ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 8, 2016
XML
カテゴリ: 映画、テレビ
「太陽がいっぱい」(評価 ★★★★★ 満点五つ星)

 13話にわたってテレビ放映された10年以上前のドキュメンタリー。米エミー賞受賞作。DVD化されてて、やっと全話観た。
 今や世界各地で同時進行で公演するまでに成長した巨大演芸集団シルク・ドゥ・ソレイユ。彼らが新演目を制作する様子を本拠地モントリオールで一年に渡り取材する。主に八名の演者に焦点を当てる。
 日本でもDVD化されてるもよう。

<感想>
 こうゆう題材は誰が撮っても佳作ができるものだけれども、本作は特に均衡感覚に優れており、演出や編集にイヤミがない。サクサク進行していくので飽きも来ない。単なるCdSの販促っぽくならず、押しつけがましくないのも気に入った。
 ぼく自身、彼らの舞台は一度もナマで観たことないし、あんまし興味なかったけれども、こうゆう舞台裏の「産みの苦しみ」は分野や国を問わず共通点は多く、面白く観られた。一方で、成功する団体はさすがに何かが違うというのもわかる。
 彼らは芸術家、舞踏家、体操家、芸人、客商売人であると同時に、組織のもとで働く契約社員であり、上層部、人事部の発言に一喜一憂せざるを得ない。さらに、身体能力の高い若い後輩たちも後を追ってきている。公演をいつ降ろされるかわからない。
 それにしても、百人を超える多くの演者のなかから、早い段階でこの八人に目をつけた制作者はさすが。好感の持てるキャラばかりだし、国際色豊か。DVDの特典映像には、当時から二年たった彼らの「その後」も収録されている。
 ぼくも近年、オペラやバレエ、ミュージカルなどのピットで演奏する機会が増え、演出家、演者、裏方ら舞台芸術家の方々と一緒に舞台に取り組むことが多く、そういう意味で勝手に身近に感じながら本作を鑑賞した。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jul 9, 2016 10:56:24 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: