ぴく♪ぴく♪けせらせら          ~歳の差姉妹のママの徒然~

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傷ついていく心



はーちゃんが行っていた幼稚園は、なぜだか三人兄弟が一番多かった。
二人兄弟はちょっと少なめ、ましてや一人っ子はクラスに一人か二人。
友達と遊べない日は、はーちゃんは一人で遊ぶしかない。
ましてや旦那は単身赴任の上、休日は水曜日。土日は私とはーちゃんのふたりっきり。
二世帯同居が当たり前の町。土日によその家庭に遊びにいくのもままならず、
きょうだいのいないはーちゃんはいつもひとりぼっちだった。

とても、さみしそうだった。

私は、周りの人の言う言葉に敏感になっていた。
ちょっと問題をおこした子が一人っ子だと、なぜだかみんな「一人っ子だとわがままだから。」と言う。
はーちゃんがわがままといわれないよう、無意識のうちに厳しく育てていたような気がする。

親戚や友人が、「体にいいから」と言って、自分達が販売している健康食品を勧めてきたりもした。
あからさまに「子供のできない友人が、これ飲んだらできたって。」と言ってセールストークしていく。
なんだか、自分が販売ツールになっていくような気がして悲しくなっていた。
いったいいくつの会社の健康食品を勧められたのだろう?

一番こたえたのは、だんなの祖母の発する言葉だった。
昔の時代の人。それはわかっていたけど。
「まだできないの?どこか悪いの?あなたの親戚にはできない人がいたの?
はーちゃん一人じゃあ可哀想。」
悪気がないのはわかっているし、ちょっとボケが入ってきた時期だった。
ボケが入っているが故、同じ言葉を何度も繰り返す。
さすがにこれにはこたえた。自然と旦那の実家に足が遠のいていく。

旦那は、これだけのことをして成果がでないことに、自分が肉体的にも精神的にも仕事がきつく、
ストレスがかなり溜まっていて多分体にもきていると思うから、
やっぱり自分が原因なんじゃないか、と思っていたらしい。
旦那も、傷ついていた。

このころになると、スーパーで全く知らない妊婦さんを見ても、
なんだか落ち込んでいく自分がいて、自分で自分が嫌になっていた。
今できても5つ違い、6つ違い・・・ああ、もう小学校でも重ならないじゃん。

もうこんな状態にくぎりをつけないといけない。
仕事も、妊娠したことを考えて、中途半端にバイトを2つ3つ掛け持ちしていた。
タイムリミットを決めよう。
はーちゃんが幼稚園を卒園するまで。。。。それでふっきろうと。


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