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高原のスキー場兼保養施設にて催された挙式で演奏しました。 自分で言うのもナンですが非常に満足の行く演奏でした。てゆーか、依頼主さんや演出や司式の方々と手際よく意思疎通、共同作業ができたというか。 なお、花嫁さんのお母さまはご離婚/ご再婚なさったようで、よって花嫁さんにはお父さまがお二人いらっしゃって、ご入場の際には二人の父親に両脇を抱えられてお歩きになってました。<奏者>ぼく(バイオリン)、Eさん(チェロ)<曲目>花嫁ご入場:カノン(パッヘルベル)夫妻ご退場:All You Need Is Love(ビートルズ)ほか
Aug 27, 2016
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前回からのつづき。今日は曲の題名について。 ひとつの演目はだいたい20から30曲ぐらいから成り立ってて、そのうち歌が入ってるのは七割ぐらい。それらにはもちろん題名があります。「エーデルワイス」だったり「踊り明かそう」だったり。 それ以外の曲はオケだけで演奏されますが、その役割に応じてさまざまな呼びかたがあるようです。<楽曲の呼びかた>underscoreincidentalreprise(←リプライズではなくリプリーズと言うことが多い)playoffchasetag 上記の単語らは強引に言っちゃうと奏者的には同義。舞台の場面転換change of sceneのあいだの時間かせぎだったり、チョイ穴埋め音楽だったり、会話の背景音楽だったり。 オマケというか、コーダ(終結部)みたいなもん。ついさっき弾いたばかりの曲のサビとかを再現する。このテの曲は日本ではおそらくリフレインと呼ばれることが多いのかも。 面白いことに、編曲者によっては原曲そのままの調ではなく半音とか全音上げたりする。←雰囲気をアゲアゲにするため?entr'acte アントラクト。序曲のことはovertureと英語で呼ばれるのに対し、休憩のあと後半(第二幕)が始まる前にオケだけで演奏される曲はなぜかフランス語で。クラシックで言うなら「第二幕への前奏曲」的な意。序曲もentr'acteも、基本的には本編で使われる曲の一部が抜粋で次々で紹介される。finale ultimo なぜかイタリア語。大トリ。最後の曲。群舞大会。オペラとかだと最後にみんな死んで終わり?なのに対し、ミュージカルはだいたい思いっきり盛り上がって幕が下りる。幸せな結末。 不幸せな結末の作品はと言えば、ぼくが弾いたことのある演目ではウェストサイド物語とかスウィーニートッドぐらい。bows ボウ(弓)ではなくバウ(お辞儀)。舞台で役者たちが次々と出てきてお辞儀して拍手をもらってる間の音楽。主演役者が最後に出てくるので、その頃に音楽的に最も盛り上がるのが望ましい。そしてその直後、役者さんたちが楽団や裏方を称えてくれて、お客さんに拍手を促してくださるのがお約束。 劇団や演出家によっては、バウのなかにも歌や踊りが組み込まれることもあるため、きちんと稽古する必要あり。 オペラ/バレエの場合は楽団がバウズを弾くことはなく、奈落の楽団員はさっさと帰宅の準備(笑)。しかし指揮者だけは壇上と急いで這い上がり、舞台上で役者らとともにお辞儀する。exit バウズが終わると幕が下り、客席も明るくなる。客が退場するあいだも楽団は音楽を提供し続けることが多い。 実際は、上記バウズも含め、序曲やアントラクトを使い回しすることもある。*** 次回に続きます。
Aug 23, 2016
