ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 27, 2016
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 弦楽六重奏曲についてのまとめ。

ブラームス:弦楽六重奏曲第1番 B Op18 その2 その3 その4
ブラームス:弦楽六重奏曲第2番 G Op36 その2
ドボルザーク:弦楽六重奏曲 A Op48
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲 d Op70「フィレンツェの思い出」 その2

 そもそもこの編成って低音域が厚くなってしまうたためか、あまり曲が存在しない。ハイドンもモーツァルトもベートーベンも書かなかったし、シェーンベルクを除けば実質四曲しかないと言っちゃってよい。この夏やっとドボルザークのを弾いたので一応完奏したことにさせていただきたく、以下に個人的に勝手に順位づけ。あくまで奏者目線で。


■総合的に判断して、最優秀曲を選ぶとしたら
 ブラームス1番変ロ長調作品18

 たぶん最も「弾きがい」がある。ブラームスの弾きやすいところ弾きにくいところがどちらもうまく配分されてて、さらった努力が報われる。終楽章の最後に第一ビオラが手綱を握るところは、弦楽六重奏史に残る名場面。
 彼の2番(ト長調作品36)も名曲なのですごく迷ったけれど、2番はブラームスにしては前半は爽やかすぎ、後半はなんか落ち着かなくてどうも好きになれないので。


■お気に入りの楽章をひとつだけ選ぶなら
 ドボルザークト長調作品48の終楽章

 自分でも意外だけど、この楽章は第一印象が良くて、弾いててすぐにハマった。


■四曲ちゅう強いて最下位を挙げるなら
 チャイコフスキー作品70「フィレンツェの思い出」

 ごちゃごちゃしすぎてて、やかましくかしましい。難しいわりに達成感が味わえない。弾いて楽しいのは終楽章ぐらいか。
 そういえばずーっと前にオーストラリア室内合奏団だかがこの曲を弦楽合奏版で演奏したのを聴いたことがあって、気に入ったのを覚えている。部分的に協奏曲風にしたりしてメリハリをつけてて、すっきり爽やか。


■雑感
 六人もの奏者が集まるからには、やはり一人ひとりが楽しめることをしたいわけで、人や楽譜や会場の手配とかの労力を考えると、こうゆう編成の曲はお祭り感覚でお食事会とかと兼ねて年に一回わいわいがやがややるのがよろしいかと。とにかく重い曲ばかりなので心身ともに疲れる。







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最終更新日  Oct 30, 2016 11:16:47 PM
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