ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 10, 2010
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カテゴリ: 日常
 旅行案内書とかめくってると、各国のチップの相場が載ってることがある。思わず熟読してしまう。
 ほかの国と比べて、やっぱりアメリカはチップ額が高すぎる。飲食店では最低15%とされるし、何かしらのサービスに受けたらその都度いちいちチップを払うことを期待される。

 アメリカのチップ文化は何故にそこまで過剰に発展してしまったのであらうか。
 これって、お偉い文化学者さまとかが既にいろんなところで熱く論じていらっしゃるようで、諸説ある。アメリカ人は純粋に太っ腹という説とか、多民族、多宗教文化の結晶という説とか。ま、現実的には、サービス業従事者の給料がほかの先進国に比べて安いという説が最有力と思われ。(飲食店の給仕人さんの時給はだいたい4ドル)

 ぶっちゃけ、「良いサービスは有償でこそ手に入る」という前提がそこにはある。裏を返せば、無償のサービスなど期待できないということ(笑)。

 ただ、穿った見方をすると、飲食店にて、50ドルの料理の注文を受ける場合も、5ドルの注文を受ける場合も、給仕人さん自身の仕事の量や質はあんまし変わんないはず。なのに「チップは一律15%」という原則に基づくと、その額も大きく違ってきてしまう。なんか腑に落ちない。

 さらにひねくれるなら、料理そのものがとても美味しく、心から満足していい気分になった場合。
 思わずチップを多めに渡しちゃいたい衝動に駆られるけれども、別にその額が調理人さんのもとへ行くわけぢゃない。チップはあくまで「給仕サービス」に対して払うものだから、味の良し悪しなど関係ない。

 究極の例として挙げられるのは、食べ放題/ビュッフェ式の飲食店。客は誰の助けも借りずに自力で配膳し、自力で食事を終えるわけで、そうゆう店では多額のチップなぞ要らない?

 考えれば考えるほどわかんなくなってくるし、どーせ形骸化してしまってて、誰もいちいち気にしちゃいないのが現状。屁理屈ばかりこいてるのってオレだけ?

 そしたら、先日思いっきり目撃してしまった。「チップの額が少なすぎる」と店員が顧客に喰ってかかってる場面。
 で、その客はさらりと反論、「キミのサービスに不満だったからさ。ぢゃ、ごきげんよう」と言い放ち、立ち去って行ったのであった。おぉっ!





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最終更新日  Feb 11, 2010 10:46:41 AM
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