間諜 洋妾おむら
著者 ： 杉本章子
出版社： 文藝春秋文庫 上\649 下\669
感想 ： 幕末の歴史、生麦事件、幕府、薩摩藩、イギリス公使館の内情。
薩摩藩武士に頼まれて、芸者が英国艦隊長の現地妻として、公使館に住み込む。要するに間諜。どこまで本当の話かと思いながら読んでいたが、実際に存在した女性。実際には、幕府の間諜だったが薩摩藩武士にほだされてそちらの間諜になったらしい。そして最後はその武士と結ばれたというのが実話。結構面白かった。
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