手作り石けん&手作りコスメ-手作り石けん教室-

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石けん用オイルについて

石けん用オイルのデータ&超個人的感想



*これは手作りコスメや石けんとして使用した個人の感想です。使用感は人によって異なります。
*個人の責任において参考にされて下さい。
*一切責任は取れません。

アボカドオイル (果肉の低温圧搾・不乾性・ヨウ素価94.6)
 主要成分は、オレイン酸60~75%
 ビタミンミネラルを多く含み美容効果が高い。
 未精製は淡緑で精製よりもなぜか高い。
 石けんに多く配合すると泡立ちが凄く悪い。
 20~30%使用がよいかと思う。
 直接フェイスオイルとしての使用は私は好きではない。
 (吹き出物がでるような気がするから)

オリーブオイル (果肉の低温圧搾・不乾性・ヨウ素価75~90)
 主要成分はオレイン酸55%~80%
 ビタミンEを含み酸化しにくい。
 前田京子さんは、カルボネールの オリーブオイル を薦めている。
 オリーブ100%で作るとネバっとした控えめな泡立ち。
 50%以下で使うのが好きかなぁ。
 にきびによくないらしい。

キャスターオイル(ひまし油)
 主要成分はリシノール酸90%
 キメ細やかな泡立ちで、保湿力が強い。
 10~15%配合するとよい。
 15%配合するとかなり泡立ちのよさを感じるが、溶け崩れが激しい。

ククイナッツオイル (乾性・ヨウ素価184)
 主要成分はリノール酸40%、αーリノレン酸28%
 無毒で目に刺激がない。
 αーリノレン酸が多く、荒れた肌を鎮める効果がある。
 高価なオイルで石けんにはもったいない。
 そのままフェイスオイルの使用が良いと思う。

・グレープシードオイル(種子の低温圧搾・乾性・ヨウ素価107-143)
 主要成分はリノール酸60%~80% オレイン酸10~20%
 そのため非常に酸化しやすいらしい。
 「緑の色素がよくない(未精製アボカドも同じく)」と聞いたこともあり、使用したことなし。

ココナッツオイル (果肉の低温圧搾・ヨウ素価7-16)
 主要成分は飽和脂肪酸約85%
 酸化しにくく、冬は固形に。ヘアケアにもむく。
 (ココナッツクリームもヘアケアにいいらしいですね。)
 アレルギーを起こす確立がある。
 カプリル酸・カプリン酸を含み肌に刺激となる。
 起泡力が高く、石けんにすると大きな泡が立つ。
 冷水でも泡立ちが良い。
 石けんには10~30%くらいの配合がよい。
 私はココナッツ入りでフェイスを洗うと赤みがでて荒れる。

・ゴマ油(種子の低温圧搾・半乾性・ヨウ素価103-118)
 主要成分はリノール酸35~50% オレイン酸35~50%
 アーユルベーダでは毒素を排出するオイルとされている。
 抗酸化物質のあるセサモールを多く含むため、リノール酸が多いが酸化しにくい。
 セサモールは1度加熱すると活性化する。
 石けんには 太白(純白)ごま油 がよく使われる。
 さっぱり系の石けんに仕上がる。
 抗酸化を狙って少し配合するのが好き。

スイートアーモンドオイル (種子の低温圧搾・半乾性・ヨウ素価92-114)
 主要成分はオレイン酸60~67% リノール酸20~25%
 まれにアレルギーを起こす。
 溶剤で抽出された安いオイルがあるので注意。
 比較的安価で石けんに使い安いが、 これを足したから石けんが贅沢になるとは感じない。
 かといってそのままフェイス用にしてもいまいちなオイル。
 アロマテラピーのトリートメント用に使うのが一番な気がする。
 子供の保湿にはよく使います。
 ベビーマッサージにも薦められるオイルです。

イブニングプリムローズオイル(月見草油) (種子の低温圧搾・乾性・ヨウ素価195-199)
 主要成分はリノール酸55-75% γーリノレン酸10%
 非常に酸化しやすいオイル。
 特徴的なのは、γーリノレン酸を含むこと。(月見草以外はポラージオイルが含む)
 γーリノレン酸は、抗アレルギー効果が強く肌の再生や炎症を抑える働きがある。
 また女性ホルモン作用もありバストアップマッサージにも向く。
 老化肌、アトピー肌に向くので、そのままフェイルオイルに使うのが良いかな。
 石けんには勿体ないと思う。

