ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 23, 2017
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カテゴリ: 映画、テレビ
「良い子悪い子普通の子」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 ケン・ローチ監督作品お約束、イギリス北部の貧しい人びと、しかも「だめんず」が主役。
 今回のお題は、たぶん「若い罪人はもう一度人生をやり直す機会を与えるに値するか否か」。しかもこの若者、ウィスキーの利き酒ができるので、その才能を活かせばチンピラ暮らしから抜け出せるかもしれず。

<感想>
 ロウチ監督ものにしては観やすい。
 重い題材をちゃっかり軽快に描いちゃってるので見事に騙されるのだけれど、やっぱし状況は厳しいはず。この主人公、今後も大なり小なり罪を犯しつづける人生を歩むような気がしてしょうがない。
 彼らとて生まれつき悪人であるわけはなく、どこかに良い子普通の子の部分はあるはず。でもやはり完全なる更生は難しいのだろうか、いろいろと考えさせられる。
 脚本的にツッコミどころは多いけれど、演出は優れてるし、てか役者はみんなして演技がお上手。さすがケンローチ様。
 それに主題歌もいー感じ。←ザ・プロクレイマーズの「I'm Gonna Be (500 Miles)」という曲で、ぼくもときどき依頼されて結婚式で弾くことがある

<題名について>
 高級ウィスキーって、時間をかけてじっくり熟成させていく過程で2パーセントぐらい蒸発してしまうらしく、もったいないのだけれど、その消失分を「天使の取り分」と呼ぶとのこと。なかなか凝った題名だと思う。
 邦題もそのままの訳で良かった良かった。最近の日本の配給会社は意味不明でへんてこりんな邦題をつけるという印象が強いだけに、なおさらこの邦題のすばらしさ(直訳ぶり)には感激。

<似たような映画>
 トレインスポッティング
ボーイA





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最終更新日  Nov 24, 2017 12:43:52 PM
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Re:映画:天使の分け前 The Angels' Share(2012年イギリス)(11/23)  
LimeGreen  さん
I'm Gonna Be (500 Miles)

Benny & Juneの主題歌でしたね~。あの映画いまだに好き。


この映画もなかなか面白そう。

ウィスキーと言えば、私は昨夜(感謝祭だというのになぜか)、Netflixで"The Birth of Sake"というErik Shirai監督のドキュメンタリーを見てました。映像がとにかく綺麗で、よかったですよ。私全くアルコールの傍に近寄れない身体なんですけどね。石川県の酒蔵さんなので、ところどころきつい方言で杜氏さんが話されると、私は英語字幕読んで、何言ってるか理解しないといけない、ってことがありましたが…(苦笑)。 (Nov 24, 2017 08:00:16 PM)

Re[1]:映画:天使の分け前 The Angels' Share(2012年イギリス)(11/23)  
LimeGreenさん

ウィスキーって、日本のものも評価されてきてるみたいですね。ぼくはあまり飲まないのでよく存じませんが。

>"The Birth of Sake"というErik Shirai監督のドキュメンタリー

ちょっと興味あります。観てみたいです。




(Nov 30, 2017 11:31:18 PM)

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