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人間、誰しも人にいいところを見せたいものですね。人間ばかりでなく動物もどうもそうみたいです・・・学生の頃、あるお宅にホームステイしたところ、そのお宅にはネコちゃんが二匹。パンダ柄ちゃんと三毛猫ちゃん。動物大好きネコ愛しのうちは、すぐに二匹と仲良しに。するとその日の夕方、いざみんなで夕飯を食べようとした頃、外に出ていたパンダ柄ちゃんが口に何かをくわえてまいりました。そ、それは・・・!「うぎゃあああああああああ!ね~ず~みぃ~~~!」(←ドラえもん風に。)オドロき仰天したうちに、おうちの人は笑いながら「あらら~。あなたにいいとこ見せようと思って、はりきっちゃったのネ~♪」どうやらパンダ柄ちゃん、己がスゴいということをうちに見せたかった模様。そ、そうだったのか・・・。プランプランなネズミつきパンダ柄ちゃんを褒め上げて外に出し、さ、さあ気を取り直して夕飯だ~と思ったらば・・・バタムとネコドアが開く音。もう一匹の三毛猫ちゃんが帰って来ました。その口には・・・死にかけたスズメが!「うぎゃあああああああああ!血が・・・血が~~~~!」(←楳図和夫風に。)「あらら~。ミケちゃんもはりきっちゃったのネ~♪」二人とも、そ、そんなにはりきらなくていいってば・・・・同じ女の子だったのに、えらく惚れられてしまったクッチーです・・・・今日のちりとてちん。「ええとこみせたいんですがな。奥さんに」(草若) 今回は草原兄さんにスポットライト。落語の相談のつもりが、いつしか話はおしどり夫婦のなれそめ話に・・・。酒を飲まない師匠糸子と語り合う形で弟子たちを一人ひとり回想する草若。正典の帰宅で席を立とうとするが、糸子に引き止められる・・・。いつもなら三度のメシよりお酒、何かに逃避する時も必ずお酒だったのに、固辞するとは・・・。師匠は、肝臓を悪くしているのでしょうか。とても心配させられます。糸子母さんは師匠の異変にうすうす感づいている感じです。 アマチュア落語家緑さん草若邸に落語の本を探しに来た草原。喜代美が彼に落語の悩みを相談すると、妻の緑が現れ、強く反応する。「枕で普通の女の子やった子が、いきなり男のセリフを言い出すからやと思うわ」(緑)緑は大学生の頃、落研に所属していたアマチュア落語家だった。師匠の話によると、最近学生相手に落語講座や教室を開いているという草原兄さん。勉強熱心で面倒見がよいという特長を自分でうまく活かしているようです。「緑姉さんはプロになろうて思ったことはないんですか」(喜代美)「まあくんのお嫁さんになるて決めてたから」(緑)緑さんは、女性がそのまま男性的な落語をすることに疑問を抱いてはいたものの、具体的に何か工夫するところまで深入りしなかったのですね。でも曲がりなりにもプロの喜代美ちゃんはそういうわけにはいきません。 ところが悩めるヒロインそっちのけで、昔の回想にひたってしまうおしどり夫婦^^;。どんな工夫をするかは、ゆっくりじっくり、自分で探し出さなければならないようです。 男が頑張る理由正典が伝統工芸士になった理由は糸子を喜ばせたいから。草若は草原の過去を語ってそれを裏付ける。落語会のアンケートにいつもぎっしり質問や意見を書いていた佐々木緑に律儀に質問の返事を書く若き日の草原。ある手紙をきっかけに、同棲する仲にまでなった二人だが、なかなか結婚しようといいだせない。彼は新人コンクールの最後のチャンスでもし入賞できなかったら、緑と別れようと思いつめるが・・・。二人の手紙のやり取りがとても素敵でした。いつもは厄介な草原兄さんの噛む癖が、この時ばかりは縁結びの神になったようです。「落語の新人コンクールに出ます。よろしければ応援にきてくれませんか」(草原の文面)「緑様」の宛名を突如「緑さん」に変えて出した手紙は、一世一代の大奮起だったのだけど・・・結局10年間一度も賞を取れず。結婚をあきらめようとする草原さんに、饅頭怖いを目の前でやらせ、稽古場では一等賞だとほめる師匠。そして・・・「女にちやほやされんとだれが芸なんか磨くかい。おまえの長たらしい芸談、目を輝かして聞いてくれる女がまた現れると思ってるのか?緑ちゃん以外にいてると思うのか?」(草原)男が一生懸命頑張るのは、女にええとこをみせたいから。たとえダメでも何度も何度も挑戦するのは、喜んでもらいたいから。そのさすがの人生真理で、草原さんにとって何が一番大切なのか気づかせてくれました。 今回はおしどり夫婦の仲のよさが印象に残りました。その二人の愛息、颯太くんへのバースデープレゼントを幸せいっぱいの表情で掲げて見せる草原さん。賞よりもはるかに素晴らしいものを得たその表情、とても輝いていました。その表情は昨日のスタジオパーク出演の放送で、実のお子さんからの応援の手紙を読んでもらっていた吉弥さんの、嬉しそうな顔そのものでした。 「全然、解決しとらんやないけ~」(喜代美)いまだ悩める喜代美ちゃん、がんばりや~(笑) いつか賞が取れますように~ ☆☆☆☆☆ ちりとてちん第101回 おしどり夫婦 ☆☆☆☆☆
2008年01月31日
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鳥を飼ったことはありませんが、住みつかれたことがあります。昨年の五月、うちの家のそばの電線に、ずうっと留まっているセキレイ?がいました。玄関を開けて駐車場に行くと、毎回大騒ぎして警戒の鳴き声を出します。不思議に思って見上げれば、なんと我が家の直角にへこんだ雨どいの角に相方の鳥が巣ごもりしていました。二階の窓から首をなが~く伸ばして見てみると、2羽のかわいいヒナを発見。親鳥たちはエサやりに大忙し。ひっきりなしに交代で虫をくわえてきます。人の姿を見ると警戒するので、二階のカーテンをずっと閉めきり、極力人影を見せないようにするという日々を送りました。ところが6月に集中豪雨のごとき大雨がざざーっと降り・・・次の日、親鳥の姿はどこへやら・・・・。一体どこへ?心配になってまた首をなが~く伸ばして巣をのぞいてみると、ヒナたちの姿は影も形もなく・・・・。ああ、雨どいにはすごい量の水が流れ込んだはず。流されてしまったのかな・・・で、でもだいぶヒナは大きくなっていたはずだから・・・雨が来る直前に、大人になって巣立っていったと、今も信じたいクッチーです・・・ ↑セキレイ?の親 ↑ ヒナ今日のちりとてちん。「で、なにが欲しい?」(草若)「こいつ・・・。この九官鳥、ボクに下さい。」(四草)喜代美ちゃんは、天狗座の高座に上がる四草くんのもとへ相談に・・・今回の師匠は、四草くんが弟子入りした時のことを思い出します。四草師匠落語に悩む喜代美は、今度は四草のもとへ相談に行く。天狗座の楽屋で出番前の四草は、九官鳥の平兵衛も一緒に連れてきていた。端正な落語でいまや売れっ子になっている四草くんは、にべにもなく「おまえが下手やから受けへんのやろ」と一刀両断。「四草が天狗座で師匠で呼ばれてるなんてな。まあ年齢でゆうたら不自然ではないわな」(磯七)久しぶりに磯七さんが登場し、四草くんの実年齢が判明です。なんと三十代半ば過ぎ!草々さんよりも年上でした。だから何か言いつけられると「ちっ」と舌打ちしたり、嫌がったりしてたんですね^^;。弟子入り草若は糸子が饅頭を食べるのを見ながら四草との出会いを話し出す。十数年前、天狗座の楽屋に姿を現した一人の青年。「弟子になったってもええから、算段の平兵衛、俺に教えろ」傍若無人な態度で草若に命令した男こそ、のちの四草、倉沢忍(24)だった。師匠に親の許可なしには入門させられないといわれ、しぶしぶ明かしたその過去は・・・妾の子で父はなく、母親は毎日男をとっかえひっかえ。大学出で商社マンを辞職。理由は「頭の悪い連中ばっかりやから。」四草くんの過去は、愛を知らない子供だったのですね・・・。きっと早くから自立していたのでしょう。孤独の中で自分を守ろうとするあまり、あんな先制攻撃のような毒舌を身に着けてしまったのでしょうか。「たったひとり口先一つであんだけの客笑わして金を取る。(天狗座より)落語家のほうがよっぽどすごい。」(四草)ゆえに年下の兄弟子を敬うこともいとわない、と豪語する四草くん。素直じゃないなぁ(笑)でもその言い様には不思議と惹かれてしまいます。九官鳥「平兵衛」弟子にはなったものの、兄弟子たちと折り合いの悪い四草は、ある日、怪我をした九官鳥の世話をすることになる。「死なせへんかったら、なんでも、欲しいもんやるで」(草若)はじめは、賭けに勝つために看病を始めた四草だったが・・・ 四草くんがこよなく愛する九官鳥、「平兵衛」との出会いの物語。そこでやっぱり出てきたのは、「賭けますか?」(四草)。でもやがて情が移り、九官鳥を欲しいと言う四草くん♪ これは師匠の見事な算段勝ちですね。「食べもん吐いた・・・!」とオロオロして、草々さんたちをすがるように見た四草くんの表情が最高でした。いつもの鉄面皮が崩れ、思わず見せた本心の顔。その瞬間、それまで陰口ばかりだった草々さんたちが、心配げにどっと集まってきてあのいつもの兄弟たちの明るいすったもんだの雰囲気に。四草くんは決して冷徹でも無情なわけでなく、ただ、今までずっと一人だったゆえに、自分の感情を表したり、人と付き合ったりするのが下手なだけなのですよね。師匠もそこが心配で、今までさりげなく手をかけて、見守ってきたのですね・・・。 九官鳥の平兵衛をもらった瞬間、自分の頭をくしゃくしゃにした師匠にびっくりして、ふと浮かべた四草くんの笑顔も印象的でした。父のいない彼にとっては、やはり師匠こそが、実の父親。だから師匠が落語を一時捨てた時、他の師匠に紹介する、と言われて、あんなに深く傷ついたのですね・・・。あの時の彼は、まさに自分を捨てた親を憎む、愛に飢えた子供のようでした。 四草の答え四草くんの回想稽古シーンの演目も饅頭怖いでした。そして喜代美ちゃんの相談を受けた後、彼が高座にかけたのもこの演目でした。 それはこないしたらウケるねんといわんばかりに堂々たる落語でした。それはなんでウケへんねやろという私に、四草兄さんらしく答えてくれはるみたいでした。 (ナレ) 今週はこの演目一本でずっと攻めてくるようです。四草くんの口の悪いのは、多分いつまでも直らないのでしょうね。でも口ではそっけなくとも、しっかり高座で答えてくれる、本当はとても優しいお兄さんなのでした^^。 しかし師匠はすごく具合が悪そうです・・・T0T☆☆☆☆☆ ちりとてちん第100回 九官鳥 ☆☆☆☆☆
2008年01月30日
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うちの実家のバアバが今はまっているのは、何を隠そうジグソーパズル。誕生日やクリスマスや何かのイベントには、この頃必ず贈っています。一昨年の夏には徳島の大塚美術館に行ったお土産に小さい150ピースのラファエロの絵のパズルを贈りました。これがハガキサイズ程の大きさしかなく、1ピースの大きさがとっても小さいので、難易度はそこそこ高め。贈ってしばらくしたころ、実家から電話が。「大変だったのよ~~~」「ええっそんなにむずかしかったの??」「1ピース足りなかったのよ~~~!」どこをどう探しても1ピース見つからなかったらしく、販売元に電話して足りない分を送ってもらうように頼んだとのこと。「それは大変だったねえ・・・」「それが、頼んだ途端にコタツ掛けとコタツの天板の隙間から出てきちゃって~~~ピースがちっちゃいから老眼の目には見えにくいわね~~あははははははははははははははははは!」バアバ、なんたるちあ・・・「で、買っちゃったわ。アレ」「アレ?」「ヘッドルーペ♪模様を判別するの、楽だわ~」↓パズルのためにこんなモノを買うとは、さすがわが母・・・。何事も全力投球でやってしまうのです・・・これは・・・その情熱に応えねば! これからもバンバン難しいパズルを贈りつづけようと目論んでいるクッチーです。今日のちりとてちん。「ええんちゃうか。ちょっとぐらい欠けてるほうが」(草若)小浜で糸子母さんに草々さんのことを語る草若師匠。一方そのころ喜代美ちゃんは、草々さんに悩みを打ち明けていました。 草々さんとは・・・和田家の縁側で糸子に弟子たちのことを語りだす草若・・・。「あれは落語の事になると容赦ない。完璧を求めすぎる」(草若)昨日の暗い予感を背負いながら、まずは草々さんのことをつぶやくように語る師匠。多分今週は喜代美ちゃんの悩み相談と同時進行で、師匠が兄弟一人一人のことを、遺言を残すように語っていくのでしょう。一本気で真面目すぎて、落語バカに見えてしまう草々さん。完璧を求めるあまり他人にも厳しい。そしてちょっとしたことで崩れてしまうもろさをもつ、恐竜のような男・・・人間観察力の鋭い、さすがの師匠の分析です。人生を知り尽くした師匠の言葉は、一言一言が重みを持っています。 女性が落語をするということ。同じ頃、喜代美は草々に自分の悩みを打ち明けていた。目の前で喜代美の「饅頭怖い」を見た草々は単刀直入に答える・・・「それは女だからと違うか。」(草々)そして具体的にどうしたらいいかは、自分で考えなければ、と諭すのだった。「落語は三百年間、男の演者によって演じられてきたもの。男が演じるように作られているので、女性がやると違和感を感じる。」(草々)なるほど~。それを裏付けるような、女性陣キャストだけの「饅頭怖い」の落語劇が展開。奈津子さんや順子ちゃん、緑さんにお咲さんが、江戸時代の旦那さん方風の身なりで登場です。身なりは男とはいえ、お姉さん方の高い声と面立ちで、好きなものは酒、とか、苦手なのは女房、と言っても、なんだかたしかに違和感が・・・!お饅頭をせしめて食べる光太郎役の喜代美ちゃんも、なんだか可愛らしすぎて、こずるいオヤジさんにはたしかに見えない・・・。^^;女性である喜代美ちゃんの落語の違和感を、高座を聴かずとも映像で見せてくれるこの手法はすごいな、と思いました。ところで草々さんに来た弟子入り志願の電話の主はもしや、うわさの新キャラクター?暗い予感が重たくのしかかる今週ですが、ここだけちょっぴり新しい風がさっと吹いたように感じました。 宝の言葉1980年夏、草々と草若は、同時に草々が饅頭怖いを稽古した時のことを思い出す。草々の完璧主義を優しく諭していた草若。その時の言葉を、喜代美と恐竜のパズルを作りながら理解し、かみ締める草々・・・。「草々兄さんは最近になってよう言います。師匠の言葉は十年も二十年もたってからはじめて解ることがある。師匠の言葉こそが俺の宝や、と」(ナレ)完璧主義でモロい、と言われた部分を描いた回想シーン。草原兄さんの好きなものはお酒小草若くんは赤いスーパーカー(この頃からこだわってたのね~笑)。そして草々くんは、落語だというとダメ出しされ、恐竜と答えなおし。本当にクソ真面目です^^;10人以上の登場人物を完璧に演じ分けようとする少年時代の草々くん。おそるべし・・・そこまでしなくていいといわれ、へこむ姿。そしてジグソーパズルを小草若に壊され、本気で泣く姿。すごく純粋な雰囲気で可愛らしかったです。でもパズルがあと一歩で完成という時に崩されるのは、誰でもかなりショックかも。それに一枚ピースがなくなってしまうとはダブルショック!でも・・・「なんべんでもやり直したらええねん。」「ここに何がはまるのか、想像してみたら面白いがな。」(草若)そう、間違えてもつまづいても、やり直したらいい。なくなってしまったら、想像したらいい。そう思える気持ちの柔軟さ、前向きな切り替えができたら・・・ほんとに人として豊かな人生を送れるような気がします。 「ええんちゃうか。もっともっと悩んだら。考えてやってみて失敗しても、またやり直したらええ。」(草々)師匠に言われた言葉を理解し、しっかり受け継いだ草々さん。悩み考える喜代美ちゃんは、次は誰に相談をもちかけるのでしょう。そして師匠は、今度は誰に言葉を贈るのかな・・・ なくなったジグソーパズルの一ピースは小草若が持ってたりして・・・ ☆☆☆☆☆ ちりとてちん第99回 宝の言葉 ☆☆☆☆☆
2008年01月29日
