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ぴかろんの日常
リレー企画 131
La mia casa_12 妄想省家政婦mayoさん
「出来たぞ…^^…」
「みゃぉん^^…」
「皆が帰る頃に食べ頃だな…ん?…」
「んみゃ#^o^…」
テスとテソンが店に行った後…和のデザートを作り…氷を入れたボールで冷やしておく…
キッチンの床にいたはるみを抱き上げて部屋に入った…
デスク前の椅子にだらけて座るとはるみは俺にメガネをよこし…ガチャガチャとCDを捜しはじめる…
「今日はどれで踊るんだ?お嬢…」
「ンヒッヒッヒヒヒヒッヒ…=^Q^=…」
「ぇ~ぃ…不気味な笑いだな…」
ちらばったCDの山の中から一枚を選び…目をくりくりさせて…俺に振り返った…
「@+@…」
「ぁちゃちゃ…>_<…はるみぃ~^^;;…」
[Sticky Fingers] のCDジャケットはジーンズ姿の男の腰から腿までのクローズアップになっている…
でもって俺のCDはジーンズのジッパー部分に本物のジッパーを使っている限定版だ…
はるみはジッパーのスライダー(引手)部分を…口に銜えていた…
「…まいるなお前には…」
「@+@…」
「いつまで銜えてんだ?…よこせ…」
はるみはやっと俺の手のひらにCDを置いた…
「みゃぁ~#…^o^…」
「ぁ~ぁ…ジッパー半分降ろしちまってょぉ…」
「ムヒヒヒヒ…ンケケケッケッケ…(>▽<)…」
「ったぐ…これはもち1曲目だろ?」
「ぅんみゃぁぁ*^o^*//…」
はるみはBrown Sugarのリズムに合わせ…おしりフリフリ〃…頭をフリフリ〃で踊る…
PC用のブラシを持たせてやると右足を器用に動かし…弾き?始める…怪猫…
何回かのリピートの後…踊りがピタっ#っと止まった…
「どうした…はるみ…」
「>>@_@<<…」
はるみの耳がピン#と立っていた…俺の腿からトンと降りて東側の腰高窓へタッタッタと走っていく…
何度かジャンプして壁にカリカリと爪を立てる…窓に届かないからだ…
「みゃぉんみゃぉん…>o<…」
「わかったわかった…ほれっ…」
はるみを抱き上げて一緒に外を見た…
向かいの駐車場でバスケリングにフリースローする姿が見えた…
「ご主人様のお帰りだな…はるみ…」
「みゃん#みゃん#…*^o^*…」
今日は一回もゴールできてないようだ…
馬鹿野郎…家に入りゃいいものを…
俺は指笛を鳴らした…
振り返ったはるみのご主人様に…頭で『中に入れっ!』と促した…
闇夜は上がってきて俺等の広いベンチに座ってはるみを抱き上げた…
両頬を交互に合わせ…互いの鼻をスリスリこすり合わせエスキモーの挨拶をしている…
「店に寄ったのか?」
「ぅん…」
「…テソンが帰したんだろ…」
「ぅん…」
「だったら素直に真っ直ぐ家に入れっ…馬鹿め…」
「ごめん…」
一度キッチンに行き…2つのグラスを持って闇夜の右に座り…1つのグラスを渡した…
「ぉ…ダッチだ#…」
「ん…ヨンジュンがドリップを持ってきた…」
「泊まったの?ヨンジュンさん…」
「あいつは泊まるところはいくらでもある#…わざわざ男だけの家に泊まるか?」
「ぷっ#それもそうだ…」
「男3人で楽しかったみたいだね…」
「ぷっ…ん…たまにいいな…」
「ん…じゃぁ…またどっか行こうっと…」
「ぷ…っ#…」
「店の工事進んだ?」
「ん…明日は工房が使えるから試作する…」
「クロワッサン作って…あと…クリームパンと…チョコレートパン…」
「ぷっ…何するんだ?」
「明日オーナーんとこ行くから…」
「報告か?」
「ぅん…」
「わかった…クリーム作らないといかんから…」
「夕方開店前に行くから…」
「ん…わかった…」
みゃみゃっ*^o^*とはるみが嬉しそうに鳴いた…
その後調書の進行具合を互いに話した…
闇夜は一度俺と目を合わせた後前を向いて言った…
「ちぇみ…」
「ん…何だ…」
「昨日の★☆メールの最後のキリム文字さ…」
「ん…文字化けしなかったか?…読めたか?」
「ぅん…ちゃんと読めた…あの手の会話はわかる…」
「ぷっ…ん…」
「ぁのさ…」
「ん…何だ…」
「あれ…”聞きたい”…」
「ぁ…ぁふ…^^;;…」
闇夜は正面を向いて済ました顔をしている…
「…一度しか言わんぞ…」
「ぅん…」
「…....すぐ灰を被せろよ…」
「ダー…」(ハイ…)
「ん…」
…>>>@_@<<<….←はるみ…
闇夜の腿の上にいるはるみの耳がピン#ピン#…立った
俺ははるみの耳を親指と人差し指できゅっ#っと押さえた…
…<<<>o<>>>…←はるみ…
ベンチの背にあったもう片方の手を軽くうなじに添え頭を引き寄せた…
俺は後ろ向きで闇夜の耳元で言った…
「ハチュー シュトーブィ ティ ブイラー マエーィ…ヤーリュブリュー ティビャー…」
「スパシーバ…」 (アリガトウ…)
「パジャールスタ…」(ドウイタシマシテ…)
親指で耳朶に触れた後俺は手をベンチの背に戻し…はるみの耳も解放した…
====はるみでしゅ…
@_@…ちぇみはたばこにひをちゅけました…
たばこのけむりをふぅーとふいて…たてたひじゃにたばこをもったてをおいてあっちをむきました…
@_@…まよはこーひーをのんで…めをふしぇたままあっちをむきました…
しばらくおたがいにあっちをむいたままだまっていみゃした…
