地域の文庫の貸出ボランティアをしています。
先日、本の整理をしていたら、
なぜかふと目にとまった本、
『アンネの日記』を読んでみようと思いました。
子どもの頃に、
アンネ・フランクの生い立ちを
本で読んだことはありますが、
『アンネの日記』をきちんと最後まで
読んだことはありません。
読み始めてみると、
アンネの文章力にびっくりしながら、
ぐいぐい引き込まれて
一気に読みました。
思春期の心の動きを
こんなにとらえた本を読んだことは
今までありません。
それは日記なのだから、
当然なのかもしれませんが、
彼女の表現力には驚かされました。
親への反抗心(とくに母親へ)や、
異性への憧れ、将来への夢や希望、
そして現在の不安。
しばしば心を支配されそうになる
思春期特有のいらだち。
早く大人になりたいという気持ち。
自分が思春期の頃抱えていた
心の葛藤は
今はもう忘却のかなたにありましたが、
読み進めるにしたがって
思い出されてきました。
アンネに
思春期の頃の自分を重ねながらも、
それに加えて、
親の立場になって
本を読み進めている
自分に気づきました。
みな必ず通る道、
反抗期を何度か迎えながら成長してきた娘も
こんな気持ちだったのかな。
隠れ家に一緒に住んでいる大人たちの気持ちも
よくわかります。
彼女に閉口したり、
扱いに困ったり、
叱ったり、
見守ったり。
日記を読み進めていくと
隠れ家の生活の中で
彼女が成長していく様子が
手に取るようにわかりました。
こんなふうな本を読んだのは初めてだなあと感動を覚えていると、
ぷつりと日記が中断してしまいます。
そこで、
そうだった。。。と
すごくショックを感じました。
どんな人間になりたいか
思春期の中で自問自答していたアンネ、
こんなに聡明で強い意志を持った少女が
大人になることをかなえることができなかった。。。
********
子育てで迷い悩むことがあれば
この本を再び読もうと思う。
子育てが終わったあとでも、
この本を読んでみたら、
また新しい発見があるかもしれないとも思えました。
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