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肉食動物として名高いアメリカ人にとってすら、バーベキューの季節が終わりサンクスギビングやクリスマスを控えるこの時期は、胃袋の調整月間。 が、そんななか、今夜は彼らととことん肉々しいものを食してしまったわけで。 かつての仕事仲間/呑み仲間とニューヨークで懐かしの再会。マンハッタンで待ち合わせたものの、彼らの友人エクアドル人に拉致されるまま、イースト川対岸の移民街のほうまで車で移動。 スペイン語だけが飛び交うコロンビア料理屋にて、肉喰いまくり、モヒート呑みまくり。 Meat meets meat! 肉、肉、肉。 これまで南米料理は食べる機会は少なかったけれど、ブラジル料理やアルゼンチン料理に代表されるように、やっぱりどこも肉が中心。 さすがに胃がもたれ気味。 しばらく肉料理は封印。嗚呼、お茶漬けが食べたい。
Sep 28, 2008
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「ダンスはうまく踊れない」 ボロディン2番を合わせるのは今年に入って三回め。そろそろ曲を理解できてもいいはずなのに、あいかわらず苦戦中。やっぱり好みの問題か。あるいは相性? (Vn1 自分、Vn2 ピーター、Va カリン、Vc ボブ) 練習の成果が上がってきてるどころか、ここに来て振り出しに戻ってるよーな……。 前回(七月)の練習の様子を実は録音しておいたので、それを聞いて復習しようとしたら唖然呆然。音程もリズムも最悪だし、音色にムラがある。とてもじゃないけど聞けたもんじゃない。激しく自分を責めるほかない。 開き直って言い訳させてもらうと、ボロディンって、旋律の美しさは万人の認めるところだろうけど、すごく歌いにくい。なんだか不自然。おそらく彼自身は弦楽器を全く弾けなかったに違いなく。←自分勝手な推測 具体的には、スラー付きで四度とか五度で音が飛びまくるのがイヤ。音色を統一するために強引に一本の弦で弾きとおすべきか、あるいは無理せずあっさり移弦すべきか悩む。モデラート系の微妙なテンポだとなおさら。 2楽章スケルツォのメノモッソ部分も同様。ひたすらスラー付き跳躍。 もしかして円舞系?とさえ思わせる動きをするのに、割り切ってワルツごっこするにはちょっと躊躇してしまう。リタルダンドなどのテンポ変化のとこ、なかなか四人の呼吸や足並みが揃わない。ファーストを弾く重責をひしひしと感じる難曲。 4楽章も好きになれない。盛り上がりかたがやっぱり中途半端。 そう考えると、この曲の3楽章ノクターンは際立ってる。楽器間の均衡がイマイチではあるものの、適度にメリハリがあって救われている。ザ・名曲!
Sep 28, 2008
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「Gショック」 もしかしてついに見つかったかも。自分だけのお気に入りハイドン。 今日のカルテットの練習、前半はハイドンのト長調もの。二年以上前にちょっとだけ弾いたことはあるものの、そんなに強く印象に残っていなかった。 で、今日四人で合わせてみたら、思いのほかワイルドな曲で興奮しまくり。(Vn1 ピーター、Vn2 自分、Va カリン、Vc ボブ) シューベルトのような1楽章、ベートーベンのような3楽章スケルツォ(音源)。 独特の重力を感じる。安定感と躍動感を兼ね備えた名曲。ハイドン作品の最高峰!(断言) 4楽章もアクロバティック。 この曲の良さに自分が今まで気づかなかったこともお恥ずかしいのだけれども、ハイドンがこんなにも大胆な(ちょっとキれかかった)曲を書いてたとは衝撃的。 慌てて調べてみたら、この頃のハイドンは前期高齢者。後輩のモーツァルトはとっくに死んでるし、むしろベートーベンの作品18と時期がダブる。 あと、ト長調であることをイヤでも意識させられる曲。むやみに無意味に転調することなく、ひたすらGを意地でも維持してる。重力、引力に支えられた大曲。 個人的には、ト長調という調はどうも感情移入しにくく苦手だったのだけど、今日ついにト長調の傑作とめぐり合えることができた。 っていうか、やっとアイネクの呪縛から解放される。めでたしめでたし。
Sep 28, 2008
