ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 10, 2021
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 Bさんとともに礼拝で演奏しました。
 ここの教会はこれまでは三密回避のため屋外礼拝で乗り切ってきたそうです。お外の広大な芝生と駐車場を利用、簡易祭壇をこしらえ、信者さんは車に乗ったまま参列、牧師さんのお説教は拡声器を通して聞くのだとか。で、信者さんはアーメンと唱えるときはhonk your horn(←日本語で言うところのクラクション)、よって礼拝中はみんなでブーブー鳴らしまくるという新しい礼拝様式が確立したもよう。なかなか異様な光景かと。
 てか、この教会はニュージャージー州の丘陵地帯にひっそり建ってるからこそできるワザ。都市部とか閑静な住宅街にある教会だったら場所や騒音の問題があって絶対無理。

 でも今日は久しぶりの屋内礼拝とのことで、基本的にはインターネット生中継礼拝でした。現場には数人しかいらっしゃらなかったけど、そのぶん落ち着いて弾けました。

 演奏した楽曲はMazas作曲「バイオリン二重奏曲ハ長調」(たぶん作品39-5)全三楽章。
 Mazasという作曲家はぼくにとっては初めて聞く/弾くお方。実際弾いてみたらドイツ系の音楽なような気がしたし、マツァスと読むのかなと思ってたら、どうやらフランス人。Jacques Féréol Mazas(ジャック・フェロル・マザ?)。ベートーベンのちょっと後の時代の人らしい。
 意外にこちゃこちゃしていて弾きにくく、よって弾き甲斐ありまくり。

 バイオリン二重奏曲って実際には無数に存在するんだろうけど、これぞという定番の名曲がないので、この曲この作曲家は是非覚えておきたいところ。
 なお、ぼく自身がいつか誰かときちんと合わせてみたいと思っているバイオリン二重奏曲は、ハイドンの作品99とルクレールの作品3あたり。





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最終更新日  Oct 13, 2021 07:35:54 PM
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