pigwidgeonのふくろう便

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北海道 味めぐり

from AOBA



9月29日から10月1日の3日間   Drive a go! go!北海道味めぐりツアー  を敢行した

一番心配だった台風の影響はなかったが、秋雨前線の影響であまり天候は思わしくなかった
しかし、 降ってる雨をも止ませる自称「晴れオンナ」!
今回も実力を発揮できた!・・・はずだ



さて、今回のルートを紹介しよう



地図




地図上に走行したルートを

1日目・・・
2日目・・・
3日目・・・   で、描いてみた

札幌から入り、釧路から出るといったコースだ


今回使用した車は、 ホンダのフィット

走行距離 3日間で 1207km だったのだが、燃費がすごくいい!
リッター20~21で走ってくれるので、交通費がだいぶ抑えられた
ガソリン代が値上がりしてるので、これは助かった
乗り心地も悪くないし、運転もしやすかった
なかなかポイントの高い車だ

さて、車の話はこれくらいにして・・・ 





1日目

味めぐりツアーなので、とにかくその土地の有名なものを食べなくては!

まず向かったのは、富良野市のある 『きたぐに家 スリランカ狂我国』 (富良野店)というスープカリーのお店

1984年に札幌にオープン
札幌に初めて「スープカリー」を伝えた店の支店で、現在のスープカリーの原型になっている店だ
できれば札幌の本店に行きたかったのだが、どうしても富良野で立ち寄りたい場所があったので、こちらを訪れた



きたぐに家 看板

▲看板




スリランカ狂我国 スープカリー

富良野 「スリランカ狂我国」  鶏と野菜カレー  890円  



この店の基本のカレーを注文した

辛さの段階は 5段階に分かれていて、「1」で、市販の中辛程度になる
あまり辛くして、味がわからなくなるともったいないので、「1」で注文してみた

店内は広くなくテーブル席2人×3と、相席用の大きなテーブル席が真ん中に一つ置いてあるだけ


ふ~ん こんな感じか・・・
家で作るスープカリーのほうが、コクがあっておいしいかも・・・

と思ってしまうほど、あっさりしている

本来、スープカリーはこういうものなのだろうか?
それとも、期待が大きかった分、肩すかしを食ってしまったのか

他店でも食べてみないとわからないので、とりあえずスープカリーについては保留とする







お腹もいっぱいになったことだし・・・
さて、富良野のメインイベントの場所へ向かうとしよう!



今回の旅行で、まず行きたかったのが、ドラマ「優しい時間」で舞台となった、 『珈琲 森の時計』 という喫茶店だ
今年の3月に富良野プリンスホテルの敷地内に喫茶店としてOPENした

毎回ドラマで、いろんな客がこの店を訪れ、さまざまな物語が生まれるのだが、是非そこのカウンターに座り、ミルを自分でゴリゴリと挽いてみたかったのだ

13時少し前にプリンスホテルのPに到着

「ニングルテラス」という小さなログハウス風のショップが、いくつも森の中に建ち並んでいる
そこを抜けて少し歩くと・・・・

あ!あった!『森の時計』だ!



森の時計 外観





期待に胸を膨らませ、入り口のドアを開ける

すると、ドラマの中でも優しく鳴っていた、あのカランコロンという心地よいドアベルの音が私を迎え、
同時に珈琲のいい香りが鼻腔に広がった

店員のお姉さんが
「いらっしゃいませ~ 何名様ですか?」と対応してくれる
人数を伝えると
「カウンターがいっぱいなので、カウンター希望ですと、少しお待ちいただきます。。。テーブル席ですと、すぐご案内できますが・・・」

テーブル席か。。。
そういえばドラマの中で、変なカップルがず~っと同じ体勢で座っていたっけ

でもやはり、カウンターでいただきたい
その旨を伝え、しばらく待つことにした
その待ち時間を利用して、店内をグルグル見回したり、写真を数枚撮ったりした

森の時計 店内





いよいよ順番が回ってきて、カウンター席に着く


ああ・・・感動!!


