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今日はオケの本番でした。 ぼくは第二バイオリンの首席として演奏しました。プルトを組んだのはセイジさん。 最初にメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」序曲。この曲は英語圏のクラシック音楽界では、ぼくの知る限り「Fingal's Cave」とは呼ばれてなくて、むしろ「The Hebrides」(ヘブリディーズ諸島)。 続いて、ピアノ独奏者ショーンさんとともにショスタコービチの協奏曲2番。とっても楽しく弾けました。愛称「ハノン」コンチェルト。ハノン教本1番のような、ドミファソラソファミ、レファソラシラソファ、という動きが多用されてるから。 後半はベートーベン交響曲7番。なお、ぼくはセカンド首席ということもあったし、指揮者(テッドさん)と奏法について熱く語る機会も多かったのだけれど、この曲のセカンドを弾くうえでおそらく最も気を遣うべきは、ミの音を開放弦で弾くべきかどうか。コンマスのご意向も伺う必要があるし、なかなか奥深い。
Nov 10, 2024
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「線状降水帯」 今日は六重奏で遊びました。 ブラームスのト長調。ぼくは第一バイオリン。 この作品36は、彼のもう一方の六重奏曲(フラット二つの変ロ長調、作品18)よりも難しい気もするけれど、シャープ一つなのは救い。 なかなか六重奏を弾く機会はないので偉そうなことは言えないものの、攻略法というかコツとしては、六人もの奏者が同時進行でいろんな複雑なことが起こっているわけで、誰の音を聴きながら弾くべきかというよりかは、誰の音を敢えて無視するかを意識するほうが上手くいく。混乱してしまわないことが第一優先。 特に終楽章は難しい。8分の9拍子だし、とにかく数えるのに必死で楽しみにくい。頭ではわかっていても、本能的に2とか4で割り切ろうとしてしまってるためか、流れに乗りにくい。 なお、この曲でぼくが一番気に入ってるところは、やはり終楽章、いきなり16分音符で下降しまくるところ。 第一楽章も第四楽章も、五度とかの距離で上下に強引に動く箇所が多いなかで、律儀に音階的な動きが出てくると逆に新鮮。 こうゆうとこって、「バケツをひっくり返したような」土砂降りごっこにしたり、そよ風のようにサラサラと流したり、あるいはハープで奏でるような雰囲気を妄想したり、いろんな調理法が可能。
Sep 13, 2024
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今日は室内オケの本番でした。 前半は降り番。後半はみんなでメンデルスゾーンのスコティッシュ。弦の人数は第一バイオリンから順に5-4-3-3-2人。ぼくは第二バイオリンの1プル裏で弾きました。隣は首席のマリッサさん。 音楽的にこの曲のどこがどうスコットランドなのかぼくはわからないまま弾いてしまいましたが、単にメンデルスゾーンがスコットランド滞在中に書いた曲ということなのであらうか。 なんとか無事に終了しました。指揮者は容赦なく快活なテンポでガン振りなさるお方で(特に終楽章)、冷や汗かきながら弾きました。 てか、難曲です。こちゃこちゃ、わちゃわちゃしてるというか。第三楽章はなかなか美しいものの。 メンデルスゾーンって、交響曲よりも室内楽曲のほうが弾いてて楽しい。
Sep 8, 2024
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今日は教会の日曜礼拝で演奏しました。 ここの教会にお邪魔するのは数年ぶりで、牧師のマリーベスさんとも久しぶりにお会いしました。温かく迎え入れてくださいました。 聖歌隊は夏の間はお休みとのことで、今日の音まわりはピアノ(トムさん)とバイオリン二人(ブルースさんとぼく)の計三名で担当しました。 ぼくらトリオで演奏した曲は以下四曲。楽しく弾けました。 ラフ:カバティーナ作品85-3 ルクレール:トリオソナタ作品4-3ニ短調アレグロ ショスタコービチ:五つの小品より前奏曲(Levon Atovmyan編曲) モーツァルト:アレルヤK165
Jul 28, 2024
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「人をダメにするソファ」 今日は久しぶりにシューマンのピアノ五重奏で遊びました。Eさん(ピアノ)、Cさん(第一バイオリン)、ぼく(第二バイオリン)、Nさん(ビオラ)、Eさん(チェロ)という豪華な顔ぶれ。 果敢に全楽章に取り組みました。一番楽しかったのはやはり第一楽章。 四楽章も楽しいっちゃ楽しいのだけれど、ちょっと構成的にくどいようにも思う。フーガで仕切り直すとことか。 第二楽章後半アジタートおよび第三楽章の第二トリオにはやはり大苦戦。この二か所のせいでぼくはいまだにこの曲を心からは好きになれない。 さらに言うなら、第一楽章の以下の箇所もすごく気になる。この曲弾くたびにいちいち気になる。バイオリンが出せる最低音はソなので、ファを弾けないのは仕方ないのだけれど、単純にそこだけオクターブ上げられるとプチどん引き。ここまで露骨にそのままオクターブ上げて処理する書法はなかなか見ない。
Jul 22, 2024
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「あぁ無情/無常/無上」 今日はピアノ五重奏で遊びました。フィンランド人バイオリニスト(カミラさん)との共演ということもあり、知る人ぞ知るシベリウスのピアノ五重奏曲をば。 第二楽章インテルメッツォ/モデラートと第三楽章アンダンテだけを合わせました。ほかの楽章は難しそうだったので割愛。 旋律がまったりほのぼの系かつ美メロだけれども、どこかぴりぴりとしていて妙に弾きにくくて不安になる。三楽章の最後はユニゾンになってなんだか安心。 (これら二つの楽章に限って言えば)弦はそんなでもないわりに、ピアノは音符がいっぱいあって大変そう。ミュージカル「レ・ミゼラブル」第一幕最後の「One Day More」の16分音符のようなオスティナート(執拗反復)とまではいかないけど、常に細かい音符をこちゃこちゃ弾いてる。フォーレっぽいとも言える。Eさん(チェロ)、ぼく(ビオラ)、Bさん(第二バイオリン)、Cさん(第一バイオリン)(写真には写っていないけれどもピアノはLさん)
Jul 20, 2024
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今日は挙式で演奏しました。クリス(バイオリン)、ぼく(ビオラ)、アグ(チェロ)という面子。結婚式といってもカトリックの教会でのそれだったので、かなりの長丁場でした(一時間を軽く超える)。てか、れっきとしたミサでして、参列者もいろいろ歌ったり「合いの手」の言葉を言ったりしてなかなかお忙しい。
Jun 8, 2024