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昨日お年玉つき年賀はがきの当選番号の発表がありました。ということで、今朝は朝刊とにらめっこ。そんなに大量というわけでもない我が家の年賀状をまず末尾番号順に仕分けして、さあ照合です~。ええっ、9の末尾・・・今年は当たりなし?うちにはたくさんきてるのに。あ、2もなぁい。そんなぁ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・結局、当たったのは一枚だけ。いつものごとくの切手シート一枚だけでした~。ああ、下一桁はいちおう合ったけど、下二桁が一枚しかないなんて、うちのくじ運も小次郎おじさん並みに悪いです・・・。ため息混じりにうなだれると、ふとすぐ下の年賀はがきに目がいきました。もう何年も会っていないお友達からのもの。「昨年いただいたお年賀でふるさと小包が当たりました~クッチーさんにも幸運が訪れますように」おお!そうだった・・・自分はダメだったけど、自分が送ったもので、他人はハッピーになっていたのでした。自分のおかげで、というのがなんだかすごく嬉しいゾ!年賀状は送りあい。福も送りあい。今年も、誰かに福を送っていたらいいな。そして・・・来年こそは、うちにもおいでよ福の神♪気分は招き猫なクッチーです。 今日のちりとてちん。「何年も会うてへん人への思いは、悲しいくらい薄くなるものです。」(ナレ)結婚して3年がたち、自分の落語に悩みはじめた喜代美ちゃん。小次郎さん、正平君、A子ちゃんら周りの人々は、なんとかそれぞれの道を歩んでいるようです・・・そして師匠は・・・! 悩み年季があけて3年。喜代美は自分の高座を聴く客が、このごろ笑わなくなったと悩む。相談しようにも、師匠も兄弟たちもそれぞれの仕事で忙しい。草々も若手三国志の落語会を控え、神経質になっていた。そこで喜代美は身近な相談相手の奈津子や寝床の面々に相談するが・・・「それは新人やなくなったからと違う?」(奈津子)一気にまた3年すぎました。新人は腕が未熟でも温かい目で見てもらえるけれど、修行し始めて6年になる喜代美ちゃんは、もう新米とはいえない時期。さらに精進して落語の腕に磨きをかけねばならない時がきたのですね。兄弟たちが忙しくて、なかなか皆で集まれないことを寂しく思う気持ち、よく分かります・・・。学生の頃の仲良しグループが、卒業して大人になって、みんなそれぞれの道を歩んでゆくような。そんな寂しさというか心細さの中にある喜代美ちゃん、一人の独立した大人として、落語家として、一皮剥けるためにがんばる週になりそうです。これまで自分を変えたい、という思いが前面に出すぎて、ともすれば希薄に見えがちだった落語そのものへの情熱が、これからうわっと燃え上がりそうな・・・いや、そこはB子ちゃんだから、すごく悩みぬくことになるのかな。 それぞれの道小次郎、正平、A子、それぞれの道は平坦ではなく・・・今日は先週気がかりだった、三人のその後の状況が描かれていました。「働く概念すら消え去ったんか」(喜代美)奈津子さんに結婚を申し込んだ小次郎さんは、「200万円貯金したらOK!」との言葉を賜り、いまや一攫千金、ひと山当てることに夢中。(クジじゃあたらないよ~~)働く概念はまだかろうじて持っている正平君は、就職氷河期の申し子となってしまい、現在フリーターに・・・。小次郎さんそのまんまの衣装にビックリ。フーテンの遺伝、おそるべし!でも、夢をあきらめないでいてほしいのですが・・・。 そしてA子ちゃんは・・・病気で入院中の母の看病のために、小浜へ戻っていました。もう全然柔らかな雰囲気は完全になくなり、するどい針のようです。あの白い小石を後生大事そうに首にかけ、見舞いに来た友春&順子ちゃん家族(双子の男の子!かわいい~!)を見る姿はとても辛そうでした。東京にいた頃に何があったのか気になります。喜代美ちゃんと再会するのは、まだまだ先になるのでしょうか。 師匠・・・小浜に公演に来た草若は、喜代美の実家に立ち寄る。「どうしてあんな個性的な連中が私のもとに集まってきたのか、不思議でしゃあない」(草若)遠い昔を思い出すように、糸子に語る草若だったが・・・昔の事をしみじみ思い出したり、「もう一度来たかった」と30年ぶりに小浜市民会館へ来たり、苦しそうに胸をおさえたり。そこかしこにかもし出される、暗い予感。そして最後のナレで、その予感は決定的に。「もしかしたら師匠は、この時にはもう、自分の命がそう長くないことを知っていたのかもしれません」(ナレ)自分も立派に落語を伝えていけると、師匠に認めてもらいたい・・・喜代美ちゃんの望みが叶うその時、受け継ぐ者がさらなる成長を遂げ、認められるのと同時に、古き者は退場してしまうのでしょうか。今日の師匠はとても弱々しく、はかなげに見えました。 正典父さん、伝統工芸士資格取得おめでとうございます~!☆☆☆☆☆ ちりとてちん第98回 それぞれの道 ☆☆☆☆☆
2008年01月28日
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆いつもたくさんの方に見ていただき、ありがとうございます。今日、50000アクセスを越えました。これからもがんばりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます・・・☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 糸子母さんの赤いオモチャの結婚指輪のエピソードは大変素敵でしたね。うちとこの結婚指輪はといえば・・・ええとどこだっけ?!あ、そうそう、結婚したての頃にはちゃんとつけてました。 でもなんだか指が荒れてきてしまって、しかもゆるゆるに。ということでサイズを詰めてもらうことにしたんです。9号の指輪を一段階細い7号にして貰おうと思ったら、なんだかさらに細いものさしの輪に指が入ってしまったので、一気に5号につめてしまいました。ところが・・・細くなっていたはずの指が、妊娠した頃からぶくぶく太り始めたではありませんか!なにも体と一緒に指まで太ることはないやんけ~~~!産後太りの指はもとに戻らず、もう、今は、薬指にはめられません・・・・家長にえらく呆れられました・・・・・いまやベビーリングな結婚指輪は、後生大事に宝箱にしまってるはず・・・たぶん・・・あの箱に・・・と、必死にありかを思い出そうとしているクッチーです(汗汗)。 ↑これ指の太さをはかるものさしデス。 今日のちりとてちん。「おまえやったんやな。お父さんとお母さんを結びつけとるもんは」(草々)ついに五木ひろしは姿を見せず・・・。けれども最強の助っ人が、子供のために立ち上がりました! 二人のふるさとなんとか高座を引き伸ばそうと、オチを迎えた後もアドリブで必死に演じる喜代美。しかしついに力尽きて、泣き出してしまう。「お父ちゃんお母ちゃんごめん。五木ひろしは来いへんのや・・・」(喜代美)その時正典がすっくと立ち上がり、五木の代わりに「ふるさと」を歌いだす・・・!五木さんが来なくて結果的には良かった、という展開になってほっとしました~。泣き出す喜代美ちゃんの姿には、じわりと心が痛みました。仲直りして欲しい、と娘が泣く姿にほだされ、お父さんが朗々と、「二度目のふるさと」を歌ってくれた時にはもう涙。お父ちゃん・・・・最高です!「喜代美のために歌ったんや」(正典)「わかっとる。それが余計にうれしいんや」(糸子) 昨日の回想が、喜代美ちゃんが誕生するところで終わったのはすごく象徴的でした。大晦日近くの回で、糸子母さんが「寝床」で喜代美ちゃん誕生秘話を語った時のセリフをふと思い出してしまいました・・・。「喜代美が生まれてきてくれて、ほんとうにうれしかった。お父ちゃんとお母ちゃん、やっとほんまの家族になれた。2人のふるさとができたんや。」(糸子)ふるさとの歌と共に生まれてきた、二人のふるさと喜代美ちゃん。夫婦の心は「立ち切れ線香」を聴いて昔を思い出してほぼ元通りになっていたけれど、最後は喜代美ちゃんが見事にかすがいとなって良かったです。「帰ってきてけ。おまえがおらんと、わしの塗り箸は研いでも研いでも輝かんのや」(正典) はれて仲直りすることができた正典&糸子夫婦。あの赤いオモチャの結婚指輪を流しに流しちゃってあわてるところが、また糸子母さんらしいオチでした♪ 輝いてたよ!故郷での高座で気負っていた喜代美は、結局最後は父の助けを受けることになった、と落ち込む。しかし順子は首を横に振る・・・「あんたいまだに主役になるゆうのは、ステージの真ん中に立ってスポットライトあびることやと思っとるんけ?」(順子)草々さんのためにお囃子を奏でた姿も、両親のために変な落語を話した姿もすごく輝いていたと絶賛する順子ちゃん。「人にライトを当てるゆうのは、素敵な仕事やな」(順子)自身が活躍するだけでなく、人のために尽くすことでも、自分の人生を輝かせることができる・・・。それは母として家族のために尽くす、糸子母さんのことを言っているようにも聞こえて。このセリフをやはり母親になる順子ちゃんが言ってくれたのが、とても印象的でした。だれかのために一生懸命になること、こんな素晴らしいことはないですよね。 それぞれの行く末奈津子さんにプロポーズした小次郎さん・・・アメリカの大学のパンフレットを破り捨て、自分の思いを断ち切る正平君・・・二人の行く末は、これから一体どうなるのかなぁ・・・ 婚姻届提出おめでとう~~♪夫婦の仲直りを見届けた草々と喜代美は、はれて婚姻届を出しにいくことに。 「二人にしか分からん、夫婦の積み重ねがあるんちゃうか。おまえと俺には、どんなことが積み重なっていくんやろな。楽しみやな」(草々)いまいち両親の仲直りの理由にぴんとこない喜代美ちゃんに、草々さんがしみじみと・・・。 うん、これからまた、高~い山やら深~い谷やらが二人を待っているんでしょうね(笑)ということで、喜び勇んで婚姻届を出しに行けば、役場の人がみんな拍手してはる~(笑)二人がこれからどんなことを塗り重ねて模様を描き出していくのか、すごく楽しみです。 A子ちゃん!幸せそうな喜代美ちゃんたちとまるっきり対照的に、黒っぽい衣装で小浜の浜辺に登場のA子ちゃん。なんだか雰囲気が暗くて鋭いです・・・。砂浜のきらめくものを拾い上げ・・・て、そ、それは! !かつて喜代美ちゃんが海に投げたはずの、あの透明な石が、A子ちゃんの手元に戻ってきました・・・。 A子ちゃん、それ、今捨てたんじゃないから~☆☆☆☆☆ ちりとてちん第97回 二人のふるさと ☆☆☆☆☆ 子はタフガイ・了
2008年01月26日
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先日、大阪のおばあちゃまから、日刊スポーツの切抜きが送られてきました。キャンプ間近の阪神の選手たちの姿がてんこもりです♪護摩行終了後の新井君のゆでだこのような顔に感嘆しつつ、封筒の奥を探ると・・・おばあちゃまからの、恒例のお手紙が「コタロウは今度の誕生日のお祝いに何が欲しいのですか。買って送るので早めに教えてください。 かしこ」そうそう、来月はコタロウ8歳になるんだっけ~。あばあちゃま、いつもありがとう・・・・おばあちゃまからの手紙は、切り抜き記事が入った封筒に、必ず薄い便箋が一枚。ボールペンで書きなぐった感じのスタイルで、まだ家長が独身の頃から、絶え間なく送られ続けています。月に2,3度が積もり積もって、いまや保管用ファイルには、五百通以上が収まっているという大ボリューム。内容は季節に合わせてさまざまですが、阪神タイガースの心配が一番多いです。その中で一番古い手紙は、1986年のもの。その内容は、ナスの炒め煮の作り方。このころの家長は、一人暮らしの苦学生でした・・・。菜っ葉と豆腐のたきもの、野菜炒め、炊き込みご飯・・・事細かにレシピを綴った手紙たちには、親の心配と愛情がいっぱい。将来、我が家の子供たちが独立して遠く離れた時には、こんな愛情たっぷりの手紙を書き送りたいと思うクッチーです。今日のちりとてちん。「あんたほっといて修行なんかできん。」(正典)夫婦落語会で立ち切れ線香を演じる草々さん。糸子母さんは、あたかもそのお噺のごとく、恋人に手紙を書き綴った日々を思い出します・・・ 手紙草々の高座が始まってしまった。若旦那が蔵へ閉じ込められ、芸妓小糸のところへ百日間通えなくなるという噺の「立ち切れ線香」。小糸は手紙を何通も綴るが、それは若旦那のもとへは届かない・・・。そんな噺を聞きながら、糸子はかつて、自分も正典に何通も手紙を書いたことを思い出す・・・。「私一人でとても不安です。一度だけ、ほんの少しでいいから会いに来て下さい」(糸子の文面)切ない恋文を何通もしたためる糸子ちゃんのシーンは、とても切なくて・・・母が倒れ、借金取りの電話に苦しむ彼女の心は、まさに冬。「ええ塗り箸作って、糸子さん迎えにいく」(正典)父に結婚を認めてもらうため、立派な箸を作るまでは自分を抑え、手紙をあえて読まないことにしてしまう正典くん。糸子ちゃんの手紙は戸棚に山積み・・・その手紙を持ってくる色町の男若かりし小次郎さん役は、そのまま京本さんが演じておられました。17歳!いくらなんでもふけす・・・ごほごほ、いえ、面立ちのとても白い美少年でした(笑)。結婚指輪春。父に結婚を認めてもらうための箸をついに完成させた正典は、自分への戒めを解き、糸子の手紙を初めて読む。その内容に血相を変え、「きのや」に飛んで行った彼は、修行を止めて糸子と結婚することを決意する・・・。冷たくかじかんだ糸子ちゃんの手を、息を吹きかけて温め、はじめて出会った時のキーアイテム、あの赤いオモチャの指輪を彼女の指にはめ、かっこいい決めセリフを決める正典くん・・・。じわりと来る、素敵なプロポーズのシーンでした。糸子ちゃんが背伸びして抱擁する様は、背が低くてノッポの伴侶がいる喜代美ちゃんと同じだ~と思い、母娘がだぶって見えました。お噺の小糸は絶望のあまり死んでしまいますが、糸子&正典の恋物語は、長女喜代美ちゃんをもうけてハッピーエンド♪そしてお話は第一回目へと続くのですね・・・(遠い目)。原点回帰で、夫婦の仲直りはうまくいきそうです・・・。しかしあの大晦日のヒロイン誕生秘話に続きがあったとは・・・(↑紅白歌合戦の五木ひろしの番にちょうど産気づいてふるさとを聞けなかった)必死で分娩室の前で「ふるさと」を歌った正典父さん、すばらしかったです!その音のはずれっぷりに、泣きながら笑ってしまいました。 今回は、草々さんの「立ち切れ線香」と落語劇、糸子母さんの回想が見事に重なりあって、面白い回でした。小糸の置屋は「紀ノ庄」といい、糸子母さんの旧姓は木野。八十通もの手紙を出す小糸に、寒い店で何通もの手紙をしたためる糸子。手紙を読めない若旦那に、自分を律して手紙を見ない正典くん・・・それに置屋のお母さん役を演じられていたのは、糸子の母鳩子さん・・・とことん落語と一体化したドラマを、とても楽しむことができました♪ 草々さんは一時間かけて高座を終えましたが(図らずもだいぶ長く時間をかけてくれたようです)、五木ひろしはまだ現れず・・・。間に合わない・・・のかな?T0T ついに明日はA子ちゃんが・・・!? ☆☆☆☆☆ ちりとてちん第96回 手紙 ☆☆☆☆☆
2008年01月25日
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夏に食べるとおいしいところてん。二十歳の頃の糸子ちゃんと正典くんも、正太郎さんのお箸でラブラブして食べてましたが・・・うちとこの地方では、酢醤油で食べるのが主流です。海草から作ったところてん自体、かなり磯臭くて癖があり、家長は「海のニオイがする~~~」といってあんまり食べません。うちも好きですごく食べるというわけではなかったのですが・・・。ところが夏に大阪へ帰省した時、家長がところてんをつるつるずぼぼぼとおいしげに食べている姿を見てびっくり。自分も食べてみて、目からウロコ。タレは黒蜜、ところてんも磯臭くない!見た目も名前も同じなのに、全然味が違う~!というわけで、すっかり甘いところてんが好きになった次第です。東北と大阪では、ほんとうに食べ物が違います・・・。 もし家長に出会わなかったら、黒蜜ところてんを味わう事はなかったかも~。そういえばうちも、二十歳の頃に家長と出会ったっけ・・・・ ドラマを見ながら、ひそかに己のなれそめを思い出したクッチーです・・・ 今日のちりとてちん。 「糸子さんはもう十分べ・・・べっぴんです、けど・・・」(リーゼント正典) いよいよ始まる夫婦落語会。しかし始まる直前、思わぬ電話がかかってきます・・・。開演を待つ正典父さんと糸子母さんは、二人が出会ったころを思い出します・・・。準備「いままでのどんな高座より今日の高座は大事や思うねん」(喜代美)のっけから若狭が見事天災を演じ終わり、スモークがかかり、五木ひろし登場!驚き感心する同級生ら、得意げに頷く喜代美、もりあがる落語会!・・・・・と思いきや、それはいつもの喜代美ちゃんの妄想でした~。落語会はまだまだこれからです・・・・「やっと聴けるなぁ、B子の落語」(順子)感慨深げな順子ちゃんは、何か言いたげだったけれど、やっぱり正平君のことかな・・・。彼女の体を気遣ってちゃんと椅子を用意してる喜代美ちゃん、おめでたを祝福する同級生たち。新しい命の誕生を待ちわびる幸せな雰囲気が、うわ~っと広がっていた、春の和田家の居間でした。春夏秋冬家に戻った糸子と正典は、ばつが悪くて目を合わせられない。落語会の席も離れて座ってしまう。そんな二人は自分たちの出会った頃の事を思い出す。それは桜散る春のこと。ひなびた雑貨屋「きのや」の戸口をガラッと開けた若き正典は、看板娘の糸子と運命的な出会いをするのだった・・・「女の子は親父の箸を持った方がええよう手になじんでべっぴんがあがる」(正典)出会ったばかりの二人を春、夏、秋、冬、と季節ごとに描いた、情緒豊かな回想シーンでした。舞台は一貫して雑貨屋「きのや」。舞い散る桜、ところてん、落ち葉、しゅかしゅか湯気出すやかん・・・と、小物でうまく季節感を表現していました。 「翼をください」の英語バージョンの歌「I WOULD GIVE YOU ANYTHING」が BGMで流れ、とても透明感があって美しかったです。 二十歳の糸子ちゃんは髪を下ろしていて、かわいい~♪と思いましたが、正典くんは・・・リーゼントで若作り~。同い年に見えないです~(笑)塗り箸修行中で目を肥やすため、女物の小物を眺めていた正典くんを見て、てっきりカノジョにあげるものを探してると勘違いし、赤いガラスの指輪をしつこく勧める雑貨屋の娘、糸子ちゃん。そしてすぐに二人は思いあう仲に・・・。 「いっこも四角に伸ばされへんのやさけ。四角があんな形やったら、ハガキ書きにくうてしゃあないわ」(鳩子)そば打ち覚えたての糸子ちゃんを茶化す母のセリフは、糸子母さんが喜代美ちゃんにそば打ちを教えた時に言ってたセリフと同じもの。母から娘へ、そば打ちと一緒に、かける言葉もそっくり受け継がれているんですね^^;。糸子ちゃんのお母さんが倒れた時に、お店に並べられていた正太郎おジイちゃんのお箸が、一緒にばらばらと床に落ちる場面があって・・・このあと正典くんが修行を投げ出して結婚して、和田親子が不和になって・・・という流れを暗示しているように見えてしまいました。 引き延ばせ!落語会開演直前、喜代美は五木ひろしからの電話を受け取る。車の渋滞に巻き込まれ、間に合わないかも、という五木。「私が行くまで、高座を引き伸ばしておいてくださいね」(五木)え~~~~~!いや、あまりに五木さんがでてきてありえないぐらいうまく行き過ぎてるからきっとそういうオチになるだろうとは思っていましたが・・・さらには草々さんがもう高座を始めてしまい、喜代美ちゃん、パニック!時間調整、という難題を抱えることになり、期せずして落語家としての実力を問われることになってしまいました。 さてどんな風に高座をひきのばすのでしょう・・・ 糸子母さんたちの回想の続きも、気になります。 糸子ちゃん、新聞配達するのかな・・・ ☆☆☆☆☆ ちりとてちん第95回 二十歳の頃 ☆☆☆☆☆
2008年01月24日
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日時計、水時計、砂時計、時間を計るものは昔からたくさんありました。ドラマに出てきた線香時計のように、面白いものもあるようです。お線香の長さにもよりますが、一本で大体45分のものが、時間を計るのに使われていたようです。あんがい正確に時間を計っていたようで、びっくり。今は家のいたるところに時計がありますね。うちにも普通のアナログ時計の他、ビデオデッキやお釜などタイマーつきの電化製品のデジタル時計、それになぜか砂時計がひとつ。この砂時計は長男コタロウのお気に入りです。カップラーメンを食べる時にはこれがないとダメ!とまでいう愛用ぶり(笑)かっきり3分のなので、ベンリなアイテムではあります~でもなにより一番正確なのは・・・「おなかすいた~~~母さんメシ~~~」正確に3時間おきに鳴り出す、家長の腹時計だと思うクッチーです・・・。 今日のちりとてちん。「追いかけたら追いかけるほど父の背中が小さく遠くなっていくような気がする。それでも、追いかけずにはおれんのです。」(正典)着々と夫婦落語会の準備をする喜代美ちゃんたち。さすが正平くん、糸子母さんを誘うことに成功です。立ち切れ線香「そうだ、まだあなたの名前を伺っていませんでした」(五木)「和田喜代美です。もうすぐ、青木喜代美になります」(喜代美)五木ひろしが落語会で歌ってくれることになり、俄然気合が入る喜代美たち。草々は己の演目「立ち切れ線香」をさっそく稽古し始める。立ち切れ線香はしんみり純愛のお噺です。今回の劇中劇では糸子母さんが17歳の芸妓小糸役、正典父さんが小糸のもとへ通っていた若旦那を演じていました。糸子母さんの糸子の名は、どうもこのお噺からとられたようです。立ち切れ線香:糸町通いが過ぎて大旦那に百日も蔵に入れられた若旦那、ようやく小糸に会いに来てみれば彼女は捨てられたと絶望し死んでしまっていた・・・その位牌の前で、小糸の三味線がひとりでに鳴り出すも、途中で途切れてしまう。この演目のオチは「お仏壇の線香がちょうど立ち切りました。」なのですが、うちも正平君のように一瞬、???となってしまった口。かつて色町ではお線香を時計代わりに使っていて、一本いくら、という感じにお勘定をとっていたのだそうです。「だんだん落語がやりにくくなっていくわな」(草原)落語がとっつきにくい、と思われがちなのは、昔は庶民的で誰もが知っていた慣習や風俗がほとんど忘れ去られているから・・。新しいものがどんどん出てきて伝統が失われていくのは、どうにも止められない流れですよね・・・そんな中で落語を後世に伝えようとしている喜代美ちゃんたち。伝統を伝えていくことは、あらためて大変なことだな、と感じました。 それでいいのか正平くん娘の言葉をマッタク信じない糸子も、しっかり者の正平に言われついに五木ひろしが家に来たことを信じ、落語会に行くことにする。さらに正平は、母に留学のことはきっぱりあきらめたと告げる・・・正平くんそれでいいの?なんだか悟りすぎているなぁ。「身の丈に合うた選択をしとるだけや」と糸子母さん、子供に諭されています・・・。なんだか正平くん、本心を隠して片意地張っていた順子ちゃんと同類のような。諦めが良すぎる分、かえってなんとかしてやりたくなるのが親心。糸子母さんが、このまま正平君に甘えるとは思えないのですが・・・ お囃子特訓!喜代美はお囃子で奏でる地唄の雪を大特訓!「そのヘタクソな歌はおまえの仕返しか!」(草々) 草々さんのアドリブなセリフ的文句がとてもナイスでした~(笑)正平くんが「たち切れ線香」のオチの意味を聞いている時に横でそうよそうよと大きくうなずく喜代美ちゃんは、なんだかすごくかわいらしかったし。年季の明けた落語家のはしくれですものね。当然、これまですごく勉強していますよね。お囃子もきっとなんとかなるはず・・・^^;がんばれ~ 父を追う者落語会準備に張り切る若夫婦とは裏腹に、小浜に来てダレダレの小草若だったが、「ちゃかすなボケ!」(四草)いつになく真顔の四草に怒鳴られる。「ちょっとは草若の息子の自覚持ったらどうなんですか!このままだったら草若の名前まで取られてしまいますよ!」(四草)愕然とする小草若は、正典の工房で、名人正太郎の作った箸を見せてもらう・・・芸人として売れなくなったり、恋破れたり、年末からずっと不幸な境遇の小草若ちゃん。ずっと甘えていた四草くんに、ついに皮肉ではなく真摯な言葉を吐かれました。(ああコワかった)ただひたむきに父の背中を追って、一生懸命精進し続ける正典父さん。そんな父さんと同じく、偉大な父を持つ小草若ちゃん、いよいよ大事な正念場を迎えたようです。小草若ちゃんなりの不器用な挨拶や、ちゃんと指輪をはずして名品を手に取る様が、とても印象に残りました。草々さんや父へのコンプレックスから、わざとふざけた態度をとっちゃう彼も、もう逃げるのを止めなければならないと悟り・・・「ただのアホ」から「一生懸命なアホ」になる時が、ついに来たようです。大阪に帰ったその後の彼がどうなるのか、注目したいです。 さあいよいよ落語会~☆☆☆☆☆ ちりとてちん第94回 父を追う者 ☆☆☆☆☆
2008年01月23日
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デパートに勤めていた時。かつての恩師がお客さんとしてやってきました。教え子だとは気づかなかったようですが、こちらは内心、もうドギマギ。走馬灯のように浮かぶのは、「この猿ども!」(←女子校なんだけど~)と呼ばれ続け、怒られっぱなしの叱られっぱなしのお説教三昧な日々。キャーキャーウルサくて、反抗的で、心配ばかりかけていたなぁ・・・。「これをください」と差し出された商品を受け取る手はガクガク、悪いことをした子供のように内心はヒヤヒヤ。レジうち三回打ちなおし・・・と言う感じでお会計、商品をぎこちなく包んで、ようやく「ありがとうございました」を言えた時には、なんともいえない開放感が・・・。しかしこんなにドキドキするなんて。まだまだ社会人として、己の未熟さを感じた当時のクッチーです。 今日のちりとてちん。「天狗座の何百人のお客さんより、昔の同級生3人の方が緊張するんです」(喜代美)夫婦落語会をやることになった喜代美ちゃん、冴えなかった自分を知る人々の前で落語をやることに、怖気づいてしまいます・・・同級生喜代美は夫婦落語会の演目を「天災」に決める。ところが、ふるさとでの落語会ということで自分が主役としてトリを努めることになり、にわかにプレッシャーを感じてしまう。結局照明係で終わってしまった忌まわしき過去、三味線ライブの思い出が走馬灯のように・・・そこへかつての同級生三人が、そろって訪ねてくる。昔、三味線ライブに出演した三人の女子高生は、今や化粧もバッチリ、きれいな今どきのオネエさん。別人のように華やいでいました。テレビで姿を見たとサインを求めたり、草々さんを見て結婚したの~と騒いだり。しっかり芸能人扱いされる喜代美ちゃんですが、過去の自分を知る人と会うのは、ばつが悪くてカチンコチン。「自意識過剰のアホでございます」(ナレ)うん、まったくの考えすぎなのだけど、過去の自分を知っている人に会うと、一緒に辛い思い出もよみがえってしまいますものね。ぎこちなくなっちゃう気持ち、よく解ります・・・ 焼き鯖修行中!婿入りが決まった友春は、幸助に怒られながら魚屋食堂で鯖焼き修行中。「幸助さん、ケンカ止めとる時より活き活きしてるわ^^」(糸子)友春くんの焼き鯖職人姿は、ピンクのTシャツ。胸にすばらしいロゴが・・・!焼き鯖の道は一日にして成らず!素晴らしい・・・徒然兄弟3人が食堂に乱入、友春くんの焼いた黒こげ鯖をごちそうに。かつての恋のライバルを、イソギンチャク小草若ちゃんが大応援♪深い友情が芽生えた友春&小草若、いつまでも抱き合ってる~。長いよ~(笑)「アホはアホ同士ですよ」(四草)四草の毒舌は今日もとどまることを知らず。「こんなとこで育ったら伸び伸び育ったら明るく元気な子に」(草原)「ならないでしょ、くよくよ暗い陰気な子に育ってるでしょ」(四草)まさにその描写の通り、喜代美ちゃんは昔のB子に戻ったようになっていて・・・・ 過去を乗り越えよう!五木さん再び。「(自分の過去を)乗り越えた時が、ほんまに自分が変わる時。なりたいものになれる時や」(奈津子)自分の経験から、奈津子は怖気づく喜代美を励ます。しかし喜代美はトリに加え、草々の決めた落語の演目、「立ち切れ線香」のお囃子もすることに。「これこそ正真正銘の夫婦落語や」(草原)ダブルの重圧からさらに不安になってしまうが、そこに救いの手が・・・。「じゃあ、私がお母さんのために一曲歌ってあげましょう」(五木)箸の代金を払いに、五木ひろしが再訪!奈津子さん、学生の頃はメガネっ子?彼女もまさに脇役のB子だったというわけで・・・。ふるさとでも昔の自分に戻らないかどうか。ちゃんと落語ができるのか・・・三味線ライブの時のように失敗するのでは、と糸子母さんを誘うことすらコワくなってしまった喜代美ちゃん。たとえなりたい職業になれても、過去の事を引きずっているうちは、まだまだほんとの変身ではないのですね・・・。その不安を聞いて、他人事でないと一肌脱いでくれるとは、ひろしさん、いい人過ぎです~(笑)「お母さんが来ることになれば、しり込みしていられなくなる。何が何でもがんばろうという気になるでしょう」(五木)喜代美ちゃんとしては、頼もしくて尊敬する草々さんにトリを飾ってもらって、リードしてもらいたいという気持ちもどこかにあったのかも。草々さんのことを嬉しげに話す口調が印象的でしたから・・・。でも、さらなる成長のためには、自分を追い込まねばならない時もありますよね。がんばって~ ひろしさんが歌ってくれる曲は、もちろん「ふるさと」。最強の助っ人を得て、落語会、すごいことになりそうです~ 黒こげでも鯖は旨し~ ☆☆☆☆☆ ちりとてちん第93回 同級生 ☆☆☆☆☆
2008年01月22日
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ペアルックってかわいいですね。でも夫婦で着るのは、ちょと恥ずかしい年頃。家長は多分頼まれても絶対着ないだろうなぁ。そういえば結婚した時には、友人知人から気を使っていただいて、いろいろなペアの贈り物をいただきました。パジャマ、お茶碗、お湯のみ・・・・。お茶碗もお湯のみも、女物の方がひと周り小さいのですぐそれと分かります。色もピンク系と青系に分かれているものが多いですし。でも奥さんの方のはほんとに小さいので、いつしか・・・・旦那さん用のお湯のみでお茶を飲むようになってしまいました(笑)。九谷焼の銀彩の青い色が、とてもキレイでお気に入りです。家長は今は、もともとあった、さらにどでかいお湯のみを使っています。お酒は飲めないのですが、お茶はがばがば飲む夫婦。紅茶や緑茶をいつも大量に買い込んでいるクッチーです。今日のちりとてちん。「なんなんやろか。草々兄さんと私にとっての落語みたいな、お父ちゃんとお母ちゃんにとっての、かけがえのないもんて」(喜代美)演歌の大御所五木ひろし(本人)の助言を受け、草々&喜代美夫婦による、糸子&正典夫婦の仲直り大作戦開始!です。ありがとう、ひろし!「簡単ですよ。愛を、愛し合う気持ちを思い出させてあげればいいんですよ。」(五木)両親のケンカで困っている喜代美たちに、五木ひろしが助言をくれる。「あなた方が仲良く円満であることを見せてあげれば、きっと帰って来ますよ」(五木)そういわれ、草々さんの腕をギュギュっ!と抱きしめる喜代美ちゃん、かわいらしい~。正典父さんのお箸を買い求めるも、うっかり財布を持ってなくて、持ち合わせが60円しかなかった五木さん・・・そのお金を支払いに、今週の間に今一度、登場してくれるのでしょうか。さすがの職人技のお箸は、一万三千円也。う~ん、それはどんなにがんばっても、普通ではバンバン売れるものではないですね・・・ ペアルック「ほんまにこんなんで仲直りするんか?」(嫌そうな草々)「お母ちゃんのセンスからいってそのはずです」(楽しんでる喜代美)依然として家に戻らず、魚屋食堂に居候する糸子のもとに、さっそく喜代美と草々がペアルックで参上!夫婦二人で仲睦まじい所を見せようとするが・・・家に電話をかけようとする糸子母さん、意地を張ってますが家のことが気になって仕方ない様子です。喜代美ちゃんたちのペアルック、いいですね(笑)草々さんがなんともかわゆく見えました。でも母の前でのベタベタ作戦は、焼き鯖ジュッであえなく失敗。(草々さんにあ~~んと食べさせようとして、焼きたて鯖を口に押し付けちゃった)ジュッの音が大きく入れられていて、笑ってしまいました。 見つけた~♪これ着てました~ (メリーボンボンなキャラみたい~) そしてカレーが尽きた・・・喜代美たちが家に戻ってみると、徒然亭の兄弟たちがみな和田家に集合していた。