ふたりのまんなかにかぜがふきました…ちょっとうずをまいたかじぇでした…
かぜがおさまったあとまよがアタシをだきあげました…
ちぇみがアタシを見ました…/_\…こんなかおしてました…
アタシも./_\…こんなかおでかえしました…
アタシはてしょんには^_^こういうかおでわらいましゅ…
アタシもあんしんしゃしぇないとまよがかわいそうだからです…みゃん#=====
俺は闇夜の背中をトントン叩き…互いにベンチから立った
俺は部屋で調書を作り…闇夜はソファで少し寝かせた…
おそらく俺は今晩テスに引っ掻かれ…髪を引っぱられ…噛み噛み…されるだろう…
[Sticky Fingers]
夕暮れ時の旅ガラス ぴかろん
その後も『嵐消滅探検隊』だとか『蒸気船世界一周』だとか『7つの航海大冒険』だとか、あと『人魚姫ショー』だとかを見て回った
『人魚姫ショー』は…海の底から空中を泳ぎまわる人魚姫とその仲間を見上げる、室内型ショーだった
ちょっとだけ…また『海の底』を思い出した
思い出したけど
ああ…そんなこともあったなぁって
随分遠い昔の思い出のような気がした
イナは今度は抓ってこなかった
僕はイナの手を握って、2人でその海の底を感じていた
ふらふら散歩していると、もう夕方だった
肝心な事を忘れていた
今夜の宿だ…
みんなが食事をしている間に電話をかけた
まだ僕の影響力が残っているらしいコネを使って、ここから比較的近くの、比較的オシャレなホテルを押さえた
みんなには内緒だが…スウィートだ…
別にスウィートにしてくれと頼んだわけじゃない…
それしか空いてなかったのと…僕の名前を告げたら…格安料金でオッケーだと言うのでへへん…
四人で…一部屋で…枕投げもできる…かなぁ…
どの程度のスウィートかは知らないが、とにかくスウィート!
イナに『スウィートに泊まらせてやる』って言った約束が…一応…果たせそうだ…
夕飯を適当なレストランで食って、メインの夜のショーを見るために、また正面あたりの場所に向かう
向かう途中、ダンサーたちのミニミニショーがあった
ちょっと見てみようとギョンジンが言うので、立ち止まって見ていた
かわいいお姉ちゃんとかっこいいお兄ちゃんのダンサーたちが、見事なダンスを披露していた
「懐かしいな…」
俺の耳元でギョンジンが言った
何が懐かしいのさ!元恋人がダンサーだったのかよ!
とか思いつつ、実は俺も懐かしかった
「僕…学生の頃…バイトしてたんだ…」
「…え?!」
「アメリカのねずみーらんどでね」
「…うそっ!俺も!」
「うそっ!」
「…何のバイト?まさかダンサー?」
「…ダンサーじゃないけど…ちょっと…。お前は?」
「…ダンサーじゃないけど…ちょっと…。…じゃなんでダンサーみて懐かしむわけ?まさか当時の恋人がダンサーだったからって事?!」
「…。お前もだろ…」
「…」
どうやら俺達は同じ頃にアメリカのねずみーらんどでバイトしてたらしい…
そして、2人とも、当時のダンサーの女の子と付き合っていたらしい…
ギョンジンは韓国で大学を卒業し、アメリカに渡り、アメリカの大学院で勉強してたんだって
大学院生なのにバイト?
「社会勉強と気分転換…。楽しかったなぁすっごく…」
ああ…アンタは頭がいいから、短時間でお勉強もできるわけね?
その頃の方がきっと今よりずっとかっこよくて…
「その頃からエロかったの?」
「失礼な!『その頃も!』だよ」
ばかっ!
「そういうおまえだってぇ…その頃は女の子といろいろ…」
「げほっ…」
「じゃあ今度一回、おまえのテクニックを披露してもらおうかなっ」
べちいいん☆
とにかく俺達は妙な接点があったらしい…
もしその頃知り合ってたら、こんな事にはなんなかったよね?…
今知り合えて…よかった…
俺は巻きついている襟巻きの腕をそっと撫でて微笑んだ
ふぁんたすてぃぽ ぴかろん
夜のショーが始まるころ、ねずみーしーの中心に位置する火山が噴火し始めた
もちろん人工の火山であるが、中々迫力があってすごい…
僕達が最初に乗ったあの『地底探索車』が急降下する場所が、火山の火口付近なのだ
だから遠くから見るとその『探索車』がまるで吹き飛ばされた岩のように見える
イナは橋の欄干に凭れかかりながらその様子を見ていたが、突然俯いてお口におててを当てるスタイルになっているっきいっくぅっ
ああっ手が震えるぅぅ
「どどどうしたの?イナ」
「…かざんしょー…」
「ん?」
「…かざんしょーのかなしいおもいでが…ぐしゅ…」
以前命がけで愛していた女性との哀しい思い出があるのだな…くそ…
僕はイナを優しくハグしてあげた
「れもいまは、てじゅがしょばにいるぼんぐじゅっ…」
涙をポロリンと流しながらきいいいっ、僕を上目できいいいっ、見つめる可愛らしいイナきいいいっ!
あああああ、スウィートルームのべっどるーむは2つあるんだろうか!あってほしいっきいいいっ!
そうこうするうちに、ショーが始まった
最初に船に乗ったにっきーがなにやら解説をしていた
海に住む水の精…これが♀らしい…と火山の火の精…これが♂ね…が恋に落ちますってストーリーね…はいはい
大仕掛けで水と火とレーザー光線と音楽のショーが進む
水の精のシルエットは、ドレスを着た女性、火の精のシルエットは…僕には『ラドン』に見えた…
火の鳥なのかね?フェニックス…?