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「リーダーシップ Readership」 今日は弦楽五重奏で遊びました。久しぶりにドボルザークの変ホ長調。第一バイオリン:ぼく、第二バイオリン:マイケル、第一ビオラ:ブレナン、第二ビオラ:ナンシー、チェロ:エレン。 とにかく読譜力が求められるので、事前の冷静な解析が必要。どこで「色」が変わるのか理解して弾くべし。つまり旋律を弾く人が交代したり調が変わったり箇所を押さえておくということ。律儀に8小節とか16小節とかで色が変わるわけではないのがドボルザークらしいところ。予想を裏切る展開ばっかし。 特に転調に関しては、ほかの作曲家だったらはっきり調性を書き直すという記譜法をとるであろうところも、ドボルザークの場合は強引に臨時記号でそのまま書き続ける傾向があって、これがこの難曲をますます難曲たらしてめているわけで。 8分の3拍子で書かれてる箇所を4分の3拍子と思い込みながら弾くのがコツだったりとか。 いろんな攻略法を自分なりに見出して取り組むというのもこうゆう大曲に挑む醍醐味。
May 29, 2024
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今日は室内オケの本番でした。弦の編成は6+5+3+3+2人、ぼくは第一バイオリン最後尾(3プルト裏)で弾きました。隣はアリッサさん。 最初にフローレンス・プライスの弦楽四重奏曲よりアンダンテ・モデラート(弦楽合奏版)。 つづいて、クラリネット奏者のRさん独奏でスペイン出身の現役作曲家による協奏曲。 最後に、エミーリエ・マイヤーの交響曲第1番ハ短調。 全曲とも自分にとっては新曲だったこともあり準備にてこずりましたが本番では楽しく弾けました。 特にマイヤーの交響曲に初めて挑戦できたことはプチ収穫でした。ドイツの作曲家で、時代もキャラも何となくメンデルスゾーンっぽいような印象。
May 26, 2024
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カトリックの礼拝で演奏しました。オルガン/隊長はフランクさん、バイオリンはメリッサさんとパティさんとぼく、トランペットはタイラーさん、そして聖歌隊の皆さん。 ペンテコステ、聖霊降臨(復活祭から数えて50日)の週末ということで盛り上がってたというのもあるし、この教会的にお祝いごとが重なってるとのことで、かなり規模の大きいミサとなりました。 ぼく自身この教会での礼拝は初めてでしたが、聖歌隊があまりにお上手なのでびっくり。カントルの独唱者のみならず、みんなしていい声で歌っていらっしゃいました。
May 18, 2024
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<演目>プライス 交響曲第4番ニ短調ベートーベン バイオリン交響曲(独奏はDさん) 今日は久しぶりにオケの本番でした。第二バイオリンの首席として弾きました。プルト相方はサラさんでした。 前半はフローレンス・プライス作曲の交響曲4番。ぼくはプライスの作品を弾くのは今回が初めて。ずーっと弾きたいと思い焦がれてたので感無量です。こちらアメリカでは昨今ちょっと流行っている作曲家。アメリカ人の作曲家だからというのもあるし、黒人そして女性であることでも話題になってるようです。 音楽的には意外にわかりやすくていい感じ。黒人霊歌というのも重要な要素。第二楽章はドボルザーク新世界二楽章のパクりっぽい。てか、誰が何をパクったのはもはやビミョー。第三楽章はラブタイム風。 演奏会後半はベートーベンのバイオリン協奏曲を弾きました。独奏はフィラデルフィア管コンマスのD様。やや柔らかめの丁寧なベートーベンという印象。ぼくは1プルという特等席だったので間近で聴けて/弾けて至福のひとときでありました。
Apr 7, 2024
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今日は教会のミサで弾きました。暖かくなってきたし、信者さんたちは復活祭(イースター)に向けてドキドキワクワクが隠しきれてないようですが、一応まだまだレント(四旬節)の真っ只中、焦る気持ちをぐっと抑えての質素な礼拝でした。
Mar 17, 2024
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「青春のアレグレット regretted」 久しぶり(一年ぶり?)に弦楽四重奏で遊びました。ぼく(バイオリン1)、マイケル(バイオリン2)、ナンシー(ビオラ)、エレン(チェロ)。 今日取り組んだのはハイドンの作品54の1ト長調。 第一楽章は、元気溌剌。若々しい感じ。特にファーストは難しいけど、それは想定の範囲内。四楽章も同様に楽しく弾ける。 今日もめたのは二楽章の扱いについて。通常の感覚としてはいわゆる「緩徐楽章」だし、ぼくらはゆっくりしっとり弾いてみたのだけど、速度表示はアレグレット。このアレグレットというのが二楽章においうて実際にどれぐらいのテンポなのか、ぼくら四人で大論争に発展。なお、つづく三楽章のメヌエットもアレグレット。 アレグロではなく「アレグロっぽい」テンポというのは解釈がばらつくのも仕方ない。そもそも全体の均衡とかも考慮したほうがいいものなのか、結局四人全員の合意にはいたらず、やや後悔が残った。 三楽章はト長調という調性も手伝って爽やか系メヌエット。中間部トリオの部分はファーストがお休み、そしてチェロがいきなりご活躍。 四楽章プレストも快活で頼もしい音楽。
Mar 15, 2024
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「みんなでメサイアを歌いましょうそうしましょう」という催しで演奏しました。主催/主宰/提供は富豪のジーニーさんご一家。 指揮はカールさん、コンマスはクリスさん、オケ幹事および鍵盤はベッツィさん。ぼくはビオラ首席として弾きました。プルトを組んだのはジュリエットさん。 会場中央にオケが陣取り、その周りは四分割、歌う人たちは混声四部に分かれて座りました。 メサイアは三部構成の長大なオラトリオですが、今宵は第一部と第二部はほぼ全曲、第三部は数曲のみ抜粋で演奏。さらに順番はちょっとだけ入れ替え、てか最後に(本来であれば第二部の)「ハレルーヤ」で締めました。 チェロ(やバイオリン)は基本的に全曲弾くようですが、ビオラは独唱曲のなかには休みの曲もけっこうありました。 楽譜もいろんな版が市場に出回っており、しかも調が違ったりもするもんだから事前の周到な準備や根回しが必要。有名な曲だからと言って油断は禁物。 この作品は歌詞が英語というのもあってかアメリカ人に気に入られてるんだと思います。日本人が第九をドイツ語で歌おうとするよりはずっと気軽に取り組めるはず。
Dec 22, 2023
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今日は声楽団による音楽会にビオラで出演しました。 ぼくが乗ったのはバッハのBWV140の部。全部で七曲からなるカンタータで、第四曲はぼくも結婚式とかでときどき演奏するような有名な曲。 てか、ビオラは七曲ちゅう四曲しか弾かないので、弾いてないときはいろいろ観察できました。 バッハの声楽ものを弾くのは久しぶりだったこともあって、とっても楽しかった。あと、特にレシタティーボの曲なんかは歌詞(ドイツ語)が理解できたらもっと楽しめるんだろうなと思います。 指揮者ウィリアムのもと、声楽八人、器楽八人(弦楽四重奏がマーガレット、ダニエル、ぼく、エレン、鍵盤がアイリーン、オーボエ/コーラングレがニッキ、サラ、エバン)という編成でした。
