アロハシャツ


Aloha Shirtの商標を登録したのは中国人、エラリー・チャンと云うヒトでした。
でもアロハシャツを商業化し、最初に広告媒体に乗せたのは日系のテーラー、むさしやでした。 この創成期に日系の移民が関わった事は恐らく間違いが無いでしょう。
アロハシャツとかムームーと呼ばれるワンピースに使用されているトロピカルプリントには、 

・トロピカル フラワー
・SCENICと呼ばれる風景柄
・伝統的なハワイアンモチーフ、 タパと呼ばれる生地にプリントされたポリネシアン独特の柄
・カンバセーションと呼ばれる地図、島、ハワイ独特の風景、カメハメハ大王、ダイアモンドヘッドなどのモチーフを使った観光ハワイの柄
・和柄

アロハシャツ 和1

アロハシャツ 和3


こう云った種類があります。
最後の和柄、 オリジナルは恐らく移民としてハワイに渡った人々が持ち込んだゆかた用の反物とか、羽織裏を流用してシャツに仕立てたモノと云われます。
後日、プリント生地の発注・加工が米国本土の工場から日本に振り替えられたときに、意匠の作成も日本で行うようになりました。
これは戦後急激に伸びたのですが、その時代に和柄=着物の生産は少なくこれに従事していた京都・友禅の作家達は弟子に仕事を与える目的もあり、アロハ用の和柄の作成を行わせました。
現在ではヴィンテージとして大変高価になっているRAYON 素材の和柄はこの時代に生まれたものです。


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