ペット喜怒哀楽

シルミド

書籍名:シルミド
著者名:キム・ヒジェ
出版社:角川文庫 ¥539

シルミド ( 著者: キムヒジェ / 伊藤正治 | 出版社: 角川書店 )

感想:
映画(6/5~)の関係でこの話は紹介されていたから、筋そのものはある程度認識していた。が、こうなるきっかけとなった、こっちは確かに事実の事件の方を知らなかった。1968年1月21日、ソウルの大統領官邸から数百メートルのところまで、北朝鮮特殊部隊31名が到達していたということ。これがきっかけで離れ小島シルミドに死刑犯罪者を集め、過酷な訓練を課し金日成殺害集団を作った。結局実行にはいたらず、自国の軍隊に殺されそうになって、その島の中で指導官と訓練兵との間で戦闘状態。その存在を明らかにするために自国の大統領府に向かう途中で殺された、ということになっている。これは映画の話で、実際は何がどうだったのか、長い間機密事項だったらしいし、集められたのが元犯罪者だけではなかった、拉致された、募集したって説もあるらしいし。最近の韓国朝鮮間の関係は、一見穏やか、でも、裏ではやっぱり諜報戦争なんだろうし。ふぅ。


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