以前の記事に書きましたが、
息子のために入っているブッククラブ(月一回の配本サービス)から
送られてきた本です。
【過去記事・・・ ウェストールが好きだ。・・・今だから読んでほしい本 】
イギリスの作家、
ロバート・ウェストールの短編集です。
この本を読んで、
ウェストールの他の本を読んでみたくなって、
近くの図書館で借りられる
ウェストールの著書を
続けて読んでみました。
ウェストールは1993年に亡くなっていて、
今、日本語で読める小説は
十数冊です。
ウェストールの小説は
10代向けの小説にもかかわらず、
戦争などの暗いテーマを
扱っているものが多く、
厳しい現実がしっかり描かれ、
それを受け止めながら
成長していく少年たちが多く描かれています。
それは、
彼が一人息子を18才で
バイク事故で亡くしていることが
大きく影響しているのかもしれません。
ウェストールは、息子が生きていたら、
こんなことを教えたかったな、
こんなふうに成長してほしかったな、
と考えていたのではないかなと思いました。
私は、
彼の小説に出てくる主人公の少年たちを
息子を持つ親としての目線で
度々見てしまうのですが、
こんな体験をし、
こんなふうに感じ、考え、
そして困難を乗り越えてきた子どもは
ほんとうの意味で強い人間になるんだろうな。。。
と思います。
でも同時に、
子どもには
こんなふうなつらく苦しい体験(最たるものは戦争)を
させたくないという気持ちも抱きました。
*********
息子には
もう少し大きくなったら、
ウェストールの本をぜひたくさん読んでほしいと
改めて思いました。
中高生の思春期の子供が読んだら、
本の中にぐいぐい引き込まれ、
自分と主人公が重なり合い
かなり感情移入して読める本だと思います。
生きることの意味を考え、
自分を見つめるきっかけになることでしょう。
そして、迷いを抱えているのなら
救いになる本だと思うのです。
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ぜひ手に入れたいです!
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11月に出版されたばかりの新刊です。
短篇集なので読みやすいです。
ウェストールの翻訳されていない短編は
まだたくさんあるようなので、
続刊を切に希望します!
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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