つばき油 (種子の低温圧搾・不乾性・ヨウ素価78-87)
 主要成分オレイン酸85%
 ヘアケアにむく。
 シャンプーバーを作るととてもよい。
 リンスに入れたり、そのまま髪に塗ったりとヘアケアに大活躍。

・菜種油(半乾性・ヨウ素価118)
 主要成分はオレイン酸60%、リノール酸20%、リノレン酸10%
 前田京子女史はお嫌いなようだが、とても優しい洗いあがりの良い石けんになる。
 髪の洗いあがりもキシミなくサラサラ。
 菜種のよさを実感するためには40%以上は配合が必要。

パームオイル (植物脂)
 非常に酸化しにくい。
 石けんに固さを出すため15~30%配合。
 ココナッツと同じく肌に刺激となるカプリル酸、カプリン酸を含み、人によっては合わない。
 パームの需要拡大が環境問題となっているため、多用は避けたい。

パームカーネルオイル (植物脂)
 非常に酸化しにくい。
 石けんに泡立ちを出すため10~30%配合。
 ココナッツオイルよりも肌に優しいと言われるが、その分泡立ちも落ちると思う。
 カプリル酸、カプリン酸はココナッツオイルの約半分。
 パームの需要拡大が環境問題となっているため、多用は避けたい。

ホホバオイル (種子の低温圧搾・植物ロウ・ヨウ素価82)
 主要成分はステアリン酸70%
 液体ワックス(ロウ)で非常に酸化しにくい。高温にも強い。
 アレルギーを起こすことがあり、さらに接触性皮膚炎の報告もあり。
 どんな肌質にもあい、浸透性もよい。
 ヘアケア(ハゲ)に良いらしい。
 食用には不適当。
 肌に合う人にとっては凄いよいオイルですが、合わない人も多いオイル。
 私は塗ると痒みを感じるが、赤みなどはでない。
 娘は塗った部分だけ蕁麻疹がでた。
 友人からも合わなかったという報告あり。
 非常に酸化しにくく、効能もよいので合うなら石けんのスーパーファットに向くと思います。
 合うなら、フェイスオイルにもよい。
 私は娘が蕁麻疹を起こしてから石けんには一切入れてません。

マカダミアナッツオイル (堅果の低温圧搾・不乾性・ヨウ素価70-80)
 主要成分はオレイン酸55~65% パルミトレイン酸20~25%
 人の皮脂に近いパルミトレイン酸を多く含む。
 パルミトレイン酸が多いのは、このオイルとヘーゼルナッツオイル。
 非常に酸化しにくく、安定している。
 敏感肌のアロマトリートメントにも向く。
 紫外線カット効果があるので、夏のフェイスオイルに良い。
 石けんには20~80%と配合OK
 多くても少なくても良い石けんになる。
 スーパーファットにも向く。
 アレルギーの報告がない。

ローズヒップオイル (種子の低温圧搾・乾性・ヨウ素価183)
 主要成分は、リノール酸40%、αーリノレン酸36%
 非常に酸化しやすい。
 肌の老化防止、シワに効果があるとされている。
 ビタミンCを含み、美白効果も。
 未精製はカロチノイドの赤みがかった色をしている。
 高価で酸化しやすいため、そのままフェイスオイルとして使用するのが良いと思う。 

参考文献:
アロマテラピーとマッサージのための「キャリアオイル辞典」

アロマテラピーコンプリートブック 上巻

動物性油脂

・牛脂
 市販の石けんの材料は牛脂80%、ココナッツ20%というのが多い。
 個人ではあまり使う機会がないと思われる。
 肉屋さんから貰って自分で精製して使います。

・ラード
 脂肪酸のバランスがとてもよく単独でも石けんに向く。
 安価でイメージが悪く、肌合わない人も多いため、嫌われる。
 カプリル酸・カプリン酸を含まず、ミリスチン酸が多く泡立ちよい。
 個人的には大好き。 パームオイル の代わりに利用。 
 パームの環境問題が叫ばれている今、肌に合う人はパームよりもラードを利用してもらいたい。

・馬油
 酸化しやすいと言われている。
 フェイスオイルとしても人気だが、「肌に乗せた瞬間酸化する」という話も・・・
 馬油の石けんをしばらく使ったら、毛穴が開いてしまった。
 それからは石けんに使っていない。

バター類

シアバター
 冬場はスキンクリームに大活躍。
 未精製シアバターとククイナッツのクリームで娘のアトピーが改善。
 石けんには10%配合すると保湿・固さがよくなる。
 スーパーファットにもオススメ。

・ココアバター
 グルグル中のカカオの臭いが私は気持ち悪い。。。  

マンゴーバター
 紫外線カット効果がある。


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