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. ミュージカルがお盛んなこちら米国特有の現象でしょうが、楽器弾いてると、遅かれ早かれミュージカルを演奏する機会がやってきます。何が楽しいって、ミュージカルの楽団はクラシックの人とジャズ/ポップスの人が混在してて刺激がある点。オペラやバレエの劇伴とも違う。 で、この業界って意外に専門用語が多く、辞書風にまとめられてる本とかウェブサイトがないかと探してたのですが、たぶんない。ならいっそのことここに和訳つきで自分でまとめちゃおうかと。 気が向いたら何回かに分けて掲載してみます。たぶん。***<譜面上の指示、奏法>segue 英語読みではセグエイ。クラシックで言うところのattacca。間髪入れずにそのまま次の曲に続けること。実際はapplause segue、すなわち客の拍手が終わるのを待って次の曲を始めることが多く、よって譜めくりするぐらいの余裕はある。caesuracesurarailroad tracklift スィズーラ。これもクラシックの人は滅多に使わない単語。ひと呼吸「ま」をとること。切れめ、pause、break。譜面には // という記号で書かれる。日本ではおそらくカエスーラと呼ばれてるかも。 並行の棒が二本あるから、線路 railroad track とも呼ばれる。 リフトとも言うかも。ひょいっと持ち上げる感じ。vampsafetyrepeat ad lib, repeat if necessary これらは全て同義と考えてよろしいかと。指定された一つまたは複数の小節を反復させて時間調整すること。舞台上の役者らの台詞や挙動に応じての時間かせぎ。バンピングは指揮者の腕の見せどころで、バンプ明けの瞬間が毎回きちっと揃うのが一流。swing, swungstraight クラシックだと譜面の表示は絶対、その通りに弾くべきだけれども、ミュージカルとかだと、八分音符の羅列でタタタタと書かれてるところを、「スウィング」させてタッカタッカ(とかターラターラ)と揺らして弾く場合がある。ここはスウィングでと譜面に明記されてる場合または指揮者からそのような指示がある場合が大半だが、自発的に「ノリ」でやっちゃったりも。 スウィングされた音符はスワング swung、逆に普通に演奏される八分音符はストレートな音符と呼ぶ。triplets 三連符で書かれてるとこはチョー要注意。クラシックだと律儀に均等に三つ弾くのがお約束なのに対し、以下のbのように弾く場合がある。特に手書き譜だと、記譜する人が手抜きしてるだけとも考えられるし。 どっちを指揮者が求めてるのか、こればかりは稽古のときに確認しといたほうが無難。 BB 特殊奏法については、そのつど注釈が添えられてるはずなのでいちいち覚える必要もない。例えば弦楽器だとBBはビハインド・ザ・ブリッジ、とか。←駒の手前で弾いて効果音を出す*** とりあえず今日は以上。ネタはいろいろあるので、連載になるかも。
Aug 21, 2016
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「ミから出たサビ」 今日はドボルザークの六重奏曲で遊んだ。この曲をやれたことはこの夏一番の想ひ出となることであらう。 バイオリンはSさんYさん、ビオラはぼくとNさん、チェロはEさんAさん。 構成的には思ったよりも難しくはない。じっくり取り組めば攻略可能という印象。特に四楽章変奏曲が弾いてて楽しい。冒頭でいきなり第一ビオラが目立ちまくる。 てゆーか、ドボルザークの「旧世界系」の曲、というのが直感でわかった。 さて、ぼく個人の思いっきり強引な仮説を世に発表してみたく。 ドボルザークの音楽ってば、新世界アメリカに渡る前と後とで作風が変わる、とはよく言われるけれども、実際にその曲が渡米前か後かを見分けるコツ。 もちろん作品番号を見て90番あたりが境目というのもアリだけれども、譜面づらで見分ける方法、それはずばり「前奏」があるかないか。渡米前の曲はいきなり旋律が始まる傾向があるのに対し、渡米後のは、たとえ短くとも前奏があることが多い。 で、やはりこの曲は全楽章ともいきなりサビ。よって渡米前(←断言っ)。
Aug 16, 2016
