僕の心の詩

心地良い風の中で♪

タンデムカタログより2


心地良い風の中で♪


タンポポの花も咲き終わり、
種を息でフッ-トと吹きかける。
優しい風に揺られて、
ゆらゆらと飛んで行く。

よちよち歩きの3歳の君も、
私の真似をして種を飛ばす。
無邪気に笑う君の顔は
なんて僕の心を癒してくれるのか。

何気ない休みの夕暮に
ちょっと大きめな公園を
君と散策しながら歩く僕は、
心の奥から込上げる幸せを感じ、
これが親としての喜びなのかと思い、
愛車で自分の時間を楽しむのとは
また違った喜びがすぐそこにある。

ついこの間まで、何にも出来なかったのに
気がついたら、だんだん子供らしくなった。

お金で買えない時間と
心の豊かさを感じて、
僕なりに親として君を見ているのだと
改めて気づいて、何か笑みがこぼれた。

歳を取ったから感動が減るのでなく、
普段の些細な変化に気づく事が感動になり
それが僕には大きな幸せだったりする。




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