目の前には、ドラマと同様、森の風景が広がっている
できれば、毎週大竹しのぶが座っていた席に座りたかったが、その願いは叶わなかった(泣)

木の枠に入ったメニューを手渡され、注文をする
もちろんブレンド!(ゴリゴリしたいので・・・)と、せっかくなのでケーキを注文した

さっき、スープカリーを食べたばかりなのに・・・
甘いものは別腹、別腹 うふふ(笑)


ミル


いよいよ、ミルと豆が目の前に置かれた
わくわくしながら、豆をミルに投入

「どのくらい回せばいいんですか?」とマスターに質問すると
「ふっと、手応えがなくなるまで挽いてください」との回答


なるほど、すべて挽ききるのか


ゴリゴリ・・・  ムムっ なかなかチカラがいるな
ゴリゴリ・・・  むふふ なんかたのしー


ふと、後ろを振り返ると、次々と客が来店し、列をなしている
ああ、タイミングよかったな~などと思っていたら、

「・・・そうなんです、カウンターでしか、ミルは挽けないんですよ・・・」

と、店員のお姉さんの声がする


そうなんだー よかった!!
やっぱり、カウンターに座って正解だったな


すると、ふっと手応えがなくなった
マスターが見計らって、カップを温めたり、お湯をサーバーに移したりしてる

挽きおわった豆を、別の銀の入れ物に入れてくれ
「どうぞ、香りを・・・」と差し出された

う~ん いい香り~~

そして、マスターは手際よく珈琲を入れてくれた
もちろん、ブラックでいただいだ
ケーキも重量感があり、しっとりしててなかなか美味しかった

森の時計 ケーキ&ブレンド

ブレンド珈琲  520円   初雪 (ケーキ) 650円 

これがドラマの中で、みんながゴリゴリやってたミルだ
ケーキがなかなか美味しい

ゆっくり流れる森の時間の中で、幸せな時間を過ごしました。。。


もっとゆっくりしたかったが、並んでる人も増えてきていたので、周りの客のペースに合わせて店を出た

あ~ 満足した~





次に 、 「ファーム富田」  に向かった

ここは、ラベンダーの時期になると大渋滞になるエリアだ
今は、とくにすごい花畑というほどでもなく、この時期の花が少し咲いてるだけなので、割と閑散としていた


ファーム富田




さあ!気分もリフレッシュしたことだし、早々に札幌へ向かおう!
今夜は、ラーメンとジンギスカンを食べなければならない!

こちらの道路は、車道の幅がありえないほど広い
しかもまっすぐなので、とても開放感があって気持ちがいい
景色も360度のパノラマだ

しかも、信号がない!
ほとんど、信号というものを見ない
スピードが出てる感覚がないので気づくと、すぐに70~80くらいスピードがでてしまう
危ない危ない・・・気をつけないと・・・





予定時刻通り、目指すラーメン店 『すみれ本店』 に到着

すみれ 外観
▲外観


すみれ みそ

みそらーめん+煮卵  850円

店内はスペースがあり、ゆったりとした創り
店舗は比較的新しいのか??
テーブル席4人×7  カウンター10席
店員はバイトらしい女学生が4~5人フロアにいる
厨房はわからなかった

メニューはみそ・醤油・塩のほかにもたくさんあったが、やはり味噌をチョイス
他の味もなかなか美味しいらしい

ほどなく、ラーメンが運ばれ
「熱いので気をつけてお召し上がりください」

そう言われたのに、あわててスープを、ずずずっと啜った

「ぅあっち!!」
舌を火傷した
よくみると、油膜がばっちり張っている

でも、美味しかったので熱くても頑張って食べた

肉が1cm角のサイコロ状になっているのが特徴的だ
ちょっと、私には脂っこくて途中でため息がでた

テーブル席に座ったのだが、椅子とのバランスがやや悪い
かなり前屈みで食べなければならず、その点がマイナスポイントになってしまった

スープが美味しくて、ホントは飲み干したいくらいだったが、健康を考えてほどほどで止めた

ちなみに、「小ラーメン」が200円引きである






みそらーめんに舌鼓をうったので、ホテルにチェックイン
しばらく、荷を解いたりしながら、ゴロゴロ・・・



そして、まだお腹は空いてなかったが人気店なので、並ぶことを考慮してジンギスカンを食べに出掛けた

ホテルから1kmくらい離れた場所だったので、夜風にあたりながらぶらぶらと歩いた
夜になると、やはり少し寒い
ちょっとわかりにくい場所にあったのだが、なんとかその店、 「成吉思汗 だるま」 に到着することができた

