僕の心の詩

感じるままの僕で♪

ビュ-レル最高


感じるままの僕で♪


満員電車の中で懐かしい香りがした。
昔し君が好んでつけた香水と同じ
忘れもしない、青春の甘い想いで。

君は少しでも大人に近づきたくて
僕は少しでも大人びた君を見たかった。

今では遠い昔の事だが、あの香りは忘れられない。

今思えばずいぶん歳を喰っちまったよ-
歳を喰っちまったからふと感じてしまったのか
やけにあの頃が懐かしく感じられる。

想いで話しをするようでは本当に歳だが
あの電車の中での女性の香りにふと青春を思いだした。

そう若かった僕は感じるままに、自分らしく
とにかく前に進む事だけを夢見ていた。
大人になったらきっと自由があると信じて
大人になれば自分の夢が手に届くと感じて
何にも疑う事すら知らなくてまっさらな僕がいた。

そうさ、誰しも青春時代を持ち合わせており
そうさ、誰しもそれなりの希望を語ったはず。

今の生活に決して不満を感じている訳ではない。
ただ、恋愛多きあの頃の熱いハ-トが恋しいだけ。

好きな娘の話しで一晩中友達と語りあったり
好きな娘に少しでも近づきたくて頭悩ましたり
それなりに僕自身感じるままで存在していた。

初めて手をつないだ日・初めてKISSを交わした日
初めて抱きしめあった日・初めて一つになれた日

皆それぞれに想いがあり、幾多の恋に落ちて
いつしかささやかな家庭を築いているのだろう。

でもあの女性の香水の香りは僕を一瞬目覚めさせた。
そうさ歳はとっちまったが、恋愛だけじゃなくても
僕を感じる事を決して忘れる事は無いようにしよう。
一人の男として、また人間として、感じるままの僕で
この先もあの頃の熱い心を感じて忘れず生きて行こう。




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