時々過敏症な生活へようこそ

時々過敏症な生活へようこそ

アトピーだった頃(そして現在)


リバウンドがおこったのは引っ越してわりとすぐおこった
朝、起きれない
階段を上るだけで寝込んでしまうくらい体力が落ちた
食事はのどを通らず、食べてもはいた
アトピーはどの肌を触ってもじゃりじゃりしたようになっていった
皮膚は弱くなり、ちょっとしたことですぐ割れる。出血する

毎日はうようにして階段を下り、意識を失うことがたくさんあったが生活していた
そのときしていたことは、自分にあった水を大量に飲んだこと
いろいろな水を買っては試した
手や皮膚にはワセリンを塗った
石けんは牛乳石けんをつかった。一番肌に負担がなかった

ある朝鏡を見ると、はれた顔に暗い顔の女があった
「これ、私??」
こんな暗い顔してたんだとびっくりした
こりゃ、誰もすいてくれないな・・・・・と思った
顔もアトピーでドロドロやし、誰もすいてくれないならせめて私だけでも好いてあげよう・・・・・
そう思った。このことは今でもはっきり覚えている

その日から下を向いて歩くのは辞めた
好いてくれる人がいる(私)んだから、悪いことしてる訳じゃないから、そう思って
コメディーのビデオをたくさん借りた
毎日毎日それを見て笑った。
顔の肌が固くなっていたから、笑うたびにそれを感じたがもう気にならなかった
つらい日には泣けるビデオを借りた
思いっきり泣いた。肌に涙がしみた。けど、気にせず大泣きした

決心した日からわずか2週間で、驚くことにアトピーが波が引くように引いていった
顔もかさかさしてるけど、化粧水などが使えるようになってきた
自分でもびっくりした。一ヶ月後には肌はつるつるになっていた
朝も起きれるし、体力も普通になっていったと思う

手のアトピーだけは少し残っていた
母の病院に付き添うついでに私もみてもらうことにした
そこの病院はカウンセリングつきで心のケアもしてくれた
健康食品やなにか試したものはあったか?なども質問してきた
今までの病院と違うな・・・・・なんか安心感があった

先生の診察があり、先生から
「アトピーじゃないですよ、もう。けど、どうやって治したんですか?」
と聞かれた。やった!アトピー治ったんだ!
世の中がぱあっと開けた気がした

アトピーはその後、無理をすると出てくるが、ゆっくり休むとすぐ引いた
ときにはステロイドを使う日もあるが、ほとんど使わない
チューブの小さいので3年くらいもつほどだ

アトピーがひどいとき、思ったことはなんですか?とよく聞かれる
それは「私が最初の治った人になってやる」(その当時はアトピーは治らないものと思われていた)
ってことと「私は悪くない」ってことだ。
過敏症になった今もその思いは変わらない
過敏症になってアトピーを思うとき、アトピーは体の悲鳴だということ
アトピーが出るということは体から「休め」のサインだということ

アトピーに悩む方が、もしこのブログを読んでくださっているなら
どうかもう自分を責めないでほしい。
掻いてしまうたびに落ち込んだ私。けど、掻かずにいられないのも事実だから、どうしてもかゆいときはかいてもいいとおもうし、ステロイドだって使ってもいいと思う
そしてアトピーの出た肌を愛してほしい
肌は戦っています、私のために。
自分のために戦ってくれてる肌を愛してあげてほしい

こうやって書いてしまうとあっという間だったし、簡単に治ったように見えるかもしれないが本当に大変だったし、死にたいくらいつらい日々で、今も泣きながら書いている
もちろん水だけで治った訳じゃなく、引っ越し先の気候、精神、仕事を辞めて休んだこと・・・・いろいろなことが重なって治っていったんだと思う
一つのことだけをやっただけで治るとは思わない

生まれた子もアトピーで過敏症で食物アレルギーもいっぱい
けれど、息子もステロイドはほとんど使わず、端から見たらアトピーと思えないくらいの肌のつやと健康的な顔色。保湿剤ももう使っていないし、アトピーが出てきたら温泉にいき治してしまう
今は足首と膝の裏がちょっとでてくるかな?
けどかゆがって眠れない日々はなくなった。生まれて1年はほとんどかゆがって寝なかった

もちろん治ったからいえることであって、今アトピーと戦っておられる方は不安いっぱいの日々を過ごされてると思います。
だけど、医者に見捨てられた私がいえること。それは
アトピーは必ず治ります。
そして、過敏症も、絶対治ります。



© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: