ぴかろんの日常

ぴかろんの日常

詩の部屋 1

ラブの唄(ラップバージョン) びょんきちさん


スキスキ キスキス ラブラブ ラブジン
スキスキ キスキス ラブラブ ラブテジュ

スキスキ キスキス ラブラブ ラブジン
スキスキ キスキス ラブラブ ラブテジュ

迷い込んださ イバラの道さ 心もからだも血みどろさ
骨がきしむほど抱きしめられて 血潮沸き立つ悦楽に
酔って酔わせた 地獄の恋は 底なし沼か 修羅の道 

ねえ愛してる? ねえ憎んでる?
ねえ、ホントに僕を許してくれる? 

おじさん ダメだよ 優しすぎるよ
もっと泣いてよ 怒ってよ

おじさん、いやだよ 抱きしめないで 
僕をぶってよ 殴ってよ

ごめんよ ミアネヨ サランヘヨ
ごめんよ ミアネヨ サランヘヨ


ホンピョの子守唄   びょんきちさん

ねんねんころりよおころりよ
ホンピョよい子だかしこい子
寝ない子悪い子いけない子

ガム捨ててはいけません
ばっちいお手ては洗おうね
言葉づかいに気をつけよう
あいさつきちんとできるかな

しゃびしいなんて言わないで
もうしゃびしくはないんだよ
ひとりぼっちじゃないんだよ

いつも僕がそばにいる
だから安心ねんねしな

ねんねんころりよおころりよ
ホンピョよい子だ かしこい子
僕もねむねむ夢の中
夢でいっしょに遊ぼうね


替え歌 「ペルシャン・ブルー」 by ミン ロージーさん

耳もと 濡らす涙で
目ざめた 夢の余韻が
あなたの 胸の中でも
僕を おびえさせる

それは 乾いた 砂漠に
置き去りにされた 僕
あなたを たずねて 仰ぐ
空は ペルシアのブルー


幾千年も 同じ心で
幾千年も 同じ命で
時の魔術に かかったように
愛したい 愛したい あなたひとりを


せつなく とじた まぶたに
そっと くちづけするひと
こんな しあわせさえも
なぜか せつなくなるよ

そうさ 愛した時から
不安は しのびこんでる
だけど 今はこのまま
奇跡を 信じたいの


幾千年も 同じ心で
幾千年も 同じ命で
時の魔術に かかったように
愛したい 愛したい あなたひとりを


幾千年も 同じ心で
幾千年も 同じ命で
時の魔術に かかったように
愛したい 愛したい あなたひとりを

幾千年も 同じ心で
幾千年も 同じ命で
時の魔術に かかったように
愛したい 愛したい あなたひとりを


(高田みづえ『夢伝説<ペルシャン・ブルー>』)


旅の重さ(イヌとウシク) びょんきちさん

君のたどった道程を 二人並んで歩くとき
手を取り合って行く道は 遠き旅路か迷い道
旅の始めの幸せが 壊れないよう祈りつつ

この山この海この川も いつか見たよな来たような
恋はデジャブかまぼろしか 醒めてはかない夢なのか
僕の隣のこのひとと 永遠の契りを誓いつつ

心の奥に棲みついた 二人それぞれ想うひと
旅の重さを推し量る 輪廻転生 涅槃道
今ここにいる君と僕 二人のえにし来世まで


テスの唄 びょんきちさん

なんかいい感じさ テステステス
大人になったね テステステス
男前だよ テステステス

テプンにおやつを取られて泣いて
いつもお腹をすかせて泣いて
すねていじけてふくれて泣いて

そんな幼いテスだったのに
いったい誰が変えたんだい?

爆弾発言しちゃったけれど
あとのフォローも完璧で
今じゃ、テソンのカウンセラー

えばりんぼしてもかわいいテス
ほっぺのキズもキュートなテス
柄物シャツで決めてるテス

ベリーダンスが良く似合う
腰にタオルがよく似合う

セクシー ラブリー テステステス
みんなのアイドル(?)テステステス


旅の終わりに(イヌとウシク) びょんきちさん


僕らはずっと歩いてきたね
氷河を超えて 砂漠を超えて
飢えて 乾いて 死にかけて
罪に震えたあんな夜

してはいけないことをして
しなくちゃいけないことをして
死に損ないのこんな僕
とうに死んでるこんな僕

ヘドロのように溜め込んだ
想いはドロドロ流れ出し
怒りの炎に点火して
君のからだを焼きつくす

やがてふたりは繋がって
僕らは息を吹き返す
旅の終わりに見たものは
君の涙と笑い顔

100億光年の時を経て
宇宙の塵のかけらとなって
愛する者に出会った不思議
ふたりが出会ったこの不思議

今ここにいる君と僕
もうそれだけでいいのだから


替え歌 「恍惚のブルース」 by ミンチョル ロージーさん

男の命は恋だから
恋に溺れて流されて
死ぬほど愉しい夢をみる
あとはおぼろ あとはおぼろ
ああ今宵また しのびよる
恍惚のブルースよ


おまえがこんなにした僕と
僕をこんなにしたおまえ
二人で堕ちるその先は
あとはおぼろ あとはおぼろ
ああ今宵また 呼んでいる
恍惚のブルースよ

スパークリングの霧が降り
ヴァイオレットの雨が降る
別の自分になってゆく
あとはおぼろ あとはおぼろ
ああ今宵また しのびよる
恍惚のブルースよ

(青江美奈『恍惚のブルース』)


 詩  バカボンの母さん

ぼくの五感全ての上に
ぼくの五臓六腑あらゆる上に
ぼくの感情、意志、知識の上に
ぼくは書く あなたの名前を

ドックダグの鎖の上に
あなたの鎖骨の上に
あなたの耳たぶの上に
ぼくは書く あなたの名前を

黄昏時の空の上に
飲みかけのカップの上に
風になびくサテンの上に
ぼくは書く あなたの名前を

黄色い園児帽子の上に
半ズボンから見えるひざ小僧の上に
砂の付いた手の上に
ぼくは書く あなたの名前を

思慮深い唇の上に
輝くガラスの瞳の上に
強がりばかりの言葉の上に
ぼくは書く あなたの名前を

拗ねた背中の影の上に
嗚咽した涙の上に
不器用な生き方のうえに
ぼくは書く あなたの名前を

静寂な羽の上に
誰にでも優しい言葉の上に
弱さを見せない震えた心の上に
ぼくは書く あなたの名前を

くるくる変わる瞳の上に
危なげな気質の上に
惑わす肉体の真理の上に
ぼくは書く あなたの名前を

純情だった頃の上に
頼れる存在となったたくましさの上に
変わらぬ誠実さの上に
ぼくは書く あなたの名前を

髪を掻き揚げる右手の上に
澄んだ口元の上に
吸いかけの煙草の灰の上に
ぼくは書く あなたの名前を

唇をなぞるその指先の上に
敬愛の挨拶の上に
笑いの耐えない団欒の上に
ぼくは書く あなたの名前を

ぴんと立った耳とリポンの上に
優しい肉球の上に
明るさに反応する瞳孔の上に
ぼくは書く あなたの名前を

勇敢な姿勢の上に
真面目な顔つきの上に
謙虚な態度の上に
ぼくは書く あなたの名前を

欲望に飢えた呼吸の上に
鋭い感性の上に
濃厚な行為の上に
ぼくは書く あなたの名前を

傷の耐えないこぶしの上に
荒々しい言葉の上に
悲しみに震える筋肉の上に
ぼくは書く あなたの名前を

作業台の上に
作品の温もりの上に
黙々の働いている姿の上に
ぼくは書く あなたの名前を

あなたのいない苦しさの上に
消えそうな、甘い声の上に
全ての希望の上に
ぼくは書く あなたの名前を

そして言葉の力で
ぼくはこの人生を歩みはじめる

ぼくは生まれた あなたを知る為に
あなたの名前を呼ぶ為に
愛している この言葉と共に

エリュアール「自由」より


僕の青い鳥 びょんきちさん

僕が仕掛けた蜘蛛の糸に 君はまんまとひっかかった
がんじがらめにしばられて 君は涙を流したね
泣いてる君はセクシーで 僕を興奮させたっけ

いじめていたぶり楽しんで 意地悪してた僕だけど
君が憎かったわけじゃない 君が嫌いなわけじゃない
君を手放したくなかった 君と離れたくなかった

若くて明るくまっすぐな そんな君がまぶしくて
うらやましくて 悲しくて 危なっかしくて 愛しくて
昔の自分を見るような 僕の半分見るような そんな不思議な気持ちだったよ