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「極度乾燥(しなさい)」 今年の夏もボブさん主催の納涼室内楽祭りに参加。久しぶりに再会する人たちばかり。 ブラームスの六重奏曲第二番で遊ぶ。バイオリンはアイリーンとカルバン、ビオラはクレアとぼく、チェロはジアファンとボブ。 この曲は、裏方ご担当といたしましては、第一楽章、ひたすら八分音符で(半音とかで)ウネウネ弾くところがタイヘン。こうゆう移弦ってよっぽど弓づかいが安定してないと音価を均等に保てない。強弱を変化させることは必要だけれど、基本的には機械のように正確に無表情に弾かなきゃいけず、難易度高すぎ。 あと終楽章も難しい。大きな三拍子(八分の九拍子)というのをどこまで意識すべきか。連続する十六分音符を肩肘張らずにナニゲに弾きたいところ。 ブラームスの音楽は渋くてオトナなところが魅力なわけだけだけれども、ときにはひたすらseccoにleggieroに弾くことも重要。
Aug 13, 2016
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「ま組のひと」(評価 ★★★★★ 満点五つ星) このテのドキュメンタリーは過度に期待しすぎると外れることが多いので、全く期待せずにお気軽にお気楽に鑑賞したら、激しく気に入った。素晴らしすぎっ。日本でも、てか特にユーラシアの国々で是非公開されてほしい。http://themusicofstrangers.film/ 副題は「Yo-Yo Ma and the Silk Road Ensemble」。ヨーヨーマさん設立の無国籍多国籍楽団を、2000年の設立当時から2015年までの長期にわたって取材。奇しくもちょうどいま北のほうでやってるタングルウッド音楽祭に彼らが出演してて、ぼくの友人が共演するだかで周りでプチ大騒ぎになってたとこ。 映画自体は、起承転結になってるわけでなし、幸せな結末というわけでなし、各演奏家がだらだら言いたいこと言ってるだけなのだけれども、それがいい。きちんと各国に出向いて撮影してるし、てか15年もかけて映画作るなんて、それだけで勝手に満点五つ星っ。 ま、ヨー様が名チェロ弾きであることは既に周知の事実なわけで、彼の場面は少なくてもよかったかも。むしろ、シリア、イラン、スペイン、中国とかの奏者たちが音楽について母国について語りまくるとこが一番の見どころ。演奏家としてというより人間として。 五輪とかの時期って「国境」が明確になり、国と国とが争い、その結果勝者と敗者に分かれるのをひたすら見せつけられる。だからか、この映画観てたらすごく不思議な気になった。ぼく自身もだけれど、母国を離れて生きる人のホンネとタテマエというのはやはり興味ぶかい。
Aug 7, 2016
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「お嫁サンバ」(評価 ★★☆☆☆ 二つ星) リオデジャネイロを舞台にした約十本の短編から成る映画。愛とか恋とか友情とかの人間関係をさりげなく描いた小品集。<感想> 気に入ったところ(☆)と気に入らなかったところ(★)を箇条書きにしてみると、☆上空から撮影した映像は文句なしに美しい★短編をごちゃ混ぜにしてて、なにがなんだか。完結してる話もあれば、全編にわたり細切れに何度も出てくる話もあって混乱しまくり☆特に前半はボサノバがいい感じに使われてる。サンバほか、踊りの場面もかっこよい★しかし、映画の最後に出てくる唄が英語だったのには興ざめ☆ブラジル人役者たちがいい味出している。特に家なき老女役の女優さんと、家なき少年役の男優さん★有名なハリウッド系の外国人役者がけっこう出てくるわりに、それらの話はあんまし印象に残らない★映像が全体的に洗練されすぎてて人情味に欠ける 結論としてはいまいち。期待外れ。 でも、観といて良かったとは思う。五輪が近づいてるというのもあるし、リオは実は去年ちょっと楽しく旅行してきて思い入れもあるし。 ↑てか、本場の音楽酒場でボサノバを聴きまくる、というのが旅の目的のはずだったのに、あんまし音楽酒場がなかったのは残念。むしろ、良質のボサノバを聴きたかったら、ニューヨークやトーキョー行くほうが手っ取り早いのかもしれず。
Aug 1, 2016
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