水面に火の玉がいくつも上がり、噴水が水を撒き散らし…って言うとあんまりロマンチックじゃないけど、迫力は満点で、中々素晴らしかった
イナはその『火山ショー』とやらをどうしても思い出してしまうらしく、時々目を逸らしていた
やがてショーが終わり、少し離れたところにいるギョンジンとラブを見た
向かい合ってニコニコしてる
よかったね、ラブ…仲良くなれて…
そうして僕は、まだ俯いているイナを見た
僕達も、もっと仲良くなりたいね…イナ…
イナの肩を抱き寄せてその額に接吻をした
「このあと少ししてから花火が上がるんだよラブゥ」
「はいはい」
「嬉しいようラブゥ」
「はいはい」
ラブはクスクス笑っている
だってほんとに嬉しいんだもん…
僕がニコニコしていると、ラブは急に僕の首筋に両腕を巻きつけて、僕の瞳を覗き込んだ
にっこり笑って僕を見つめている
「…なによ…」
「くふん…」
あんまりラブの笑顔が可愛いので、僕も満面に笑みを湛えてラブを見つめ返した
「ね…」
「ん?」
「幸せ?」
唐突にラブが聞いた
僕は笑顔のまま「幸せ」と答えようとした
口を開けたとき、僕の笑顔はどんどん崩れて瞼や頬が震えだした
ラブは微笑んだまま僕を見つめている
僕は…僕はとても幸せで…
それを言葉に出して表すのさえも幸せで…
涙が流れた…
俯いて、嗚咽の中でラブに伝えた
「しあわっ…しあわせっ…幸せだよっ…ううっうっ」
ラブはくすくすと笑って僕の頭を肩に引き寄せた
「しょうがない泣き虫だなぁギョンジンは…」
「ラブ…ぐすっぐすっ…」
「俺も…幸せだよ…」
ラブの静かな声に、僕の涙腺がさらに刺激を受ける
妻の事や、両親の事、チフンの事や弟の事、全てがうまくいっているわけではないけれど、僕は今、心から愛する人に巡り会えて、その人と一緒に、
並んで歩き始めている
僕を愛してくれて、僕も愛している
それだけでこんなに幸せを感じるなんて…
僕の涙は止まらなくなって、恥ずかしいぐらい泣いてしまった
ラブはずっと僕を抱きしめていてくれた…
「イナ」
「ん?」
「ギョンジンが泣いてるよ…」
イナはラブたちの方に目をやり、暫く二人を見つめてクフフと笑っていた
「ギョンジン…あんなじゃなかったのにな…」
「そうだね」
「初めて会った時、何考えてるのかまるでわかんなかった…。かっこよくてクールで…人を寄せ付けなかった…」
「うん…」
「あいつ…俺の胸でしか泣けなかったのにな…」
「…」
「あいつ…」
イナは急に言葉を止めて、顔をくしゃくしゃにしてしゃくりあげだした
僕はイナの様子をじっと見ていた
ひっくひっくと泣き続けているイナの腕を引き、抱きしめようとすると、イナは抵抗した
「イナ」
「うっうう…」
「…。何考えた?!何思った?!何を不安に感じてる!言ってごらん」
「う…ううっ…えっえっ…」
「言って」
「てじゅも…」
「ん?」
「てじゅも…らぶにああやって甘えるようになるのかなって…思っちゃった…えっえっ…」
…
僕はこの、おばかな五歳児の泣く姿をじっと見ていた
そしてそっと抱きしめた
「ああこの五歳児…ほんっと、何回言ってもわかんないんだなぁ…。僕は…お前が好きで好きで仕方がない…。僕はお前がいなくちゃ生きていけない。
僕が一緒に歩いて行きたいのはお前だ」
「うっううっ…」
「信じられない?」
「ううっ…しんじてるっしんじてるけどっこわいんだも…」
「僕だって怖いよ…。お前がいなくなっちゃったらどうしよう。僕に愛想つかしてどっかいっちゃったらどうしたらいいんだろうって。でも今は、お前は僕のこと、好きでいてくれるだろ?ん?」
「ふぇっえっえっ…」
「この一瞬一瞬を…僕は長く積み重ねていきたいんだ、イナ…」
ぐしぐし泣き続けるイナの髪にくちづける…
「どんなに言葉を尽くしても、どんなに態度で示しても…お前はどうしても不安を感じてしまうんだね…」
「ごめっごめんっ…おれ…おれ…」
「何回でも言うよ…。お前が好きだ。そばにいてくれ…。
どうやって僕の気持ちを伝えればいいのか、どうしたらお前が解ってくれるのか、僕はずっと焦ってた。でも…段々解ってきたよイナ」
「ふぇっ…」
「お前はずっと昔から…愛する人が離れていく怖さを感じ続けてて、いつもいつも不安に思ってたんだろ?…それがお前なんだろ?
…僕は…そんなお前を受け止めるよ…。だから、不安な時はそう言って…。僕はお前に僕の気持ちを伝え続けていくから…」
「ごめん…俺…いつまでもこんなで…」
「しょうがないじゃん、それがお前で…僕はそんなお前が好きになっちゃったんだから。
それに、お前に気持ちを伝える事、楽しいもん…ちゅっ」
「ぐしゅっふえっ…」
「そのまんまでいいよ、イナ…。そのまんまのお前が好きなんだ…」
「でじゅううううぐしゅぐしゅじゅぎだぁぁぁ…」
「くふふふ…よちよち…。なぁイナぁ」
「ぐしゅっ」
「僕の胸で泣いてる時は、安心だろ?」
「…」
「気持ちが安らぐだろう?」
「…ん…」
「僕も…お前を抱きしめてると気持ちが安らかになる…。ね…それでいいじゃない。これが僕達…。それでもいいじゃない」
「でじゅううええんええん」
子供のように泣きじゃくるイナを抱きしめて、僕はとても幸せな気持ちになった…
はぁん…ちょっと『お父さん?』…
「おれ…がんばる…おれ…おれ…」
「がんばんなくてもいいよぉ…」
「やらっ!がんばりゅっ!もっといいおとこになっててじゅを…てじゅを…いちゅかおれが…いれかわって…」
「…」
そんなことまだ考えてたのかよ!無理だって事わかんねぇのかよ!
