Going My Way♪~気まぐれkaaの日記

「進路決め」



不登校の子ども(と母)にとって、一番辛いのは中3のこの時期かもしれない。
中学校の先生にしても、何とか子どもの為にベストの進路を考えてあげたいと思うはず。
でも、普通でも理解されにくい不登校(ODであろうとなかろうと)の子たちにとって、どういう選択がベストなのか、多分わかっていない人が多いと思う。
(先生もだし、おそらく親も子も)
先生は高校進学の為にはとにかく学校に来た方がいいと言う。
すると、真面目な子たちはやっぱりがんばらな、と思う。
でも行けない。頑張って行ったとしても続かない。
そして、行けない自分に自信をなくしてますますしんどくなる。

普通の高校に行くのが当たり前と考える人がほとんど。
どれだけ調子が悪くても、何とか高校に入って、環境が変われば行けるんじゃないかと思って無理して決めてしまう場合が多いのではないかな。

私と息子もそうだった。
他の道は考えていなかった。
もちろん不安もあったけど、希望は捨てていなかった。
やっぱり普通の高校生活を送りたい。送らせてあげたいと思うのは当然。

nakkoさんのブログで、他の選択をしている同じ年の子たちがいると知ったのはほとんど進路を決めたあと。
でも、その事で、もし行ってダメなら他にも道はいくらでもあると思えるようになった。
そして、結局そのようになってしまった訳だけど、その失敗によって得た事の方が多いので、結果的にはよかったと思う。

今回息子が選んだのは、多部制単位制高校。
元は定時制だった学校で、1部は朝から、2部は昼から、3部は夕方からの授業。
息子は朝弱いので2部。
授業の取り方もかなり自由で、自分の体調に合わせられる。
単位制なので、単位を落として留年ということもない。
最初は先生のアドバイスで本当に楽に授業を取っている。
それすらも、無理しなくていいと言われている。

今ようやく少しずつ動け出した所だけど、それも本当に時期ってものがあると思う。
完全に学校へ行かなくなって半年近く。
じっくり話し合って休めたから動き出せたと思うし、まだ本調子ではないけど、心身ともに強くなってきたら、もっと全力で頑張る時が来ると信じている。
だから、不安定な時期を無理なく過ごせる道を考えてあげるのがいいんじゃないかとつくづく感じた。

ニートでもよかったと思うが、真面目な子にはそれも苦痛だったりするので、無理なく行けるところを探してあげる事も必要かも。
世間の常識なんて関係ない。
親が信じてあげれば充分だと思う。
何もしない期間があっていいとも思う。

そして、もし自分の決めた道がダメでも、やり直す勇気も持って欲しい。
必ず時期が来たら動き出す子たちなんだから。

長い人生の中で2年や3年の遅れなんて問題じゃない。
むしろその間、他の子たちがしない貴重な勉強をしているんだからね♪

でもね、切実に感じるのは、そういう学校がまだまだ少ないんじゃないか、って事。
私立なら結構幅はありそうだけど、公立となるとほとんどない。
やっぱり、親の経済状態とか考えたら、公立でもっと選べる学校が増えて欲しいというのが実感


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