僕の心にはごみがたまってる ごみに埋もれて生きてきたんだ
ずっと善人面してね ずっと演じきって来た そりゃあ見事にね
翼をたたんで眠り続けていた僕 行き先が見つからず休んでいた僕
そんな僕の心の翼を広げてくれたのは まぎれもない君だった
手探りしていた僕の魂を 君はたやすく見つけ出したね

青い鳥を見つけたよ だけどもうここにいない
翼を広げて大空に飛んでいった
青い鳥よ 僕の知らないところへ飛んでいくがいい

もう僕は大丈夫だから・・・


酔っぱらいのミソチョルは びょんきちさん

酔っぱらいのミソチョルは可愛い狐のぬいぐるみ
広いお部屋のかたすみでご主人様を待ってます

酔っぱらいのミソチョルのご主人様はきちゅねです
ぼくをぎゅーっと抱きしめて甘いキスしてくれるけど
おしゃけは飲ませてくれません。

酔っぱらいのミソチョルは ホントはとってもおしゃけ好き
ワインをぐいぐい飲み干すとお部屋がグルグル回ります

酔っぱらいのミソチョルの飲み友達はイナしゃんで
おいしいポテチ、チョコ、チーズ、食べさせてくれるんでしゅ
だけどイナしゃんお願いでしゅ。くきわかめだけはやめてよね

寂しがりやのイナしゃんと 一人ぼっちのミソチョルは
すっかり仲良し意気投合 おともらちになりました

でもでももっと酔っぱらってみんなとおしゃべりしたいんだ
だからだからもっともっとおしゃけをくらしゃいな
酒持ってこ~い。ウィッ~


もう一度抱いて(ラブジン) びょんきちさん

とうの昔に死んだ俺 笑いも涙も忘れ去り
枯れてしおれて傷ついて 今じゃ根っこもひからびた

生きた屍抱いたとて 何面白かろう 楽しかろう
だからこんな俺なんて 今すぐポイッと捨てちゃいな
さよならあんた愛してる 俺の一番好きな人

お前の全てを見せてくれ 僕がたっぷり水をやる
逃げたらだめさ 前を向け 僕の胸で生き返れ
嘘の人生 生きるのは もうやめにしよう やりなおそう

余計なことはやめてくれ 水をやるなど無駄なこと
ずっとこうして生きてきた それが俺の罪だから

僕も同じさ罪人さ 時は魔物みたいに通り過ぎる
戻らない時間は 抱きしめて泣けばいい
さあ ここにおいで 僕の愛しい人

ああ神様と呼びかけて 人を愛した キスをした
お前の裸身を包む僕 沸き立つ血潮は生きている証
もう一度抱いて 二人の苦しみが幸せの光に変えられるように


デブは素敵さ!(ラップバージョン) びょんきちさん

ウシクはデブ スハもデブ
イヌも若いときゃ デブ デブ デブ

デブは まるくて 柔らかい
デブは ほんわり 温かい
デブは お肌もつやつやりん

お腹 ぷよぷよ 気持ちい~い
お尻 ぷるりん 触りた~い 
二の腕 むちむち たまんな~い

デブは 若さの特権さ(ホントかよ?)
デブは 素敵さ 美しい(負け惜しみ?)
デブは 世界を救うのさ(おいおい・・)

なんて 素敵な 肉ぶとん
なんて 素敵な 肉じゅばん

めっちゃラブリー デブ デブ デブ
めっちゃキュートな デブ デブ デブ

デブは 素敵さ! 最高さ!
ダイエットなんて くそくらえ!


ぐいーん(歌唱 ミソチョル) びょんきちさん

ぐいーんはね
#※♂っていうんだ ほんとはね
ぼくらはちっちゃいから
そーゆーことまだしちゃいけないんだよ
ちゅまんないよね ぐいーん

ぐいーんはね
複合技だよ ほんとだよ
だけどしゅっごいから
ときどきお目めをつぶっちゃうんだ
恥じゅかしいんだもん ぐいーん

ぐいーんはね
裸んぼうだよ ほんとだよ
かなりえろいけど
ふたりはしゅっごく幸せなんだ
うらやましいな ミンミン

(元歌:童謡さっちゃん)


いとこ同士(テジュン&ヨンナム) びょんきちさん

中途半端に繋がった いとこ同士の血の色は
ルビーのような赤い色? 黒褐色のオニキスか?