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タダ券を入手したという友人に誘われ、某オーケストラの演奏会を鑑賞した。 最近、オケの演奏はCDですらほとんど聴いておらず飢えてたとこだったので、今夜はちょうどいい機会。しかしこんなことになろうとは。 タダ券に群がる我々五人は、互いに久しぶりの再会。早めに集合して一杯やることに。これがそもそもの悪夢(?)の始まり。 懐かしい話で盛り上がり、ワインのボトルを次々と空けてしまう僕ら。 そうこうしてる間に開演時間が迫り、あわてて会場入り。ギリギリ間に合う。 あまりに心地よいベートーベンの響き。自分としたことが泥酔&爆睡! 肝心の演奏をあんまり覚えていないという失態。 しかも、僕以外の四人は、クラシックの演奏会を聴くのは生まれて初めて(か二回め)。携帯は鳴らしちゃうわ、ペチャクチャしゃべっちゃうわ、楽章間で拍手しちゃうわ(これはまぁ良しとする)、各自なりに演奏会を満喫のご様子。 休憩中にコーヒーでも飲んで目を覚まさねばと思ってロビーに出ると知人にバッタリ会う。結局軽く一杯。 後半はショパンのピアノ協奏曲。ちょっと独奏とオケとがずれてたような気もするけど、単に自分の意識が朦朧としてただけかもしれないし。 独奏者がアンコールを二曲披露してくれて、どちらも瑞々しい名演だった。一曲めはおそらくシューマン。二曲めはラヴェルかフランスもの。たぶん。 はっきり言ってアンコールのほうがコンチェルトより良かった。ご自分のペースで弾けてる感じ。安定感があった。 本番後の打ち上げ会場にも乱入させていただく。オケの奏者のなかに知人がいたことに気づき、ご挨拶。彼と勝手に祝杯。 結局、音楽以外のことはよく覚えているし、すごくいい気分で演奏会を楽しめた。我々はその後も夜のネオン街へと繰り出すことになるわけで……。 でも、やっぱり音楽そのものをもっと堪能すべきだった。舞台上で真剣に弾いてる奏者の方々にも申し訳ない……! それにしても、クラシックの生演奏を子守唄に眠りに落ちるのって、どうしてあんなに気持ちいいんだろか。←っていうか、反省してないし。
Sep 27, 2008
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とある呑み会が結局中止になってしまった。ひと月も前から企画してたのに、主催者のひとりから Party cancelled との一行メール。 彼を含む参加予定者の何人かはニューヨークのウォール街で働いてる当事者。さすがにバタバタしてるらしい。米大手金融機関の破綻、大恐慌以来とも言われてる金融不安。 ほんとにタイヘン。ヤバい。 別に呑み会がなくなったことに慌ててるわけぢゃなくて、やはり連日のようにテレビやラジオで経済危機とか言われると、いい気はしないのは当然。 そして、さすがにニューヨークだなと思うのは、破綻した金融機関で働く社員に注目が集まる一方で、裏で法的な処理に奔走してる弁護士も多数いるということ。 ちょうど破綻法を専門にしてる弁護士の友だちがいるので、メールで近況を尋ねてみたら、寝る暇もないほどの「おいそが氏」状態なのだとか。でもって、激しく稼ぎまくってるらしい。なんだかなー。***** この国の将来ははたしてどうなるのか。「格差」は広がるばかりだし。 いつもなら極力他人ごとと割り切りがちな自分ではあるけど、やはり気になる。 臭いものにはフタ、という巧みな戦略でなぜか何ごともうまく乗り切ってしまう不思議な国アメリカ。いつのまにか孤立して、(ブラームス的に言えば)自由だが孤独 frei aber einsam になってるような気もする。 ま、別に母国でもない国の将来を心配する前に、もっと自分の将来のこと考えろよ、とふと我にかえったりもする秋の夜長。 未来へ……。
Sep 26, 2008
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今日はジャズピアノの稽古日。「ブルース・バイ・ファイブ」のトランペットを耳コピーしてこいという宿題が出されてたので、一応できるとこまで準備して、いざ出陣であります。 さっそく師匠デイビッド先生の前で音源に合わせてピアノの右手で弾いてみました。 ←こんな曲。(マイルス・デイビス・クインテット 1956年録音) 途中まで弾いてみたところ、師曰く「へぇ、キミ、ずいぶんエレガントに弾くねぇ」。 一瞬、褒め言葉かと思ってしまったおバカなワタクシ。単なる嫌味だったようです(笑)。 いよいよ「分析」開始です。音の動きや和声、リズムなど。 