Dec 17, 2023
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今日は室内オケの本番でした。弦五部は5、5、3、3、1人という編成。ぼくは第二バイオリン1プル裏で弾きました。隣は首席マリサ氏。バルトーク:ルーマニア民俗舞曲モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調(独奏:Gさん)プーランク:二つの行進曲と一つの間奏曲 Deux marches et un intermèdeモーツァルト:交響曲第40番ト短調 ナニゲに(精神的に)疲れる選曲でした。 それにモーツァルトの短調ものを組み合わせるのってなんだかなーみたいな。どちらもフラット系。 ピアノ協奏曲の独奏者はすごく繊細な音を出すお方でした。会場の聴衆さまたちにどのように響いてたのかはわかりませんが、こじんまりとした内向きの演奏。可憐というか華奢というか。良く言えば室内楽っぽい親密さをもって演奏できました。
Dec 3, 2023
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今日は人権団体の主催による寄付金集めを兼ねた演奏会に出演しました。 五人の演奏者および教会の聖歌隊で独演や共演で演目を組み、バロックから現代までなかなか凝った選曲になりました。 ぼくが参加したのはモーツァルトのオーボエ四重奏。本番では、テンポを維持することと「快活さ」に特に心がけながら楽しく弾けました。会場の残響が長く響きすぎるので、どこまで快活に聞こえてたのかはわかりませんが。 本番後は主催者やお客さまらと懇親会で盛り上がりました。
Nov 5, 2023
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「憧れるのをやめましょう」 今日は週末の演奏会に向けて本会場で最終調整。オーボエAさん、バイオリンぼく、ビオラNさん、チェロEさん。 この場に及んでいろいろと言い争ってしまったぼくらだけれども、泣いても笑っても本番ではこの難曲を演奏しなきゃいけない。 オーボエが最も難しいことをやってるわけだし、弦のぼくらがあれこれ弱音吐いてる場合ぢゃないのだけど、この曲はほんとにコ難しい。それぞれの役割が二転三転してわかりにくい。 バイオリン的には、あちこちで出てくる一瞬の「合いの手」がどれも手ごわい。粒を揃えてパラパラっと弾き流す。音色にも工夫が必要。オーボエと対等にてきぱき、はつらつとした明確さが求められる。 あと、オーボエと全く同じリズムを弾いてるときは、はたしてユニゾンなのかハモってるのか理解しながら弾くべし。 ビオラと組んで動くとこも意外な感覚を味わえる。弦楽四重奏的な内声の弾き方に慣れてるとビミョーに違う役割。 チェロもあちこちで面白い動きをしていて、耳を傾けながら弾くとすごく楽しい。特に意外にも二楽章。 各パートがやってることを知れば知るほど、それぞれにおいしい曲であることがわかるわけで。
Oct 30, 2023
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「おぼえがき」 今日はオーボエカルテットの練習をしました。Aさん(オーボエ)、ぼく(バイオリン)、Nさん(ビオラ)、Eさん(チェロ)。 てか、来月この曲を演奏会で弾く予定なのでマジ練しないと。 何通りかの版を用意して比較してみたりもしたのだけど、この曲って、版によって強弱表示とかスラー/スタッカートとかの表示が全く違う。さらにはぼくら各々の好みも異なるもんだから、版によって表記が異なるのをいいことに解釈をめぐって大討論になってしまいました。 疲れました。 それにしても、この編成の一員としてバイオリンを弾くのってすごく気を遣う。音域的には第三ポジションまでで全部弾けるし、弦楽四重奏でいうところの第二バイオリンの位置づけに似てるかと言えばそうでもない。 主役はあくまでオーボエだから、バイオリンは弦楽伴奏隊の長という感じで臨めば上手くいくはず。だけどそれがまた難しい。どの箇所でどこまで自分が主導権があるのか理解しつつ、オーボエ様に忖度しつつ、出たり引っ込んだり、あれこれ忙しい。
Oct 8, 2023
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今日は室内オケの本番でした。弦の人数は6-5-3-4-2。ぼくは第二バイオリンの首席として弾きました。隣はサライさん。 まず弦とチェンバロでビバルディの調和の霊感2つのバイオリンとチェロのための協奏曲ニ短調作品3-11。指揮者なし。みんなで立って弾きました。さばさばした軽めの演奏でした。 二曲めは管だけの曲でぼくは降り番。 最後にベートーベンの交響曲1番。全楽章ともかなり速いテンポでやりたがる指揮者さんだったので、稽古のときから崩壊しかけてばかりでしたが、本番では気持ちよく弾けました。どっしり威厳のあるベートーベンもいいけど、小さめのオケでさくさく快走するのもそれはそれでいい感じ。
Sep 24, 2023
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「安心してください弾いてますから」第1バイオリン Cさん第2バイオリン Jさん第3バイオリン ぼく第4バイオリン Bさん第1ビオラ Nさん第2ビオラ Bさん第1チェロ Eさん第2チェロ Mさん 今宵はみんなで集まって納涼室内楽祭り。メンデルスゾーンの八重奏で盛り上がりました。 ぼくはサードバイオリン担当。なにげに超おいしいパートです。いろんな人と次々絡むわりにそんなに難しくないし目立ちすぎないから緊張しない。ぼくの最も好きなパート。 楽しく弾けました。 てか、弦楽八重奏って、全般にわたり似たような音色の楽器が八声も同時に弾くことになるわけで、とにかくただでさえ混沌としててタイヘン。メリハリをつけるのがコツなのはわかってるのだけれど、あんまし重要じゃない動きをしててもビミョーにかっこよく弾き甲斐あることが多いもんだからで思わずガン弾きしちゃいがち。そこをぐっと抑えて控えめに弾くことのできるオトナ奏者こそがこの曲には求められる。 今回ぼくらが特にてこずったのは終楽章、あちこちに出てくる八分音符の弾きかた。 冒頭はフォルテ。その後も音量や音型、手を変え品を変え次々と八分音符が出没し、スタッカートと表記されてたり(主にファーストバイオリン)、コン・フオコ(炎立つ)との表記があったり。要は飛ばすのか飛ばさないのか(ベタ弾きするのか)解釈が分かれるところ。楽器の事情、特にチェロはある程度ごりごり弾かないと聞こえにくいから、飛ばすとこでも飛ばしすぎはよろしくないかもしれないわけだし。 四分音符や二分音符すら、音の「弾力性」の程度についてぼくらのあいだで意見が割れた。場所によってレガートに弾きたがる人もいた。 ほんと、弓づかいって難しい。ぼくはこの曲はもう何回も弾いたことがあるけど、弓関連のネタで毎回必ず揉める。第三楽章もそう。ぶちぶち切っていいのか、律儀に記譜どおりスラーつきスタッカートで強引に一弓で弾くのかとか。 次回この曲を弾くのがいつになるのかわかんないけど、次回も揉めるだろうと思ふ。 なお以下は個人的な備忘録。 ぼくがこの曲にはまったきっかけは、十代の頃に東京サントリーホールで聴いた音楽会なのだけど、そしたらそのときの動画をユーチューブで発掘。1989年、ぼくはこの会場のどこかにおりました。そして、ただひたすら圧倒されてたのでありました。www.youtube.com/watch?v=p0rWLEgjbY0
