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H16年度




高機能自閉症スペクトラム障害の子どもたち                     早川星朗先生

                                                 H16年9月25日

1.自閉症スペクトラム障害とは

社会性の障害、コミュニケーションの障害、イマジネーションの障害=3つ組

多動、衝動、不注意、感覚障害、不器用、てんかん、知的障害



2.診断の難しさと情報の質と量

詳細な発達歴、具体的な情報、非構造化場面での様子、遅れと偏り

診断は支援のスタートであり、重要である



・正確な診断が必要な理由

・困ったことがわかりにくい→支援しにくい

・問題行動だけに焦点を当てずに(例.噛みついたりすること)、子どもが困っていることを分析して解決に(根っこの部分を分析していく)

・人からの指示でしか動けないようでは、本当の自立とは言えない(指示待ち ×)

・自発的に動ける(枠組みやシステムを作る=構造化)

・ソーシャルストーリー(ソーシャルスキル トレーニング) 場面に沿ったものを利用していく








発達障害の子どもたち~第13回 椙山フォーラム            H16年 12月4日


1 軽度発達障害者の子どもたち                        中西 由里先生


 軽度発達障害に関する情報を得るには

 なぜ注目されているのか?

(1) 従来は「障害」と考えられていなかった

(2) しつけの問題、本人のやる気がない
            ↓
   背景にあるのは生物学的な要因

 発達の偏りの問題

 偏り方が障害によって違う

 また同じ障害でも子供によって違う   対応の困難さ

・1人ひとりの子供について特徴をつかむことが重要
・視覚優位か聴覚優位か
・不器用なのか器用なのか
・運動面はどうか?
・感覚面の過敏さ


アスペルガー障害の人とは

小説「夜中に犬に起こった奇妙な事件」…障害者当人の気持ちが描写されている

・人の表情を読むのが苦手 → 人の顔はとても早く動くから

・うなり声をあげる時 → 外の世界から情報がいっぱい入ってくる時
                (外界からの情報を自分で遮断している)

・ジョークがわからない → 一つの言葉に複数の意味を持たせなければならない
                  複数の音楽を同時に聴くようなもの(ゴチャゴチャして不愉快)

他者が混乱させる理由

・人は言葉を使わずにたくさんのことをしゃべる

・隠喩・比喩などがわからない

新しい場所が混乱してしまう

・新しい場所では、多くの情報を処理しようとして詰まってしまうようなもの


○新規な場所に行ったり、新しい体験をする時は事前によく説明する。
 写真を見せたり、下見に行ったりする。



2 小学校で身につけて欲しいこと                          神谷 美里先生


○ 低学年の時の様子

・ 授業中に席を立つ、どこかに行ってしまう

・ 授業中のおしゃべり

・ 話を聞いていない

・ 取りかかりが遅い

・ 一人で勝手なことをしている( 先生の指示通りに出来ない )

・ 嫌なことがあるとパニックになる

 身につけて欲しいこと

  ・学校での過ごし方がわからないため変わった行動をする
                 ↓
       学校での過ごし方・動き方を覚える
       先生の指示に従って行動をする
                 ↓
      落ち着いて学校生活が送れるようになる

 周囲の大人の役割

  ・やることを具体的に提示しながら、学校での過ごし方を教える
   (大人がやってみせて、子供にもやらせる)
   時間割、授業の受け方、係の仕事など    ルールを理解

  ・子供に理解できるよう指示を出す
   (1対1でわかりやすい言葉で、実物を見せながらなど)

  ・望ましい行動をしたら大いに誉めて、適応的な行動を増やす

  ・本人の出来ることからコツコツと


○ 中学年になると

・ 学校での過ごし方がわかって、行動面が落ち着いてくる

・ 他の子供への関心が芽生えてくる


○ 高学年になると

・ 人には意図や気持ちがあると気づき始める

・ 自分を否定的に捉えがちになる



3 発達障害と医療の役割                                 若子 理恵先生








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