さっと分析してしまう師匠もすごいけど、今さらながらマイルス・デイビスって天才だと思います。僕のような初心者ですら彼の偉大さには圧倒されます。ちょっとした装飾音や雑音、「間」や「ため」、そして息遣いや強弱の流れ。全然わざとらしくないのにクセがある。 さて、今日のレッスンでは、即興(アドリブ、インプロビゼーション)についても触れました。どんなことを教えていただけるのか期待してたら、結局は「適当に弾け」とのこと。はぁ……。 やはり、誰かの演奏を聴きこんで部分的にフレーズを拝借するのが一番のようです。 てなわけで、耳コピーしてきたマイルスのフレーズをお借りしつつ、さっそく適当にピアノの右手で弾いてみました。先生がベース音とかの伴奏をつけてくださいました。 うーん、自由に弾けて楽しいというよりは、ちょっと居心地が悪い。よっぽど自分自身に自信がないと弾けない。音楽的にも性格的にも適当な人間は無理。 あと、いわゆる call and response にも挑戦。ブルースのコード進行に乗って、2小節あるいは4小節単位でふたりで交互に弾くという、音楽のキャッチボール。 先生が適当に何かフレーズを弾き、それに僕が応えて、リズムを完全に一致させつつも全然違う音で弾く、というのをやってみました。あるいは逆。音を似せつつもリズムは変えるとか。 これ、難しいけれどもなかなか楽しめました。 平安時代だかの教養のひとつとされた「連歌」(上の句と下の句)みたいなもんですね!とデイビッド先生に申し上げようとしたものの、うまく英語で言えず断念。 <次回までの宿題> 「左手で和音を、右手で旋律を適当に弾きながら、マイルスごっこをできるようにしておくこと」。おぉ、いきなり高度な宿題。 指定された左手の使いかたがまた意外。ドミナントセブンス四音のうち、大胆にもルートと5thを省き、3rdと♭7thの二音だけを弾くという奏法。右手の旋律をそこに乗せると、なんか音が足りないようでいて「いー感じ」の響きになる。つまり、「ド、ミ、ソ、♭シ」だったら、ミと♭シだけを弾く。あるいは反転させて♭シとミ。 一例として挙げられたコード進行は、F7(ラ、♭ミ)からB♭7(♭ラ、レ)への半音下降。師匠は、この進行がいかに素晴らしいかを熱く語ってたのですが、なんかわかったよーなわからないよーな……。<覚え書き>一、練習にはメトロノームを使うこと。強拍で鳴らすのではなく、ウラ拍(2拍めと4拍め)に鳴らす。一、不協和音を恐れてては絶対にダメ。音をぶつけて、そして要所要所で解決すればそれでいい。一、鍵盤のタッチを強めに。(単音の)旋律を弾くときはもっと叩くように。小指/薬指はそんなに使わずに、黒鍵だとしても親指をもっと使うこと。
Sep 24, 2008
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室内楽などの演奏会にて目撃した、譜めくりにまつわる事故について。 譜めくりが間に合わず次のページの最初の何小節かを弾きそびれてしまった、とかはもちろん、勢いよくめくるあまり、譜面ごとバサッと床に落としてしまい、曲が中断。最初からやり直し、というのもありました。 あと、実際に客にはバレなくとも、譜めくりに失敗し、残りの部分を暗譜で弾き通したというのはけっこうあるそうです。さすがプロ根性。 なかでも僕が強烈に記憶してるのは、伴奏ピアニストと譜めくり助手との確執。譜めくりさんが誤って早めにめくってしまったみたいで、ピアニストが血相変えてエイッと自分で元に戻してました。さらにはそのピアニスト、キレちゃったのか、以降は譜めくり師をマル無視して自分でめくり通したのでした。なんか見てて痛々しかった。 そーいえば、「譜めくりの女」という不思議な映画もあったよーな。 微笑ましく思った譜めくり場面もあります。なんかのカルテットの演奏会で、セカンド奏者の譜面をファーストの人がめくってあげたりとか。 最近は、デジタル譜の液晶モニターも少しずつ世に出回ってるらしいので、もしかして譜めくりが不要となる時代も来るのでしょうか。(足もとのスイッチとかで画面をスクロールするやつ)***** ところで、オケの世界でも譜めくりテクは重視されます。 迅速にめくるだけじゃなく、音を立てずにめくるのも大切。何十人もの奏者が一斉にガサゴソ譜面をめくったら、それなりの騒音になります。響くホールだとなおさら。 めくるタイミングも重要。そのページを弾き終わったらすぐに次のページへ、という単純な世界でもありません。