Jul 19, 2023
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「人並みに終われや」 しばらくオーケストラの本番がなくて寂しいなーと思ってたとこだし、何か交響曲をきちっとさらいたくなって模擬本番ごっこ。 今回選んだのはシベリウス5番。動画に合わせて弾いてみた感想を。 てか、ぼくはこの曲は一度だけ弾いたことがあって(約30年前)、ただ楽しく弾けた記憶はなく、わかりにくい曲という印象しかなかったのでその後は封印。聴いてもいない。 だがしかし今回ついに解禁、自分もいろいろ人生経験、演奏経験を積んだし、時が解決することもあると思うので、ついに因縁の曲に再挑戦。30年前は第2バイオリンを弾いたので今回は第1で。 この曲、全部で三つの楽章しかないとこからしてひねくれてる。 1楽章はとにかく拍を数えるのが大変。もし数え間違って落ちてしまったら一巻の終わり。復帰できるかどうかぼくは自信ない。 ファースト的には最後の高音♭ミ。絶対に当てないと。 2楽章は全曲ちゅう最も弾きやすい/わかりやすい。が、やっぱりシベリウスお得意の2分の3拍子だし、あちこちにいちいち罠が仕掛けられてる。 そして3楽章。管はご活躍なのだけれど我々弦はひたすら伴奏。最後のページでやっと特徴的な動きが出てくる。でもって、最後の最後、数ある交響曲のなかでもぼくが最も苦手な終わり方。それまで各パートがそれぞれに忙しいことをワサワサやってきたのに、突然スカスカになって全員で和音を弾く。休符ばっかりだし指揮者も振りにくいとこだと思う。やっぱり2分の3拍子。強拍じゃなく裏拍で終止? 以上。やっぱり狐につままれたようで呆然としてしまう曲。 管の人はどう感じるのかは知らないけれど、弦奏者的には拍数えたり弓の配分に気を遣ったりして苦労が多いわりに報われない曲。気分よく弾けないし胃が痛くもなる。 世の中にはほかにももっといい曲がいっぱいあるし、ぼくは特にこの曲を称えようとか再度弾きたいとは思わないというのが本音。聴くのも辛い。 今後さらに30年、封印させていただこうかと。
Jul 16, 2023
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<演目>ドボルザーク:交響曲8番ブルッフ:バイオリン協奏曲1番(独奏:Pさん)サラサーテ:バイオリンと管弦楽のためのカルメン幻想曲(独奏:Pさん) 今日はオケの本番でした。第二バイオリンの首席として弾きました。隣はサラさん。 前半はドボルザーク8番。やっぱり彼の交響曲は高音をひぃひぃ苦しみながら弾かされるファーストなんかよりも、セカンドバイオリンのほうが断然楽しい。元気よくガン弾きしちゃいました。 後半は、マンハッタン音楽院などで教えたり、ご自身もカルテットで世界を飛び回っていらっしゃるPさんを独奏にお迎えし、二曲。 ブルッフの協奏曲は、巷では名曲とされてるものの、ぶっちゃけ管弦楽の書法がイマイチと感じました。意外だったので焦りまくり。てか、彼は室内楽に名曲が多いしぼくとしては推しの作曲家であったのに、オケ系はどうやらお得意ではないらしい。独奏部分はかっこよいのだけれど。 本日のトリはカルメン幻想曲。独奏のPさんはいつもはピアノ伴奏版で弾きなれていらっしゃるのだそうで、オケと弾くのは感覚が全く違うようです。我々も必死で彼のテンポに合わせるように努めました。 ぼくはPさんのすぐ真後ろで弾いてたので、もう緊張と感激のあまり、本番は気が付いたら一瞬で終了してしまった感じ。 氏は演奏自体はオラオラ系で自己主張が激しいものの、性格は穏やかで気さくなお方でした。
Apr 2, 2023
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今日はオケの本番でした。ベートーベン「エグモント」序曲とメンデルスゾーン「イタリアン」。 ぼくはこのオケで弾くのは今回が初めてですが、ちゃっかり第二バイオリン首席として弾きました。隣の席はサラさん。第一バイオリンと第二バイオリンとが向き合う「対向配置」型。弦の人数は4-4-3-3-2人。 メンデルゾーンのは難曲だし、かなりヤバかったので本番直前まで冷や汗かきながら気合い入れてさらいました。結果的には本番では楽しく弾けて大満足。 第四楽章はサルタレッロだか呼ばれるイタリアの舞踊音楽。ぼくは何となくスペインの音楽かと勘違いしておりました。いずれにせよ、タンバリンだのカスタネットだのは登場せず打楽器はティンパニのみ。軽快な舞踏音楽であることを忘れてガン弾きしすぎることのないよう心がけるべき。そうゆう意味でも難曲でありました。
Mar 5, 2023
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今日は教会の祝祭管弦楽団の一員として第一バイオリンを弾きました。 前半は普通に日曜礼拝として賛美歌とかあれこれ歌伴。 そして後半はこの教会の創立270年だか280周年記念として書き下ろされた曲を初演。合唱、オルガン、ピアノ、管弦楽から成る壮大な宗教曲でした。作曲家であるジェイムスさんご本人が指揮なさいました。 感動的な音楽会になりました。聖歌隊のエレン隊長にも大変お世話になりました。
Mar 5, 2023
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「Sol Re それそれお祭りだ」 今日は無謀にも超難曲ブラームス弦楽五重奏2番に挑戦。ぼく(第1バイオリン)、ブルース(第2)、ナンシー(第1ビオラ)、マイケル(第2)、エレン(チェロ)という愉快な仲間たち。 室内楽ヲタクの間では、「ブラームス(やベートーベン)の作品番号が100を超える曲には近づかないほうが互いのため」という古い言い伝えがあり、実際ぼくも昔この曲に挑戦したとき、1楽章の練習ちゅうに五人で口論になり喧嘩別れした苦い記憶があるので、個人的には封印していた因縁の曲。ま、今回は全然別のメンツだし、準備期間をたっぷり(三週間ぐらい)設けて本日ついに大集合。 例の1楽章は、恐怖の八分の九拍子なのでそれだけでビビるのに、とにかく五人がごちゃごちゃフォルテでガン弾きしまくってやかましい。冒頭のチェロにいたっては、C線上の低音域で「ソーっレーぇ」と旋律を弾き始める。 ブラームス自身も、ちょっとこってり重すぎるかなーと自覚しながらお書きになったのだろうか、ところどころ「すいて」いるような形跡もある。 2楽章と3楽章は比較的わかりやすい書法で書かれてるので、こうゆう楽章で充分に楽しんでおかないと。特に3楽章は途中のチェロの八分音符が心地よくて萌える。 4楽章は単純な二拍子かと思いきや、裏拍に強拍が来るので、そのあたりの「つまづきの美学」を味わいながら弾きたいところ。 なんとか無事に練習終了。めでたしめでたし。 難曲ではあるけれど、譜読みにあたっての攻略のコツとしては、ト長調(やト短調)の響き、具体的にはソとレを意識すべし。 第1ビオラが全体的にご活躍。 あと、チェロにとっても難曲。誰かと組んで同一行動することも少なく、チェロだけ単独の動きで仕掛けてくる。 なお、今でもぼくが「積極的に封印」している曲は残り二曲。ブラームスのクラリネット五重奏の2楽章とシューベルト弦楽五重奏の2楽章。やはりかなりの確率で練習ちゅうに喧嘩になってしまう。