「イナ!それは絶対イヤだからな!」
「なんれっ。がんばりぇばできるようになりゅ!」
「そんなこと頑張んなくていい!もっと他に頑張ることあるだろう!
ラブにヤキモチやかないとか、スヒョンさんやミンチョルさんに頼る前に僕に頼るだとか、ああ?」
「てじゅ…おこった…おこっちゃやらっ!しょえにすひょんやみんちょるはともらちらもんっ!しょうらんしてにゃにがわるいりゃぁぁぁああんああん」
「こらっ大声で喚くんじゃないっ!」
「おこるてじゅなんかきらいだっええんええん」
「何痴話げんかしてるんですかっ!僕達がせっかくすっごいいいムードだってのに!」
真っ赤な目をしたギョンジンが睨んだ
僕達はフンっと顔を背けてぷりぷりしていた
ラブが微笑んでイナの顔を覗き込みこう言った
「ケンカしてても幸せそう。よかったよかった」
僕達はそのラブ様の一言に、恥ずかしくなって俯いた
その後、夜空を彩る花火が上がった
僕達はそれぞれの相方とともに花火を見ていた
とても…とてもとても…幸せだった…
それから僕達はみんなにお土産を買うために、ショッピングモールへと向かった…もちろんイナと手を繋いで…
替え歌 「世界中の誰よりきっと」 by ギョンジン ロージーさん
幸せの光 キラキラと降りそそぐよ
君と僕とを そっと包んでる
今めぐり逢えたのも きっと偶然じゃないね
心のどこかで 待ってた
世界中の誰よりきっと 熱い夢見てたから
目覚めてなおさらつのる 深い想いに Oh-
世界中の誰よりきっと 果てしないこの愛を
ずっと抱きしめていたい 季節を越えていつでも
ねじれた心に 囚われてすれ違った
大切な愛 二度とはなさない
そう本気の数だけ 彷徨った日々を
許してあげたい 輝いて
世界中の誰よりきっと 優しい気持ちになる
生まれてはじめて知った 深い想いに Oh-
世界中の誰よりきっと 胸に響く鼓動を
ずっと抱きしめていたい 季節を越えていつでも
世界中の誰よりきっと 熱い夢見てたから
目覚めてなおさらつのる 深い想いに Oh-
世界中の誰よりきっと 果てしないこの愛を
ずっと抱きしめていたい 季節を越えていつでも
ずっと抱きしめていたい 季節を越えていつでも
(中山美穂&WANDS
『世界中の誰よりきっと』
)
スーベニア ぴかろん
「何にする?」
「んと…『オールイン』の雑魚どもには十把ひとからげでお菓子でいいだろ?」
「…誰が雑魚になるの?」
「んー、ほとんど雑魚…」
「…いいのか?んなこと言って…」
「へへん…」
そんな事をいいながらも、いろいろな商品を見ているうちに、イナはこれはだれそれにぴったりだとかこれ、絶対ウケる!とか言って、たくさんの品物を買い物カゴに入れていた
僕は…とりあえず、ヨンナムに…
それから世話になったミンチョルさんとスヒョンさんに…。あの帽子だけではまずいだろ?
あとは…同じ顔だからソクにも…
そんなぐらいでいいか?あ!今日泊まるホテルの皆さんにもお菓子の一つや二つ持ってかないとな、『気配りテジュン』の名が廃る…
「誰に土産買うのさ」
「弟とミンチョルさん」
「ふぅん…、あ、ギョンビンには僕も買おっと…。でもギョンビンに買ったらドンジュンにもあげたいな。スヒョクにも…あっギンちゃんにも買わなきゃ!
やっぱみんなにあげたいな…なんにしようかな…ケンカしないように同じものにしようかなぁ…うーん…」
ラブは物凄く迷いだした
「ねねね、僕達2人からってみんなにあげよっかぁぐふっ」
「…いいけど」
そういうわけで僕達は品物を選んだ
迷ったあげく、ストラップにした
いろいろなストラップがある
ペアのもあるし単独のもある
そこら中のストラップを集めて、ホテルで割り当てようということになり、僕達はストラップをかき集めた
それから僕からミンチョルさんと弟へのお土産を選んだ
「何にするのさ」
「くふん…これ」
「…」
「いいでしょ?ペアだよ。きっと喜ぶだろうなぁ」
「…聞いてもいい?」
「ん?なに?」
「…あんた、これ貰ったら嬉しい?」
「もちろんさぁ!恋人とペアだよ!嬉しいに決まってるじゃんっふふん」
「…そう…。もう一つ聞いてもいい?」
「なによ」
「心からのプレゼントだよねぇ…」
「そう!」
「アンタがアンタ一人で迷いに迷ってコレしかないっつって選んだものだよねぇ…」
「そうだよ!心をこめて」
「…じゃあ…俺、何も言わない」
「くふんありがと。おねぇさんっこれ、プレゼント用に包んでくださいっ」
僕は僕の選択に大変満足していた
そしてラブは隣の時計屋に行き、キラキラした目で時計を見ていた
「欲しいの?」
「ん…」
「プレゼントするよ」
「…じゃ、俺もアンタにプレゼントする…」
「ええっ!ほんとっ?」
「カジュアルな服装の時につけられるの、選んだげる」
でも『ねずみー』のキャラクターがついてるんだろ?