流れ溢れる血の川に 淀んでできた三角州
僕とおまえと彼女には 引き返せない 戻れない

今じゃすっかり忘れてた 封印していた過去のこと 
だけど終わっちゃいないのさ 僕とおまえの決着は

古いかさぶた剥がしたら、ドロドロ血膿が流れ出す
似ているようで似ていない いとこ同士の恋の果て

合わせ鏡に映し出す 僕とお前の正体は
誰にも見えない わからない

だから決心したんだよ。これが最後の入れ替わり
僕はおまえになったのさ おまえは僕になったのさ

雲の切れ間から降り注ぐ 輝く空の真実は
いとこ同士が繋がった きらめく愛の赤い色 


とまどい(三つ子とイナ) びょんきちさん

並んだ 並んだ 三つ子が並んだ
ちょっと迫力 スリーショット

俺が好きなの どの人か
間違えちゃったら ダメダメダメ

決まってるじゃん、好きな人 
お熱いキスに  拍手喝采

天才賭博師5歳児は  ポーカーフェイス オールイン
だけど じろりと睨まれて 心の中を見透かされ

誰にも秘密はあるものさ
知られちゃいけない 胸のうち

とろけて消えそうなチョコの味 
bitter sweet 恋の味

行こか 戻ろか 振り向こか
とまどう俺の 迷い道


さびしんぼう(イナ、ヨンナム、ドンヒ、ホンピョ) びょんきちさん

しんぼう しんぼう さびしんぼう
みんな どうして さびしんぼう
笑ってるのに 泣いている 孤独な瞳 深い海

愛することが不器用で 愛されることも不器用で
一人は気楽さ 自由だよ そんな強がり見せるけど
心の中を覗いたら 悲しいくらい がらんどう

人は一人じゃ生きられない わかっているさ そんなこと
愛する人が 欲しいのさ 愛する人は いるけれど
だけど ときどき わからない 不安になるのは なぜなのか

愛という名の幻に 翻弄されて 疲れ果て
どれが 誠か 嘘なのか どんでん返し 裏返し
自分の心がわからない あいつの心もわからない

しんぼう しんぼう さびしんぼう
やっぱり みんな さびしんぼう
どうしようもない さびしんぼう
すくいようのない さびしんぼう


(詩)好きなもの びょんきちさん

好きなもの  刑事気取りのよれよれコート 
キルトスカート タータンチェック
ホントは 頭が切れるバカ
不機嫌顔も 可愛いダーリン
車に 時計に パウンドケーキ
赤い自転車 ぐるぐるマフラー
タレ目のカミさん アヒル口
ツリ目のあいつ 元御曹子
ハムに チーズに シャドルネワイン
まだまだあるよ プレゼント
それはたぶん、このわたし


愛する者たちへ  オリーさん

~シン監督~
百年経てば
誰もこの場所を知らない
その場所で繰り広げられた苦悩も
平和のように静かに違いない

雑草がわがもの顔にはびこり
見知らぬ人たちが散策にきて
そこで命を落とした故人たちの
綴り文字を判読するだけ

秋の野を吹く風だけが
この場所を回想する
記憶が落としていった
鍵を拾い上げて

~ミン~
声高く戦うのは勇ましい
でも僕は知っている
悲痛の騎兵隊を
胸に秘めることはもっと勇ましいことを

だれが勝っても国々は知らない
だれが負けてもだれも気にしない
瀕死の瞳を
愛国の思いで見守ってくれる国もない

僕はただ信じている
羽かざりをつけた天使たちが
かれらのためには足並みを揃え
雪の制服をまとって行進することを

~ジホ監督~
成功の味を知らない者だけが
成功を無上の喜びと考える
真の甘美を味わうためには
窮乏を経なければならない

今日旗を奪った鮮血の勇士のうちで
だれ一人
勝利の意味を
はっきりと告げることはできない

戦いに敗れて瀕死のさまに陥り
その聞こえない耳に
はるかな歓呼の声がどよめく
あの兵士のほかには

~テソン~
エデンよ、ゆるやかに来ておくれ
あなたに慣れてない唇が
おずおずとあなたのジャスミンを啜るのだから
ちょうど意識を失った蜜蜂が
やっと花へたどりつき
その部屋のまわりを飛び廻り
自分の花蜜を数え、そして入って
ついにはその芳香に溺れてしまうように

