ひとりじゃないよ!

ひとりじゃないよ!

息子の優しさ


まだ、10歳にも満たない息子。
私は、息子には病気の事全てを話している。
再発の事も、いつかは死んでしまう事も・・・
息子は、息子なりに理解してくれている。
そんな事、息子に話すことは、『重すぎる』と言う方もいるだろう。
でも、私が一生懸命生きる事を・・・
病気と闘っている姿を見せたかったから。

息子は、私が『痛い』と言うと、
すぐに、『何の薬をもってくればいい??』と聞いてくれる。
薬の名前も覚えている。
最近は、冷蔵庫から『ボルタレンとアンペック』を持って来てくれる。

2006年8月末、息子とお風呂に入っていた。
そんな時、何かの話から死の話になってしまった。
『お母さんも、死んじゃうから・・』と不意に言ったら
息子は、『何、先の話してるの??』と笑って答えてくれた。

入院中も、主人の携帯を借りては、私にMLをしてくれていた。

私が、入院する時に限って息子は病気になった。
水疱瘡や風邪、喘息など・・・
私は、とても辛かったのだが
息子は、私に逢う為に苦い薬も頑張って飲んでいた。
水疱瘡など、かゆみとも戦った。
そんな息子の姿を見て、私は成長させてもらった。
私も、頑張らないと!!!と・・・

江原さんの言葉ではないけれど
『親は子供を育て、又親も子共に育てられる』
この言葉に共感を覚えた。



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