子供っぽくないかな…
「ほら見てよ、これなんかさ、にっきーのシルエットと、にっきーの腕の長針と短針でさ、可愛くて渋いっしょ?」
「あ…ほんと…」
「それにこれは、イラストだけど、オールドにっきーだから、大人がつけてると遊び心があってかっこいいんだぜ」
「…そう?」
「俺はねぇ、このイラストつきの、にっきーの腕が長針になってるのがいいんだ」
「…可愛いね」
「それかこっちのやつ」
「…プリンセス・コレクション?レディスじゃない!ばりばり…」
「ん…かわいくない?」
そそそそりゃ、ラブがレディスの華奢な時計つけてたらじゅるるるっかわかわかわっ可愛いさっきいいっ…
「でもな…俺、腕そんなに細くないから…やっぱしこれがいいな…」
「…いいい一度つけてみたら?」
「入らないってば」
「いいからっ!」
僕は無理矢理ラブにレディスの時計をつけさせた
…無理だった…
ラブはやっぱり男の子だった…
「…あんた…やっぱし女がいいわけ?」
「ちがうっ!僕はラブがいいのっ!」
というわけで、ラブはその、にっきーの可愛くて渋めのイラストのついた、にっきーの腕が長針になっている時計を選んだ
僕は…にっきーの腕が長針と短針になっているのにした
だって!長針がラブとお揃いなんだもんっ
すっごく嬉しかった
「あ…だけどどうしよう…パティックフリップ…」
「だからTPOに合わせて変えればいいじゃん…」
「…だけどどっちも大事だもん…いっそのこと両腕につけようかな」
「…ああ…いいんじゃない?手首とか鍛えられるかもね…」
「うんっそうするよ!」
「…」
舞い上がっている…確かに僕は、舞い上がっている…
くふふん…いいじゃん…
「嬉しそうだね」
「きひーん。幸せだもんっ」
「よかったね」
「うん。これでホテルで▽◆○でキメたらもう何もいう事なし!」
「そ、明日から三日間『ハウス』だからねぇ、よかったよかった」
げ。それって…有効だったの?!
「ちゅぎはBHCのみんなにら…」
「まだ買うの?」
「ん…日ごろみなしゃんにご迷惑かけてるから…」
「しおらしいじゃん」
「ほとんどてじゅのせいら…」
「なんでっ!」
「まちゅりんときとか、てじゅのせいでおれは呆けたもん」
「…なんで僕のせいさ!自分が悪いんでしょうが!ソクにちょっかいかけたりしてさ!」
「そくにもかわなきゃな…」
「…何買う気?!」
「…これでいいかな…」
イナはジーニーのぬいぐるみがくっついたティッシュカバーを持ち上げた
「なんでこれ?」
「ばくだんしょりにひつようかとおもって…」
「必要だ!きーっひっひっ」
そんな風に僕達は、土産を選んでいった
そして僕達のお揃いのペンダントは…隣の時計屋でみつけた
ちいさなにっきーのシルエットをつけた鍵と、オープンにっきー…というのかな…にっきーのシルエットでリングみたいになってるの…
それがついたシルバーのペア・ペンダント
小さいからはむたろうやうるとらまんたろうよりは大人っぽいかな…
「鍵は僕だな」
「なんれ?」
「差し込むほうだから!」
「じゃあおれがかぎにしゅるっ!」
「だめ!ぜったいだめ!」
「なんれらよ!」
「無理でしょ?お前は絶対差し込めないもん!」
「なんれ!がんばりぇばできるようになりゅ!ぐしゅっ」
「涙目してもだめだ!」
「じゅっるい!れったいおれのほうがながくできりゅじょ!」
「だめっ!絶対無理だ!」
「まぁた揉めてる。さっきもダメとかがんばるとかで揉めてたけど何の話ですか?」
ギョンジンがやって来て僕たちに尋ねた
「ごにょごにょ…」
「…ああ…。イナ。それは無理だよ」
「なんれおまえまれしょんなこという!」
「ふっ。五歳児のくせに」
「ちがうっおれはおとなのおとこらっ!」
「何もめてんの?」
ラブまでやってきた
「かくかくしかじか…」
「ふうん…」
「で、ギョンジンも僕もイナには無理だって言ってたの」
「…ちょっと!なんでアンタがイナさんが無理だって解るのさ!」
「あ…ラブったら…くふふん…妬いてるぅ…」
「ばか!」
「だぁってイナったら感じやすいんだも」ばきいっ☆「てぇぇっ…」
「イナさん…失礼だよねぇじじいたちは」
「しょうらろ?らぶ」
「ん。…ねえ…。俺とだったら…イナさん…どっちだろう…」
「え?」
「もし俺とイナさんが、そういう関係になったとしたら」
「「ごくり」」
「どっちがどう…」
ダラダラダラーーっ
「「テジュン!ギョンジン!鼻血がっ!」」
ラブが…そんなこというから…。2人がそうなってしまった事を考えてしまったぢゃないか…くらくらくら…。
ああ…たまんないっ止まんないっ
「てじゅっやっぱしわるいびょうきか?!しっかりしろっだれかっきゅうきゅうしゃをってじゅううう」
イナはまた取り乱して僕をゆさゆさ揺さぶった
だから…揺さぶるんじゃない!