Feb 14, 2023
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今日はオケの一員として演奏いたしました。第二バイオリン第二プルト表、隣はエリンさんでした。 中国ご出身で米国ご在住の現役の作曲家による楽曲の管弦楽版初演。中国や中東の楽器を弾く奏者も客演として加わり、民俗色の豊かな音階も散りばめられた音楽で、ぼくらも弾き甲斐がありました。 お客さまにとっても、おそらくは視覚的にも聴覚的にも楽しめる音楽会だったと思います。
Feb 11, 2023
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教会で演奏いたしました(バイオリン)。 今日の礼拝堂、ぼくの観察したかぎり、信者さんたちの出席率がよろしくなかった。クリスマスはとうの昔に終わり、春の復活祭/イースターはまだお先。お外は寒いし、皆さん気が乗らない時期なのかもしれません。
Feb 5, 2023
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今日はニュージャージー州の高校生たちによる選抜寄せ集め合唱団の披露音楽会にて歌伴しました。若者たちと一緒に楽しく演奏できました。 てか、この催しは合唱好きのJKやDKにとっては年に一度だかの重要な祭典で、選ばれることはとても光栄なこと。今日の会場も満員御礼、親御さんや教育関係者の皆さんでごった返してました。 ぼくが参加したのは二曲のみ。ぺルゴレージの「スターバト・マーテル」、あとダン・フォレストさんという作曲家の現代曲(スタバは全曲ではなく抜粋で)。 楽団は、ニコール(ピアノ)、ぼく(バイオリン)、ブルース(バイオリン)、ナンシー(ビオラ)、エレン(チェロ)、トム(コントラバス)ほか、指揮はルシールでした。
Feb 4, 2023
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「濃いも薄いも数あるなかに」 今日は久しぶりにブラームスのクラ五重奏に挑戦。第三、第四楽章を中心に。 クラリネットはシャーマン、バイオリンはジェインとジェフ、ビオラはぼく、チェロはポール。 第三楽章は五人がバラバラなことをやってることが多く、自分がどうゆう位置にいるのかを把握するのに四苦八苦。一応総譜を見ながらあーだこーだ話し合ってみるのだけれど、わかったよーなわからないよーな。単純にクラリネットが主役とも言えず、どこで出しゃばりどこで引っ込むべきかわかりにくい。これは難曲。あちこち出てくる16分音符についても、ただでさえみんなして全体に低めの音域でごちゃごちゃやってるので聞こえづらい。 さらに、Presto non assai, ma con sentimento とか出てきて、この con sentimento の解釈についてもぼくらは揉めたのであった。 第四楽章についても、速度表示がアンダンテだのアレグロだのわかりやすい表現ではなく、ずばり Con moto とだけ書かれてる。じゃぁどのぐらいの速さで演奏すべきなの? でぼくらは再び揉める。変奏曲だし、別に最初から最後までかっちり同じテンポでやる必要もないということで少なくとも意見が一致。 あと、この主題、どっかで聞いたことのある懐かしい旋律。ユダヤ音楽のかおりもして、ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」に似たような旋律があったよーな気もする。あるいは日本の誇る唱歌「紅葉(もみじ)」のあの独特のまったり感あふれる温かい調べを短調にしてみました、みたいな。
Jan 14, 2023
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「らるらりら」 今年一発めの室内楽ごっこはラズモフスキー2番。ぼくは第一バイオリン。(第二はブルースさん、ビオラはナンシーさん、チェロはエレンさん) 四者の音量の均衡とかについて激しく悩みながら練習。誰が旋律なのか(てか、誰が音量を大きめに弾くべきか)わかりにくいとこが多い。二重フーガ的に二つの異なる動きが同時進行で現れたりして複雑に書かれているので、すっきり洗練された響きを作るのが難しい。 ほかには、第二楽章に出てくる以下のようなリズム。どこまで差別化すべきか/しないべきか。 あと、この曲を弾くにあたって最もお楽しみ(お苦しみ)の箇所は第四楽章の掛け合いの部分。ぼくの経験からして、おそらくコツとしては、「深く考えすぎない」。弓の上げ下げだの位置だの、誰から受け継いで誰に引き渡す、だのお上品なことを考えてる暇はないので、楽譜をしっかり追って、ひたすら「たりらっ」。
Jan 11, 2023
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今日はメサイアをほぼ全曲演奏いたしました。 メサイア愛好会の主催による、みんなで歌おう系の音楽会。合唱や独唱の皆さん、ほんとにメサイア大好き人間ばかりみたいで、暗譜で歌ってる方も多くいらっしゃいました。 ぼくも楽しく弾けました。 てか、この日のために、ぼくはここ数日、暇さえあればメサイアの音源聞いて過ごしておりました。個人的にはサッカー世界杯のアルゼンチン優勝の興奮がまだ冷めやらず、たぶんそれもあると思うのだけど、メサイア26曲めだったか、Surely, surely, He hath borne our griefs という歌、「勝利っ、勝利っ」と空耳してしまいました。
Dec 22, 2022
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「青春ってすごく密なので」 今日はカルテットとして集合、ベートーベンの作品74を練習。僕は第一バイオリン。 この曲は第一楽章のピチカートゆえに「ハープ」と呼ばれるわけだけれど、調や音階を意識しながら弾く訓練にもってこい。アルペジオも多いし。 作品59群よりはまだ攻略甲斐があるような気がする。もちろん難曲であることに変わりはなく、第一バイオリン的には第一楽章の例のこってりウネウネ部分はベートーベンのカルテットの難所上位三位に入る。フラット系ってのも辛い。シューマンのピアノ四重奏終楽章にも出てくる濃密系ウネウネ。 二楽章も三楽章も熱血系で濃ゆい。逆に終楽章が軽やかに思えてくるほど。 フラット三つの変ホ長調というのもこの曲の印象を決定づけている。変ホ長調というと、高貴、健全、青春といった感じか。室内楽ヲタク的には、メンデルスゾーン八重奏曲(や四重奏作品12)を筆頭に、ベートーベン七重奏曲、シューマンのピアノ四重奏/ピアノ五重奏など名曲が多く、勝負調と言ってよい。
Dec 14, 2022