最も知られている要注意箇所と言えば、「第九」の終楽章でしょうか。フォール、ゴーッ Vor Gott!! の大合唱フェルマータの直後、ここは次の静寂(ファゴット)を尊重し、トライアングルが加わるまでの何小節かは譜面をめくってはいけません。この暗黙の掟、万国共通のようであります。 いずれにせよ、本番で使う譜面と慣れ親しんでおくことは大切。譜めくりが必要な箇所を最小限に抑えるため、工夫して製本したり、切り貼りしたり、予備のページをコピーしてはさんでおいたり。 ただ、そーゆうことは大事ではあるけれども、決して本番直前に慌ててやってはいけません。たいてい本番でとんでもない事故が発生します。 僕は以前、ページを間違えて切り貼りしちゃったり、補助ページを作成したのに挟む場所を間違えたりして、自分がどこを弾いてるのかわからなくなって本番で真っ青になったことがあります。 あまりに見事な屏風型譜面を作ったのに、十二ひとえばりに美しく足元にハラリと広がってしまったこともありましたっけ……。
Sep 22, 2008
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. 死ぬまでにバッハの無伴奏バイオリン「シャコンヌ」を弾けるようになりたい。そう、何年も何十年も公言してるワタクシではありますが、いまだに全く弾けません。あの重音の壁を乗り越えられない。 文字通り伴奏楽器のつかない曲。休符はひとつもなく、20分間弾きっぱなし。譜面は何ページにも及びます。譜めくりする暇など無論ないから、世のバイオリニストは暗譜で弾くのがお常識。 わが家の音楽室にはシャコンヌの巨大譜面ポスターが壁に飾ってあります。譜めくりの必要がないので、とぉーっても便利です!←弾けるようになってから言え (隣の写真は Robert Doisneau) それにしても、譜めくりってほんとにめんどくさい。せっかくのおいしい旋律のド真ん中でページが変わったりして、演奏してて煩わしいったらありゃしない。 オケの場合だと、弦楽器奏者は隣の人と譜面を共有するので、「めくりびと」と「めくられびと」との間の攻防戦、悲喜こもごも。 バイオリンなんてまだマシなほうです。ひとつの楽章が見開きに収まってくれてることも多いから。 ずばりピアノの譜面がタイヘン。ちょっと弾いたと思ったらすぐに次のページへ。ひたすら、せっせと、めくるめくめくりまくり。リピートがあるたびに「どこだったっけぇ?」と何枚もさかのぼったりするのは興ざめだし、なにより曲の全体像をつかみにくい! ちゃんとした本番ならともかく、現実的にはいちいち譜めくり師がついてくれるわけじゃありません。つまるところ、譜めくりも実力のうちなのであります。
Sep 20, 2008
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「夏ざかりほの字組」 メンデルスゾーンの四重奏曲って、どれもがいい曲なのに強烈な個性に欠けてて、一回や二回聴いたり弾いたりしただけでは曲の良さがわからない。損な話。 そんな彼の四重奏のなかで一曲だけ選べと言われたら、自分はおそらくこの44-2を選ぶと思う。理由は上手く説明できないものの。 今日ついに悲願達成、ファーストで挑戦できた。この曲をやってみようということは仲間うちで春ごろに決めてて、それなりに個人練習に励んでたのに、合わせの練習が何度も延期になったうえ、ビオラとチェロのふたりが我ら「カルテットごっこ愛好会」の脱退をほのめかし、もう無理かと諦めかけていた。結局助っ人さんをお迎えし、今日やっと弾くことになった次第。(セカンド:マリリー、ビオラ:ベロニカ、チェロ:メルセデス) 1楽章: 出だしのシンコペ攻撃からして見事。ファーストはひたすら自分を信じて前進しなきゃいけない。チェロはダウンビートを刻んではくれてないので頼りにならない。 16分音符を流れるようにスラーで弾くとこと、激しく切羽詰まったように弾くとことの対比も面白い。フレーズが2拍めとか4拍めから始まるのも手ごわい。アンサンブルの勉強になる!2楽章: このスケルツォは速めに弾いたほうがずっとラク。丁寧なテンポで弾こうとするとスピッカートを上手く飛ばせない。3楽章: 美しいアンダンテ。メンデルスゾーンの無言歌以外の何ものでもなく。4楽章: メン氏の「速い短調曲」の典型。難曲だが1楽章よりはまだマシ。