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「クロ歴史」(評価 ★★★★☆ 四つ星) クリント・イーストウッド監督作品。 陪審員として殺人事件の裁判に関わることになった一市民が主人公。容疑者が有罪か無罪か裁判が進行していくが、やがて主人公はもしかしてこの事件の犯人は自分かもしれないと思い始める。 とても良かった。 誰にでも起こりうること。主人公の葛藤もよくわかる。彼が実はもとアル中で、アルコールから足を洗おうを必死になってるという設定も活きてる。妻が妊娠していて幸せな家庭を築こうとしているまさにその時の話というのにも唸る。 主人公のみならず、容疑者、検察官、弁護人、弁護士、それぞれの立場になってみても、もし自分だったらどうするだろうかといちいち自問自答しながら観た。 正義、良心の呵責、犠牲、保身、そして運/偶然。いろんなお題が次々思いつく。 主演のニコラス・ホルトも良かったし、脇を固めるおじさんおばさんたち(トーニー・コレット、JKシモンズ、クリス・メッシーナ、キーファー・サザーランド)も演技がお上手。 てか、内容も演技もいいのだけれど、やはりイーストウッド監督はさすが。物語の展開がすごくわかりやすい。てきぱき進行するし、情報は小出しにしつつも、的確な時と場所でさらっと描写する。ほんとに良く出来てる。
May 31, 2025
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「襟を合わせて日暮れの人波に紛れる貴方を見てた」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) 出演は松坂桃李、寺尾聡、松坂慶子さんズ。 設定はすごくいいし(実話を基にしてる)、横須賀の街並みもいい感じだし、アルツハイマー病の歌好き老父を寺尾さんという配役も良かったけれど、なぜかいまいち。 脚本と演出がぼくの好みではなかったというか。かと言って、もし脚本を三谷幸喜さんとか宮藤官九郎さんが書いたらとか、もし山田洋一さんとか是枝裕和さんが演出したらとか妄想するのも野暮か。 ボケてしまっても過去に歌いまくった楽曲はずっと覚えている、ということを軸に、さてどのように話を展開させるか。そうゆう映画づくりのこととか考えながら鑑賞した。
May 23, 2025
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ピット楽団で演奏しました(第二バイオリン)。 六回の稽古のあと、全部で十一回の本番が無事に終了しました。 この「雨に唄えば」は1952年の映画版がまず有名だし、1983年のブロードウェイ版以降何度か再演、改訂されている演目。てか、ぼくらの使った譜面は手書きのものでした。記譜の間違いも多々あって疲れました。 それもあって、稽古が始まる前はなんか古くさいミュージカルだなと感じておりました。ぶっちゃけ物語的には起承転結が弱いし、全般にしょーもない内容のドタバタ喜劇という印象しかなく、入念に予習する気がおきないまま合わせに臨んだのですが、すぐに反省。音楽的に弾き甲斐があるし、演出や演技次第ではかなりゲラゲラ笑える作品であることに気づきました。 そして蓋を開けてみると公演の切符は完売、連日満員御礼。事務局のおじさんも驚いていらっしゃいました。切符の売れ具合は数年前に当団が上演した「サウンドオブミュージック」を凌ぐ好調ぶりだったそうです。やはり老若男女が安心して楽しめる作品は強いのであります。 ぼくらバイオリンに関しては、難所もあるものの基本的には楽しく弾ける曲ばかりで、緊張することもなくガン弾きできて実においしい。「Fit as a Fiddle」というバイオリンが激しく目立つ曲もあります。 ほかにも特筆すべき楽曲はいくつもあって、とにかく編曲が上手い。旧き良きハリウッド系のきらびやかで粋な音楽。タップダンスの場面も多く、よってノリノリ。 肝心の標題曲「雨に唄えば」は第一幕の終曲としてまず主人公が雨のなか独唱、そして第二幕の最後の最後で全員で大合唱。 降雨の場面は演出家/舞台美術家の腕の見せどころ。ぼくらのほうにも水滴が舞ってこないよう、オケピットは巨大な布で覆われました。 今日の千秋楽を終え、いまはもう達成感で胸がいっぱい。そして明日からこのピットで弾けなくなるのは寂しい。 こうゆう感覚を味わうのは久しぶりです。演目や劇団、楽団に恵まれたというのもあるし、やはり連日満員だったのいうのも大きい。 総合演出はアンさん、音楽監督はナンシーさん、ピット指揮はダグさんでした。
May 4, 2025
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