山田維史の遊卵画廊

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☆Tadami Yamada's Part6 児童書その他の挿画


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Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


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■Yamada's Article (7) 病める貝の真珠


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■Yamada's Article (9)『さゝめごと』に現われた十識について


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Aug 25, 2022
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カテゴリ: 社会、政治
 故安倍晋三氏の国葬挙行について問題視されている。当然である。国税によって国葬とすべき法的根拠が無いからだ。しかしそれを国会で審議すること無く政府がほぼ独断決定した。さらに問題なのは、教育委員会が学校に対して半旗(弔旗)掲揚を促している。
 その教育委員会の通達を私は以下に問題視する。

 いったいに教育委員会は、ろくでもないことにはまことに一生懸命である。頭の程度が低いというよりも、組織の精神的機軸に狂気体質があるのではないかと私は常々疑っている。
 空虚なシンボルに対する拝跪志向は、もっとも著しく様々な教育現場で目撃する。これは精神分析的あるいは心理学的に分析すると、自らを(すなわち教育委員会自身)をシンボルに同一化することによって、大きな権力を自らに付与することができるという極めて危険な幻想である。
 そのような精神や心理が目的するのは、真の意味の、つまりあらゆる人間に通用する「教育」ではない。時の国家体制におもねる、いわば御都合主義な教育である。「教育」が、人間探究学から離れて、時の権力体制に従順な人間を育成するという意味になっている。まあ、それも教育ではある。日本の教育委員会の学校教育課が担って来たのはそれである。

 英語の「educate (教育する)」の語源はラテン語の educere であるが、このラテン語はさらに e-ducere に分解される。e + ducere だ。そして e=ex=out, ducere=lead, またはdraw である。すなわち英語の educate の意味は、「人間が本来持つ能力を人間から引き出す」ということである。
 しかしながら日本語の「教育」という言葉で示されて来た実質は、むしろ「従順性を植え付ける」という意味を強くして用いられて来たようだ。たとえば「小作人教育」「小僧教育」「平民教育」「軍隊教育」「婦女子教育」等々。さらにスポー等における暴力的教育や、学校教師による体罰による教育。この体罰についてはかつて文部科学大臣が容認するような表現で公言した。

 そのようなことは日本の教育においてばかりではない。諸外国でも行われて来た。19世紀イギリスでは特に貴族階級の学校では教師や上級生による鞭打ちが頻繁におこなわれていた。また同じくイギリスの18世紀に関する文献を読んでいると、孤児院における教育を「farm」という言葉を使っているのに出くわす。farm は耕作とか動物飼育を意味する言葉だが、教育と飼育が同じ実体として考えられているのである。
 また、ナチス政権下のドイツ軍では、なにかというと兵士を全裸にして尻を鞭打ちした。その光景は写真に残っている。映画監督ヴィスコンティは、ナチスを称して「尻と鞭と血」と言っていた。日本の旧海軍でも同様なことが行われていた。「けつバット」という言葉が今に残っている。人間を兵器にするために集団ロボット化しなければならず、「教育」という名で「個人」という人格と人権を剥奪したのである。

 他国のことはともかくとして、要するに被虐/嗜虐的な支配構造の形成が、ほとんどその自覚無しに行われてきた。それが日本語の「教育」の中身に確実に存在した。そのような教育を、いわゆる「臣民教育」を引き継ぐような流れで促して来た、とも言えるのが教育委員会であり、その上にある文部科学省の学校教育課である。

 大正11年(1922)に雑誌『少女号』に掲載された清水かつら作詞・弘田龍太郎作曲『雀の学校』という童謡は、誰もが知っていよう。

 「チイチイパッパ チイパッパ
  雀の学校の先生は
  鞭を振り振り チイパッパ
  生徒の雀は輪になって
  お口を揃えて チイパッパ
  まだまだいけない チイパッパ
  も一度一緒に チイパッパ
  チイチイパッパ チイパッパ」

 この一見無邪気な童謡だが、教育に関する文化遺産を考察するうえで、歌詞の解釈と歴史的背景について議論されてきた。それは作詞者・作曲者の思いには無かったことかもしれない。しかし、「歌は世につれ、世は歌につれ」というのは真実である。歌の力のすばらしさでもあるが、歌が(絵も小説も同様に)罪つくりもするのである。
 私は今日のこの日記ではあえてその問題にふれないが、『雀の学校』が議論されなければならなかったについては、私が上述指摘したことがらが、少なからず・・・いや、おおいに関係しているのである。あらためて言うと、日本における「教育」とは如何なることを指しているかという問題である。『雀の学校』の初出が、『少女号』という幼年女性のための雑誌であった点も注意しなければならない。 

 私の言っていることは極端であると思う人もいるであろう。しかし、このたびの安倍晋三氏国葬において教育委員会が学校に対して半旗(弔旗)掲揚を促す通達をしたことは、まさに私が述べたことの証拠である。解釈は各学校の判断にまかせるというような、きわめてずる賢い弁明をしているが、各学校がこの通達から逃れられないことを・・・つまり教員に対して睨みを効かしているぞと強迫めかして・・・弁明しているのだ。教育委員会の常套的方策である。

 安倍晋三という人物が、国民の総意をもって葬送するに値するかどうか。こたえは「否」である。元首相であるけれど、・・・いや、首相という日本の政治の頂点にありながら、きわめて多くの暗い疑惑をまとっていた。追悼は個々人でするのが最もふさわしい。この人物の国葬を企画する人がいるとおり、傑物と思う人も少なくはあるまい。本心から涙滂沱して悼んでいるのかどうか。日本の政治は、ほとんど個人的な慾のかけひきだ。それをあたかも国家の利害であるかのように装っている。個人的な慾など私の知ったことではない。





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Last updated  Aug 26, 2022 05:21:40 PM
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AZURE702 @ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
山田維史@ Re:[言葉の量化]と[数の言葉の量化](08/21) ヒフミヨは天岩戸の祝詞かなさんへ 書き込…
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな@ [言葉の量化]と[数の言葉の量化] 「初めて語られた科学と生命と言語の秘密…
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