ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 2, 2024
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カテゴリ: 映画、テレビ
「闘う君の唄を闘わない奴らが笑うだろう」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 米アマゾン・プライムでアラ・マリキアンさんに関するドキュメンタリーを鑑賞。日本(語)ではおそらく未公開。
 彼はアルメニア系レバノン人バイオリン弾き。ウィキ(英語)は https://en.wikipedia.org/wiki/Ara_Malikian

 音楽鑑賞気分でお気軽な態度で観たら甘かった。あまりに重い作品なので心の準備が必要。
 彼は父の影響で幼少の頃よりバイオリンの才能を開花、しかし紛争に翻弄され壮絶な青春時代を過ごす。
 定住先スペインのクラシック音楽界では当初は異端児扱いされ嘲笑されたようだけれども、今となっては誰もが認める意識高い系無国籍系多国籍系バイオリニスト。

 本作でもあれこれ彼の演奏を聴ける。ビバルディ「夏」とかを飛んだり跳ねたり寝転んだりしながら弾く場面とか、視覚的にも楽しめる。見かけはロン毛のヘビメタだし、一歩間違えるとただのイタいおじさんなのだけど、音楽に関する氏の強い意思を感じられる。多様な音楽を演奏しまくってるわりに、結局はクラシック音楽が一番なんやと言ってのける。
 最後の最後でバッハ「G線上のアリア」をしっとりねっとり。





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最終更新日  Nov 3, 2024 08:24:37 PM
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