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「ボーイズ being (too) ambitious」(評価 ★★☆☆☆ 二つ星) 珍しくインド映画を鑑賞した。ムンバイの貧乏男子二人がひょんなことからバレエを習い始め、めきめき上達して、さらには留学しようとする話。 なんとか最後まで観られたけど、なんだかなーという印象。強引な展開には苦笑せざるを得ず。 あれこれ詰め込みすぎてる。格差社会、美少女との恋、家族の絆、幼なじみらとの友情といったお約束ネタはいいのだけれど、どーでもいい小ネタも多かった。 最も謎だったのは、はるばるインドにやってきたというアメリカ在住のイスラエル人教師のキャラ。あそこまで変人キャラにする必要があったのか。それに役者(ジュリアン・サンヅ)さんの演技にも違和感があった。 一方、主演の若者たちをはじめとして、みなさん舞踏の場面はお見事だった。バレエ、ヒップホップ、ボリウッドなどあれこれ踊りまくる。
Mar 29, 2020
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「石の中にも五十年」 (評価 ★★★★★ 満点五つ星) ローリングストーンズの2016年南米公演に密着したドキュメンタリー映画。しかも難国キューバでも公演しちゃおうなどと言い出すお方たちのお話。 実はぼく自身はローリングストーンズのことは別に好きと言うわけではないので楽曲もよく知らないし、若い頃の情熱そのままに高齢男子さんたちが今でも頑張ってるすんごい楽団らしい、という先入観のみで気軽に鑑賞に臨む。 とっても興味深く観られた。各国での公演を順番に映していくのだけれど、そのつどご当地文化も紹介され、現地人との交流も微笑ましく描いている。 見どころは、並行して紹介されるキューバ公演の開催に向けての難題あれこれ。実現すれば歴史的快挙になるのだけれど、これまたタイヘン。カネで解決できることでない。必要なのはコネ、情熱、忍耐、そして運。 別にローリングストーンズが好きでもないぼくですら充分に楽しめ、チョーわかりやすく作られていた。ま、欲を言えば、せっかくのドキュメンタリーなんだし、内部の黒い裏事情とか内輪もめで言い争う場面とかも紹介してほしかった。それこそ薬物事件や女性問題など、いろいろお騒がせの人たちだったわけだし。 一方で、やっぱり50年ものあいだ音楽活動してるってことは、よっぽど周囲からの人望が厚いのだと思われ。さらには楽団内の人間関係、特にミック・ジャガーさんとキース・リチャーヅさんの互いへの信頼こそが、楽団ご長寿の秘訣なのではないかと。 ラテンアメリカの観衆の熱狂ぶりには驚く。男も女も、老いも若きも、みんなも社長さんも、泣きながら叫びながら公演を満喫なさっている映像は圧巻。
Mar 25, 2020
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「呑んで呑んで呑まれて呑んで」(評価 ★★☆☆☆ 二つ星) アメリカ人中年男性が、フランス旅行中に現地の美女に惚れる話。 よっぽど暇な人しか観ちゃいけない映画。てか、脚本がダメダメ。 フランス映画かなと思って観たのだけれど、全編英語のこてこてアメリカン。フランスのことやワインのことに関する描写が甘い。そもそも、題名がエッフェル塔となってるのも謎。パリが舞台ぢゃないのに。 いい歳こいた男が「自分探しの旅」しちゃうのはまぁ許せるにしろ、雰囲気に呑まれてトンデモ行動に出たり、女を見るたびに発情したり、酒に溺れたり、なんとまあ痛々しい。 お相手の美魔女さんのキャラも変。恋に飢えてる田舎娘なのか事業を成功させたい商売人なのか、キャラ設定が不安定。ちなみに、このチョーお美しい役者さん、エマニュエル・べアールさんかなと思ったら全然違った。
Mar 24, 2020
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「凍えそうなカモメ見つめ泣いていました」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) ぼくは最近、もっぱら家に閉じこもってひたすらオンライン映画三昧の日々なわけで。 今日は10年近く前のフランス映画を鑑賞。家出なのか事件に巻き込まれたのか、妻がいきなり行方不明になる。まだ幼い二人の子どもとともに、パリから故郷の田舎町に引っ越し、不器用ながらも懸命に生きる男の話。<感想> 似たような映画は過去にいくつも観たよーな。 こうゆう映画は脚本力と演技力が大事なわけだけれど、ぼくとしては舞台となったサンマロという海辺の町の寂寥感に勝手に萌えてしまった。ふつーに観光地として盛り上がりそうな町なのに。 主人公は、本業は売れない作家で、副業として自動車教習所の講師。生徒たちのそれぞれのワケアリ人間模様が描かれるところは気に入った。 で、主演のブノワ・マジメルさんって、フランス映画よく観る人ならどっかで見たことがある(はずなんだけど名前思い出せないなー系の)脇役ご専門役者と思われ、どーも主演級の大男優らしさがなく存在感はイマイチ。てか、おそらくそれが狙いらしい。