彼らを加えた和田家9人は、糸子が作り置きしていったカレーを食べ、近況を報告しあう・・・「なにそのカッコ。・・・・・仲睦まじいことですなぁ^^」(草原)ペアルックのお陰で、兄弟たちに一瞬にして仲直りしたことが分かるのがいいです。草原兄さん、小草若、四草の順にみなさん和田家に押しかけ登場♪四草くんは今回は喜代美ちゃんたちが別れるか否かで小草若ちゃんと越前そばを賭けてたようです。あいかわらずですね^^;案の定、若狭のテレビの仕事は草若師匠の意向もあって、すべてなくなってしまいました。(兄弟たちも確信犯?)今は落語一本に打ち込んだ方が、落語家としても、新婚夫婦にとっても良いと、師匠は判断したのでしょうね。それにしても糸子母さんは、一体どんだけカレーを作っていたんでしょう・・・。(あれはお母さんの作り置きですよね。二人で一週間分ぐらい冷凍保存かなぁ。)今日は総勢9人で食べてましたが、ついにそのカレーも底をつき。そして正平君は、母の書き置きのウラにあった「UNIVERSITY」の文字を見て、瞬時に自分の学費捻出のために、母が秀臣さんとの合併を切り出したと悟り・・・母の思いを知って夢を捨てるかどうか、悩むことに・・・ 落語会、しよう! 「小浜で、二人で仲よう夫婦落語会やってるところ見てもらうんや。」(草々)草々は喜代美に小手先の芝居などではなく、夫婦で落語会を開こうともちかける。一生懸命夫婦二人でやっているところを見せれば、両親も仲直りするのではないかというのだ。「落語はおまえにとっても俺にとってもかけがえのないもんや。大事に育てていこういう気持ち、未来へ伝えていこういう気持ち、これが共有できてる限りはずっと一緒や。お前と俺は落語で結ばれてんねん」(草々)大好きな落語の事になると、俄然かっこよく饒舌になる草々さん。落語会を開くことを賛成されて、よっしゃぁ!と気合を入れる様が、ほんとに嬉しそうで少年のようでした。喜代美ちゃんと草々さん夫婦を結びつけているのは落語。そんな風に、正典父さんと糸子母さん二人を繋いでいるものは一体なんなのでしょう? それさえ分かったら仲直りさせられるんやないかと思いました(ナレ) 二人の間の絆、それがこれから明かされることになるのですね。とすると、二人のなれそめとかが、これから出てくるのかな?糸子母さんたちの若かりし頃ってどんなだったんでしょ・・・すごく楽しみな今週です。 小草若ちゃん・・・いつのまに草々さんのペアルックを着ているの~~(爆)☆☆☆☆☆ちりとてちん第92回 ペアルック ☆☆☆☆☆ 子はタフガイ・始 ちりとてまんさん、新聞投稿掲載おめでとうございます~ asahi.comで拝見しました~
2008年01月21日
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むっちゃありえないことが起こると、人はにわかには信じられないものです。今目の前に起こっていることでさえ、これは夢なんじゃないかと思ってしまいます。あこがれの歌手が目の前にたっていたり、年末ジャンボが当たったり・・・そんな夢のような現実が訪れたらどんなに嬉しいことでしょう。でもありえないことは、いつもいいこととは限らなくて。一月の午後の昼下がり、外はぴゅうぴゅうだけど中はポカポカにしてうとうとしていたらば、ピンポーン。おお、コタロウが学校から帰宅。寝ぼけ眼で「おかえり~~~」「ただいま~~~。??うぎゃあああああ」「へ?」部屋に入るなり、声を上げたコタロウに?と思って振り返ってみれば、そこには見事にありえない光景が・・・・。ハサミで切り刻まれ、何十とゆう切れ端になった夏目漱石さん約一名の無残な姿がソファの上に・・・!!紙吹雪一歩手前やんけっ・・・・・・・うがああああいつの間に~~~。←銀行で交換不可能な領域犯人は、あやつしかいない・・・「チサゴンっ!!」「うにゃ?」当の犯人はすでにどこ吹く風、ブロックで飛行機を作成中・・・。その夏目さんは、チサゴンのマイ財布からわざわざ抜き出されたものでした。自分でお金としっかり認識して、嬉々として入れたものだったのに・・・わからん。ありえん。よりによってなんで切りきざむんだ~~~~!!切るんならすぐそばに、いくらでもチラシや新聞があるだろおに~~~~!!「チサゴン、きっと君は一生お金で苦労するよ・・・」我が子の所業に、しばし立ち直れなかったクッチーです・・・。夏目さんゴメンナサイ~~~今日のちりとてちん。 「俺は、おまえと一緒に人生を塗り重ねていきたい」(草々) ようやく仲直りできた草々さんと喜代美ちゃん。でも正典父さんと糸子母さんの中はまだ険悪で・・・そこへ天の助け?か、あの人が現れました!後日談「塗り箸製作所の御曹司が、ど~~~~~~~しても順子やないとあかんてぇ」(松江)「恥ずかしい・・・」(順子)「ええんや松江さんはこうでないとおもしろないわ」(糸子)前回、めでたく順子ちゃんと友春くんの結婚が決まり、安心した松江さん。相変わらずそのうわさ癖は直ることなくいつもの調子^^;正典父さんは、秀臣さんがあっさり友春くんを後継ぎするのを諦めたことを不思議に思っています。うちも、昨日の話し合いでもっと我を通すのでは?と思っていましたが、どうしてあっさり認めたんでしょうね。婿養子をとってA子ちゃんに製作所を継がせるとか?兄弟みたいに育った正典父さんが秀臣さんを敵視しているにもかかわらず心配する、という形が、二人の心が奥底では通じ合っているように感じられてよかったです。 草若亭では・・・喜代美は長いこと仕事を休んで留守にしているため草若に電話を入れる。若狭の仕事は皆で割り振ってやっていると答える師匠。「草々とは仲直りできたんか」(草若)「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・忘れてました」(喜代美)徒然亭兄弟は、若狭の仕事の穴埋めをほんまにうまくやれてるのかな^^;草原兄さんは「おいそしい~」(おいしい~)て舌噛むし、四草くんはへんにまずそうな?食べ方するし、小草若ちゃんはみんな自分の底抜け番組にしちゃうしで寝床紹介ロケが中止・・・て、若狭が帰ったら仕事が全然こなくなっているのじゃないかしら。心配です~。順ちゃん騒動のお陰で、喜代美ちゃんは夫と仲直りするという本来の目的をすっかり忘れ去っていた様子。自分のことを忘れるぐらい、深く親友のことを思っていたということかな。 その友情に厚いところを草々さんはしっかり見てくれていたようです。仲直り 工房の作業場に座る草々は、正典から聞いた言葉を思い出して語る。 そして喜代美とよい夫婦になっていこうと誓い合うのだった・・・喜代美ちゃんがかつて正太郎おジイちゃんから聞かされた言葉、「人間も箸と同じ・・・」を引いて自分の気持ちをぽつぽつと話す草々さん。「おまえがこの町で塗り重ねたもんも、ちょっとだけ見えた。 ええ友達がおる、それがわかってよかった。でも全部分かったわけやない」(草々) 喜代美ちゃんのことが全部わかったわけではないけれど、 それをもう、いちいち知ろうなどとは思わなくなった、と不器用ながら語る草々さん。 はじめはドキドキの成績発表みたいな雰囲気でしたが・・・「俺はおまえの模様になりたいし、おまえは俺の模様になってほしい。」(草々) 腹立つことも、しんどいことも、いつの日かきっとキレイな夫婦の模様になる、と語る様は、でも立ち位置からしてまるで、正太郎おじいちゃんや正典父さんの職人魂が乗り移ったように見えました。小浜でずっと箸作りの手伝いをし、一連の騒動を経験するうちに、過去を掘り返すよりも、今二人で新しいものを積み重ねていこう、というすごく前向きな考えになったようで、ほんとうによかったです。小次郎さんたちが乱入してきて、握り合った手をあわてて離す様がすごく可愛らしかったです(笑)惜しむらくは昨日の今日で、順子ちゃんの感動的なお話の後なので、後日談のオマケみたいな流れになってしまったこと。でも、すごくいいシーンでした。 五木ひろし!「このままお姉ちゃんのゴハンが続くのはきついで」(正平)いまだ続く、もう一組の夫婦げんか。糸子はいまだに魚屋食堂にいた。どちらも一歩も引かない態度に、喜代美はもし糸子が大好きな五木ひろしが、貸切コンサートなどをひらいてくれたら・・・と夢見る。 すると本当に歌手五木ひろしその人が現れて・・・・?!「いかにも、五木ひろしです」(五木)待ってましたの本人登場です~~(笑) 「仲直りするには演出が要る。」(小次郎)・・・長年の夫婦の仲を修復するのは、新婚夫婦のようにはいかないのですね。 それでいろいろイベントを考える和田家の面々なのですが, まさか本物が登場するとは、みなさん、そらびっくり仰天ですね^^;。しかし五木ひろしに嫉妬?してる正典父さんの態度の豹変ぶりもさることながら、(自分の箸を褒められたしね・・・)、彼の顔をまったく知らなかった草々さん・・・「これが五木ひろしか」はありえない~~~(笑)五木さんも4年前の一瞬の邂逅を気にかけていて、再び会いにきてくれたなんて・・・すごくありえない~~~(笑)でも、なんてすごくいい方なの♪驚きながらも魚屋食堂に電話するけれど、てんで信用しない糸子母さん。ああ、また憧れの人には会えないのかな・・・。「いい方法がありますよ 」(五木)「古典的」(草々)にこぶしで手を打って、さて何を提案するのか五木さん! がぜん盛り上がって、お話は来週へ! 来週は仲直り大作戦~~~ ☆☆☆☆☆ちりとてちん第91回 五木ひろしです ☆☆☆☆☆人の塗り見て我がふり直せ・了
2008年01月19日
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今は四人に一人ができちゃった婚の時代。シングルマザーになる人も珍しくないです。一口にできちゃった婚といっても、全然将来のことを考えずに勢いで・・・という人もいれば、長年つきあってきて結婚へのふんぎりがついた、という人とか、望まない相手だったのになんで・・・とか・・・本当にいろいろで・・・。でもどんな形にせよ、赤ちゃんは授かりもの。人間は生き物なのでいつかは必ず死んでしまいます。でも自分を半分受け継いだ子供を生んで、はぐくむことができます。命を作ることができるなんて、すごいことです!うちは子供が何年もできずに周りをやきもきさせて、ようやく授かったので、できた時はとても嬉しかったです・・・。子供は、家や世間体、社会・・・そんなものよりも、はるかに大事な宝だと思います。また、生んだ親たちだけのものでもないな、とも思います。いろんな人がかかわって、支えられて、守られて・・・たくさんの人の手がかかって、ようやく一人前になれるから。子供を生んだお陰でいろいろな人に助けてもらい、また、いろんなことを知ることができました。たくさんの人に感謝したいクッチーです。今日のちりとてちん。「けんかすな・・・・仲よう、暮らせ」(幸助)和田家の居間で繰り広げられた話し合い。順子ちゃんの本当の気持ちがついにあふれ出てきたところで、泣いてしまいました。順ちゃん、友春くん、よかったね。幸せになってね。 全員集合!糸子の号令のもと、和田家の居間に順子と友春の関係者が全員集合。秀臣は「二人で塗りばし工場を継いでほしい」と主張するが、友春は魚屋食堂を継ぐ、と言ってきかない。正典が塗り箸製作所の経営不振を慮って、友春は父の後を継ぐべきでは?と意見するが・・・正平君はどこまで達観している子なんでしょうね^^;順子ちゃんの妊娠もうすうす感づいていたとは。松江さんが人の噂におびえる様は、ほんとにリアルな説明付きでした^^;居間に集まった面々は、糸子さんの主導のもと、自分の思いをぶつけ合いました。塗り箸製作所に嫁いで来て欲しいという秀臣氏、製作所を継ぐことに疑問を抱き、順子ちゃんと本当に結婚したいから魚屋を継ぎたいという友春くん、焼き鯖をなめるな!と怒り心頭の幸助さん。そしてかつての正太郎おジイちゃんと自分の関係を思い出したのか、父が大変な時に見捨てるのはどうか?と秀臣氏を心配する正典父さん。そんな厳しい場の中で「子供をおろす」、という言葉をだれ一人発する人が(みんな人情厚くて、そんな厳しいことをいえる人はこのドラマには土台いないんだけど)いなくてよかったです・・・。 順ちゃんの仮面「順子ちゃんはどねいしたいん、それが一番大事なんちゃうけ?」(糸子)本人の思いこそ、と糸子は順子にどうしたいか尋ねる。しかし順子は一人で子供を生んで育てる、と言ってしまう。「順ちゃん、なんでそんな嘘つくねん。」「結婚して一緒に子供育てたいて、順ちゃんは、そうおもっとる!」(喜代美)いたたまれずに順子の本心を代弁した喜代美の言葉に動かされ、順子はついに自分の本心をあふれさせる・・・。「そやかて、あたし・・・こわいんや!」(順子)順子ちゃんは、ずっと片意地張ってがんばっていたのですね。「何があっても天災やと思って、あきらめる」・・・は、順ちゃんのポリシー。でもそう思うだけでは済まない事が起きて、しかもそれは自分の手で起こしたことで。善良で真面目な順ちゃんの罪悪感が、自分を押しつぶしそうになっているのを、必死に耐えていたんですね・・・。そんな必死な思いがバッとあふれでた瞬間の、「こわいんや!」に深く胸を突かれました。目の前に立ちはだかる壁から逃げ出したい。人間だれしもそう思うものです・・・。どんなに大人びていても、完璧に見えても、あんまり感動しなくても、順子ちゃんもやっぱり人情厚くて、もろくて、そしてけなげで。とっても愛すべき人間なのだな、と思いました。人生の真ん中を「できちゃった結婚いうのやめなれ。そんなつもりなかったのに仕方なしに生むゆうような言い方しなんな。お腹の子がかわいそうや」(糸子)優しく順子ちゃんをたしなめる糸子母さん。まだ世間一般では否定的なイメージが強い、できちゃった結婚。そしてその罪悪感から、自分を罰するみたいに日陰者みたいな人生を選ぼうとしていた順子ちゃんに、胸張って幸せになっていいんだよ!と強い励ましが・・・。「順ちゃん、ドーンと自分の人生歩いてって。一生懸命なアホに、順ちゃんもなってよ。一番好きな人と幸せになってよ」(喜代美)今までの感謝を込めて、自分が親友から貰った言葉を返して励ます喜代美ちゃん・・・。落語家になれたのも、草々さんと出会えて幸せになれたのも、順ちゃんのおかげ・・・。 そう喜代美ちゃんが語っている間にも、周囲の皆が鼻をすすり、涙する音が。うちもじわりともらい泣きでした。かつて喜代美ちゃんを励ましてきた順ちゃんが、以前自分が言ったのと同じ言葉で励まされ、自分に正直になれて本当によかったです。 「わたし、友春さんと、子供と、一緒に魚屋食堂を継ぎたい」(順子) 秀臣さんも正典さんも、順ちゃんの本当の思いにほだされ、友春くんが魚屋食堂を継ぐことを認めてくれました。きっと二人はいい夫婦になれますよね。15分間、たった1シーンで一度も場面が変わらず、ぐっと来るセリフの多かった、 そしてうれし涙で締めくくられた、とても濃密で感動的な回でした。 家長も眼鏡とって目を拭ってたよ・・・☆☆☆☆☆ ちりとてちん第90回 人生の真ん中を ☆☆☆☆☆
2008年01月18日