~イナ~
俺は悲しみを渡ることができる
どんなに満ちた淵でも
慣れているから
でもほんの一寸した喜びの力でも
俺の足はふらついてしまうかもしれない
千鳥足になって酔ってしまうかもしれない
小石たちに嘲らせないでくれ
それは新しい酒だったのだから
ただそれだけなのだから

~イヌ&ヒョンビン~
よろこびのみを わが身に縛りつけて離さぬ者たちは
天がける生命を 死なせてしまうが
飛ぶ一瞬の真実に 口づけできる者は
永遠の日の昇りの中に 住むことができる


悪い夢(ヨンナム・イナ・テジュン) びょんきちさん

ここへおいでよ 愛しい人よ
燃えるような くちづけあげる

やめて嫌だよ  間違えないで
だけど揺れてる 心とからだ

お前だけを 抱きしめていたい
ニ度と捨てない 帰らないから

甘い囁き 漆黒の闇
うごめく肢体 悲しい嗚咽

悪い夢だろ 冗談なんだ
気にしちゃいけない 夢なら覚める

愛にしばられ 身動きとれず
明けることない 長過ぎる夜


片羽根  足バンさん

闇への過渡のわずかな時間
地平へとつづく空という名の静寂
灰と蒼のセルが重なる
天空の凪いだ海
その端に一糸の橙

遥か街は黒い影に沈み
夜の息づかいに身を染めはじめる
夢ほどの頼りない灯りは僕の心か
消え行くひと日の名残は僕の羽根か

刺す風は僕の半身を凍らせ
もう半身の温もりを追い求め蝕む
僕の中の否定が凍える
僕の中の安住が凍える

なぜ僕はここに立っている
零れる陽の暖かさに恋して
地平の先まで追っているというのに
胸がぱくりと開き求めているというのに
背後の月の滴を感じたいのか

僕は空か
空は僕なのか
陽も月もこの腕に欲しいのか

明ければその温もりに微笑み
時の芽を育て満たされる
暮れればその美しさをかき抱き
時を止め永遠を愛撫する

僕の眼が唇が喉が欲しがるのか
僕の底がうずくのか

僕が空なのか
空が僕なのか
ただ胡蝶の夢に漂うのか


箱の中 びょんきちさん

悪戯な 二人の天使が 舞い降りた
秘密の小箱 愛の箱 行ったり来たり夢の箱
ちょっと意地悪しちゃおかな ちょっとお仕置きしちゃおかな

濃厚キッスを繰り返す 色っぽすぎるぜ この二人
笑って 泣いて 嫉妬して 
見つめて 触れて 抱きしめて

びっくり仰天 お兄様
僕のダーリン 盗らないでぇ~   

会いたい 逢いたい 愛してる
なぜか言えない 胸の内
涙でにじむ窓の外 俺の心もぼやけてる
戻りたいのに 戻れない いっそこのまま箱の中


四つの葉(ミンミン、スヒョドン) びょんきちさん

エデンの園から持ちだした その名も四つ葉のクローバー
幸せ運ぶ四枚の 葉に込められた福音は 
誠実 (faith )希望( hope)愛(love)幸運(luck)

神の身許に集まりし いずれ迷える小羊は
徒党を組んで 防御して 平気な顔していたけれど
無邪気な顔した オオカミの その一言で崩れ去る

風よ吹け吹け 吹き荒れろ
雨よ降れ降れ 降りまくれ
すべてなくなれ 何もかも

歩き疲れた そのからだ
恋に憑かれた そのこころ
ふいに突かれた 本心は
隠しきれない 隠せない

四つの壁が壊れても 四つの根っこはただ一つ
幸せになろうよ 四つの葉
幸せになれるさ 四つの葉


懺悔(それぞれの愛) びょんきちさん

神様 僕の罪をお許しください
彼の愛の結晶 無垢な命の微笑みを
封印してしまいたい ふとそんな衝動にかられます
もちろん、彼にはそんな素振りはみせません
僕は嘘つきです 嫉妬深い人間です
でも止められません 僕にはもう彼しかいないから

神様 僕の罪をお許しください
僕は 彼の家族を不幸にしました
そして彼を苦しめています 僕の幸せのために
いつか彼が去っていってしまうんじゃないか
そんな不安に怯えながら 彼を抱く毎日です
でも止められません 僕にはもう彼しかいないから

神様 俺は罪深い人間です
彼を愛しているはずなのに 別の人が忘れられません
俺の心の羅針盤は あっちにいったりこっちにきたり
崖っぷちで強風にさらされ 堕ちていくのか 踏ん張るのか
そんな いちかばちかの勝負もできない イカサマ師です
神様 俺に勇気をください 傷つく勇気 選ぶ勇気を!