ったく…何度言ってもわかんないんだからこいつ…
そんなこんなで土産を買い終えた僕達は、大荷物をぶら下げて、出口へと向かった
「あああああっ!」
ギョンジンが叫び声を上げた
「「「なんだよ!」」」
「写真…撮ろうよ…思い出に…」
「「「あ…」」」
ギョンジンはきれいなフォームでショップに走って行き、インスタントカメラを買ってきた
係員を捕まえて四人揃った写真を何枚か撮ってもらった
そのあと、それぞれのペアで写真を撮った
そしてねずみーしーを後にした…
「楽しかったね…」
「ラブぅぅ…僕は一生忘れないっ!ちゅううう」
「…んもぅっ…暑苦しいっ!」
「おれもしゅっごくたのしかった…またきたい…」
「また来ようね…」
今度は2人で…
「ん!こよう!こんどはミンチョルとスヒョンもさそいたい!」
「なんで!」
「ソクも」
「なんで!」
「みんなで来たい」
「…あ…そ…」
そんな会話をしながら僕達は今宵の宿へと向かった
出張 足バンさん
閉店直後にギスから電話が入った
急にパリの支社に行く予定ができたので一緒に行かないかという内容だった
ヨーロッパ側の人間と直接話もできるらしい
「ということでスヒョンチーフ、休暇を頂きたいのですが」
「オーナーに承諾を得て返事をする。はっきりした日程を出して」
「はい」
事務所のデスクでスヒョンはスケジュール表を確認しながら答えた
なーんの反応もなし
ふん
ちょっとくらい寂しそうな顔すればいいのに
「出発の前に父に話をしに行きますがそれは仕事に影響ないようにします」
スヒョンの手が一瞬止まったように見えたけど
でも何ごともなかったように何か書き込んでいる
声を掛けてきたのはソファで僕らの会話を聞きながら
ちょっと同情の目でスヒョンを見ていたミンチョルさんだった
「何日くらい行くんだ?」
「最低4~5日になると思います」
「その…話を進めるのか?仕事の」
「どこまでできるか、本当にできることがあるのかを見極めます」
「そうか…忙しくなるな…」
僕は知らんぷりしてるスヒョンをちらりと見て言った
「スヒョンも映画を引き受けるっていうし、僕も頑張らなくっちゃ、ね?」
「ケホッ」
「え…スヒョン…受けることにしたのか?」
「あ…うん…まぁ…」
「ミンチョルさん、台本読んだけどけっこう良かったんだよ」
「そう…」
「もう泣けちゃって」
「そう…」
「でも…あんなシーンをスヒョンがやるかと思うと…僕正気でいられるかな」
「あ…あんな…シーン?」
「うん…ラブシーンがかなりあってさ」
「あ…あぁ…コホ…まぁそうだろうな」
「はぁ…相手が女優さんだけなら百歩譲るんだけど…」
「え?」
「はぁ…男優さんともやるんだよね」
「え…や、やる?」
ミンチョルさんは唖然とした表情でスヒョンを見つめた
スヒョンは顔を上げずに咳払いなどしながら書類に目を通している
妙な沈黙の後、ミンチョルさんは目をシバつかせながら立ち上がった
「ケホ…まぁいずれにしろふたりともその…あまり無理しないように
あ、カウンターの件はまた明日相談しよう、えぇとちょっとキッチンの方に行ってくる」
ミンチョルさんは何となくギグシャグしながら部屋を出て行った
出て行ったとたん、スヒョンが顔を上げて僕をじろりと睨む
「おまえはまったく…」
「何よ…悪いこと言った?」
「まだ正式な話じゃないでしょ」
「だって僕ひとりだけドキドキすんのやだもん」
「ミンチョルはそんなことに関心ないよ」
「それってマジで言ってる?」
「コホ…で?お父さんに会いに行くの?」
「うん…いろいろ話しておきたいこともあるし」
「そうか…」
僕はデスクの上に上半身を乗っけてスヒョンを覗き込んだ
「5日も離れるのって初めてだね」
「何だか嬉しそうじゃない?おまえ」
「ね、ぜんっぜん寂しくなぁい?」
「仕事だ、仕方ないだろう」
「答えになってなーい、動揺とかしないの?」
「そんなことでいちいち反応してたら身体がもちません」
そう言って丸めた書類で僕の頭をポコンと叩いた。ぶーっ
「そういえば今日mayoさんにギスの会社のことを調べてくれるよう頼んだ」
「ホントに?そりゃ心強いな」
「何かわかったらすぐ知らせるから、安心して行っておいで」
「ラジャーッ」
「まったく」
「とりあえず僕がいない間、誰か監視付けとかなくちゃいけないね」
「ばーか」
店の方から誰だかに呼ばれてスヒョンは部屋を出て行った
ふんっもう全然平気なんだからっ
と思って何気なく覗き込んだスケジュール表に
「ジュンドン出張予定!」
って書いてあってけっこうウケた
”ジュンドン”ね
ちょっとはキイてる?
ホント素直じゃないんだから。くふっ
ビジネストリップ オリーさん
帰りの車の中で彼がぽつりと言った
「ドンジュンがパリに行くらしい」
「話決めたの?」
「出張だそうだ」
「下見か。まだ決めたわけじゃないんだね」
「ああ」
「あの話パリ常駐っていう条件だって」
「そうか」
「そうなったら寂しいな」
「ああ」
「スヒョンさん、どうするんだろう」
「スヒョンは映画だそうだ」
「映画の話受けたの?」
「そうらしい」
「濡れ場がすごいっていう映画?」
「ケホっ」
「それでさっきから静かなの」
「ケホッ。そういうわけじゃない。ただ…」
「ただ?」
「皆それぞれ忙しくなる」
「そうだね」
「明日は朝からミューズだ」
「僕は昼にちょっと先輩に会うから」
「わかった」
彼はゆっくりと駐車場に車を入れた
その夜はそれぞれ、パソに向かいながら仕事をした
彼は新しい企画を考えているらしい
メガネをかけて真剣に何かを入力している
時々僕の方を見つめては、またモニターもにらみ指を動かす
「僕の顔に何かついてる?」
はっとしたように彼は顔を上げ、何でもないと答えた
「紛らわしいからあんまり見つめないでよ」
「紛らわしいって?」
「誘われてるみたい」
「バカ、仕事中だ」
「ふん」