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 今日は阪神大震災があった日・・・もう13年もたつのですね。あの痛ましい災害が風化しませんように・・・☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 人が異性を好きになる理由はいろいろですね。順子ちゃんのようにどうしようもなくたよりない人だけどその一生懸命さに惹かれたり、反対に友春くんのように自分を励ましてくれる人の優しさにほだされたり。好みもいろいろ・・・すごく年上だったり、年下だったり、もしかしたら異性じゃなくて同性かもしれなかったり。うちの場合は・・・・家長はひと回り年上で、憧れの分野で活躍する人でした。第一印象は最悪で、一目ぼれとは程遠く、まさか結婚するとはその時思いもよらず。しかし一生懸命仕事に打ち込む姿に感心したのが、運のつき?いつのまにかお付き合いすることになり、一年足らずで結婚、家長の住むアパートに、そのまま二人で住むことになりました。しかし・・・家長は怪獣映画好きで、オーディオマニア。はじめてアパートを訪れた時、六畳間の寝室で見たものは、壁一面を占領するどでかい百インチスクリーン。びっくり仰天。口をあんぐり。 この時ほーむしあたーという言葉を初めて知ったのですが、いざ引越す段になってまずいことが・・・・スクリーンが邪魔で、タンスが・・・嫁入りタンスがお、置けないやん!(笑)仕方なく四畳半の居間にグイグイでっかいタンスを押し込んで、コタツの背もたれにしたクッチーです・・・。 今日のちりとてちん。「一生懸命生きとるもんほど愛おしいものはない」(順子) 友春から自分の娘に子供ができたと聞いて、順子ちゃんの両親は大ショック。家にいづらくなった順子ちゃんは和田家に身を寄せます・・・ 順子ー!!「おまえみたいなアホに大事な一人娘傷ものにされて、責任のとりようあるかい!」(幸助)友春と順子との間に子供ができたことを知って驚愕、呆然とする幸助と松江。順子は友春とともに両親にあやまるが、魚屋を継ぐから結婚はできない、別れる、と断じ、友春を店から思い出してしまう。いきなり結婚させてくださいの友春くんは、なんの打算も逡巡もなく、ストレートで一生懸命。「順子・・・・・お父ちゃんもお母ちゃんもおまえに限ってと思うとった」(幸助)自慢の娘がしたことに、落胆を隠せない幸助さん、ショックのあまり一言も言葉を出せずただ泣き崩れる松江さん・・・ つらい修羅場でした。ぴんと張り詰めた厳しい場を、必死に糸子母さんが和らげようとしていたのに救われました。想いあっての仲なのだから、頭ごなしに友春くんを否定しなくとも・・・と思いましたが、すごくショックを受けるぐらい、順子ちゃんの両親の彼に対する評価はゼロどころかマイナスだったのかな・・・。糸子さんの言うとおり、友春くん、いい子だと思うのだけど・・・。 好きになった理由両親の様子にいたたまれず、順子は喜代美の家に身を寄せる。そこで順子は喜代美に友春が好きになったわけを話すのだった。虹を見た時も外国の町並みにもなぜか既視感があって、なにを見ても感動できなかった順子ちゃんが唯一感動したものは、喜代美ちゃんの花嫁姿。「いつも脇役やったB子がこんなきれいな花嫁さんになったんやな、て。」(順子) なんだか親目線が入っているような気が。はじめて友春くんに抱きつかれて感じた人のぬくもりが暖かかったと、ほんとに幸せそうに彼のことを話す順子ちゃん。 「友春さんて、アホやアホや思ってたけど、やっぱりアホや。アホやけど、一生懸命生きとる」(順子)一生懸命生きている面白おかしい人間に惹かれる、と告白。アホボン友春くんのことを言っているのだけど、これはそのまま長年の親友、「アホの喜六」たる喜代美ちゃんにもあてはまる言葉です。ずっと変わらぬ深い友情で相談に乗ったり、支えてきたりしたのは、喜代美ちゃんの最大の魅力である、必死だけど面白おかしくなってしまう部分をこよなく愛していたのかも。そんな喜代美ちゃんと共通点をもつ友春くんは、順ちゃんにとっては理想の相手なのかもしれません。 友春の覚悟家に戻った友春は、父の秀臣に順子が自分の子を妊娠したことを告げる。若狭塗り箸製作所を継がず、順子と結婚して魚屋を継ぐ・・・そう本気で話す彼に、秀臣は激怒する。 「これ以上、おまえにがっかりさせられるとは思わなかった」(秀臣)終業時間の後、工場で一人こつこつと塗り箸を研いでいる秀臣氏。その姿になんだか正典父さんと同じ職人気質がにじんでいるような・・・。自分の後を継いで欲しいという思い、それを裏切られた思い。秀臣氏は、かつて正太郎おジイちゃんが味わったのと同じ思いを体験してしまいました。製作所も経営不振で危なそうだし、心配です。 順ちゃん・・・順ちゃん・・・順子に何かしてあげたいが、何も思いつけない喜代美。草々も彼女の気持ちに寄り添う。そんな二人の所へ、糸子が帰宅。「喜代美、集合かけなれ」(糸子)思いは強いのだけれど、具体的なことは何にも思いつけないのが我らがヒロイン。口出さん方がええんやろ、とプンプンしていた草々さんも、友人を思って困り果てた姿の喜代美ちゃんにふっと心を動かされ・・・・。「ほんまやな。どねしたらええねやろな・・・」(草々)喜代美ちゃん同様不器用な草々さんも、やっぱり何か良い案を思いつくことはできないけれど・・・二人で土間にしゃがみこむシーンは同じことを思う互いの心が一瞬通じ合ったようで嬉しかったです。 明日は和田家で小浜組全員集合?☆☆☆☆☆ ちりとてちん 第89回 好きになった理由 ☆☆☆☆☆
2008年01月17日
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うちの実家の祖母は商売が大好きでした。戦後、祖父の洋裁店の売れ行きが悪くなるや、即刻店を畳ませて食堂にリニューアル。ジイチャンは手伝いで、店主はバアチャンという女主人の食堂では、おふくろの味が売り。ラーメンやカツ丼を手際よく作っては、昼から夜にかけて、サラリーマンに出してました。デパートの隣にあったので、休日は大賑わい。うちの母もおばさんも助っ人に駆り出されました。お店の目玉メニューは焼きサンマ定食。大根おろしをたっぷりつけて出します。ある時、とある親子連れのお客さんがこの定食を食べた後、お皿を下げにきた母が、サンマが頭も尻尾も背骨も、なに一つ残らずそっくりなくなっていたのでびっくり仰天。一体どうやって全部食べたのだろうとこの話は我が家での後々までの語り草に・・・。いつも親族が集まる和気あいあいのお店でしたが、父をふくめ息子たちは誰も継ぐ気がなかったらしく、バアチャンの引退とともにお店はなくなりました・・・バアチャンが築いたお店とその味は、バアチャンとともに・・・誰かが受け継げばよかったのかなぁ・・・もったいないなぁ・・・と思うクッチーです。 今日のちりとてちん。 「どげんしよう・・・・」(順子)完全無敵なアドバイザーだった順子ちゃんから、このセリフを聞くことになるとは。親友のためになにかできるといいのですが、喜代美ちゃんは気の利いたことをなにもいえず。事態は混乱の方向へ・・・ 順ちゃんの告白草々と勝山へ行く予定を取りやめた喜代美は親友順子を心配して相談に乗るが・・・「子供ができた。」(順子)衝撃の告白に仰天し、気の利いたことなどいえず、ただオロオロするばかり。順子は魚屋食堂を継がねばならないから、結婚はできないと言うのだった。「初めて聞く順ちゃんの『どねしよう』でした」(ナレ)ああやっぱり・・・赤ちゃんが。お腹の子の父親はA子の兄「あほぼん」友春。結婚して喜代美ちゃんが先に立ったと思ったら、順子ちゃんの方がやはり一歩リードするんですね^^;でも手放しでおめでとうとはいえない状況・・・交際は親にナイショ、しかも双方跡継ぎ同士。小さいながらも父が築き上げ、守ってきたお店を潰したくない、親の跡を継ぎたい、と切望している順子ちゃん。そういえば高校卒業後の進路を決める時も、まったく迷っていませんでした。正典父さん、草々さん、友春くんに続いて、順子ちゃんもまた自分の理想と、予期せぬ現実との板ばさみです。どうやって信じるものを受け継げばいいのか・・・という、ちりとてちんの根本的なテーマを背負う人がここにも・・・。「ありがとう、聞いてくれて。ごめんな、夫婦で出かけるとこやったのに。早めに埋め合わせしなあかんで」(順子)一言一言ゆっくりかみしめ、自分にもいい聞かせるように言うセリフ。その精一杯の笑顔。そして自分がしんどい状況でも、喜代美夫婦を心配するその気遣いが、泣かせます。幸せになってほしいな・・・ 爆走草々 気のきいたことを何もアドバイスできなくて落ち込む喜代美は、草々に順子の事を話してしまう。事情を知った草々は・・・「子供ができたそうや!!おまえの子や。責任取れ。ええな」(草々)草々さん勝山行きドタキャンを理解してくれてよかった・・・と思いきや、真面目まっすぐ一直線!折りよく会いにきた友春くんに、真相をずけっと告白してしまいました~!いつも直球勝負、それが良くも悪くも草々さんなのだけど・・・。順ちゃんの気持ちを尊重してあげたいのに!と喜代美ちゃんになじられプンプン。ああ、二人の、順子ちゃんへの思いは同じなのに、意見は正反対に・・・また夫婦仲がこじれてしまいました~~T▽Tでも、ドタキャンや友春への平手打ちなど、友人のためを思っての一連の行動を見て、草々さんが何かを感じてくれるといいな・・・と思うのですが。しかし「嫌いにならんといてください~~~」と慌てふためく喜代美ちゃん、ちょと気になります。草々さんが喜代美ちゃんを試しているような感じに受け取っているところがなんとも・・・。 草々さんの口下手が原因なのだろうけど、そんなに焦らなくてもいいのに・・・。 夕日の屋台「相手の女、余計に傷つけるようなこと絶対にするな!」(草々)草々の厳しい命令口調の言葉に、茫然自失とする友春。その様子を物陰で見聞きしていたのはだれあろう順子の母松江だった。しかし彼女は話の渦中の人物が自分の娘と気づかず、糸子にウワサ話として喋ってしまう・・・「あんなアホにそそのかされて、子供まで作るなんてその女の子もアホやなぁ。親の顔が見たいわ」(松江)あきれられるほどウワサ好きな雀の松江さん、ピーチクパーチクといつもの調子で・・・・TTなんだか今までウワサをばらまき放題だった松江さんに、バチがあたったような描写でした。「順子さんと、結婚させてください!」(友春)魚屋食堂に来た友春くんが頭を下げた瞬間の、すべてを悟った松江さんの表情がなんとも痛ましかったです。 屋台で鯖を売っていた順子ちゃんが眺めていた小浜の夕日が、目にしみました・・・。 秀臣さんの事業も心配です~~ ☆☆☆☆☆ ちりとてちん第88回 告白 ☆☆☆☆☆
2008年01月16日
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今日はカレーが和田家の食卓に出てましたが、家長曰く、「カレーは日本人の国民食やな。」(←カレー大好き)我が家のカレーはいたってシンプル。玉ねぎをよ~~~く炒めるぐらいで、あとは何にも隠し味を入れずに、ただただ、ルーの箱の説明通り作ります。しかも漬物嫌いの家長のおかげで福神漬けはなし(笑)子供がいるのでここ数年、ずっと超甘口カレーです。それでも長男コタロウは、辛い辛いとひいふう言って水をがぶ飲み。ニンジンもたまねぎもジャガイモも、カレールーでごまかされることなく、すべからく苦手。たとえハヤシライスにしても、やっぱり野菜だけしっかり残します^^;コタロウが幼稚園の時のお泊り保育では、園児たちが自分でカレーを作ることになり、「カレーが苦手な人はいませんか~?」と事前の説明会で先生に問われましたが・・・手を上げる親はひとりもおらず。「そうですよね、カレー嫌いな子はいないですよね、ダイジョブですよね~~~」(会場:笑)い、いや先生、うちの子は・・・実は苦手ですぅ~(←心の叫び)ほんとは手を上げたかった、勇気なしなしのクッチーです・・・。やっぱり野菜を残して、一皿ようやく食べたらしい・・・ 今日のちりとてちん。 「どんなに苦い思い出だって、あたしが生きてきた道には変わりないんやで」(喜代美) ふるさと小浜に来た喜代美ちゃん。なんとか草々さんと仲直りしようとがんばります! 帰らない理由「これ、大阪に帰って一緒に出しに行きましょう!」(喜代美)小浜の実家で草々に平あやまりの喜代美は、かばんから婚姻届を出してすがる。しかし草々は、喜代美が生まれ育った土地でもっと喜代美のことを理解したい、それで自分の思っているような女性でなかったら、その時は別れる、と言うのだった・・・・。自分の思うとおりでなかったら・・・というのが恐い脅しにも聞こえてしまいますが、理想ばかり見ていた草々さんが、現実の喜代美ちゃんを知ろうとする姿勢は歩み寄りの第一歩。 対する喜代美ちゃんはこれは大変、と大慌て。妄想では正典父さんが草々さんを叱ってくれるはずだったのに、現実の義理の親子は仲良しこよし。ここでようやく事の次第を飲み込んだ喜代美ちゃん・・・ てゆうか、出した婚姻届け、モミクチャ~。破れかけてるしああ危ない。ビリリといかないか、ハラハラして見てしまいました(笑) 悩める乙女は・・・「帰らん。悪いのはお父ちゃんなやさけ」(糸子)頑として帰宅を拒む母親に、喜代美は困り顔。「順ちゃんなんかゆうて~~」(喜代美)いつもの相談相手を呼ぶも、魚屋食堂の定位置に親友はおらず、小浜の海辺を眺めていた・・・・仕事に不安をかかえて、跡を継ぐ事に弱気な友春くん(A子兄)を、頼もしく励ます順子ちゃん。相思相愛ではないですか!「魚屋」ではなく、「順子・・・」てちゃんと名前呼ばれているし、抱きあっているし。でもなんだか深刻な悩みを抱えているようで、なにかを打ち明けたいのに打ち明けられない様子。これは・・・・まさか・・・・。・・・・・・・順ちゃん、幸せになってほしいなぁ・・・・・・・ 跡を継ぐことへの悩み正典に箸研ぎ体験をさせてもらって、これは落語に通じる修行だと話す草々。すると正典は、本当に亡き父の技を継げるかどうか、実は不安な思いでいることを打ち明ける。亡き父、正太郎おジイちゃんの技を正典父さんに教え、実はおジイちゃんの事を一番理解しているのは、もと兄弟子の秀臣さん・・・。「どうして親父は塗りから研ぎからひとりでやったんやろな」(回想の正典)「塗った者にしか、分からないからです」(回想の秀臣)深く理解していたのに、師匠に背を向け、大きな会社を興した理由は何だったのか・・・それがいずれ明かされる時が来るのでしょうか。 跡を継ぐということに弱音を吐く友春くん、そして不安な正典父さん同様に、秀臣さんも彼なりに、塗り箸をどんな形で継いで行くのか、悩んでいるのかな・・・。 塗り重ねた者にしか分からない物 「何かが見つかったらええと思ってる。」(草々)弟正平の勧めで、喜代美の案内で彼女のふるさとめぐりをすることにした草々。さっそく、恐竜の化石がたくさん眠る勝山へ、連れ立って行こうとするが・・・ 正平君の助けで草々さんと喜代美ちゃんが恐竜発掘で有名な勝山をまず行き先に決めたのは、とても象徴的に感じました。草々さんが探しているのは喜代美ちゃんが過去に塗り重ねてきたもの。 まさに本人にしか分からないことを、今、彼女のふるさとで、掘り起こして知ろうとしています。あたかも恐竜の化石を発掘するように・・・。 チロリアンハットにピッケルとゆう完全装備の登山ルックは、何が見つかるのか、という草々さんの期待心の現われなのかも・・・。なんだかむちゃはりきっていて可愛らしかったです。恐竜大好きだしね・・・ ごちゃごちゃ考えんかて自分のふるさとを一緒に歩くだけで仲直りできるかもしれへん、そんな気がしてました。(ナレ)が。 でもそこへ 深刻な顔の順子ちゃんが相談しに来て・・・ 今まで相談に乗ってくれた相手が、助けを求めに!これはとても放って置けない事態です・・・。 どんな悩みかは想像がつくが・・・・大騒ぎになるのかな・・・☆☆☆☆☆ ちりとてちん 第87回 塗り重ねたものを探して ☆☆☆☆☆
2008年01月15日