神様 僕はもう決めました
嫉妬はしない 邪魔しない だけど誰にも渡さない
これが愛の試練なら 僕は笑って受けましょう
たとえ 愛する彼が別の男に身を任せたとしても もう僕は大丈夫
だから神様 少しだけ僕に勇気をください 愛する人のために


目覚めたら・・ びょんきちさん

目覚めたら 今日も僕は生きていた
長い夜のトンネルを抜け
朝がひょっこり顔を出す

僕が疲れていようとも
泣いて叫んでいようとも
宇宙のリズムは変わらない
朝と夜との繰り返し 生と死との繰り返し

さあさ 美味しい朝ごはん
お腹いっぱい 食べなくっちゃ
ごはんを食べるってすごいこと
食べて 生きるってすごいこと

鳥 花 魚 虫 人間 森羅万象 そのすべて
命を奪い 与えられ 死んで骸は餌となる

時は流れる 川のように 時は過ぎゆく 風のように
だから その身をゆだねなさい
夜は必ず 朝となる
明日の目覚めを 今日も信じて


桜幻想 足バンさん

花 降るる

幾萬の花
白い夢となり
匂い立つ風に
乱れ舞う

ああ また
また逢えた
記憶の向こうの
千路の花びら

夢 降るる

幾萬の夢
白い花となり
季を繰(く)る風に
散り彩(いろ)う

ああ また
またここに居る
よろこび
あなたの手に
この手にひかれて

見てこの万感
見てこの命
見てこの今

ああ 僕は
この花に
焼かれたい

炎(ほむら)は
想いの雨となり
あなたに充ちて
あなたに満ちて
ついには僕は
あなたになる

幾萬の花
幾萬の花
舞い生きる
花はただ
花であるために

ああ ふたたび
あなたの手に
この手にひかれて


マーラー アダージェット交響曲第5番第4楽章


(詩)こどもぱん(僕らの子供) びょんきちさん

イナが 僕にくれたのは
ふっくら おいしい こどもぱん
あまくて しょっぱい こどもぱん

ほんわり  ふわふわ あたたかく
しっとり すべすべ やわらかく 
だけど はかなく あぶなげて
さわると こわれて しまいそう

きつく 抱いたら いけないよ
すぐに ぺちゃんこ つぶれちゃう
だから そっと 抱きしめて
だから そっと キスしてね

イナの 涙の味がする
僕への 愛のプレゼント
happy birthday こどもぱん

生まれてくれて ありがとう
僕らの子供 こどもぱん


イノセンス  ロージーさん

失くした宙に浮ぶ白い月
帰らぬ日々を照らしている
めぐる季節を忘れるように
闇に沈むこの僕を   
どこで見ているの
こわれてしまった僕を
どこで見てるの               

君の光に魅せられたまま
夢の沙漠をさすらう夜は
闇にめざめる子供のように
よるべないその瞳が
僕にささやくよ
あなたに逢うためだけに
生まれてきたと

はじめて触れた君のぬくもりが
震えるほどに懐かしくて
ひとりきりの凍える夜に
焦がれて叶わぬ願い
あてなく彷徨う
かわるものなど無いこと
おもい知るため

失くした宙の君は白い月
蒼くゆらめく影をおとして
僕の愛だけをみつめていた
かけがえのないInnocence
僕に帰れよ
僕の宙にもういちど
もういちど帰れ

かけがえのないInnocence
僕に帰れよ
僕の宙にもういちど
もういちど帰れ

(安全地帯『 碧い瞳のエリス 』) 


「恋人たちの神話」 ロージーさん

深い夜の底にも
月の光が満ちるころ
時は哀しみだけを道づれに
明日に着がえるけど
この世界が けがされ
毀れてゆくさだめならば
花のようにきれいな時間-toki-だけを
過去に残す それだけ
この海の向うには
何もないと知っていても
この世であなたに出会えた それだけで
すべてを手放す そんな生きかたもある