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「くるみ割り」をオケピットで演奏しました。第二バイオリン末席(三プル裏)、隣はオードリーさんでした。 昨年、一昨年とコービッドのせいで演奏できなかったので久しぶり。 公演は全部で六回、連日完売。満員の会場で演奏するのもぼくはかなり久しぶりでした。ぼくの席から舞台は全く見えないのだけど、お客さまの反応(拍手とか歓声とか)は毎回微妙に異なり、それもあって弾いてるぼくらも飽きることなく楽しく演奏できました。 本番がサッカー世界杯の試合と重なったりして、休憩時間にみんなで楽しく観戦したりも。
Dec 11, 2022
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<曲目>現役作曲家Sさん:組曲リスト:ピアノ協奏曲第1番 Esブラームス:交響曲第2番 D 昨日今日と二夜公演で出演しました。 ぼくは第2バイオリンの第2プルト表、隣はジョシュさん。 リストの協奏曲を独奏なさったEさんは、個人的にもよく存じ上げてるピアニスト。メリハリはあるものの、自然体な演奏で素晴らしかった。そーいえばこの曲、ぼくは子どもの頃にN響の「若い芽のコンサート」だかでやってのを聴いて一瞬で気に入ったのをよく覚えてます。協奏曲のくせして(三楽章ではなく)四楽章構成。しかし短くまとめてあるのでいー感じ。 ブラームス2番も大好きな曲。ただ、思い入れがありすぎて自分の好みが確立してしまっており、それもまた考えもの。今回も指揮者やコンマスの曲の解釈が個人的に腑に落ちないとこもあって、でももちろん自分の嗜好や志向はぐっと抑えて、オトナの対応。ご指示通りに演奏いたしました。
Dec 3, 2022
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<演目>リムスキーコルサコフ:交響組曲「シェエラザード」シャミナード:フルート小協奏曲(コンチェルティーノ)シューベルト:劇音楽「ロザムンデ」序曲 今日はオーケストラで第二バイオリン首席として演奏いたしました。隣はマイケルさん。 「シェヘラザード」って、巷では名曲ってことになってて確かに旋律的にはおいしい曲ではあるけれど、何度も弾いてるとあれこれ気になるとこが出てきて、それらを最善に処理しながら弾かなきゃいけない。特に音量の均衡とか和音の響きとか。 ナニゲに疲れました。指揮者とコンマスと第二バイオリンのトゥッティ奏者との間に挟まって、あれこれ振り回されたというか。 あと、シューベルトの「ロザムンデ」序曲について。ぼくは彼の同名の弦楽四重奏の2楽章の旋律がどっかに隠れてるものとばかり思ってたけど、結局わからずじまい。ターンタタターンターンというリズムは同一と言えなくはないものの。
Nov 13, 2022
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「関係ねぇ」 今日は久しぶりにカルテットでお遊び。ハイドンの74の1。ぼく(第1バイオリン)、マイケル(第2バイオリン)、ナンシー(ビオラ)、エレン(チェロ)。 第1バイオリン的には難曲だけれど、さらう価値ありまくり。報われる難しさというか。やっぱりハイドン(のカルテット)は素晴らしい。 冒頭、とってつけたような「さぁ、はじまりはじまりぃ」という二小節。なんだか意味不明。ほかにもこんな曲あったような気もする。深読みすべきか、ふ~んで済ませるべきか。 この曲はハ長調なので、それだけでも萌える。ちゃんとビオラとチェロの開放弦ソとドが効果的に使われてる。あと、ぼくとしては、ハ長の曲はスコアを眺めてると視覚的に調の動きがわかりやすいのですごく楽しい。和声の勉強にもってこい。 調といえば、第3楽章メヌエットの中間部(トリオ)、それまでハ長調だったのがいきなりイ長調になるのだけれど、なんとも意外な響き。てか、ハ長調とイ長調って「関係調」ぢゃないはず。 深読みすべきか、ふ~んで済ませるべきか。
Nov 1, 2022
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<曲目>ブラームス:Nänie/哀悼歌ラベル:クープランの墓(管弦楽版)現役作曲家Sさん:なんとかかんとか ←題名忘れたプーランク:グローリア(ソプラノ独唱:Jさん) 昨日と今日の二回公演でオケで演奏いたしました。第二バイオリンの第三プルト裏、隣はケビンさん。 合唱団主催の歌伴オケということだったけど、なぜか「クープランの墓」はオケだけでがっつり弾きました。いつか弾いてみたかった曲だったので大きな収穫。 プーランク「グローリア」も意外に気に入りました。じわじわ効いてくる曲というか。 ブラームス「哀悼歌」も初めて弾きました。てか最近まで存在すら知らなかった曲。ブラームスのオケ付き合唱曲はどれも手ごわく弾きにくいものばかり。←聞くぶんには癒されるのだけれど 二公演とも無事に終了しました。 ちなみに今までいろんなオケで演奏してまいりましたが、今回弾いたオケは寄せ集めオケのはずなのにピタッと呼吸が合って弾きやすく、すごく気持ちよく弾けました。 あと、ぼくは長いことフランソワ・クープランとフランシス・プーランクの違いをきちんと調べてみようと思っておりました。このお二人、日本語の片仮名で書くとすごく似ていて、こんがらかって独りで勝手にパニクってましたが、フランス語だ Couperin と Poulenc。全然違う。 生きた時代も全然違う。クープランはバロック人、愛称「フランスのバッハ」(たぶん)。プーランクはこてこての20世紀のお方。 そんなこんなで、今回はクープランとプーランクの両方に関わる曲を一緒に弾けて、かなり嬉しかったわけでして。
Oct 23, 2022
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奏者:カイル(フルート)、ぼく(バイオリン)、ロン(ビオラ)、フランク(ギター)、トム(ベース)、ジェリー(ドラムス) 久しぶりに教会の日曜礼拝の楽団で演奏し、聖歌隊の皆さんと共演いたしました。 イースターやクリスマス前後の礼拝と異なり、こうゆうフツーの時期のフツーの礼拝でこそ、その教会や聖職者さんのお考えが前面に出るもので、今日も司祭さんのお説教とか聞いてて、キリスト教さらにはカトリック教の教会でもいろんな個性とか特色があるんだなーと感じました。
Oct 23, 2022
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. 今日はオーケストラの workshop(集中実務訓練)かつ master class(達人による特別稽古)に参加しました。ぼくは第二バイオリン、第二プルト表、隣はジョシュさん。 お題はブラームス2番。 ニューヨークフィル団員のCさんをお招きし、最終楽章を診ていただきました。全体の流れを意識した強弱/抑揚のつけ方、および求める音楽を音にするための弓や指の使い方などをご指導いただき、大変参考になりました。 客席は聴講者で埋まり、後半は教わった成果を披露すべく、公開稽古というか小音楽会と相成りました。
Sep 28, 2022