僕はそんな彼を横目で見ながら翻訳の残りを片付けた
こういう分野の物を読むのは初めてだった
この小難しい論文を訳しながら
世界がテロ対策という新たな問題を抱えている事を感じた
それにしても何て研究してるんだろう
オックスフォード大学、心理学教授、エリック・ワインバーグ
写真の彼は、教授にしては若く、ユダヤ人特有の高い鼻、知的な額、カールのかかった黒髪、
そして研究とはおよそ結びつかない温和な瞳の持ち主だ
僕はその写真をしばらく観察してから資料の中に押し込んだ
彼を見るとまた僕を見ている
「ねえ、何で見つめるの?」
「何でもない」
「襲っちゃうからね」
「仕事中だって言ってるだろ」
「だったら意味深な目で見ないで」
「意味深て?」
「もういいよっ、先に寝るっ」
僕はパソコンを落としてベッドにもぐりこんだ
紛らわしいったらありゃしない
翌朝僕は彼をミューズに送り届け、またマンションに戻った
訳文の最終チェックをしてディスクに落とすと先輩に会う時間になっていた
着替えて先輩との待ち合わせのカフェに出かけた
先輩はすでに来ていて僕を見ると愛想よく手を振った
何も知らない僕は愛想よくそれに答えた
「そんな事まで引き受けた覚えはないですよ」
数分後、僕は先輩に食ってかかっていた
「人手不足なんだ。助けろ」
「そんな事言われても」
「海外出張入れる暇ないんだよ」
「そりゃわかりますけど」
「ちょっと行って会ってくるだけだから」
「簡単に言わないでください」
「国家の存亡がかかってる」
「大げさな」
「新しいプロジェクトなんだ、頼むっ」
先輩は僕にワインバーグ教授に会いに行けという
「足洗った人間にそんな事頼むなんて非常識じゃないですか」
「お前なら課長がOKしてるんだ。なっ!」
先輩は手をすり合わせ今にも土下座しそうな勢いだ
「はめましたね。この翻訳渡す時から仕組んでたでしょ」
僕は持ってきたディスクを先輩の目の前でヒラヒラさせた
先輩はあわててそれをしまいこんで弁解した
「んなことないって。助けてくれ。また課長に蹴りもらっちゃうよ」
「蹴りでもパンチでも何でももらえばいいでしょ」
「そんな事言わないでさあ」
「チケット手配済みだったりして」
「それはまだ。パスポートは用意した」
「やっぱり!」
結局先輩に押し切られ、僕はオックスフォードに行くことになってしまった
昨夜のドンジュンさんの話を思い出した
もしかして一緒の時期かな
ちょっと気分が乗ってきた
でも彼に何て言おう
ちょっと気分が落ち込んだ
浮いたり沈んだりした気分で僕はミューズの彼の元へ車を走らせた
Good night Baaby れいんさん
ここのところ忙しくて、あまりホンピョを構ってやってない
そのせいかホンピョがちょっと拗ねている
まったく我儘なんだから
店がはねた後、僕達はその足で真っすぐにヨンナムさんちに向かった
あいかわらず寮とヨンナムさんちを行ったり来たり
ホンピョの気分でその日どこに泊まるのかが決まる
ホンピョはプンとそっぽ向きながら、肩で風きって歩いていた
でも片方の手はちょこんと僕の袖を掴んでいた
ふっ可愛い
ぞーゆーどごろがだばらだぐがわいいっ
そんなこんなで僕達はヨンナムさんちに着いた
「ただいま帰りました」
「お帰りなさい。さ、さ、ちょうど御飯ができたところです。一緒に食べましょう」
「さすが兄貴!ちょうど腹ぺこだったんだ。いっただっきまーすっ」
「ほらほら手を洗ってからですよ」
ヨンナムさんちはいつ行ってもあったかい
「モグモグ…あ、そういえばソクさんとスヒョクさんは?」
「今日はスヒョクさんの寮に泊まると連絡がありました」
「珍しいですね。スヒョクさんが泊めるなんて」
「また何か盗み聞きされちゃまずい事でもやるつもりなんじゃねえのか?」
「それが、スヒョクさんの電話の様子がいつもと違ってましてね」
「どんな風に?」
「ええ、電話口で泣いてました。ソクさんの様子が変だって」
「ソクさんの様子が変なのはいつもの事じゃねえか」
「はい、僕もそう言ったんですよ。変なのは今に始まった事じゃないと」
「そしたら?」
「詳しく聞くと、変だったソクさんが、以前のソクさんに戻ったと言ってました」
「以前のソクさんって?」
「ええ、僕も変なソクさんしか知らないので、よく解らないのですが、渋くなったとか、一人になりたがるとか」
「ふ~ん、スヒョクさん、いつも『もうソクさんったら!』なんて、嫌がってるのかと思ってたら」
「案外、変なソクさんにセクハラされんの、喜んでたんじゃねえのか?」
夕食時の話題はもっぱらソクさんとスヒョクさんが中心だった
ほんと、いてもいなくても厄介だな
それから、僕はじっとしてないヨンナムさんに
「たまにはゆっくりくつろいでいて下さい」
と言って、夕食の後片付けをした
もちろんホンピョにも手伝わせた
…と言っても、あいつは、シャボン玉とばして遊んでいただけだったけど…
ヨンナムさんはどうにも気になるらしく、僕達の後ろをうろうろしたり、ぬか床をかき回したりしていた
「あの、ヨンナムさん、僕、今度のお給料で、ヨンナムさんに食洗機をプレゼントしたいんですが」
「いいですよ、そんなの。働いて稼いだお金は大切に使って下さい」
「だって僕達、しょっちゅうここに入り浸っているのに…せめてものお礼です」
「いいえ、本当にいいんです。僕は何でも手作業が好きなんですよ」
ヨンナムさんらしくて、ふっと口元がほころんだ
その夜、僕とホンピョは隣り合わせの布団でごろごろと寝そべっていた
僕はホ○トクラブ情報誌を読み、近頃人気の店などの情報にくまなく目を通していた
ふうん…ホ○トクラブ華流か…結構場所近いじゃん
なになに?若い年齢層に人気?へえ…その店の中でもNO1の人気を誇る4人組…Fフォーか…
ふん、ルックスはまあまあだが…まだまだ色気が足りないな…
しかし、BHCもうかうかしていられないな…