この夜の終わりに
ひとすじの光が射せば
時は見なれた景色 用意して
今日に目覚めるけど
もしも生まれ変わって
ちがう自分になれるなら
青い空を自由に泳いでる
鳥になってみるけど
もう一度あなたを
見つけることができたなら
翼も自由もきっとひきかえにして
なつかしいその胸に まっすぐに降りてゆく

もう一度あなたを
みつけることができたなら
翼も自由もきっとひきかえにして
あたたかいその胸に まっすぐに降りてゆく

あたたかいその胸に まっすぐに降りてゆく

(テレサ・テン『 恋人たちの神話 』) 


※移行環境が整いましたら「カンタービレ」に移動させていただきますm(__)m


鎌倉へ・・・ びょんきちさん

遭いたい気持ち ままならず
異国の駅に 降り立てば

歴史の波も 誘い水
重い足取り 軽くなる

いつか来た道 この小径
そんなはずない デジャビュだと
振り返りつつ 鎌倉路

揺れる 笹の葉 ざわざわと
天まで届く 竹林に
ひとり佇む その人は 
母の名前を 呼びました

時間よ止まれ このままで
時間よ戻れ あの日まで
今、私は ここにいる


甘えっ子 びょんきちさん

だめなのら ついつい甘えて しまうのら
どうしようかな わかんない

だっていいじゃん 好きだもん
だっていいじゃん 寂しいもん
だっていいじゃん 構ってよ

僕らはね いつまでたっても 甘えっ子
大人と 子供の 境界線
ボーダーライン 行き来する

不思議な 不思議な この三人
「17」「1010」「476」この三人
三角関係? 三竦み? 複雑怪奇? 単細胞?

いえいえ そうではありませぬ
もっと 根っこは 深いのら
しょれは 僕らも わかんない


替え歌 「First Love」 ロージーさん

最後のキスはタバコの flavor がした
ニガくてせつない香り

明日の今頃にはあなたはどこにいるんだろう
何を思ってるんだろう

You are always gonna be my love
いつかどこかに生まれかわっても
I'll remember to love
You taught me how
You are always gonna be the one
今はただ抱きしめていて
あなたを感じていたいから・・


あなたを自由にしてあげたい この場所から
少し悲しいのは なぜ・・ wow

明日の今頃には ぼくは どこにいるんだろう
あなたを 思ってるんだろう yeah yeah yeah

You will always be inside my heart
きっと 何度 生まれかわっても
I hope that I have a place in your heart too
Now and forever you are still the one
今はただ抱きしめていて
あなたを憶えていたいから・・

You are always gonna be my love
いつかどこかに生まれかわっても
I'll remember to love
You taught me how
You are always gonna be the one
でも 今はただ・・ yeah ・・・

Now and forever Fu・・・


(宇多田ヒカル『 First Love 』)