「つじつまの合う弓づかい」について悩んだものの(三拍子だし)、弾いてて楽しくてしょうがなかった。 ある音型が別の楽章て使いまわし(リサイクル)されてたりするのを発見するのも楽しいし、内声が、なんの前触れもなくいきなり表舞台に躍り出てくるのもメンデルスゾーンの魅力。特に今日は特別ゲストのビオラのベロニカ嬢が機敏に立ち回ってた。 臨時記号の出没にもすごく気を遣う。ここぞというときに、p(ピアノ)で con fuoco という曲想指示が出てくるのも彼特有。***** 僕らバイオリンを練習する者にとって、メンデルスゾーンと言えば協奏曲ホ短調が最初にして最大の関門なわけだけれど、室内楽もかなりの難曲ぞろい。実際、四重奏はこのホ短調のが一番難しいと思う。 エルガーと同様、ホ調というのはメンデルスゾーンにとって「勝負キー」らしい。 弾いてて疲れたけど、念願の曲を合わせることができ至福の一夜だった。 自分にとっては、この夏の総決算みたいなもんでもあったし。
Sep 17, 2008
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「井の中の蛙」 今日はカルテットの練習をした。ハイドンの傑作「蛙」。 この曲、先月はセカンドで弾いたのだけれど、今回はファースト。かなりの難曲だし、緊張しながら臨む。(セカンド:マリリー、ビオラ:ベロニカ、チェロ:メルセデス) この数日、大慌てで練習してきたのに、やっぱり間に合わず。1楽章も4楽章もボロボロ。激しく反省。 ハイドンのカルテットって、ファーストの人がきちんと曲を理解しないで(初見とかで)弾こうものなら、ほかの三人が全然楽しめないし、いい迷惑。その点では、四人全員が初見だったとしてもなんとなく楽しめてしまうモーツァルトとは大違い。 さてこの曲、当然ながら、ゲロゲロと蛙の歌が聞こえてくる終楽章が名曲かつ大曲だけれど、1楽章もすんごい。燃えまくり、萌えまくり。最後のほう、和音がギュッと締まるとこがあって、これがいわゆる「ディミニッシュ」の和音ってやつなのかなと、ふと思う。先週のジャズピアノのレッスンで習ったばかり。 ♯ドと♭シだから、減七。えーと、これはC#dim7? ←全然違ってたら恥ずかしい…… ディミニッシュというのは、別にジャズ特有の和音でもないらしい。 っていうか、これまで和音のことを全然気に留めずに旋律だけを弾いてたことに今さらながら気がついた。これからはもう少し和音のことを意識しながら弾いてみようと決意を新たにした次第。 音楽の世界って、ほんと無限なわけで。
Sep 17, 2008
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なんだかんだ言って、ひと月近くバイオリンを真面目にさらってないことに気づく。やばい。 室内楽の合わせが間近に迫ってるので、昨日慌てて何時間も練習したら、腰が痛い、背中が痛い、首も痛い。目はショボショボ。 オレって、そーゆーお年頃に到達してしまってるってこと? いや、単に突然ガン弾きしたのがまずかっただけ、と思いたく。 日頃の練習不足を棚に上げて言わせてもらうと、身体を激しくねじって弾くバイオリンの奏法って、今さらながらすごく不自然な体位だと思う。 一方、ピアノのほうがまだマシ。そりゃ弾きすぎは身体への負担も大きいだろうけど、僕みたいに遊びでちゃらちゃら弾くぶんには、身体が左右対称になってるのが実感できて嬉しい。 少なくとも楽器と正面に向かい合う姿勢はそれだけで正統派なような気がする。 ほんと、左右対称って素晴らしい。 バイオリンとかビオラをやる人は、心のどこかで対称とか均衡という概念への飽くなき憧れがあると思う。フルートとかギター奏者もそうかも。 僕は、たまにテニスとかはやるけど、むしろ水泳やスキーやジョギングのように、利き手/利き足があんまり関係のない運動をしたくなる。身体を均等に動かしたい。 ま、最近バイオリン練習してないから、そんな偉そうなことは言えないが。 ↓双子の大競演(動画) 左右対称プロジェクト in ニューヨーク
Sep 15, 2008
