ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 15, 2009
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 パムお姐さんからメールが来てました。彼女はプロのピアノ弾き。クラシックをはじめ、ブロードウェイとか音楽酒場でご活躍のお方で、僕はつい三週間前に、ひょんなことから、彼女の出演するチェロリサイタルで譜めくり係を務めさせてもらいました。

 で、パム姐からのメールに書かれてたのは、

前略
今度ピアノ三重奏の本番があるのだけど、また譜めくりしてくださらないかしら。 ;-)
かしこ

 おぉっ、譜めくりの依頼であります。先月の本番では譜めくりが早すぎたり遅すぎたりして迷惑かけたかも、と思ってたので、お呼びがかかるなんて意外かつ光栄。

マダムからのご指名 はいつも謹んでお受けすることにしているワタクシですし(←意味不明)、これを機に、売れっ子の譜めくり王子になっちゃうのも悪くないかもしれません。

 しかし、結局は丁重にお断りしました。予定が合わないというのもあるし、やっぱり存在の耐えられない重さゆえ。またもやブラームスらしいし。

 ってゆーか、一般に、譜めくり人ってどうやって選出されてるもんなんでしょうか。
 日本国内で演奏会に行くと、譜めくりはたいてい(若くてきれいな)女性が担当なさってるような気がしますが、こちらアメリカでは、「あの人、いったい何者?」って思うぐらい、いつも意外性のある雰囲気の人ばかり見かけます。よそゆきの服装じゃなかったり、妙にご高齢、ご低齢だったり。
 そもそも、ピアニストの付き人とか愛人とかじゃないかぎり、譜めくり係という肩書きだけでわざわざ巡業に同行することはないはず。つまり現地調達が基本と思われ。

 是非めくらせてほしい、という地元の音大生とかは多いかもしれません。大物ピアニストとお近づきになれるわけだし。

 譜めくり不要の液晶デジタル譜が数年前から存在してますが、なかなか浸透してないようです。
 今日もまた、世界の各地で、ピアニスト氏たちは現地調達の赤の他人の譜めくり師に身を委ねつつ、愛着のある使い慣れた紙の譜面で本番をこなしているのありましょう。





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最終更新日  Nov 16, 2009 10:22:15 AM
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