Mar 23, 2020
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「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) 外出せずに家に閉じこもるようにしている昨今、ふだんなら観ることはないであろう動画や映画をネットで鑑賞しまくっており。 スウェーデン発の離婚喜劇(En skilsmässokomedi)を観たのでその感想を。日本ではたぶん未公開。 離婚の危機にある中年夫婦が主人公。年頃の子どもたちもそれぞれに困ったちゃん。<感想> 特に期待すぎることなくだらだら観るつもりで臨んだのだけど、結局ちゃんと最後まで観られた。 別に特筆すべきほどの佳作とは呼べない、ただの昼メロ的な映画なのだけれど、舞台はストックホルム、晩秋とか真冬の映像とか、まじで美しくて見とれてしまった。音楽もフツーにおしゃれ。 どーせ脇役でしょこの人と思ってる人物が、最後のほうでおいしいキャラに昇格してたりするとこは良かった。 深読みすべきほどの内容かどうかはさておき、不倫にしろ純愛にしろ、それでも恋は恋、みたいなことを言いたい映画なのかもしれない。本人たちが幸せならそれでいいんぢゃね、みたいな。 それにしてもさすがは北欧、どいつもこいつも何もかも洗練されてる。お日本とかおフランスとかのような上品さとは異なる、肩肘張らない美的感覚というか。
Mar 20, 2020
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「ツール・ド・恩返し」 (評価 ★★★★☆ 四つ星) 日本ではたぶん未公開。https://www.imdb.com/title/tt6786518/ ぼくは第一期(2017年)はまだ観てなくて、いきなり第二期(2019年)のほうを鑑賞。全13話(各25分)。 リーオン・ロゴスィーティスさんという男性が、無一文で北米アラスカから南米最南端までポンコツ車で旅をする。食糧やガソリン、宿泊など、地元の人の「親切」だけが頼り。貧乏旅行を装って親切な人たちを取材し、ふだんから献身的に無償の愛を捧げている人を選び出し、巨額相当の支援の提供を申し出る。<感想> 紀行もののドキュメンタリーは好きなので、予想通り楽しく観られた。 無一文で貧乏旅行、の部分はおそらくヤラセも含まれているんだろうけれども、そこは目をつむることにする。そもそも、あんな故障ばかりする車でド田舎とか山岳地帯を走るなんで無謀。天候や治安の悪い地域も多いみたいだし、危なっかしい。良い子のみんなは真似してはいけませんっ。 かなりサクサク編集されていて、もっとじっくり観てみたいという回もあった。パナマ郊外の密林部族を訪ねる回など。 演出も優れてて、感動的で思わず涙ぐんでしまう場面ばかり。ラテンの方々は表情が生き生きしていて愛おしい。 ただ、このおじさん、英語を母国語とする西洋人であり白人であり男性である(=つまり「勝ち組」?)ゆえ、上から目線な発言がたまに見受けられたのが気になった。それにスペイン語がおできにならないうえ、専任の通訳さんも同行してないみたいで、現地での邂逅は結局は英語を話す人に限定されてしまっていたよーな。
Mar 15, 2020
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「双子のたましい百まで」(評価 ★★★★☆ 四つ星) ドキュメンタリー映画を鑑賞。日本でもネットフリックスで配信ちゅう。 双子兄弟アレックスとマーカス(現54歳)が、カメラの前で過去を語る。 アレックスは18歳のときにバイク事故で頭を強く地面に打ち、それまでの一切の記憶がなくなる。マーカスに教えてもらいながら自分はどういう人間だったのかを理解し、その後の青春時代を過ごしていく。両親の死を経て、32歳のときに、アレックスは、どうやら今までマーカスから聞いていた自分たちの少年時代の話が事実と異なっていたことに気づく。 そして現在(54歳)、隠されていた真実について、兄弟ふたりが面と向かって語り合う。<感想> 再現映像とか、撮影力がお見事。きちんとした構成で展開されていたし、見応えがあった。 アレックスさんもマーカスさんも、それぞれの言い分に説得力があって、胸が締め付けられる。もし自分がアレックスさんの立場だったら、あるいはマーカスさんの立場だったら、どのような行動をとっていただろうかと思う。 二人は単なる兄弟ではなく「双子」。ひとりが記憶喪失で、ひとりが記憶維持というのは、双子ならではの均衡感/平等感はもはやないわけで。 それにしても、アレックスさんって、記憶喪失になって両親や友人さらには自分自身が誰なのかもわからない状態になってしまったのに、双子のマーカスさんのことだけは認識できたという点には驚いた。双子力って凄すぎ。