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「ニューヨークの英国人 Englishman in New York」 今日観た映画、好色男と謎の美女との単なるメロドラマのような気もするし、世代を超えた純愛、人間愛を謳った壮大な官能小説のような気もするし。 日本でも公開が決まってる映画らしい。強引に言っちゃえば、渡辺淳一が好きな客層にはウけるのではないかと。 エレジー(悲歌、哀歌)という題名どおり、哀しい結末になることはわかってたけど、どうゆう展開で終わるのか興味を持ってたら、なかなかどうして。 舞台はニューヨーク。初老の教授が、女学生(の艶かしい肢体)に惚れてしまう。しかし、やはり歳の差を意識せざるを得ず、ともに将来を憂うことになる。もちろん、周囲も心配するわけで。 Thirsty for Cuba Libre 主演は英国の名優ベン・キングスレー卿。真摯な紳士っぽく見えるのに、ほんとはエロおやじ、という難しい役を見事に怪演。 色気全開、キューバ系ぴちぴち女子大生役にペネロペ・クルーズ嬢。惜しげもなく裸体をご披露。 脇役トリオも好演。愛人(パトリシア・クラークソン)、親友(デニス・ホッパー)、息子(ピーター・サースガード)。 いい歳こいた英国紳士が若いラテン美女にのめりこんでく話という展開は、「ダメージ」(ルイ・マル監督、1992年英仏映画)と似てる。 ニューヨークを舞台にした、大学教授と教え子との禁断の愛という設定は、「スターティング・アウト・イン・ザ・イブニング 」(2007年米)と似てる。 原作はフィリップ・ロスの「ダイイング・アニマル」。アメリカの渡辺淳一と呼ばれてる作家。←しつこい オトナの愛欲ものとしては特に目新しい筋ではないものの、うまく映像化されてると思った。ニューヨーク特有の「他人のことなど構ってられない」雑踏の場面と、一歩アパート内に入ってしまえば、かなりややこしいことが繰り広げられてる各人の日常との対比とか。 ちなみに、サントラも含めてピアノが重要な位置を占めてる映画。主人公の男性のアパートには窓際にグランドピアノがあって、彼が演奏する場面もある。あんまり上手くはない(けど、僕よりは弾けてたみたいだから良しとする)。 っていうか、そのたいして上手くもない「おやじ弾き」に女学生がイチコロ、そのまま濡れ場へと突入してしまう。 やっぱり、ピアノを弾く男は、多少ヘタでも女性には魅惑的に映るらしいっ!
Sep 13, 2008
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早くも激しく混乱中……。嗚呼、前途多難。 いよいよ始まったジャズピアノ修行。本日のレッスンでは、さっそくジャズ理論のイロハ(いやABC)を学びました。 楽典の知識があんまりないうえに、音楽用語を英語で即座に理解できずオロオロしてばかりの自分。デイビッド先生は、それでも忍耐強く教えてくださいます。 で、教えていただいたことをきちんと日記に書き留め、今後の練習に役立てたいと思ってるのに、今日いったい何を習ってきたのかが自分で整理できない。 主に以下のふたつについて習ったよーな気がします。(あんまり自信なし)1) ブルース形式。12小節をひとつの単位とし、コードの動きは以下の通り。全て属七=ドミナントセブンス(根音、3rd、5th、♭7th)。最初に旋律を1回か2回演奏し(「コーラス」)、続いて即興。やはり12小節単位で。 I → IV → I → I → IV → IV → I → I → V → IV → I → I (全てドミナントセブンス)次回までの宿題: マイルス・デイビスのBlues By Five(アルバムCookin'より)のトランペット独奏を耳コピーせよ。調は♭B。アーティキュレーションまで完全に一致させてピアノの右手で弾けるようにしてくること。2) 全音階のスケールトーンセブンス。C調だったら白鍵のみ。「三和音及び七番目の音」からなる四和音。全音階上の各音(ドレミファソラシ)を根音として全部で七通り。宿題: 12調全てで弾けるように練習してくること。次の調へ行くときは、必ずCycle of Fourthsの順番で(または逆廻りCycle of Fifths)。つまり、四度上げる(か五度下げる)。C調の次はF、次は♭B。***** 最初の関門は、やはりdim系の和音でしょうか。ディミニッシュト。減五度とか減七度。 ハーフdimとフルdimがあって、フルのディミニッシュトは7thの音がダブルフラット? ってことは、えーと……、ド、♭ミ、♭ソ、♭♭シ? 既に難しすぎます。ドミソ=major triad とか、ド♭ミソ=minor triad の和音については理解してたつもりなのに、それだけじゃダメみたいです。←当たり前 上記のような和音が実際に曲の中でどのように展開されているのかを、All the Things You Are などを例に説明していただいたのですが、それでもよくわからず。 どっと疲れました。 師匠いわく、何ごとにも近道はない。特にジャズの場合は、地道に何度も真似して、徐々に自分のものにして発展させていく(Imitate, Simulate, Innovate)という心がけで臨むべし、とのこと。 はぁー……。