だるま 外観


数多くあるジンギスカンの店の中で、この店を選んだ理由は

まず、ここ(北海道)でしか食べられない
都内に進出してる店は、東京で食べてもいいかなと思うので・・・

次に、ラムではなく、マトンというところ
子羊が臭くなくて美味しいのは当たり前
でも、オトナの羊がおいしく食べられるというので、興味がわいた

さらに、「生」であるということ
(ここでいう「生」というのは、タレにつけ込んでいないという意味)

以上3点&ホテルから歩いていけるという利点も手伝ってこの店に落ち着いた

店の前には、短い列ができてる
およそ30分待ちといったところか??

店のドアが開閉するたびに、独特の乳臭い匂いが漂ってくる


ちょっと臭いな・・・
ほんとに、美味しいのかな・・・

なんせ、ジンギスカン初挑戦である
少し不安になってきた


いよいよ順番が回ってきて、店内に入る
中は、煙が充満していて、目にしみて涙が出てくる

店内はカウンターのみで、15~17席程度
みな、ビールを片手にひたすら肉を焼き、談笑している
あちこちで、お肉のお代わりコールがかかる

店員はオバチャン3人
手際よくセッティングをしてくれ、動きに全くムダがない
たいしたものだ

さ!はじめてのジンギスカンだ
心ゆくまで愉しもう

熱くなった鉄板に肉をのせてゆく
ちなみに、一人前700円(Tax別)



ジンギスカン




うぅぅぅぅ
おいしそ~~~~

まず少し小さめのところを、一口で、ぱくっ!!


おいひーーーー


よかったぁ 初めてのジンギスカンはとても美味だった
こんなに美味しいなんて知らなかった
かなり鮮度の高い、いいお肉をつかってるんだろうなぁ

つけダレが、すこしお酒(日本酒かな?)の匂いが強く、やや気になったが・・・
ま、こんなもんなんだろう

お腹がいっぱいになり、店を出た
行列は更に伸びていた
明け方近くまで営業してるので、いろんな職種の人が訪れるのだろうな

次回、札幌を訪れたときも、また来店したいと思った





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2日目


今日は、かなり長い距離を走らなければならない

ということで、6時に起きて、7時半にホテルを出発した
仕事に行くよりもはやい・・・
ま、遊ぶときは早いというのが世の常だ



高速道路を網走に向かいひた走る
だいたい100~120km/hくらいでみな走っている

高速じゃなくても80km/h前後で走ってるのだから、どこも高速のようなものだが・・・

道路情報で面白いものを見つけた
風速 気温などは、本州の方でもよく見かけるが、「路温」という表示があったのには驚いた

道路の温度がなにか関係があるのだろうか??
沖縄では見かけたことはない
ということは・・・寒い土地だからか??