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「コタロウ、早くご飯食べなさいよ~~~~!!」またまた始まった夕食時のイライラ。コタロウはほんとうに・・・食べるのが遅いです。ほっておいたらパッと席を立ってウロウロしてるし、一口に何分かかるのだか、というぐらい、よう飲み込まないです・・・よって、いつもゴハンを大体食べるのに一時間以上かかってしまいます。学校の給食は時間が20分しかないから、たぶん半分以上食べられずに残してるんじゃないかなぁ・・・。「んも~~~~、ほらニンジン残すな~~~、左手はちゃんとお茶碗に添えて!」「お母さん、うるさいで。もう大分食べたからええんちゃうか」うが、今日も家長の助け船が入ったゾ。「ダメだって!また野菜そっくり残してるやん!」「でもあんまり詰め込みすぎると、コタロウ吐くやんか」「好き嫌いしとったら大きくなれないよう!」「でもなぁ~~~~、無理して食べさしてもあかんで~~」「そんなこといってたら、ますます好き嫌いが助長されちゃうよう。家長、ちゃんと息子に食べるようにいってよう~~~」「ぎちぎち締め上げてもあかんがな~~~」「まーまーまーまー、ケンカしないで」コタロウ・・・・・・・・仲裁ありがとう・・・・・・・・・・・・。もとい。はよ食べれ~~~~~!!誰のせいで言い争ってると思ってるのぢゃなんだかこのごろ、子供に仲裁されることが多いクッチーです。 今日のちりとてちん。 「ケンカはな、こじれてしもたら取り返しのつかへんようになる。」(草若) 家出した草々さんは小浜の実家で正典父さんと意気投合。喜代美ちゃんは仕事を盾になかなか動きませんでしたが、師匠に諭され、ようやく実家へ駆けつけます・・・ 小浜では・・・男性軍意気投合!家出し、小浜の喜代美の実家へ姿を現わした草々は、正典に全面協力を申しでる。唐突な申し出に驚く和田家の男性陣。しかし義理の息子に尊敬されていると知った正則は、草々と意気投合。固く手を握り合うのだった。「生活の足しにしてください!」(草々)イカ串貯金をそのまま、正典父さんに渡す草々さん。魚屋食堂で糸子母さんに会うも、埒が明かず。順子パパのいつものシュミのケンカ仲裁を体験し、どうらんの幸助を思い出し、正典父さんに乞われて一席演じます。その後、理想を追い求める頑固者同士が意気投合して、固く手を握り締め、「ハジメ!」(正典)「お父さん!」(草々)と麗しい親子愛・・・・て、どこかのマンガの場面のよう~~~(笑)家出男の目的は、お義父さん応援のため、そして、喜代美ちゃんという人間をもっとよく知るため。草々さんは、喜代美ちゃんの生家で、彼女を理解することができるのかな・・・なんだか正典父さんと共同戦線を張ってるような気が・・・・^^;糸子さんの代わりにゴハンを作っているのは正平君。またあのピンクなエプロンを着て、オネエさまが入ってました~♪ 魚屋食堂では・・・順子ちゃんがおかしい!突然の草々さん出現にもなんら反応せず、いつものあの鋭い洞察力はどこへやら。これは・・・恋わずらいでしょうか??? 草若邸では・・・みんないちおう心配?してる皆に知れ渡る草々の家出。正平から草々滞在中の一報がくるが、喜代美は、仕事を投げ出して行く訳にはいかない、と自分を抑制してしまう。先週はとても重い展開でしたが、今週の始まりはコミカルタッチ。師匠と草原さんのノン気なかけあい、婚姻届が出されてないことを知るや、「ほなオレと結婚しよ~」とのたまう小草若、そして四草の素晴らしい算段女たらし技炸裂、と徒然兄弟ならではのシーンが展開されました。特に四草・・・「かわいそうに」と喜代美ちゃんを抱きしめるわ頭撫でるわ・・・!一瞬どきりのアクションの後の「レギュラーの仕事はみんな俺がやったる」。(笑)さすが・・・。いつもこうやって、女性をひっかけているんですね~~~。女性ファン多数なのが解るなぁ・・・今の仕事が徒然亭一門やひいては上方落語にとって大事なことを認識している喜代美ちゃん。自分に与えられた役割を十分理解していて、けなげなのですが・・・ 胴乱の幸助正典が草々の胴乱の幸助を堪能していた頃、喜代美もまた草若に呼び出され、草原の稽古で同じネタを聴かされていた。「胴乱の幸助がけんかの仲裁してくれたらええのになぁ、そない思って聴いてたやろ」(草若)手遅れにならないうちに、と諭され、喜代美は小浜へ帰るのだった・・・今週の物語のベースとなる落語は胴乱の幸助。ケンカの仲裁がシュミである順子パパのモデルとなった落語です。なんと浄瑠璃の中で展開されるイジメ話まで真に受けて、京都にまで行っちゃうというお噺。胴乱は腰に下げる入れ物のことだそうで、乱という文字は乱れるという意味のほかに、正反対の「おさめる」という意味もあるのだそうです。なるほど~~~。ということで、落語説明の劇中劇には、順子パパがついに本物の胴乱の幸助さん役で登場。しかしいくら仲裁がシュミの順子パパでも、二組の夫婦の仲裁は荷が重そう・・・。 草々さんが義父を前に演じているのと同じ頃に、喜代美ちゃんも同じものを聴いていた・・・というのが、先週からの大阪と小浜のリンク継続という感じで面白かったですし、これが落語家の新婚二人の縁というか、絆のようにも感じられて、興味深かったです。いつもはさりげない使われ方の落語ネタが、こんなにあからさまにヒロインを動かすために使われたのは初めてかも・・・と思った、草若師匠の親心たっぷりな、草原兄さんの稽古シーンでした。 男性陣は固くタッグを組みましたが、次は喜代美ちゃんが魚屋食堂にいる糸子母さんと結託することになるのかな??久々の小浜編、これから楽しみです。 順子ちゃんはどこに行ったのかなぁ・・・ ☆☆☆☆☆ ちりとてちん第86回 胴乱の幸助 ☆☆☆☆☆
2008年01月14日
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結婚は妥協と譲歩の連続です。結婚して十数年たち、我が家の食品リストには、お漬物とゆうカテゴリーが存在しなくなりました。きゅうりの浅漬け、白菜、たくあん、からし小なす、千枚漬け、糠漬け・・・みんなみんな、サヨ~ナラ~~~T▽Tでも、愛してるよぉ。大好きだよぉ。でも、家長がまったく全然食べられないのです。なぜか塩漬け・糠漬けのお野菜が大きらい。煮物も酢の物も食べるくせに~。だからうちには、家伝来の糠床などあろうはずもなく。ところが。作っても食べる者がいないことには・・・と思って半ばあきらめていたらば、この間、我が実家で、ばりばりとキュウリのお漬物をかじる生物を二体発見。チサゴン・・・コタロウ・・・!おお、なんと身近なところに最強の味方がいるではないか!ひそやかに、お漬物食卓へ復活・・・の野望を抱いているクッチーです・・・。 今日のちりとてちん。「あの壁がのうなって、見えへんかったものまで見えるようになる。ええことも、悪いこともな」(草若) 大阪と小浜で家出大会!暗雲たち込める二組の夫婦仲、どうなるのでしょう。 草若邸離れにて危機勃発自分の高座での予期せぬ若狭の出演に、草々は、落語の番組がバラエティになってしまったと大激怒。喜代美は、一所懸命やってきた自分を否定されたような気がして、心にもない言葉を叫んでしまう。「ほなこと、生活できるだけ稼いできてからゆうてください!」(喜代美)「違かったみたいやな。おまえはおかみさんみたいになられへんのやな」(草々)今回はのっけから、言ってはいけない言葉の応酬で始まりました。草々さんの理想は高く、美化されていて、しかも融通がききません。夢見るは、どんなに貧しくとも一緒に落語を伝えようとがんばる清貧な夫婦像。真面目で純朴な彼には、タレント業は落語を貶める邪道で、とうてい受け入れられないもののようです。どうしても踏み絵を踏めないタイプというか、本当に純粋なのですね。「こんな草々さんと・・・やっていけるんやろか!」(喜代美)「勝手にせい!」(草々)消えかけていたお互いの口癖で物別れ。溝が深まるどころか、お互いの心が、ぱっかり真っ二つに割れたようになってしまいました。 小浜でも危機勃発小浜でも夫婦の争いはピークに達し、糸子がついに家出。魚屋食堂に居候することになる。正平からの電話でことの次第を知った草々は、己と正典を重ね合わせる。「正平、お父さんにゆうとけ。女は男のロマンがわからん生き物や。気にせんと、己の信じる道を突き進め!とな!」(草々)糸子母さんが家出したとほぼ同刻に、喜代美ちゃんも家出。小浜と大阪、二つの夫婦の状況や行動がリンクしてるのが興味深いです。草々さんは正典父さんと気質がそっくり。喜代美ちゃんが草々さんに恋をしたのは、やっぱりお父さんと似ているから?無意識に自分の親と似た相手を伴侶に選ぶっていいますよね。壁がなくなって・・・・草若は、草々が柳宝師匠に稽古をつけてもらった「二人ぐせ」を聴かせてもらう。「おれもこのネタを冷静に聴ける年になったっちゅうことかな」(草若)悩む弟子に、己の結婚当初のことを引き合いにして諭すのだったが・・・「ようわからんようになってしまいました」(草々)「あの壁とっぱらって障害がなくなったと思ったら大間違い。わからんようになったんちゃうねん、わかってへんねん、最初から。お互いのこと」(草若)おかみさんと結婚して、自分も草々さんのようになった時期があった、と語る草若師匠。「一杯のめる」「つまらん」が師匠夫婦の口癖だったって、まさに「二人ぐせ」を地で行っているし、草々・喜代美夫婦とそっくり。罰金貯金もしてたりして。師匠の喝は草々さんに何かをもたらしたらしく・・・でも、それで自分を変えて歩み寄るという形ではなく・・・ 笑う顔が見たい喜代美の家出は寝床から奈津子さんのマンションへシフト。二人で楽しく過ごしたかったのに、と腹立たしさに涙を浮かべる喜代美に、小次郎が優しく励ます。「喜代美は、草々さんの笑う顔がみたかっただけやん。草々くんかて、喜代美に笑って欲しくてええ落語家になろうと思ってただけと違うんこ?」(小次郎)小次郎叔父さんのこのセリフが今日は一番でした。お互いに、同じ結果を求めているのに、なぜかすれ違っている・・・喜代美ちゃんと草々さん、糸子母さんと正典父さん、二組の夫婦だけでなく、草若師匠とおかみさん、そして正典父さんと秀臣さんや、草々さんと小草若ちゃん・・・といった、伝統をめぐってがんばる人々の輪が見えてきます。守りたいものは同じだけれど・・・お互いを認め合えるようになれるのかな。喜代美ちゃんはようやく、相手を思いやる気持ちに気づいた感じですが・・・オムライスというわけで、反省と愛情を込めて、草々さんの好物オムライス作りに再び挑戦する喜代美ちゃん。 作るの失敗して、結局、食べさせてあげられてなかったのですよね。何度か?失敗してようやく成功!のオムライスを離れに持っていって、けなげにあやまるのですが、時すでに遅し・・・草々さんも家出・・・・百円がたっぷり入ったイカ串ポットをかかえて、イライラ正典のもとに参上!頑固者同士でタッグを組むつもりか~~?? まだ出されていない婚姻届、 来週は、晴れて仲直り!で、一緒に出しに行ってほしいなぁ。 順子ちゃんついに・・・!楽しみ楽しみ・・・☆☆☆☆☆ ちりとてちん第85回 家出 ☆☆☆☆☆出る杭は浮かれる・了
2008年01月12日
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理想だけでは生きていけない、とよく言います。うちも学生の頃は夢見てばかり。その妄想はB子ちゃんのごとく、宇宙の果てまでいってました。むちゃくちゃエコな生活をして、排気ガスを出す車なんか一生乗らないもん。公共交通で済ますもん。地球の健康に協力するんだもん~などと思っておりました。でも子供を生んで、転地療養のために引っ越して・・・。そこではたと、壁にあたりました。環境はいいけれど、近くにお店が何もない・・・頼みの公共交通は、バスが一日に数えるぐらい?子供がまたぞろ急に熱を出した・・・!救急病院に連れてかなきゃ~タクシ~~げっ、深夜12時以降はタクシーない・・・?T▽Tでっでも、救急車呼ぶほどじゃないし。そして眠れぬ夜を過ごして病院に行ってみれば、お医者さんが出張で隣町にたらいまわし・・・あああ、どないして隣町まで通えと。うぐう。地球環境浄化作戦推進生活?はここで見事に挫折。理想を追っていたというより、車に乗るのが恐くて、ずっと逃げていたのです。でも、もう逃げるわけにはいかず・・・必要が背中を押してくれたという感じで、腹をくくって教習所へ。ついにペーパー講習を受けたのでした・・・。そして・・・今や家長を駅まで送ったり。子供の迎えに行ったり。実家に行ったり。いまや一家の運転手になってるクッチーです。今日のちりとてちん。「守れへんやん!いまのままじゃ・・・」(糸子)家族のため、正典父さんに決死の覚悟で会社合併を訴える糸子母さん。でも大喧嘩に・・・・そして草々さんと喜代美ちゃんの間も深い溝が。小浜でも、大阪でも、夫婦の危機です。スポットライト売れっ子になり、スポットライトを浴びる快感をかみ締めるようになった喜代美。そんな彼女に対し、徒然亭兄弟男衆の仕事は、あいかわらず閑古鳥。久々の徒然亭兄弟総出演~♪ですが、みなさんテーブルに張り付いて生気のない顔。うらやましげにブラウン管の中の妹弟子を見つめる、の図。「しょうもないタレント活動やらんと、古典落語ちゃんとやれいて、言わへんの~」(小草若)ここぞとばかりに、小草若ちゃんが草々さんイジメ(笑)。草々さんの落ち込みはますます激しく。しかし小次郎おじさんは、ほんとにしょーもない商売を次々考え出す天才です。奈津子さんちでおばさま方を呼んでの「徒然亭若狭」の有料サイン会開催~~~みんなに騒がれ、自己陶酔しまう喜代美ちゃん。A子ちゃんの時に出てきた、スポットライトの池を伝ってゆくあの妄想が、喜代美バージョンで再び見られるとは!喜代美ちゃんの妄想の世界は面白いです。しかし、舞い上がる奥さんに草々さんはそっけない態度・・・そこで異変に気づけばよいものを、そうできないのが我らが超鈍感なヒロイン。「こんな、なんも分かってへん子供がよう結婚したなと思いますわ。」(ナレ)ナレ(未来の喜代美ちゃん)でフォローするも、信号はもう赤寸前・・・やばいよ~T▽T。そういえば・・・婚姻届・・・出したのかな? 若狭ちゃん、今日は野茂英雄さんの活躍についての感想をリポートしてました~野茂さん、この年(96年)メジャーでノーヒットノーランしてとっても話題になりました 糸子母さんの覚悟根を詰めて箸を作り続ける正典。しかし糸子は家族のために覚悟を決め、秀臣の会社と合併してほしいと訴える。しかし正則は激怒。夫婦の間に亀裂が走る。自分の理想にしがみつき、現実を見ようとしない正則父さんに、ついに糸子母さんが引導をわたすような一言を・・・今のままでは伝統を「守れない」。そうきっぱり断言し、譲歩をうながすも、プライドを傷つけられたお父さんは大噴火。家族を守りたい糸子母さん、貧しくても理想を貫きたい正典父さん。両方の気持ちがわかるのでつらいです。同じように日本古来の伝統を守りたいと理想を抱く草々さんと、正典父さんが、似たような立場に立たされることに。落語とお箸、品は違えど、日本の伝統をめぐって同時期に二つの夫婦の危機が勃発?このリンクはとても興味深いです。 悩み「わたしこのままでええんでしょうか。落語がやりたくて落語家になったのに」(喜代美)テレビ局のラウンジで、喜代美は落語ができない現状の悩みを小草若に打ち明ける。「高座に上がって落語やってるもんだけが、落語家やない」(小草若)つい最近まで似たような境遇にいた小草若は、優しく喜代美を励ますのだった。 ともすれば忘れ去られがちな古典芸能の落語。でも落語家がテレビに出ることで、忘れられるのを食い止めることができる・・・タレント業は落語の周知に一役買っている・・・だから誇りを持て、と己の経験からさとったことを話す小草若。今回は「小さい草若ですからね」と四草くんに悪口を言われていたけれど、なかなかどうして、この場ではすばらしい自負と芸人魂をもつ落語家に見えました。落語は、正統派の落語家だけがその伝統を守っているわけではなく、大勢の人々の手で、そしてさまざまな形で守られている、ということを教えてくれた場面でした。 夫婦出演久々にテレビ番組の仕事が入り、高座に上がった草々。柳宝師匠直伝の「二人ぐせ」を見事に披露し、トークコーナーにも出演。ところが誰にも私物化されない落語の魅力を語ろうとした矢先、妻の若狭がサプライズで登場。草々は凍りつく・・・。まさに正統派のクラシックな落語の場だった草々さんの高座。その荘厳な世界に畑違いの侵入者が現るごとく、喜代美ちゃんが登場。マネージャーのとっさの思いつきで、不本意ながらも出演してしまった喜代美ちゃんに、草々さんは融通を利かせることができず、なにもフォローできず、カチンコチンの石状態。もう何も喋れません・・・T▽T結局喜代美ちゃんがイカ串ポット貯金の話をしてその場を盛り上げますが、草々さんの領域に、ずかずかと土足で入ってしまった雰囲気は拭い去れず。二人の間の溝が、また深くなってしまいました・・・・理想と現実をめぐって、小浜の夫婦も大阪の新婚夫婦も、インケツなことになりそうです。どうやって伝統を守るのか・・・どんな形で守るのか。ちりとてちんの根本的なテーマが、ここにきてじっくり描かれそうで、楽しみです。 明日は、赤信号てゆうか、大噴火になりそう・・・☆☆☆☆☆ ちりとてちん第83回 溝 ☆☆☆☆☆
2008年01月11日