Sep 10, 2008
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ピアノを弾いてて気づいた。ピアノを弾くには爪が伸びててはダメ。絶対にダメ。 何を今さら。ごく当たりまえのことだし、バイオリンを弾くときもそれは同じ。ギターの右手とかハープのような楽器の奏法はよく知らないものの、楽器を弾く人は一般に爪を伸ばせない。そんなのお常識。 でも、わずかコンマ何mmの差で、バイオリンだったらかろうじて弾ける爪の伸び具合でも、ピアノだとちゃんと弾けない。黒鍵と白鍵の隙間に爪が挟まったりして危険。そもそも、ピアノは指の運動量がハンパじゃない。いろんな方向からいろんな角度で打鍵するわけだし。 右手も左手も、十本の指全て。常に爪を短くしておける自己管理能力のある者だけがピアノを弾く資格があると言えよう。←大げさ?***** 一方で、爪の長さに過剰なまでに神経質になってしまうと、僕みたいに「ツメ美人恐怖症」になってしまう。美人さんはそりゃ大歓迎なのだけど、爪を伸ばして綺麗にマニキュア塗ってるオシャレな淑女らを見ると、魅力的と思うどころか、思わずヒいてしまったりもして。楽器を弾く男の哀しいサガか。 ま、現代社会では、爪を短くすればいいってもんでもないかも。最近の携帯機器って、機種によってはボタンが小さすぎて、指の腹で操作しにくい。ある程度爪が伸びてないとうまく押せない。
Sep 7, 2008
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「静かな湖畔の森の陰」 今日観た映画は、よくありがちなパリの暗黒ギャングものかと思ってたら、古典的な推理小説っぽくもあり、見事な出来ばえ。仏セザール賞だかを受賞したほどの名画。 ハーラン・コーベンの小説「唇を閉ざせ/Tell No One」を映画化したもの。 八年前に湖畔で殺されたはずの妻の動画をネット上で見て、彼女は実は生きてるのではないかと捜索しはじめる主人公。 少しずつ明らかになっていく妻の過去。あの晩、森の陰でほんとは何が起こってたのか。 当時の真実に迫っていく一方で、自身も殺人容疑をかけられてしまい、なぜか逃げ回るはめに。 ←予告編(フランス語のまま) 街の雑踏のなかをひたすら走って、刑事たちと追いかけっこする場面、古風な演出だけれどマジでハラハラしながら観てしまった。個人的には「太陽にほえろ!」のサントラを鳴らしたいほどの走りっぷりだった。 監督は、「ビーチ」でディカプリオと共演してた俳優ギヨーム・カネ。この人、若いのに大物の予感。見事な映像を撮る。特に印象に残ったのは、結婚式と葬式の回想場面。両方の場面をシンクロさせる手法があまりに素晴らしくて唸ってしまった。夕暮れの湖畔の場面、秘密の花園の場面も美しく撮れてる。 かつ、フィルム・ノワールの匂いもプンプン。音楽もいい感じ。 なんてったって芸達者ぞろい。主演はフランスのダスティン・ホフマンことフランソワ・クリュゼ。妻役に「潜水服は蝶の夢を見る」の美人女優陣のひとりマリ=ジョゼ・クローズ。 ほかにも、フランスの三國連太郎ことジャン・ロシュフォールとか、英国人クリスティン・スコット・トーマス(フランス語ペラペラ!)とか。 カネ監督自身も重要な役どころで出演してる。 久しぶりに見応えのある大作を観させてもらって、いい気分。残虐な場面も多いものの、基本的には恋愛もの。これ、絶対に日本でも公開されるはず。 去年観た「心配しないで Je vais bien ne t'en fais pas」(やはりフランス映画)にも筋が似てる。 難を言えば、登場人物が多すぎて、かなり頭脳を使って観ないと筋がわからない。実際、観てて何度も「落ちて」しまった。
Sep 6, 2008
