ホルモン剤療法
☆抗エストロゲン剤 → ノルバデックス、タスオミン、フェアストン
《特徴》 エストロゲンとがん細胞にあるエストロゲンの受容体との
結合を妨げる事でがん細胞を抑制する。
乳癌術後療法として最も広く用いられる。
閉経前の人よりは、閉経後の人で高い効果が得られる。
《副作用》 嘔気、嘔吐、肝機能異常、顔面紅潮、月経異常
長期投与で子宮内膜癌頻度長微増
☆LH-RHアゴニスト → ゾラデックス、リュープリン
《特徴》 卵巣で作られるエストロゲンの分泌を低下させ
がん細胞を抑制させる。
卵巣機能が働いている閉経前の人に適応させる。
《副作用》 更年期障害（ほてり、頭重感など）
☆アロマターゼ阻害剤→アリミデックス、アロマシン、フェマラ
《特徴》 閉経後、副腎などで作られるホロモンを元に
脂肪組織で作られるエストロゲンの合成を阻害する。
卵巣が機能しなくなった閉経後の人に適応される。
《副作用》 骨粗しょう症、嘔気、食欲不振、更年期症状
関節痛、筋肉痛
☆プロゲステロン製剤→ヒスロン、プロベラ
《特徴》 DNA合成抑制、下垂体・副腎、性腺系への抑制及び
抗エストロゲン作用などによりがん細胞を抑制する。
《副作用》 血栓症、肥満、浮腫
☆ 副作用には、個人差があります。
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