパンにファンが多いのは 簡単に言えば彼の曲が、
聞き手を感覚的に捕らえるという要素があるからではないかと思います。

具体的に言えば 彼の音楽は 作品の中に最も壊れやすいが実際にはあるものがバランスを保っている。
この不安定な均衡は、私達に何も課す事はなく私たちに自由を与えるが、
私達の心を捉えてはなさない。というところでしょうか。

音楽療法の先生に言わせると、
「ショパンが好きな人は精神的に不安定な人が多い。なぜならショパン自身がそうだったからだ」
という事でしたが、そんな事ない!って思う…
確かに私は やっぱり不安定なんですが・・・(笑)



Room♯02では、ショパンが生きた時代であるロマン派についてです。


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