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「夜明けの来ない夜はないさ」 今日はピアノ三重奏の練習で集い(ピアノLさん、チェロEさん)、サンサーンス「死の舞踏」をトリオに編曲した版に取り組んでみました。 てか、サンサーンスは別にぼくは好きな作曲家ではなく、フランス系はもともと詳しくないこともあり積極的に取り上げないので、こうゆう機会にちゃんと気合い入れて練習したいところ。 原作の管弦楽版はオケで何度か弾いたことがあります。コンサートマスターが変則調弦(←業界用語で「スコルダトゥーラ」調弦)のバイオリンを弾くんだよーという豆知識をドヤ顔で披露できるので、そうゆう点では覚えておきたい曲かと。 今回ピアノトリオ版を弾くにあたりあれこれ調べてみたら、この曲はいろんな編曲版が出回っており、世界各地で大人気(だいにんき)っぽい。 こちらアメリカでは秋のハロウィーン用の音楽として定着しつつあるよーなないよーな。 冒頭に12回鐘がなって(夜中の12時)、バイオリンの不気味和音を皮切りに、死人がせっせと踊り始めます。基本的には三拍子。 で、あれこれ騒いでおいて、曲は静かに終わるのはちょっと意外だけれど、どうやら朝が来てニワトリが鳴き明るくなってくると、死人的には踊れなくなってしまうのだとか。 なかなか弾き甲斐のある曲です。 この曲を今度出演する「ご近所さん音楽会」の演奏曲に追加しようかどうか激しく悩んでるところ。よっぽどピシッと演奏しないとサマにならない。
Sep 11, 2022
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「不都合な真実」 今日はトリオの練習。ピアノLさん、チェロEさんとともに。 ハイドンのトリオは業界的にはほとんど演奏されることがなく、ぼくもCD(死語?)とか持ってなくて、今後も買う予定はない。てゆーか、みんなして「ハイドンのトリオはチェロがピアノの左手と全く同じことをやってて、ぶっちゃけチェロはなくてもよくね」みたいな否定的なことばかりおっしゃる。 確かに基本的にはピアノソナタであり、それにバイオリンとチェロが伴奏として乗っかってるだけ。バイオリンもほとんど右手と同じことをやってるけれど、チェロは「完全に」ピアノ左手と同一、というのが音楽界ではお常識。 それって果たしてほんとなのだろうか。実際に検証してみなければっ。 ぼくらが選んだのは、おそらく何十曲とあるハイドンのトリオで最も有名なこのト長調ホーボーケン25番。ジプシー風味の終楽章(だけ)が有名。ぼくも終楽章だけは弾いたことがあるけど、今日は全楽章に挑戦。 チェロがなくてもこの曲は成り立つか。その問いに対するぼくの答えは「はい」。和声の構成音として、さらに低音での支えと言う意味でも、ピアノの左手が全て網羅してくれている。 ま、この曲でチェロが主導権を握って「活躍」なさる唯一の箇所は、二楽章最後の二小節。チェロだけが動くので曲をどの程度遅くして終わらせかはチェロ次第。 敢えてさらに挙げるなら、終楽章の一部、チェロだけが細かく16分音符で動くとこがある。 そのほかは特にチェロはピアノ左手と異なる音/リズムをやっていない。 悲しいけどこれが現実。検証終了。 逆に言えば、ハイドンのトリオは、ピアノ抜きでバイオリン/チェロ二重奏として演奏してもカタチになるはず。←いつか実際に検証してみたいよーな、そんなヒマあったら別な曲を弾いたほうがいいよーな
Sep 3, 2022
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「打ち上げ花火 下から見るか上から見るか」 今日はトリオの練習。約一年ぶり。 ベートーベンのニ長調トリオ(作品70-1)の第1楽章の難所を中心に、遅めのテンポでじっくりと練習。 それにしても、この楽章、非の打ちどころがない。次々と仕掛けてきて飽きない。意外なところに不協和音が隠されてるのも(気がつけば)楽しめるし、三連符とかトレモロとかも計算されつくされてる。三拍子だけあって変拍子とかヘミオラっぽくなるのも粋で効果的。 タラリン、タラリン、とあちこちで小規模に花火が時間差で打ち上げられて楽しい。そしてときどきみんなで一緒にドッカーンと鳴らす。三人がそれぞれに活躍するのだけれど、ピアノ奏者の右手と左手は別物と考えて、むしろ四声による競演という感じ。屋内だと感染の心配があるかもいうより、天気が素晴らしかったし、例によって結局は屋外で。
Aug 14, 2022
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「ゲスの極み」 感染症はまだまだ世の中から消滅しそうにないけれども、今日は久しぶりに大人数で集まって室内楽祭り。八重奏弾くのは実に二年半ぶり。真夏の夜のメンデルスゾーン。ぼくは今回は第三バイオリンで参加。 旋律を弾くのも楽しいのだけど、この曲はやはり内声の動きの機微を堪能しながら弾くべし。弦楽四重奏とかでの内声とは異なり八声もある厚い響きのなかでの内声だから、その役割も千変万化。 例えば第三バイオリンの場合だと、冒頭のウネウネ部分からして楽しすぎる。基本は変ホ長調(Es)が軸にあるのだけれど、F、Fis、G、Ges、上がっては下がり、じれったくも二度とかの最低限の動きしかしてないのにいつのまにか上のEsに到達する。 あと、ぼくがこの曲で最も好きな音は、第一楽章の終わり、やはり変ホ長調に到達する一連の重厚な和音進行のなかで突如第一ビオラだけが発するGes(ソのフラット)の音。こうゆう響きも、弦楽四重奏みたいに声部数が少ない編成だとなかなかお耳にかかれないわけで、楽器数が多いからこそ為せるワザか。あぁ内声、萌える。バイオリン:Sさん、Mさん、ぼく、Bさんビオラ:Nさん、Sさんチェロ:Eさん、Mさん
Aug 4, 2022
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「Be sharp」 2022年23年期にぼくが乗る本番がぼちぼち決まってきてるけれど、オーケストラでの演奏会については不透明な点も多く、どの団体で何の曲を弾くことになりそうかまだ確定していない。 いずれにせよ、なんか久しぶりにベートーベン様の交響曲をかっちりとさらってみたくなったので、7番を勝手に練習ちゅう。ちなみにぼくは若い頃は、ベートーベンの交響曲で最も好きな曲はと聞かれたなら7番と答えていたであろうぐらい好きな曲。←今は一周まわって5番「運命」 今日はユーチューブに載ってた欧州の某名門オケの動画に合わせて独りオケごっこ。第一バイオリンで。 久しぶりに弾いてみてのぼくの率直な感想は、思った以上に長いということ。こんなしつこい曲だったとは。特に2楽章と3楽章。繰り返しが多く、しかも一回めと二回めとで(音は同一なのに)強弱が違ったりするので気が抜けない。じっくりと譜読みしないと。 名曲だけあって、しかも難曲なのはいつになっても変わらない。 弦楽奏者的には弓の使い方(上げ下げや配分)に常に気を配りながら弾く必要がある。コンマスとか首席とか弓順決めるお偉い立場の人のご指示に従うしかないわけだけど、自分の好みじゃない弓順で弾かされるのはイヤだなーと思わせる曲でもある。特に1楽章と4楽章。 よって個人的にはオケで弾きたいんだか弾きたくないんだかわからないビミョーな楽曲。 なお、この曲の1楽章には「ビオラジョウク」が隠れていると昔友だちと語り合ってたことをふと思い出した。↓ここのユニゾン部。同じ音なのに記譜法が異なっている。チェロやコントラバスは「シのシャープ♯B」なのに対し、ビオラはわかりやすく「ドのナチュラル♮C」。
Jul 30, 2022