延々と走ること  時間
ようやく網走市潮見に到着

ネットでの評価が高かった 「ビックサン」 という回転寿司屋に到着
さて、いよいよ生もの系だ

ちゃんとした寿司屋でもよかったが、手っ取り早くリーズナブルに海の幸を味わうのにはこういう店もいい

まず、本日のオススメの

メンメ  500
活南蛮エビ  220
真鯛  220
生サンマ  180
ハモ  180
平目  220

を注文

メンメ メンメ




併せて カニ汁 220(左) と、あら汁 220 も追加した



ビックサン 汁


さらに

かに内子  231
かに外子  231
氷頭  189 


氷頭 ←氷頭   


といった、食べたことのないものと
王道の

うに  525
いくら  231

と、なぜかザンギ(鶏の唐揚げのこと)を食べた


ウニはサイテーだった
こんなまずいウニに500円も払いたくない

他のメニューも特にこれといって感動もなかった
なんかちょっとテンションが下がった




気を取り直して・・・・さぁ! オシンコシンの滝 へ向かおう

途中、オホーツクの海をみた

オホーツク海

いつか、流氷がみたい



オシンコシンの滝に到着

上から覗いてみたところを撮影


オシンコシンの滝


写真が趣味らしい夫婦が脚立にのぼって撮影していた
確かに、もっと高い視点から撮れればいい写真になるんだろうなぁ


下からも見上げられるようになっていて、こちらは観光客でいっぱいだった





さて、次は本日のメインイベント、 知床五湖 をまわろう


7月14日にユネスコ世界遺産に登録されて以来、観光客がどっと増えたことだろう

どんなに混み合っているかと思い心配だったが、平日の15時すぎということもあってか
まずまずの人出だった

駐車料金が410円
なんか微妙な値段・・・

係の人がモタモタしながら、チケットを切って、お金を徴収している

うむ・・・・
機械にすりゃもっと早いのでは??とも思ったが、雇用対策の関係もあるのかもしれない



さてさて、世界遺産をゆっくり満喫しようではないか

一湖から順番に五湖までまわる
所要時間は1時間程度らしい

遊歩道を・・・といっても森というか林の中なのでなかなかキツイ
高低差もあり、滑りやすい
気をつけて歩かないと危ない

しかも、なぜか逆走してくる輩が後を絶たない
なんで??一方通行だろーが

さておき、途中何枚か写真を撮影しながら、時には息を上げながら歩き、マイナスイオンをたっぷり浴び、清々しい気持ちになった

湖の印象は・・・
沼に近いような小さなものから、確かに湖だ!と思えるものまで様々だった
ヒグマが出現すると、3、4、5湖が見られないということもあるらしい

今回は、有り難いことに全部まわることができた
ゆっくりまわって90分だが、やや早足だったので75分くらいだった
ずっと車に乗っているので、とてもいい運動になった



一湖 一湖  三湖  三湖  五湖  五湖

もう少し天気が良ければ、キレイな写真が撮れたかもしれない・・・残念ナリ



次に、 フレペの滝 へと向かった

知床自然センターに車を置き、林と草原を抜けていくと、乙女の涙と呼ばれるフレペの滝がある

片道20~30分程度かかる
往復でまた1時間弱だ
いや~ いい運動だ!

ちょうど滝に着いたとき、時刻は17時
まさに日没・・・なのだが、天候が思わしくなく、微かに夕焼けはあるのだが、陽が沈むのは見られなかった


滝を見た


ええ??これ??

フレペの滝

はぁ・・・
これが乙女の涙ねぇ・・・
どっちかっていうと、おばあちゃんのオシッコみたいだな (スミマセン)

せっかく歩いて来たのに・・・これかぁ
ちょっとがっかり・・・



さてだんだん、夕闇が近づいてくる
車に戻らないと・・・

キタキツネや熊などの、野生動物が頻繁に現れるらしいので、暗くなると怖い
センターの看板に、『熊を見かけたらお知らせください』と書いてあったが、出会ってしまったら知らせる前に死んでるかもしれない


ふと、いいことを思いついた!


熊に逢わずに、キタキツネに逢う方法だ

そうだ、確か、黒板五郎が るーるるるるる るーるるるるる って言って、キツネを呼んでいた

声を出せば、熊は寄ってこない
さらに、キタキツネは呼ばれたと思い、やってくる

う~ん 一石二鳥!!
あたしって、アタマいい!!


ということで、るーるるるる るーるるるる と声を出しながら歩いていた

すると、草原から林に入るちょっと手前のところで、 がさっ と音がした



ふと、音がした方に目を向けると・・・・



私は、一瞬硬直して動けなかった
キツネを呼ぶことも忘れた

目の前に、 巨大な牡鹿 が立っている

牡鹿 (注)写真は別の機会に撮影したものです。。。

その距離、なんと3mほど
こんなに近づくまで、全く気配を感じなかった
これが、野生動物なのか・・・



彼は私を、じっと見つめている

私は、恐ろしいと思う半分、その見事な角にみとれた
なんて、すばらしいんだろう
でもあの角で突かれたら、大けがすること間違いない

目が合ったのは数秒だったのだが、とても長く感じられた

そして、彼は食事をはじめた
まるで、私達などいないかのように・・・

わたしは、チャンスとばかりに夢中でシャッターを切った

でも、もう夕闇が深まっている
フラッシュをたいて牡鹿を興奮させるのは得策ではないと判断し、フラッシュなしでの撮影だった

ものの見事にすべてピンぼけ・・・(泣)
がっくり・・・

写真にこそ、収めることは出来なかったが、私の目にはあの美しい牡鹿がはっきり焼き付いている
それで、いいのかもしれない



牡鹿と別れを告げ、早々に林の中を通り抜け 
(途中、赤ん坊を抱いた夫婦とすれ違った・・・彼らはこれから滝を見に行くのか??熊に喰われちゃうぞ) 
夕食を食べるために、町へ向かった