(創作 詩) Love song オリーさん

僕は知っている
黄金色に輝く落ち葉の中で
君が舞い踊っていることを

僕は知っている
しんしんと凍てつく空のかなたから
君が白い便りとともに降りてくるのを

僕は知っている
ふくらんだつぼみのそばで
君が座り込み微笑んでいるのを

僕は知っている
日差しが照り返すアスファルトの世界に
君がどこかで日陰を作ってくれていることを

僕は知っている
うつりゆく季節の中で
君がいつも僕のそばにいるのを

僕は知っている
過ぎ行く時間の中で
君がいつも僕を抱いていてくれるのを

僕は知っている
君がくれたたくさんの贈り物が
僕をいつも見ていてくれるのを

僕は知っている
君がくれたかけがえのない魂が
僕をいつも包んでくれるのを

君がしてくれたこと
君がしてくれること
僕はみんな知っているよ

たくさんの贈り物をありがとう

愛してる
いつまでも


(詩)綺羅の羽根  足バンさん

異国の玻璃(はり)の紅(くれない)
揺れる火影

瞳の漆黒を焦がすのは
僕には見えぬ
ため息のつぶて

鑞の残滓(ざんし)
とろとろとゆく時

その虚空に潜むのは
僕には追えぬ
殺された吐息

貴男の羽根
ちりりと音をたて

貴男の指
そぞろに胸を掻き

綺羅の滴
此処は誰(た)が頬

想い
その漆黒に灼かれ

想い
縷々(るる)としてやまず


(詩) アラベスク幻想 ロージーさん

闇に目を閉じれば
銀を沈めるアラベスク
鈍(にび)やかに浮かぶ

謎めく蔓の漆黒を這う時
三界のパトス集めて
底光(そこびか)るパノラマ

高みに宿る凍り月の拒絶
夜に艶(なま)めくケモノの蠱惑

僕に与う残酷
僕を拉(しだ)く恍惚

目眩く夢幻(むげん)に捲かれ
逆しまに堕ちゆく螺旋の涯てに

惜しみなく
この現身(うつしみ)を散らせ


(詩) 真円の夢 ロージーさん

僕の愛しい歪んだ真珠
僕だけが知るそのくぼみ
そっと指を這わせて
くちづけでふさげば
小さな甘えのため息
僕を密かに熔かして
それだけでEcstasy

僕を狂わす病んだ真珠
僕だけがおまえのくすり
遠い海の記憶ごと
そっとおまえを沈める
この想いの海は
おまえをあやす
秘密のゆりかご
真円の夢のゆりかご


(詩) 悪の華 ロージーさん

驕れる
完美のレプリカント
空洞(うつろ)に囲う
邪(よこしま)の花
氷の褥に夢む
段だらの禍(まが)の果実

白皙の微笑の下
靭(しな)やかに
悪意は跳梁し
瘴気を散撒す
終わりなき
嗜虐の舞踏に酔う


(詩) 貴腐 ロージーさん

琥珀に香る 貴腐のしたたり
渇いた芯を潤して なを身を溢れ
冷静は情熱の皮膚をすべり落ちる

銀鎖の軛も悩ましき 露わなるトルソ
殉教の苦悩に蒼ざめながら
漲る若さの朱を透かす

情念の美しき虜囚
理性の横顔もただ無力
破戒の犯の誘惑に拉かれ
震える官能は緋の刻印を予感す

運命をそそのかす
この甘美に危うきもの
芳しき罪を口うつす
享楽の麗酒


#貴腐(きふ) 銀鎖(ぎんさ) 軛(くびき) 漲(みなぎ)る 虜囚(りょしゅう) 拉(しだ)かれ 芳(かぐわ)しき


(詩) エスキスのかけら ロージーさん

潔い心の若者の
熱い想いのエスキスが
削り削がれた片々を
拾い集めて歌にしよ

私は君のうしろから
命の香り失せやらぬ
あはれ欠片の感傷を
せめての花に鋳んとする


#潔(きよ)い 片々(へんぺん)
エスキス=仏語・文学作品の草稿などの意
花に鋳る=詩や歌にするの意


(詩) 晴れた日には オリーさん

晴れた日には花を買って
あなたに会いに行きましょう

あなたの笑顔に触れたくて
季節の風を感じてほしくて

桜の木を
まるごと花束にできたらいいのに
あたりに満ちる
風の薫りも届けられたらいいのに


晴れた日には花を買って
あなたに会いに行きましょう

あなたの声が聞きたくて
あなたの心に触れたくて

スイトピーは好きでしたね
淡いピンクがきれいです
かすみ草をあしらったら
小さなお花畑になりました


晴れた日には花を買って
あなたに会いに行きましょう

過ぎゆく時間を止めたくて
うつろう季節を留めておきたくて

今日は奮発して
薔薇の花にしてみましょう
蒼い薔薇があるなんて・・
花屋のおじさんが一本おまけをくれました


晴れた日には花を買って
あなたに会いに行きましょう

あなたに季節のすべてを届けたくて
あなたの瞳に映る私を見たくて

そろそろ紫陽花の季節です
どんな色の紫陽花にしましょうか
家の庭の額紫陽花でもいいかしら
だったらもう少し待っていてね


晴れた日には花を買って
あなたに会いに行きましょう

夏には真っ直ぐに伸びた向日葵を抱え
秋にはコスモスの花束を作り
冬には白いシクラメンがいいでしょう

これからも
ずっとずっと
会いに行きましょう

あなたの笑顔に会いたくて
あなたの声が聞きたくて
あなたの瞳に映る私を見たくて

晴れた日には花を買って・・


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