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自分の預金通帳に自分が働いて得たお金が初めて入った時。だれよりも喜んでいたのは、やっぱり親でした。特に父は、どうしてこんなに?と思うぐらい大喜び。何か親に買ってあげねばと意気込んだものの、自分のために使いなさい、というありがたい言葉。しかも結婚する時には、嫁入り道具を買うのに使ってくれと、いったんは親にあげたその通帳を返されました。少しは恩返しさせてくれてもよいのに、とまさに今日の喜代美ちゃんのような状態でした。でも自分が子供を持つ今、その時の親の気持ちが、なんだか解るような気がします。将来、子供たちが就職したり、結婚したりする時、きっと同じようなことをするんだろうなぁと思います。でもやっぱり、自分を育ててくれた親には何か返したいから・・・誕生日や退職祝いやとなんやかんやと理由をつけて、プレゼントを奮発するクッチーです。今日のちりとてちん。「喜代美もひろしクラスの芸能人になったんやねえ」(糸子)「それは違うと思うけどーー;」(順子)テレビでラジオで大活躍の喜代美ちゃん。お給料がたくさん入って大喜び。でも草々さんが・・・新婚なのに、孤独と寂しさを感じています・・・。 正平君の夢「お・・お兄さんに、話してごらん」(草々)姉が仕事で忙しいことを気遣って立ち去ろうとする正平を引き止める草々は、彼が学芸員の資格を取るために留学したがっていることを聞き出す。テレビの上に恐竜が乗ってる~。しかもイカ串貯金はかなり貯まっています。全体の三分の一が百円玉でぎっしり・・・新婚夫婦のための壁ぶち抜きの離れは、もと喜代美の部屋がリビング、もと草々さんの部屋が寝室、ということになっているようです。遠慮してやはり姉には黙っていて欲しいという正平くんに、「気を使うな」と頼もしいことをいう草々兄さん。でもそれが、精一杯の虚勢に見えてしまいました。正平君を物理的に応援したいものの、自分は仕事もなく、ただ言葉で励ますだけ・・・そんな無力な自分を思い知らされているような感じでした。 若狭大活躍!ラジオ番組のアシスタントや、リポーターや、クイズの回答者・・・・とタレントの仕事で超多忙の若狭。無我夢中で仕事をこなしていく。草々は一人寂しく、日々を過ごすのだった。かつて「寝床」のテレビには、A子ちゃんのお天気リポーター姿が映っていましたが、今やそこには着物姿の若狭ちゃんの姿が。同じリポーター役、というのが対称の効果を狙ったようで面白いです。つたない喋り口や動作のぎこちなさがなんだか返って可愛らしい?テレビをわざと見ないようにしながら一人ゴハンを食べる草々さんに、寝床の面々は、「フクザツな思いだろう」と同情顔。良くも悪くも正統派で、落語家のタレント業を半ば軽蔑していたところのある草々さんだけに、しかも自分が稼いで家族を支える、と意気込んでいただけに、一時期の小草若ちゃんのような若狭の大活躍は手放しでは喜べず・・・。同じ職業という所が、やはり効きますよね。これが別の職業で、あんなに華々しく注目されることなく、草々さんを支える、という形だったら、喜代美ちゃんに感謝したのかもしれないですが・・・。 初給料天狗座からの初めての給料が振り込まれ、通帳を見て有頂天の喜代美。草々に言われ、実家に仕送りしようとするが、糸子は嬉しく思いつつも二人の将来を慮って遠慮する。「やっていけるんやろか」の口癖が、「ええんやろか~♪」に変化しそうです。10万円以上入っているのを初めて見た、と言っていたし、草々さんが目をむいていたから、かなり稼いだんだろうなぁ・・・このお金で新婚旅行いきましょ~♪と草々さんにはしゃいで言う喜代美ちゃんの様子が可愛らしくも、草々さんにはすごく残酷。ああ、男のプライドが・・・T-T素直に喜べない草々さん、そして夫の思いに気づけない喜代美ちゃん。知らない間にどんどん溝が深くなっています。 一方、初給料をもらったという電話報告に、糸子母さんは感無量。電話をわざわざ食卓に移動させて、気持ちを込めての「おめでとう」。大学のパンフを発見し、順子ちゃんに翻訳してもらって、正平君の留学への望みも知ってしまった今、本当はお金が欲しいはずなのに・・・「貰といたら良かったかな」(糸子)そう思いつつも遠慮してしまうのは、親の愛のなせる技。子に対する愛情の深さには感じ入りました。それに・・・「あんな解答して。草々さんの恥にならんようにせな~~」(糸子)さすが妻としても経験の長い糸子母さん、夫婦のことをよく解っています・・・ モンゴウイカが解答のクイズの問題ってなんだろう~~~ ロケ弁男の面子形無しの草々さん。喜代美ちゃんから夕食代わり?に余ったロケ弁(仕出し弁当)を差し出され・・・。食べられません・・・・T0T草々さんとしては、奥さんが作ってくれた暖かいご飯を食べたいのですよね。でも、その理想からは、今は程遠く・・・お給料を貰ってウキウキ浮かれる喜代美ちゃんは、草々さんの孤独にまだ気づけないまま。気づいたら手遅れだった、とゆうことにならないといいなぁ。 この頃から私は、「やっていけるんやろか」と不安を口にすることがなくなり草々兄さんは、「かってにせい!」と強い口調で言うことがなくなってきました。(ナレ) イカ串ポット貯金、終了?口癖は直ってよかったけれど・・・・☆☆☆☆☆ ちりとてちん第83回 初給料 ☆☆☆☆☆
2008年01月10日
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そういえば、テレビに出たこと、一度もありません。ニュースに映ったことは今までに一度だけ、どうもあったらしい?と言う程度。テレビ局の街角インタビューになんて出くわしたことないし、なにより今住んでる所はすごくのんびりしたところなので、テレビ局の人に出会う可能性はマッタクなし~。有名人やタレントさんに遭遇する可能性も、ほとんどないです。しいて言えば、昨年(11月末)、NHK衛星の「街道てくてく旅」とゆう番組で、プロ卓球選手の四元奈生美さんが、うちの近くを北上して行きましたわ・・・家長は出勤前に河岸での撮影現場を見たそうです。これは有名人に会ったっていえるのかなぁ?いえないだろうなぁ・・・その日のてくてく旅は最長13キロの道のりを歩き、白鳥飛来地の紹介をしてた回でしたが、うちとこの前の川岸も実はそうで、今頃は白鳥とカモさんがゴロゴロウジャウジャです。白鳥の観察小屋もあって、玄米のエサが一袋100円♪時々、散歩がてら鳥さんたちと戯れてます。観光地?・・・といえなくもない所に住んでいるクッチーです。↓ 今日のちりとてちん。 「あの子、おもろいな。」(鞍馬会長)ワイドショーを見ていた天狗座の会長に、目をつけられた徒然亭若狭。一躍テレビでタレントとして活躍することに!小梅おばあちゃまの怖い顔「秀臣さんと先代の穴を埋めるのは並大抵ではないで」(竹谷)。喜代美の結婚式の直後、祖母小梅に正典の箸が百貨店では売られていないこと、しかもその卸し先が秀臣の店だったということがバレてしまい、修羅場を見た和田家。正典はこれ以上母を悲しませないよう、前にもまして箸作りに打ち込むのだった。秀臣さんの差し金で箸を作ったと知った時の小梅おばあちゃまの鬼の形相は映像には映りませんでしたが、想像するだけでもコワいです・・・おばあちゃまの心中やいかに。竹谷さんにやりくり上手をねぎらわれる糸子母さんですが、和田家の台所事情は喜代美ちゃんち以上にまだまだ厳しいようです。正平くんが、なにやら外国の大学の案内を持って躊躇しています~。 なっちゃんちの朝は、目玉トースト。徒然亭一門は、朝のワイドショーでいつものオモシロを発揮。特に最後の若狭が大暴れする・・・奈津子さんちでは小次郎さんがテレビをスイッチオン。しっかり主夫しているエプロン姿の小次郎さん、どことなく亭主関白な草々さんとは好対照です。 ワイドショーは案の定、混乱の極みに・・・徒然亭草若邸の庭で、和装で並んだ徒然亭一門に、女性リポーターが序列順にインタビュー。師匠のひとこと、「ん~~~~ねむたい。」から始まって、草原さんは涙の身の上話で最後は奥さんの名前を絶叫。草々さんは暑苦しく大熱弁。いつもの調子で盛り上げようとした小草若は、あろうことかスタッフに底抜けをダメ出しされ、なんと一言も言えずに退場。そして四草はいつもの調子でリポーターに毒の一言・・・「さわるなブス」あまりに個性的な面々にうろたえるテレビスタッフたち・・・・うっかり五番弟子にマイクを向けるのを忘れるや、「私には紹介される価値がないんですか!出演料払ろてもらえるんですか~~~~しゅつえんりょぉ~~~」(若狭)若狭ちゃん、B子全開で大騒ぎで・・・・幕(笑)草若師匠が酒の席で後々まで引き合いに出す伝説が、誕生してしまいました。反省会「落語家には品性ゆうもんが大事や」(草々)放送直後、草々は喜代美に、テレビカメラの前での醜態をたしなめる。「師匠のような落語家になりたい。上方落語を守り続けたい。せやからお前にも、おかみさんのようになってもらいたいんや」(草々)草々さんは本当に真面目一徹、なんだか時代劇に出てくるいぶし銀のお侍さんのようです。とはいえ、ウワサに聞くだけで会った事もないおかみさんのようになれ、と諭されても・・・ものすごく不安になる喜代美ちゃんの気持ちがよくわかります。誰かにすがりたい気持ちも。その不安を解消するべく、いつものように親友順子ちゃんに電話で話すのですが・・・ もしもし相談室閉鎖?「なにいつまでも高校生みたいなことしてるん。」(順子)しょうもないことで大の大人が電話してくるな、と冷たく突き放す順子ちゃん。今回はスーパーアドバイザーも相談に乗る余裕なし?「魚屋ぁ~~~~~T0T」(友春)「出てけ~~~~~!!」(順子父)しつこく会いに来ては幸助さんにつまみ出される友春くんを気にしてないようでえらく気になっているような順子ちゃんです。たしかに喜代美ちゃんは二十歳過ぎているし、もう年季は明けたし、結婚しているし。考えて見れば順子ちゃんよりはるかに先を行っている感じがします。喜代美専属アドバイザーにも、己の人生の岐路がやってくるような・・・。それはすんなり春となるのか、それともひと嵐荒れ狂うのか。どうなるんでしょう。 若狭タレント化計画「若い女の落語家っちゅうのがおもろい。」(鞍馬会長)ワイドショーで喜代美に目を留めた天狗座の鞍馬会長は、さっそく草若師匠を呼びつけ、彼女を天狗座のタレントとして使うことを告げる。そして数週間後・・・ちゃんと自分が稼いだバイト代金で大阪に来た正平君が、姉の部屋のテレビで見たものは・・・安田大サーカスじゃなくって、天狗トリオに勝手にパフォーマンスされるもなんとかインタビューしようとしているリポーター役な徒然亭若狭の姿。マイク両手持ちのしぐさがなんだか大げさですが、泥臭いぐらいド素人ぽい動作と喋りに笑ってしまいました^^;女の落語家は珍しい=商品価値があるというわけで、一躍タレントとして重宝がられることになった喜代美ちゃん。でもテレビで見ている草々さんの表情は、笑っておらず・・・。欲しかった出演料がたくさんもらえてお金は貯まりそうですが、 夫婦の間に溝ができそうです・・・・ 正平君は留学したいのかなぁ ☆☆☆☆☆ ちりとてちん第82回 若狭タレント化計画 ☆☆☆☆☆
2008年01月09日
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貯金箱、家に一体何個あるでしょう。コタロウのが一つ、チサゴンのが一つ、ピロミのが一つ・・・それぞれに小銭をちまちま貯金しています。買い物のおつりなどで五百円硬貨をおつりに貰えば、即、ピロミ貯金箱へ。月に一枚も入れない日があるかと思えば、一週間に2、3枚貯まる時も。そんなこんなの不定期貯金でしたが、貯金箱は3年後には結構ずっしり。額の単位も大きいので、うれしハズカシそこそこのお値段に。さて何を買おうかな・・・通信販売のカタログを開いたらば、なんだか可愛いお家の写真が。「かわいい~。おおおお、色違いであるやん。何色のお家にしようかな~~」結局またひとつ、かわゆい貯金箱を増やしただけの守銭奴クッチーです。春までには冷蔵庫を買い換えたいものです・・・ 今日のちりとてちん。「おまえは・・・生粋のアホやな・・・」(草々)お互いの口癖を封じるべく、そして生活を楽にするべく?一風変わった百円貯金を始めた草々・喜代美夫婦。でもやっぱり喜代美ちゃんはうっかりポロリ・・・^^;。そんな中、徒然亭一門にワイドショー出演の話がやってきます。落語はみんなのもの「落語はみんなのものや。おまえもその中におる」(草々、喜代美に向かって)草々は柳宝師匠の落語会の助っ人として高座に上がる。喜代美も舞台の袖で見学させてもらい、二人とも柳宝師匠の腕前にすっかり感服。草々は師匠に稽古をつけてもらうことになる。一門の師匠さんは、自分のお弟子さん以外の弟子にも稽古をつけてくれるのだとか。落語は、誰か個人の固有財産ではないのですね。日本の伝統を受け継ぐ、とゆうこのドラマのテーマの根幹がちらりと出てきたように思いました。この時草々さんが貰った礼金は一万円。時給にすればすごい!と喜代美ちゃんは電卓をカチャカチャ鳴らして計算しまくってましたが・・・・落語家はサラリーマンではないので、時給は無意味ですね^^;柳宝師匠こそは、このちりとてちんの落語指導にあたっておられる林家染丸師匠。今回はその師匠の高座をかいま見ることができました。ドラマに登場し、セリフをちょこっと言うだけでもすごい存在感と思いましたが、高座に上がった姿も声も、さすがの貫禄でした。「どうということはない話なのに、師匠が演じるとおもしろうなる」(草々)師匠が演じたのは「二人ぐせ」という演目。今回のお話は、この落語の筋書き通りに展開します・・・二人ぐせ「一杯飲める!」が口癖の男と、「つまらん!」が口癖の男が、お互いの癖を直しあおうと、相手が口癖を言うたび罰金を払うことに。お互い相手に禁句を言わせようと、あの手この手を使う・・・とゆうお噺です。イカ串貯金新婚二人のひと月の収入は、合わせてもやっと10万円あるかないか。「やっていけるのやろか」(喜代美)「も、かってにせい!」(草々)が二人の口癖になりつつあった。二人は落語の「二人ぐせ」のごとく、相手が口癖を口にしたら、イカ串ポットに100円を入れて貯金することに決める。「お金が貯まったら癖が直らんとゆうことじゃあ・・・」といいつつも、家長の言葉にしっかり従う良妻喜代美ちゃん。お金を入れる貯金箱は、かつて草々さんがヤケ食いのために購入した500円のイカ串のポット。 しかし、取り決めをしたとたんに、喜代美ちゃん、「やっていけるのやろか」と無防備にポロリ・・・B子らしいドジな可愛さ、そして久々にビジュアル付き妄想も炸裂の楽しいシーンでした。妄想:イカ串ボトルに一杯たまった百円玉を持ち逃げする草々、倒れこむ前掛け姿の主婦喜代美、の、図。続いて「実はこれを買いに行ってたんだ」と百円貯金でダイヤの指輪を買ってくる草々、の、図(なんか草々さんが、とっても軽いヤーさんに見えました・・・^^;)の二本立てでした~。 落語家の仕事落語家が高座だけで食べて行くのは至難の業。折りよく、徒然亭一門にワイドショー出演の仕事が舞い込んでくる・・・ 「すぐ別れ!な、別れ!」(小草若)喜代美ちゃんの生活を心配してくれる小草若ちゃんは、とても優しいです・・・彼の口から、草若師匠とおかみさんが夫婦喧嘩ばっかりだったり、生活が苦しかったり、落語家は、テレビやラジオの仕事をせねば食べていけなかったり・・・という、落語家の苦労が語られます。ビジネスチャンスを見込まれ、天狗座が送ってきたマネージャー鳥山さんの出演依頼に、高座では食われへん、とOKする一門。「私も、出演料もらえるんですか~~」(喜代美)喜代美ちゃんは、もうお金のことしか頭にない状態です^^;落語のお稽古、しているのかなぁ・・・草々さんがなんだか、渋い顔をしています。働く奥さんはあんまり好きではないのかなぁ。なんだかそこのところで、今後もめそうな雰囲気です。 朝のワイドショー、はたしてどんな放送になるのでしょう・・・ 「そのテレビ出演の話が、草々兄さんとの関係を大きく揺るがすことになるんです」(ナレ) 天狗座の会長は、もうけ話は逃しません~~ で、若狭ちゃんが標的に??☆☆☆☆☆ ちりとてちん第81回 イカ串貯金 ☆☆☆☆☆
2008年01月08日