今宵の食事は  「海鮮料理 番屋」

番屋 暖簾

フジテレビのスーパーニュースで少し前に、紹介されてた店だ
そのときは、旬のサンマ定食を紹介していた
このあたりで食事の美味しいところがよくわからないので、その情報を頼りに立ち寄ってみた

そして、テレビのリポーターの言うがまま、サンマ定食を注文

で、でてきたのが、これ・・・

サンマ定食



1200円也!
どうですか?これが1200円ですよ
テンションが下がってしまった

まあ、いいや。
さっさと食べて、ホテルへと向かおう

どうやら、地元の漁師らしき人々が一杯ひっかけに寄るようなみせらしく
オヤジ二人がカウンターで酒を酌み交わしながら、卑猥な話に花を咲かせてる
我々が店を出る頃には、地元の若い衆の団体も店に入ってきて、
先にいたオヤジどもと言葉を交わしている

内々だけで盛り上がっていて、なんとなくよそ者扱いされたような気分になった
(文字通りよそ者だが・・・)


テレビでの店紹介もあまり鵜呑みにしない方がいいかもしれない
何も特別なことはなかった
今日の食事は、昼も夜もいいとこなかったな・・・がっかりだ


さて、斜里町から屈斜路までの長い道のりで、最後に一ついいことがあった

キタキツネに遭遇した!
車道を悠々と歩いていた
やはり夜行性なのですねぇ・・・


ホテルでは、温泉(露天風呂)があったので、ゆっくり湯舟につかって疲れをとった
はぁ・・・極楽ごくらく



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3日目


いよいよ最終日

天候がイマイチだ
朝、窓を開けると小雨が降っている

朝食のまえに、屈斜路湖をみようと思い、散歩に出た
ホテルが湖畔沿いだったので、ガーデンを抜けると目の前にそれは広がった

屈斜路湖


タイミングよく、そのころは雨は上がっていた 
晴れオンナ健在だ!
ホテルの中が乾燥してるので、これくらいのお湿りは、かえって嬉しい


さて、食事を済ませ (ホテルのブッフェタイプの朝食はいつも食べ過ぎてしまう・・・)
早々に出発する


まず、 霧の摩周湖 へ向かう

入り口で、駐車料金をとられる
また410円
でも、こちらの料金は納得いかない
だって、その場にいるのは数分なのだ
知床みたいに何十分もいないのだ


摩周湖は運良く晴れて・・・


は、いなかった。。。残念ナリ
晴れるどころか、強風が吹き付けて寒くていられない・・・ぶるぶる

風に煽られ、カメラを構えても、揺れてしまって巧く撮れない
それぐらいの強風だ

よく台風の時に特派員が風に煽られ
「こうして立っているのが精一杯です~~~!」とやってるあれの80%くらいの風、と言えば想像がつくであろうか?

摩周湖 この霧の向こうに摩周湖が・・・


急いで写真を撮って土産物屋に逃げ込む

はぁ。。。暖かい

だいぶ体力を消耗したので・・・っていってもさきほど、朝食を食べたばっかりだが
夕張メロンがカットされ売られていたので、それをいただいた

夕張メロン

一切れ200円  オレンジ色のニクイヤツだ
私は、果物アレルギーがあるので、残念ながら、一口でやめておいた
お味は・・・いたってフツウだった(笑)

北海道に限らず、土産物屋には、必ず ふくろう が置かれている
今回も、立ち寄るお店で様々なふくろうを見かけた

初日のニングルテラスでも、ふくろう専門店があったのだが、値が高く手が出なかった。。。
この店はどうかしら?と思い、見渡すと
「あったあった!たくさんあるなぁ」
そのなかで、ひとつかわいくてお手ごろ価格のヤツを見つけた
あ、こいつ連れて帰ろーっと

ということで、いまは、我が家の冷蔵庫に張り付いてます。。。くふふ





さて、文字通りの 霧の摩周湖 をあとにし、根室へと向かう

摩周湖を出発するとき、入ったときと違う入り口から出たのだが
ここからだと、霧が邪魔して入り口が全く見えない!

