僕の心の詩

環境と食糧

真面目な話を書くには、やはりこちらが一番かな-。こういう時は、この部屋の方が楽に話せる。

お題の通りであるが、農業改革法案が、今年の4月から始まっている。WTO EPA FTA などの外圧に対する、前向きな処置である。

当然、農家さん達には、大打撃なお話である。日本の需給率はカロリ－ベ－スで40%と異常に少ない。そんな中で、農家さん達の、補助金を一律カットで、担い手・ヤル気の有る農家・大規模農家にしか支払われなくなる。まあ、資本主義的立場であれば、当たり前の事である。

が、写真を見て頂きたいが、昨年まで、青々とした、田んぼが辺り一面に広がっていたが、今年は、この有様である。ただでさえ、オ－バ－ストア－の中で、また、商業施設が出来るらしい。はっきり言ってこれ以上必要ない。無駄な渋滞が起きるだけだ。ゴミも出る。

では、何故、農業を擁護するようなｺﾒﾝﾄをするか。それは、世界の三大紛争の理由は、食糧・エネルギ－・宗教で有る。この事実があまり知られていない。現在、食糧は、取り合い状態になっている。潤沢に日本には入って来ていない。色々な理由があるが、日本のポジティブリスト制・新興国の食糧の大量消費・世界異常気象・食糧とエネルギ－の戦いの始まり(ｴﾀﾉ-ﾙなど。)が大きな理由となる。

皆さん、では潤沢にス－パ－には商品が並んでいるとお思いでしょうが、良く見て下さいね-。量目が減っています。実質的値上げです。今秋は殆んどの商品が、値上げとなるでしょう。

実際に、小規模食品メ－カ－さんは、食品原料だけでなく、資材　原油　などが、3割程度値上がっている中で、原料が手に入らなくなりつつあるので、資産があるうちに、自主廃業されています。机上論の統計的には、倒産率は減っていますが、食品に限り、企業数は減っているでしよう。二極化と言えばそれまでですが。

"衣食住足りて礼節を知る"　と言う有名な言葉が有るが、日本は今まで満たされて来ていたが、どうも、かなり雲行きが怪しい。

先日、北海道で、とある食品メ－カ－さんが、違法表示で、自己破産された。擁護する気は無いが、ここからは、真剣に聞いて欲しい。誰が、やらせたのかと言う事である。媒体は何も突っ込んで話していない。それはそうであろう、突っ込んで記事にしたら、もし自分のスポンサ－がやらせていたという事になると、当然その記事を書いた記者・携わった方の処置は想像がつく。お金を貰うスポンサ－には、媒体はもはや歯向かえ無い状態であるのではなかろうか。まあ、媒体の報道はかなり偏りが出ているか。だから、私達のような、ブログ者の方が、現場に携わっているので、現場の意見が書ける。

まあ、話は、脱線したが、食糧である。かなり日本は危ない。危機感を持って欲しい。私も、営業歴20年以上になるが、売る物が無いと言うのは、初めて経験している。オイルショックの幼き頃の記憶が蘇る。いったん土地が写真のようになってしまうと、生き返らせるのに、3年かかる。また、基本的に農業は輪作で成り立っている。農業は自然である。また、人間が生きて行く中で、子孫を残す中で、絶対に大事な物である。

私は、農業従事者ではない。だが、食品業界で働く人間である。腕の良い職人さんが、値上げが通らない、販路が無くなった、良い原料が手に入らないという事で、次から次へと廃業されていく。寂しい話しだ。食は一国の文化にも通ずる。

真面目に話しを書いたが、記憶の隅にでも置いて頂ければ幸いである。一応、これでも、書きたい事の、1/10も書いて無い。これ以上はさすがにまずいかも知れないので、やめておこう。難い話を書いたが、お許しくださいませ。m(__)m。

お口直しに、写真をアップします。(^^♪。

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