ひとりじゃないよ!

ひとりじゃないよ!

4度目の人生


肝転移をしたときかな。

ホスピスにお世話になっているせいなのか、落ち着いている。

研修医のDRに、以前聞いた事がある。

『次は、何処に転移すれば、少しでも余命がある??』

と、困らせた質問である。

でも、DRは、『肺かな??肝臓は一番あとがいい』と笑って答えた。

その事を思い出したから、はじめは悲しんでいた。

でも、ホスピスの医局長の話、精神化のDRの話、主治医の話を聞いて

少し安心したからであろう。

『ナベルビン』と言う抗がん剤を始めてから、

効果があり、腫瘍も小さくなっている。

このまま、消えなくてもいいから、大きくならないで欲しい。

体調がよくなかったので、開始から半年ほどで

一時休息した。

この時が、不安で不安で仕方なかった。

この間、腫瘍が大きくなったら・・・・・

考えると、怖くなったのである。

再度、鬱がひどくなり20060年4月中旬から2週間ほど入院した。

不安で、涙が止まらなかったからである。

急に、自分の体を傷つけたり、叩いたり・・・

主人が仕事の時には、実家の両親が来て

実家の世話になっていた。

入院を勧められ、寝ることで少し落ち着いた。

入院中も心配だと言う事を話をして

ホスピスのDRに診察して頂き、検査を受けた。

でも、進行している気配はないと言う事で安心した。

そんなこともあり、今は安定している。

NSにも聞かれるが、『今は、死んじゃうんだ!』と言う事を

考えなくなったよ!!と笑って話せる私。

私は、いつもDRやナースに恵まれていると思う。

2006年の6月の腫瘍マーカーは、3桁に達したので

主治医にお願いして、再度『ナベルビン』を7月7日から再開した。

8月末の検査では、半分に数値がなったていたので、安心。

このまま、ナベルビンが効いてくれればいいのだが

いつかは、他の抗がん剤になるんだ!!

でも、治療が出来る限り、諦めない!!

自分のために、家族のために、仲間のために、他界した仲間のために

頑張る気持ちを忘れたくないのである。


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