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「純烈」 今日は弦楽三重奏ごっこ。バイオリン:ぼく、ビオラ:Nさん、チェロ:Eさん。 ベートーベン作品9-2。ぼくら室内楽ヲタクの間では、物悲しい第二楽章で知られている曲。 バイオリンは特に一楽章が弾きにくくて難しい。ニ長調だと思って弾くよりイ長調的な響きを意識したほうがいい(=ソにもシャープ)。 ビオラはやはり重音が多い。セカンド役を兼任して弦楽四重奏的な響きを作る。 チェロも大活躍。重音はもちろん細かい音も多い。特に終楽章はいきなり高音。 作品番号的には初期ものってことになるわけで、バッハやハイドンっぽい雰囲気もある。でももちろん終始テンパっててベートーベンらしい。フォルテで激しくガン弾きする箇所はだいたい一瞬で終わり、すぐにピアノに落ちて静かに燃えまくる。 全体的に難曲だけれど、ぼくがこの曲で最も難しいと思った箇所は終楽章の四分音符の羅列部分。ひたすら上下に飛びまくる。規則性があるんだかないんだか、音程や音色や音量を全てビシッと整えるのはタイヘン。教会のオルガンで弾いたら気持ちよさそうな部分。
Jul 5, 2022
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演目1. (アカペラの曲)←楽団は降り番2. (アカペラの曲)←楽団は降り番3. ベートーベン:弦楽四重奏と四声のための悲歌(Elegischer Gesang)作品1184. ブラームス:女声と管弦楽のためのアベマリア作品125. ベートーベン:ミサ曲ハ長調作品86 今日は合唱団の伴奏オケにて演奏しました。ぼくはビオラの末席(2プル裏)で、隣はエドさんでした。 演目は上記の通り。ベートーベン「悲歌」は初めて知りました。今回ぼくらは弦楽合奏で弾きましたが、原曲は弦楽四重奏で演奏されるそうです。 ブラームス「アベマリア」もぼくは初めて。てか、ブラームスの曲はビオラで弾くと楽しいという印象を持っておりましたが、この曲もやっぱり渋くていー感じ。 さて、本日の目玉楽曲であるベートーベンのハ長調ミサ。 この曲、ぼくは初挑戦ではないけれど、いまだに親しみが持てない。ミサ曲ということで何かと作曲上のお約束ごとがあるだろうから、派手で前衛的なものを期待しすぎてはいけないんだろうけど、やはりどうしても第九と比べてしまう。そこはかとなく漂うイマイチ感。 何度聴き込んで弾き込んで練習してもよくわからないまま本番を迎えてしまいました。 そしたら本番の最中のふとした瞬間に、あ、これほんとは名曲かも、と思えたのでありました。
Apr 30, 2022
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「For no one」 今日は久しぶりに室内楽で遊んだのでその感想を。しかもあんまし知られてない曲、「Phantasy Quartet」と呼ばれるブリテン作のオーボエと弦楽三重奏のための作品。 面子は、アリアンナさん(オーボエ)、ぼく(バイオリン)、ナンシーさん(ビオラ)、エレンさん(チェロ)。 ブリテンというと、ぼくはシンプルシンフォニーという曲と出会ったのがたぶん最初。よって第一印象はフツーにいーかんじだったのに、数年前に「戦争レクイエム」を弾いたときにけっこう苦戦し、印象ががらりと変わった。つかみどころのない作曲家というのが正直な感想。 この「幻想四重奏曲」は15分ぐらいの単一楽章の曲で、曲調やテンポが頻繁に変わる。ぱっと聴いても何が何だかわかりにくい難曲だけれど、聴くよりも演奏するほうがずっと楽しめる。 てか、作品番号は第2番であり、ブリテンが18歳の頃に書いた作品らしい。そうと言われなきゃこれがお子ちゃまが書いたものとは思えない。こってり凝ってる。あぁ、great Brittenっ。 譜面は冒頭に「行進曲風に」と書かれててチェロが静かに始める。そして徐々に音量が上がっていきあれこれ発展、で、最後はまた徐々に静かになっていきチェロが終える。 そういえば、ムソルグスキー「展覧会の絵」にも「Bydlo(牛車)」だかゆう似たような構成の曲があったのを思い出す。つまり、遠くから何かがやってきて、目の前を通り過ぎて向こうへと去っていく。 で、この目の前を通り過ぎてくのがいったい何なのか。曲芸一座なのか戦隊なのか、いろいろ妄想してみるのもまた一興。 ちなみに、この曲でぼくが最も驚いたのは冒頭の小節。いきなりG.P.(ゲネラルパウゼ。誰ひとりとして音を発しない沈黙の箇所)。これはチョー珍しい。てか、この小節、別に要らなくね? おそらく、二小節(計八拍)をひとかたまりとして数えるとかそうゆう事情によるのだと思う。
Apr 19, 2022
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今日はオケの本番、第2バイオリン首席として演奏いたしました。プルト相方はエリンさん。 演目は以下。とても楽しく弾けました。指揮はドンさんでした。 メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟 Die Hebriden」 ビーチ:「仮面舞踏会 Bal Masque」 デ・ファリャ:「三角帽子 El sombrero de tres picos」第一組曲 チャイコフスキー:バイオリン協奏曲(独奏はKさん←フィラデルフィア管弦楽団コンマス) 首席としての重責も感じて緊張しちゃいましたけど、さらにK様を独奏にお迎えしてのチャイコ、ぼくは位置的に氏の真後ろだったし、激しくも美しい音を間近で堪能できました。まさに至福のひととき。 ぼく自身、子どもの頃から40年近くもオーケストラで弾いてるので、だいたいの曲はひと通り弾いており、「(隠れた)名曲との新たな出会い」とかはあまり期待できない。もうそれなりに弾き倒したし、充分かな、引退してもいっかと思いかけたりもするのだけれど、優れた共演者(協奏曲独奏者とか指揮者とか。お仲間トゥッティ奏者も)との邂逅があると、改めてオケやる醍醐味が再認識できるわけでして、やっぱしやめられません。 Kさんとの共演は、本番そのものはもちろん、事前の稽古ですごく濃い時間を過ごせました。休憩時の雑談すら濃ゆい。それに今回の共演のコネを駆使し、ぼくら何人かは昨日、彼が若いバイオリニストらに個人指導する様子を聴講させてもらうことができたのですが、とにかくお話が上手い。世界ぢゅうの音楽家たちに関するウラ話とかもどんどん飛び出し、泣いたり笑ったり、音楽以上のことをも学べた気がします。
Apr 10, 2022
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奏者:フランク(ギター)、ジェン(フルート)、ぼく(バイオリン)、ロン(ビオラ)、トム(ベース)、ジェリー(ドラムス) 教会で聖歌隊と共演いたしました。 アシュ・ウェンヅデイ(灰の水曜日)後の初の日曜礼拝。ということは、イースター(復活祭)まで40日を切ったわけで、いよいよ信者さんたちは気分的に盛り上がっていらっしゃるご様子。復活祭は多くの人にとって春の訪れをも意味するみたいだし。
Mar 6, 2022
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