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主婦の務めはいろいろあれど、中でも重要なのは家計のやりくり・・・とゆうことで、いちおう主婦のうちも毎月ちゃんと家計簿を・・・・・つけておりましタ。(←過去形~) 今年もお正月の帰省費などなど、年末の出費がすごかったので、また半年後の帰省までは、こつこつ節約貯金生活のヨッコ家でございます。節約一万円生活ほどではありませんが・・・ほしいものはいろいろあれど、なんといっても物を買わないことが一番。必要最低限の食材と日用品しか極力買わないように気をつけます・・・・で、そうなると手ごわい敵となるのが子供たち。お買い物に一緒につれて行くと大変なことに。 自販機でジュース?両手一杯に駄菓子?百円カードバトル?ガチャガチャカプセル?いちいち各駅停車で付き合ってたら、何千円とゆう出費に・・・・ぬおおおおお、スルーぢゃ~~~~!!ふらふらと磁石のように吸い寄せられてゆくチサゴンを引き離すのは至難の業。うまいことおだてて危険ブツから離しても、入れた覚えのないプリンやアイスが、いつの間にかカゴに入っている・・・・!チサゴン恐るべし!(笑)子供と一緒に買い物へ行くのが恐いクッチーです。 今日のちりとてちん。 「おれの落語で、おまえ食わしたる」(草々) 新婚生活に不安を感じる喜代美ちゃんに、草々さんが頼もしい一言。年季明け・新婚・芸人夫婦とゆうビンボウ三重苦?の二人の生活が始まりました! 青木喜代美「草々兄さんて、『青木くん』やったんですか」(喜代美)婚姻届に記入する段になって、喜代美は初めて草々の本名を知る。草々さんの本名は青木一(アオキハジメ)。自分の苗字も変ることに一喜一憂する喜代美ちゃん。キが重なって確かに言いにくいかも~ですが、名前ひとつであわれを一席ぶち、語呂が悪いと大騒ぎするなど、のっけからB子ちゃん全開です。「はよ書けい!」(草々)ボケと突っ込みで夫婦漫才できそうな二人です・・・^^; オムライスと糸子母さん。「晩御飯は何がいい?」(喜代美)新婚らしいセリフに、にっこり笑顔の草々はオムライスをリクエスト。おかみさんの味を草原兄さんに教えてもらう喜代美だったが・・・白割烹着姿の草原さんに教わるは、ボリュームたっぷりとろとろ半熟卵のオムライス。草々さんの好物はやっぱりこれですね。(第24回の初デート?で、おかみさんのオムライスが一番と言ってました。)しかし予定より早く草若師匠に家賃2万を支払った喜代美ちゃん、生活費は大丈夫?実家からは糸子母さんから心配の電話。「はい、青木です」(妄想キヨミ・若奥様風)なんて、まだ妄想でしか言えない初々しい奥さんです・・・・^^; 「あんたの恥は草々さんの恥になるんやで~」(糸子)なんだか昔、実家の母によく聞かされたセリフなんですけど・・・・(笑)ちゃんと家計簿をつけ、3日後の朝食まで綿密に献立を考えて食材を購入するようレクチャーされる喜代美ちゃん。今日の肉じゃがは明日のカレー、明日のカレーはあさってのカレーコロッケに・・・さすが糸子母さん!節約の達人、主婦の鑑です。 ガンバレ三重苦生活!「ご馳走様でした。若狭姉さん。」(四草)四草に食事に誘われた喜代美は、見事にたかられる。「寝床」の面々にやりくりが大事なことを教えられ、磯七曰くの「年季あけの、新婚の、夫婦で芸人」とゆう三重苦を乗り切るべく、一ヶ月の食事計画を立てようとするのだったが・・・四草、都合のよいときだけお姉さん呼ばわりでうまいことするなぁ・・・もとい!おかげでキヨミ財布は残金10円・・・T▽Tチラシのウラに計画表を作るところから、主婦のお食事計画スタートです。ところが夢で糸子母さんから「ハンバーグが次の日にミートソースに変わるのは劇的ですらあるわ~~~~♪」と褒められている間にもう夜に・・・結局計画表の枠だけ作って終わってしまい、オムライスの予定だった夫婦の晩ゴハンは・・・・・・・・・草々さんが貰ってきたタコ焼きだけ。とほほT▽T。 それにしても颯太君からの結婚祝いのカードは、可愛らしかったです。本人もまた出てくるといいですね。(大きくなってるから子役のままでは無理ですね)二人の生活に不安をもらす新妻に、大丈夫!と頼もしく答える新夫。そして・・・ 「草々兄さんの落語を支えていけるんやったら、どんなことでもします!一生懸命やりくりしますさけ」(喜代美)三歩下がって夫を立てる良妻・喜代美ちゃん・・・と、いい雰囲気の新婚スタートでした。 新婚で年季明けで夫婦落語家の三重苦も草々兄さんと一緒やったら乗り越えられそうな気が、この時はしておりました。(ナレ) え・・・・?「この時は」って・・・ 「おお~!来週には離婚かぁ~~~♪」(家長) ・・・・・・・・・・・・・・・家長~、それはないでしょ~~~~~っ!! ガンバレやりくり10円生活!☆☆☆☆☆ちりとてちん第80回 新婚スタート☆☆☆☆☆出る杭は浮かれる・始
2008年01月07日
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こんにちは。クッチーです。遅ればせながら、12月にインフルエンザの予防接種を受けたヨッコ家。今年は卵アレルギーのチサゴンも、お医者さんの許可を得て、家族全員受けることができました(チサゴンのアレルギーは卵に関しては大分よくなり、黄身は生でもOK、パンやケーキに入っていたり、熱して料理された白身は少し食べられるようになってきました♪) コタロウは、おたふくにかかる前に済ますことができてよかったです・・・。 冬休みも今日で終わり。コタロウは明日より小学校です。元気で通って欲しいなぁ・・・。 ~兄ちゃんが大変ダ!?~ ぶすっとやられる瞬間が痛いんだよね。その後もちょと腫れるし・・・ チサゴンはかかりつけの総合病院で受けたので、この日はパパとお留守番。「にいちゃんおかえ・・・」 「りぃいいいいいいい?!」 い、いや、ケガしたわけじゃ・・・・ だから、ケガしたわけじゃ・・・・ これでOK。 ないんだってば・・・。 まだまだ寒くて、風邪やインフルエンザの流行の季節が続きますね。風邪をなるべく引かないよう注意したいです。皆様もどうぞご自愛くださいね。
2008年01月07日
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結婚といえば身近に思い出すのは、なにより自分の結婚式。もう十数年前のことになります。家長の実家は大阪、しかし勤め先は宮城。とゆうことで、ちょーど距離的に半分(なのか?)の地点、ヨコハマで結婚式をあげることにいたしました。今思えばかなりあっさりと教会式にしてしまい、袴や白無垢姿にはならず、モーニングとドレス姿に。しかし、新婦である我が身長は、150センチあるかないか。「新郎さんと背を合わせますから~♪」とゆわれ、有無を言わさずドレスの下に隠された我が足は、なんとヒール12cmの靴で支えられることに・・・・!! あ、あ、あ・・・歩けんっ!! 足首ねじりそーなのをガマンしつつ、ズドン・ズドンとスローな恐竜のごとき足取りで式場へ入ったうち・・・ドレスの裾を何度踏みつけ、転びそうになったことか・・・そのたんびに介添えのおばさまに寄りかかり、何とか持ちこたえ、よーやく式も終わったころには・・・ヘロヘロに腰砕けになっておりました・・・ それから数ヶ月間、整骨院に通ったクッチーです・・・・ 今日のちりとてちん。 「皆さんに感謝し。そして誇りに思い。」(糸子) ちりとてちん風披露宴はやっぱりドタバタ大混乱。けれども糸子母さんの見事な締めで、今日も泣き笑いで大団円です。 初めてのお酒「皆さんそ~こ~ぬ~け~にお待たせしました~!」(小草若)三々九度の代わりに、一杯の杯のお酒を二人で分け合った草々と喜代美。「人生で初めて味わったお酒は、夫婦の誓いのお酒でした」(ナレ) 始まりは厳かな結婚式だったが・・・・ 内弟子修行中はずっとお酒禁止だったため、ほんとに生まれて初めてお酒を飲んだ喜代美ちゃん。これで晴れてめでたく人妻です。失恋完全確定の小草若ががっくりするも「逆にモえる~。うひょひょひょひょひょ」と半ば自暴自棄に四草の膝の上で転げるところはおかしかったです^^;。おだてられ、ちやほやされて、今日は自分が主役の日と笑顔でいたヒロインですが・・・まずは奈津子vs緑さん。「肉じゃが女や!」(奈津子) 一日もつきあわず一緒になってもったいない~という奈津子さんに対するは、けなげ芸人の妻、しかも肉じゃが女でボタンつけ女だったことが判明した緑さん(草原さんの奥様)。二人の間に火花が散り・・・はしなかったけれど、草原兄さんが緑さんを頼もしい腕でガード^^;。 そのケンカ?の仲裁に入ってきたのが、なんと順子ちゃんの両親でした。 次は魚屋食堂vs寝床。「賭けますか?どちらの魚料理がうまいか」(四草) サプライズ訪問で鯖を用意してきた幸助さん夫婦に対するは、披露宴の料理を任されている熊五郎さん夫婦。二組の夫婦対決勃発?!です。 鯖2匹だの肉じゃが3杯だの、小次郎さんが胴元になってみんなこぞって賭けに参戦。 結局勝負はついたのかなぁ?(笑) なんとおばあちゃまが!そんな中、颯爽と現れたのは小梅おばあちゃま!ファックスを貰ってすぐにスペインから駆けつけてくれました。うるうるの喜代美ちゃんですが・・・「いやあお母さん、また垢抜けはって」(糸子)着物の上にフラメンコ用のマントンを羽織ってきたお洒落なおばあちゃま。さすがです。はからずもみなの注目の的になってしまい・・・で、いつものB子的発想で、主役を奪われた気になってしまい、ネガティブになりかける喜代美ちゃん。 順子ちゃんにたしなめられるも・・・ 友春順子ちゃん→友春vs順子父いきなり乱入してきたマザコン全開友春くん(A子兄)に後ろから抱きしめられ、石のごとく硬直する順子ちゃん・・・ 「叱ってくれ!」(友春) おいたわしや・・・(笑)しかし、とてもいいカップルです^^。この場面を見咎めた幸助父さんと友春くんのバトルで、宴は大混乱。小次郎叔父さんが鯖持ってケンカの仲裁本家取り(笑) 観光協会長の竹谷さんが来た頃には、喜代美ちゃんはすっかりネガティブに。自分が主役のはずの場の混乱に嫌気がさし、自暴自棄になってしまったのですが・・・。 そして最後はやっぱり糸子母さん。「喜代美、ここにいる人の顔見てみ。こんだけの人ら、正月早々あんたらの結婚式に駆けつけてくれたんやで 」(糸子)B子のどツボにはまりかけたヒロインを引き戻してくれたのは、おばあちゃんでもなく順子ちゃんでもなく、やっぱり糸子母さんでした。ちりとてちんは、この母娘の親子愛がいつも文句なしに素晴らしいです。 自分たちのためにたくさんの人々が集まってくれるとは、こんなうれしいことはありません。いつもたくさんの素晴らしい人々に恵まれていることに、ついに気づかされた喜代美ちゃん。それは自分が一所懸命がんばったからだよ、と子供をちゃんと認め、褒めもするところが、糸子母さんのすごいところです。「間にあってよかった! 見逃したら一生後悔すると思ってなぁ」(菊江)息せき切って旅行先?から駆けつけてきた菊江さんの登場も、とても効果的でした。ほとんどの登場人物が集まってくれての、素晴らしい結婚式。 まだまだ子供っぽいところ、不器用なB子の面が出てしまうところもあるでしょうけど、これからも彼女なりに一所懸命頑張って、 落語家として、奥さんとして大成して欲しいですね。ほんとにご結婚おめでとう~♪ ところでA子ちゃんは・・・元気なのかなぁ・・・ ちょと心配です・・・。 ほっぺつんつん♪ ☆☆☆☆☆ちりとてちん第79回 披露宴 ☆☆☆☆☆瀬戸際の花嫁・了
2008年01月05日
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遅ればせながら・・・あけましておめでとうございますブログお休み中、たくさんのコメント、ご挨拶をいただき、どうもありがとうございました。とてもとてもうれしいです。昨日、無事、大阪帰省から戻って参りました。今年もマイペースでちまちまと朝ドラレビュー、阪神応援、チサゴンマンガ等等をアップしていきたいと思います。 これからもどうぞよろしくお願い申し上げます! m(_ _)m 「今年こそ虎V!祈願。」↑コタロウ ということでさっそくいきます! 今日のちりとてちん。「結婚するちゅうのは、一人暮らしするより独り立ちするゆうことや」(草若)大晦日に壁をぶち抜き、お互いの気持ちを確かめ合った喜代美ちゃんと草々さん。その3日後にはもう結婚式?!(笑)今年もおもろさ全開のちりとてちんです。 白無垢姿1996年1月3日。壁を抜かれた離れに一人座る白無垢の花嫁・喜代美を親友の順子が訪ねる。結婚式直前の喜代美は、なぜにいきなり結婚することになったのか語りだす・・・年が明けた夜、喜代美は結婚を決意したのだった。 「いつにしようか?」(草々)「へ?なにがですか?」(喜代美)「結婚や」(草々)「へ?」(喜代美)「・・・せえへんのか?」(草々)「いえ・・・シマス・・・」(喜代美)おかみさんの白無垢を借りた喜代美ちゃんは本当に綺麗です。て、いきなりこの姿で登場。しかも祝言の日は1月3日?!それは、一年後とかでなく、ほんとのほんまの、あの壁をぶち抜いてから3日目らしく・・・(笑)だれよりも人一倍、家族が欲しくてたまらない草々さん。あの大晦日の夜に、いきなり結婚の日取りを決めようとします。せわしいなぁ・・・^^;そういえばA子ちゃんとの遠距離恋愛も、早く所帯を持って家族を作りたいために、あきらめてしまったような感じでした。喜代美ちゃんに惚れた瞬間のシチュエーションから見るに、どちらかといえば、奥さんとゆうより、おかみさんのような母親的存在を求めているような気がするのですが・・・・喜代美ちゃん、ちゃんと草々さんの座布団代わりになれるかな^^;その当のヒロインは、とんとん拍子に話が進むことに、かえって不安を感じています。今までが必ずドツボにはまるような人生だっただけに、このままスムーズに事が運ぶわけがない、と身構えてます。B子ちゃんの性ですね。か、カナシイ・・・(笑)しかし年明け早々いきなり式とは、二人とも飛ばしてくれます。 挨拶結婚を決めた喜代美と草々は、元旦にまず師匠に報告。そしてすぐに小浜に赴き、喜代美の家族に挨拶する。無事結婚を認められた二人は式の日取りを決めようとするが・・・「同じ部屋に住むんやったら、結婚せな」(草々)「お前らしい理由やな」(草若)新婚二人の新居は、壁がぶち抜かれた離れということになりそうです。結婚すれば、独り立ちしたことになるらしく、喜代美ちゃんは草若邸を出て行かなくてもいいようです。小浜の家族もあっさり承諾。娘の恋の相手を知っていた糸子母さんは言うに及ばず、大賛成。お正月のお祭り気分の勢い?もあって、正典父さんまで、「反対する理由、ひとつもないわ。」(正典)え、ほんまにいいの?と思うぐらいあっさり。結婚式の日取りも、6月ごろの梅雨の湿気>4月からの町内会>3月のお水送り> 2月の豆まき>成人の日の焼き鯖屋台手伝い>家庭教師バイト>塗り箸組合の寄り合い>>>結婚式とどんだけぇ~軽く扱われるのかとゆう位置づけで、唯一空いてる1月3日に決定。「おもろい。さすがあんたの家族や」(草若)ジューンブライドの夢は見事に潰え。て、喜代美ちゃん、その手の妄想をすればよかったのになぁ。今年の初妄想はいつ出てくるんでしょう??楽しみです♪ ムコが逃げた?! 順子に事の次第を話し終えた喜代美は、草々の姿が朝から見えないことに気づく。「こんなストレートど真ん中の落とし穴なんて~~~」(喜代美)しかしそれは早とちりで、草々は他の兄弟たちと独身最後の酒盛りをしていて遅刻しただけだった。しかし父正典は、カンカンに怒る。朝帰りでへろへろの四草と小草若の表情に注目(笑)でもちゃんと盛装に着替えてきているからまだ偉いです。怒る父の姿にホッと安堵し、涙する喜代美ちゃん。「お父ちゃんが反対してくれてよかった」(喜代美) このまま全部スムーズに済んでしもたらと、かえって心配だったらしく・・・。しかし、「心配せんかてええ。これから俺が、一杯心配かけたる」(草々)なんだかすごく予感めいたセリフで決めてしまう草々さん。二人の新婚生活は、ど、どうなるんでしょう・・・ ^^;ゴールインしてもまだまだ、山あり谷ありな感じですね。 草々さんもようやく紋付羽織袴姿になり、準備万端整いました。もう祝いの席には、小浜の家族、徒然亭兄弟、熊五郎さん夫婦や奈津子さんや、磯七さんらいつもの面々が皆さんおそろいのようで・・・・ 次回はいよいよ感動?の祝言です。 このメンバーの結婚式が,おごそかに執り行われるわけはないのでございます(ナレ) どんな式になるのかな~~。わくわく・・・^^; ☆☆☆☆☆ちりとてちん第78回 あけまして結婚おめでとう!☆☆☆☆☆瀬戸際の花嫁・始
2008年01月04日
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