買い物帰りのお客様だけでなく、もっとターゲットを拡大した方がいいのかな…
すっかりそっちに気をとられていた僕の背中に、ドサリとホンピョの足が乗っかった
寝返りうった拍子に、あきらかに、わざとだ
「いでっ!何すんだよ、急に」
「つまんねえっ」
「何がっ」
「つまんねえったら、つまんねえっ」
「だから、何がっ」
「本ばっか読んで、難しい顔してさ、つまんねえって言ったんだよ」
「退屈ならおまえも本読めばいいだろ?」
「やだっ字読むとすぐ眠くなるっ」
「なら、寝ればいいじゃないか」
「やだっ!すぐ寝るのはつまんねえっ」
「じゃ、何してほしいんだよ」
「…」
「そこで黙り込むなよっ」
「何って言われてもなあ…」
「背中トントンか?足ツボマッサージか?それとも…キスしてほしいか?」
「いっ…」
枕を両足で挟んで抱き枕状態にしていたホンピョが、そのままだるまみたいに、ごろんと転がってそっぽ向いた
僕はぶんむくれのだるまをまた転がして、僕の方に向けた
「冗談だってば。何したいのか言ってみろよ」
枕と一体化しているホンピョが上目遣いで言った
「ん…何かさ…面白い話でもねえのか?」
僕はあいつの左頬にある傷をそっと指でなぞった
「この傷さ…どうしたんだ?」
「ん?…知らねえ…ケンカばっかりのろくでもねえ生活してたからな。いつできたのかも覚えてねえよ」
本当に寂しい時、本当に辛い時、こいつは口に出して言ったりしない
強がるこいつが可愛く思えた
そして、子守唄代わりに何の話を聞かせてやろうかと、僕は読みかけの本を閉じた
ビジネストリップ 2 オリーさん
ミューズの社長室は模様替えの真っ最中だった
デスクやパソコンが運びこまれていて企画室に変身中
なぜ社長室が企画室になるのかと言うと社長はほとんどいないから、というのが彼の理屈だ
だからって社長の部屋を無くしていいのだろうか
「いいんだ、役に立たないスペースの有効利用だ」
彼は向かう所敵なし状態に入ったらしい
僕はあわただしい中、彼の部下に紹介された
「さっき話したミンだ。ミン、キチャンとキュソクだ」
「はじめまして」
「ああ、ヨンスさんの代わりの人…」
ぺちんっ!
「キュソクっ、失礼な言い方するな」
「え、だってそういう事じゃないの?」
「いいから黙れっ」
僕はそれを聞こえないふりをして、にっこり微笑むとキチャンンさんとキュソクさんに握手を求めた
「ミン・ギョンビンです。彼がお世話になります」
「あ、ども…」
「あ、よろしく」
その笑顔のまま彼をゆっくり振り返って言った
「我儘な人だから一緒に働くの大変でしょう」
「あ、いや、そんな事ないよな、キチャン」
「こちらこそお世話になってます」
「僕にはいつも我儘ばっかり言ってるんですよ」
「ケホンッ。いいから整理を手伝ってくれ」
「ねっ、いっつもこれなんだから」
僕はもう一度二人を振り返って微笑んだ
ふたりもつられて笑った
彼は苦笑いしながら、やりすぎだぞ光線を僕に降り注いだけど無視した
立場は明確にしておかないといけない
「で、何を手伝えばいいの」
「パソコンを使えるようにしたいんだが、業者が来ない」
「配線してみようか」
「できるか」
「たぶん」
ジャケットを脱いでシャツの袖をまくり上げ、僕は恋人から使える男に変身した
僕が床を這いずり回っている間、彼らは部屋をああだこうだ、言いながら片付けていた
何とかオフィスらしく形が整った時は夕方だった
「店に遅れちゃうよ」
「そうだな、そろそろ出よう」
彼は背広を取ってキチャンさんに話しかけた
「すまないが後をよろしく」
「わかりました」
「で、どう思う?」
「案外面白いかもしれませんね」
「だろう?」
「もうひとりにも会ってみたいですね」
「できるだけ近いうちに連れてくるよ」
「わかりました」
ふたりは最後に僕を見つめてにんまり笑った
まただ
紛らわしいっ!
「ドンジュンの出張の件、何か聞いてるか?」
店に向かう車の中で彼が聞いた
「まだ何も」
「そうか。一週間くらいならさっさと行って帰ってきてもらった方がいいな」
「どうして?」
「頼みたい事がある」
「そうなの」
「ミンにもだ」
「僕に?」
「この間ドンジュンとデュエットしてたろ。あれを見て閃いた」
「何?」
「お前達を売り出す」
「は…冗談でしょ、僕達ど素人だよ」
「心配ない、売り方は色々ある」
「でも…」
僕はクラクラしてきた
「大丈夫だよ、悪いようにはしない。でそっちはどうした、先輩何だって?」
「この間もらった仕事渡してきた」
「そうか、じゃ当分は時間があるね」
「ん…」
「ドンジュンが出張する前に企画書を仕上げたい。留守の間は店の方もカバーしないと」
「それが、実はね…」
「スヒョンが映画の話を受けたならそっちも調整が必要になる」
「ん…そうだね」
「僕にはミンがいてくれるから、心強いよ」
彼はそう言って僕の肩をたたいた
僕は仕事モードの彼にますます出張の件を切り出せなくなった
「どした?」
「いや、別に」
「キチャンもミンのこと、いい素材だって言ってた」
「はあ…」
それで僕のことチロチロ見てたわけか
紛らわしいっ!
上機嫌で僕の目を覗き込む彼に僕は何も言い出せなかった
先輩にはめられた自分に腹が立ち、僕達を売り出そうなんて考えついた彼にもちょっと腹が立った
店の駐車場に入るとドンジュンさんがアクターから出てくるのが見えた
「ドンジュンだ、出張の事を聞きたいな」
「僕が聞いておくから、先に行ってて」
僕はとっとと車を停めると彼を残してドンジュンさんを追いかけた
「よう、ギョンビン、おはよう」
「パリの話どうなりました?いつ行くんです?」
「まだ詳しい事は決まってないよ。どしたの?」
「いいから、ちょっと」
僕はきょとんとしているドンジュンさんの腕を掴んで店の裏に引っ張り込んだ
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