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ピアニストのデイビッド先生のスタジオにお邪魔してきました。 今後、彼からジャズを習うことになってて、どのように稽古を進めていくか事前に話し合おうということで。 既に電話やメールでいろいろと話してはいたのですが、どうやら彼自身、僕が音楽的にどういう人物なのか探りを入れたかったようで、いわゆる弟子入り審査みたいなものです……。 挨拶もそこそこに、「ジャズ度」診断、いよいよ開始であります。その1. 「じゃぁ、なんか弾いてみてくれる? クラシックでいいから」と言われたので、僕は用意してきたモーツァルトのハ長調ソナタK545の譜面をおもむろに取り出し、1楽章を弾きました。遅ぉーいテンポで、どーぉーみーそー、しーぃどれどー……。 ナニゲを装いつつも、必死に楽譜にかじりついて、たどたどしく弾く僕。せっかくだし最後まで弾きたかったのですが、デイビッド先生には「もう結構!」と言われてしまいました。彼は、ひきつった笑みを浮かべて「い、いいんじゃない?」と言うのが精一杯のようでした。その2. 続いて、和声の知識を問われました。今弾いたばかりのモーツァルトの譜面を部分的に指差し、「この小節のコードは何かわかる? 考えずに即答して。」と立て続けに聞いてきます。四箇所聞かれて、二箇所ご名答。 この先生、見た目はただの胡散臭いオヤジなのですが(失礼)、ノってくると饒舌になり、「オレ、ここの和音進行が好きなんだよ」とかいきなりブツブツ語り出し、鼻唄まじりで即興で編曲しはじめ、ご自分の世界へと入り込んでしまいます……。「この属七、やっぱモーツァルトって天才だよなぁー」などとのたまってました。その3. 最後に、Charlie Parkerの「Blues For Alice」(アルバム「Swedish Schnapps」より)の譜面(旋律とコード)を渡され、初見で弾かされました。 途中から先生がもう一台のピアノでアドリブを加えてきます。おぉっ。 いかにもズージャの世界……。目からウロコ。***** とりあえず今日の顔合わせは無事終了。今後、月に一、二回、氏のもとで修行することになりました。「ほんとうに上手くなりたいなら週イチで通うべき」と言われたのですが、予定や予算の関係もあり、無理のない範囲で進めさせてもらうことに強引に決定。 なにごとも飽きっぽく、長続きしない自分ではありますが、果たして今回はどうなることやら。 すぐに挫折するかもしれないけれど、挫折したら挫折したで、「遠い日の想ひ出」として自分の記憶のなかで美化する予定。←いきなり弱気。 音楽の世界はなんとなく理解してるつもりではいましたが、それはほんの一部であって、途方もなく奥深く、底なしであることを改めて気づかされました。 やや興奮しながらも、期待と不安が入り混じった状態で帰路に着いたのでありました。
Sep 3, 2008
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僕は、子どもの頃からクラシック音楽を習い、それなりに親しんでまいりました。かれこれ30ン年です……。 クラシックって、常に完ぺきを求められるし、演奏会でも、「楽章間で拍手しちゃダメ」とか「咳やクシャミもダメ」とか堅苦しい制約もあって疲れるけれど、やっぱり大好きだし、やめられない。今後も一生、何らかのかたちで(聴くなり弾くなり)関わっていくであろうと思ってます。 自分にそう言い聞かせ、改めて確信したうえで、ちょいと浮気宣言。 ジャズピアノを習うことにしました! 数年前から考えておりました。ジャンルは何であれ、ピアノと「戯れる」ことのできるようになりたいと。 で、先生を探しまくってて、実際、クラシックのピアノの先生も見つかってはいたのですが、結局はジャズの人にしました。 じゃず。先月のニューオーリンズ旅行で一気に目覚めてしまったわけで。 せっかくアメリカに住んでんだし、少しはメリケン文化に浸かってみようかと(←死語)。一度きりの人生ですし。 今後、バイオリンの練習は少し控えざるをえなくなるかも。 今月も室内楽の合わせの練習予定が既に何件か入ってて、さらわなきゃない曲はいっぱいあるけど、とりあえずはピアノのほうを優先してみます。 ここまでブログで断言してしまえばもう後には引けないだろうと、自分のクビを締めております。 あれこれと手を出しすぎて、にっちもさっちも行かなくなったことは過去にも何度もあるので、今回もどうなるかわかりませんが。 にっちもサッチモ
Sep 2, 2008
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