・・・ということは、霧の日には入り口をスルーして坂を少し上って、他の入り口から入れば無料で置けそうだ
むむむ・・・失敗した


とまあ、そんなセコイことを考えながらひたすら車を先へ進める



道東エリアに入ってから、景色は牧場と畑ばかりが広がっている
めぼしい工場といえば、明治、森永、雪印といった乳製品工場が目に付く


草原には、牛や馬が、ほとんど放し飼いのような状態で、のんびりと草を食べている


馬牛


こんな風景が果てしなく続くのだ
近くで見るとかなり大きいので、ちょっと怖い気もする

馬に乗りたかった。。。
馬に触りたかった。。。
次回は是非・・・!と心に誓った



さて、目指すは、根室の回転寿司 (また回転寿司・・・懲りないやつら)
でも、こっち(北海道)の回転寿司は本州と違って、美味しくて安くて珍しいものが食べられるはずなのだ

そう信じて、大正町の 「花まる」

花まる外観


昨日の「ビックサン」のリベンジだ
こっちは絶対美味しいに違いない!

開店とほぼ同時に店に入る
なのに、すでに客がいて寿司をつまんでいる

早っ!

店に入った瞬間、強烈な塩素の匂いが鼻を衝いた
ううぅ・・・これはたまらん

店内はテーブル席6人×4
カウンター席17席

塩素の匂いと戦いながら、今日も オススメ を注文する


トロサンマ  189
生イクラ  231
生ほや  189
ふんどし  231
ごそガレイ昆布しめ  126
生銀かれい  186
しまあじ  315
生サバ  315
ぶどう蝦  420

鉄砲汁  273
かじか汁  273


花まる 汁


昨日の店よりはるかに美味しい
よかったぁ
鉄砲汁は、花咲蟹が2匹入ってる
かじか汁はこれぞ漁師の味噌汁といった感じで、かなり魚臭い

ぶどう蝦は、なかなか市場には出回らない珍しい蝦らしい
たしかに初めて食べた

ブドウ蝦

昼近くになり、混み合ってきたので店を出た



いよいよ残すところ数時間だ

日本の最東端、 納沙布岬 へ向かった

雨が降っている
しかも、海岸沿いなので風も強く吹いている
でもなぜか、目的地に到着すると、雨がやむのだ(笑)

おかげで、平成15年4月に座礁したロシア船を撮影することができた


ロシアの座礁船


道内で最も旧い灯台の先から、この景色を見ることができる
灯台には上ることはできなかった

そのあと、北方資料館に入り、北方領土について少し学んだ

「北方領土をかえせ~」とシュプレヒコールを上げている場面はよくテレビでみるが
実際、本州に住んでいると、あまりピンとこない

だが、実際数キロ先にある、それを目の当たりにしたとたん、沸々となにやら言いようのない気持ちがわき上がってきた


北方領土

写真では、ほとんど見分けがつかないが、確かに水平線上にうっすらと平たい土地が見え、ロシアの監視塔やレーダー施設も見られる
なぜか、「うぅぅぅ・・・ロシアめ~~~」という気持ちになってくるのがスゴイ(笑)

ということで、微力ではあるが、北方領土返還のために署名をさせてもらった


そして、すぐ横にある 四島のかけはしと祈りの火 のモニュメントへ

四島のかけはしと祈りの火


世界平和・北方領土返還のために作られた祈りのシンボル像

写真ではわかりづらいが、真ん中に点火灯台が置かれている
この火は1947年、沖縄波照間島から採火したもので、現在も消えることなく灯されているらしい
(種火が資料館の中にありました)