Mar 15, 2020
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ピットで演奏いたしました。ぼくは第一バイオリン。 この「ハロー、ドリー」という作品は、こちらアメリカでは定番ちゅうの定番、知らない人はいないくらいの人気作品(らしい)。でもぼくはよく知らなかったので、稽古の直前になって慌てて予習しました。 舞台は(たぶん)1890年代のニューヨーク、音楽的には比較的わかりやすい、アメリカーナ系大衆歌謡。 初演時の主演女優のために当て書きされたのか、音域がチョー低くて、原調で歌える女優は少ないらしい。この劇団では移調版を使用しました。そもそもこのミュージカル、何通りも版があるみたいで、かなりややこしい。 弦楽奏者的には、Ribbons Down My Back、It Only Takes a Moment など、おいしく弾けました。舞踏や行進の場面もいけいけどんどん。 監督はチャドさん、音楽監督はマイケルさんでした。全部で四回の公演でした。
Mar 8, 2020
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. 教会の楽団でバイオリンを演奏いたしました。 ここの日曜礼拝では何度も弾いたことがありますが、今日はなんだかいつもよりも多くの信者さんが参列しているような気がしました。インフルエンザとかコロナウィルスの流行が報道されている今日この頃、教会のように人の集まる場所は閑散としているのかもしれないと思ってましたが。 アメリカ人さんたちって、良くも悪くも楽観的な国民性で知られるわけだし、てゆーか、むしろこうゆう不安なときこそ教会に行って癒されたいとお考えになる信者さんが多いのかもしれません。
Mar 8, 2020
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「さよならあなた私は帰ります風の音が胸を揺する泣けとばかりに」(評価 ★★★★★ 満点五つ星) いつか観よう観ようと思ってたウルグアイ映画をついにネット上で発見し、鑑賞。 変わりばえのない毎日を過ごす工場勤務の男女(上司と部下)が、偽装夫婦として何日か過ごすお話。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウィスキー_(映画)<感想> こんな名作を10何年も見逃していた自分が恥ずかしい。とぉっても気に入った。 なんとなく、アキ・カウリスマキっぽくもあり、ウェス・アンダーソンっぽくあり、てか、どっかで誰かがよく用いる手法ばかりで撮影されてるような気がして、要するに真新しさは感じられないのだけれど、そこがいい。とてもいい。 時代設定がよくわからなかったけど、そこもいい。カセットテープのウォークマンとか、タイプライターとか。 後半はピリアポリスという観光地/保養地に舞台を移す。海風が強くて寒そう。格式があるんだけれどもなぜかさびれた感じのホテルとかもいー感じ。家族連れというよりかは、不倫してるオトナが訪れたがりそうな町。←褒め言葉のつもり 意味深な言動も出てくるのだけれども、その意味するところは結局は明かされない。例えば、男には実は妻がいたのかどうかとか、女が男の弟に渡した手紙には何が書かれていたのかとか、女は最後にどうゆう心境でどうゆう行動に出たのかとか。いろいろと勝手に推測してみるのも一興かと。 ウルグアイというと、ぼくは何年か前にアルゼンチンのブエノスアイレスを旅してたときに日帰りで対岸ウルグアイにお舟で訪ねたのが唯一の接点。アルゼンチンの隣国、小国という地味な印象しかなかったけれど、この映画で一気に親近感を覚えた。 この映画監督の作品をもっと観てみたい。慌ててググってみたところ、監督のフアン・パブロ・レベージャ様、既にご他界とのこと。
Mar 7, 2020
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