ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 14, 2020
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 この五か月、人前で演奏する機会が全くなくて悶々と過ごしておりましたが、今日は超ひさびさに挙式でバイオリン弾きました。共演はナンシーさん(ビオラ)とオードリーさん(チェロ)。

 カトリックの婚礼ミサ、しかもこてこてのケルト式。何人かの男性はキルトスカートをお召し。
 ぼくら三重奏団は主に迎賓時の背景音楽を演奏しました。ケルト音楽の定番(たぶん)のSimple Gifts、Be Thou My Vision、Highland Cathedralなどやクラシック音楽をば。
 花嫁さんご入場および新婚さんご退場は、ぼくらの演奏ではなくバグパイプ吹きさんの演奏、先導にて執り行なわれました。

 「密」を避けるべく、親しいご友人やご親族ですら、お祝いの接吻や抱擁、握手すらさせてもらえず、結婚式なのにビミョーな雰囲気。
 それに、普通のカトリック婚だったら、いろんな儀式を踏まなきゃなくてミサは一時間を超えることも多いのに、今日のは短縮版、サクサクと進行されました。

 新郎と新婦(とバグパイプのおじさん)を除いて全員マスク着用。異様といえば異様な光景でしたが、男性陣のマスクはキルトスカートと同一の格子柄だったりして、みなさんマスクも衣装の一部という感じ。
 ぼくらもマスクして弾きました。別に管楽器奏者じゃないわけだし。でもやっぱり奏者間の意思疎通がかなり難しい。「いちにのさんハイっ」とかも聞き取れないし、互いの顔の表情が読めない。「目」だけで合図/会話しなければいけないわけで。

 なんとか無事に終了しました。
 今日のお二人さんはもともと春先の挙式を予定なさってたそうですがコービッドのせいで延期。今回も再延期かと危ぶまれたようです。礼拝のなかで司祭さんが語ってましたが、ここにたどり着くまでタイヘンだったみたいで、開催できただけでも奇跡とか言ってみんなして涙ぐんでました。

 実はぼくも奏者席で感極まってました。彼らのご苦労やご苦悩も想ったし、てゆーか、自分自身お仲間奏者と合奏できず寂しく五か月も過ごしてきて、今日久しぶりに再会、再体験でき、悦びもひとしお。やっぱりチョー楽しいです、音楽を合わせるのって。
 本番直前、そわそわどきどきわくわくしながらも、落ち着いてあれしてこれして。楽譜の整理、譜めくりの場所の把握、携帯電話が鳴らないよう音を切ったか念入りに確認。以前だったら普通にやってたこうゆう細々とした雑事すら、いちいち懐かしくて感激してしまった次第。





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最終更新日  Aug 15, 2020 10:41:13 PM
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