続いて、白鳥の 風蓮湖

風蓮湖

時期になると、白鳥がたくさん舞い降りてくるらしい・・・が、今はなにもいなかった





そして、 琵琶瀬展望台

琵琶瀬展望台より

展望台より、霧多布湿原とそこを蛇行する琵琶瀬川を撮影

霧多布湿原は国内で3番目の大きさを持つ湿原で、天然記念物や鳥獣保護区になっており、いろんな面で保護されてる自然の宝庫

後ろを振り返ると、荒々しい海が望める
窓岩という、メガネのような形をした岩があるのだが、確認できなかった・・・



次は、「道の駅 厚岸グルメパーク」の中にある  炭焼 あぶりや でカキを食べた


グルメパーク外観

この厚岸は、カキの養殖で有名
新鮮なカキを安い値段で炭焼きで食べさせてくれるのだ

お昼時に訪れると、30分待ちということもざららしいが、午後3時過ぎだったので、客は我々の他に二組しかいなかった


まず、入り口で、食べたいものを自分でトレイに入れる
カキをはじめ、うに、ほっけ、あさり(大)、イカ、かに、肉(ソーセージ他)、野菜など、選ぶのにまよってしまう

おやつ代わりなので、焼きウニ、カキ、ホタテの3種にしぼり、会計へ
このとき店内利用料300円も追加される


席につくと、カキを掴むトングや、軍手、ナイフなどが用意されている

さぁ!焼こう!!
わくわくしながら、貝が口を開けるのを待った

すると、



パンっ!!



かき殻が飛び散った!



また、パンっ パンっ!!



こんどは、かき汁が飛んできた!
顔が濡れた



こわい!!!!

写真を撮ろうにも、怖くて撮れない

うに ほたて かき

でも、震える手で撮影した一枚


すっごい、おいしそ~~~

さっそく、レモンをかけて・・・・ぱくっ

う~~ん おいひぃ~~
あ~ しあわせ~~~


ということで、束の間の至福の時間でした。。。。

我々が帰るとき、入れ違いに「東京農大網走校」のスクールバス(?)が入ってきた
学校の授業の一環で、養殖したカキを食べにきたのだろうか??
・・・だとしたら、なんとも羨ましい授業である。。。



最後の食事は、旭川ラーメンに決定!

釧路和商市場で「勝手丼」を食べようか迷ったのだが、昼も生ものだったし、やはり旭川ラーメンも食べておかないと・・・ということで、ラーメンをチョイス

最近、ネットで人気の高い 「夏堀」 というラーメン店に行ったのだが
ちょうど、釧路フィッシャーマンズワーフMOOで、北海道最大級のラーメンイベントがあり、そちらに出店していたらしく店は閉まっていた

残念。。。。

夏堀 外観

外観だけ撮影






ということで、第2候補の 「秀航園」

「夏堀」の店主は、ここで修行し店をだしたらしい

こちらも、イベントに出ていたらどうしよう。。。
空港で食べるなんて絶対ヤダ!

その願いが天に届いたのか、縁があったのか、こちらは開店していた
よかった・・・と、ほっと一息。

どうやら、「秀航園」は翌日の出店らしい


秀航園 醤油ラーメン

醤油ラーメン  630円  

釧路で、有名なラーメン店のひとつ
ラーメンも商品化されて、あちこちで売られているし、通販でも購入可能

店内は、レトロ風な作りで味わい深い
上がりのテーブル席4人×4、 椅子のテーブル席4人×1、 カウンター8の大きさ

店員は、5人で男2女2と、おばーちゃん1(かわいい!)

店主が気さくに声を掛けてくれる
「どっから来たの?」
「今夜はどこに泊まるの?」

二言三言、言葉を交わした
数多くの観光客が訪れるんだろうなぁ・・・

らーめんは、さっぱりしたアッサリ醤油味で、麺は、細麺やや縮れ麺
なんとなく、燻しの香りがスープから漂ってくる
魚介の何かを燻してるのか?
鰹節の香りか??

麺は・・・微妙(笑)
でも、スープは美味しかった
飲み干せるかと思ったくらい
チャーシューもふつうに美味しかった

でも、次回は、夏堀に行きたい(笑)

追)小サイズが525円である
  こちらは、そういうシステムなのかな?


食べ終わって、店の外観をパシャリ☆

秀航園 外観



一路、空港へ

は~ 疲れた~
これから、しばらくは北海道を攻めよう

次回は一都市集中で、その土地の良さをゆっくり感じて旅をしよう

ほんと、文字通り 駆け抜けた 3日間だった

おつかれさまでした。。。





「番外」

道内の道路で、いたるところで見かけたこれ
これ、いったいな~に??

開いてるのと、閉じてたたんであったりするものと、形もいろいろあったのだが・・・


これなに?










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