健康的な食生活を守り、運動をして、
さまざまな栄養補助食品を摂っていたとしても、
多大なストレスは健康を損ないます。
Stress versus the Body(ストレス対からだ)
ストレス研究ジャーナル(Journal of Stress Research)によると、
医者にかかる 患者の60%は、
ストレスに関連する症状からであるとされています。
■ストレスは 肉体的、精神的、感情的なバランスを変え
、
以下のような症状を引き起こします:
1、心拍数、血圧、血糖値の上昇
2、筋肉の緊張、発汗
3、免疫機能の障害
4、不眠症、睡眠障害
5、感情的な消耗、情緒不安定
6、不安、鬱状態、頭痛
7、潰瘍、心臓病、卒中、ガンのリスク増加
■ ストレスは、からだに攻撃を受けたかのような反応を起こさせます。
血圧を高める働きを持つアドレナリンというホルモンが
副腎から血管に流れ出し、
筋肉が緊張し、心臓の鼓動が速くなる、
いわば「戦うか逃げるか」モードへとからだは傾くのです。
■ ストレスは、健康を損なうと言われています。
最近では、ストレスはガンに関係することがわかりました。
連邦ガン研究所ジャーナル(Journal of the National Cancer Institute)の
1998年1月号の中で発表された乳ガンの女性患者の研究によると、
ストレスを減らすテクニックについて知識を与えられた女性たちは、
全く与えられなかった女性たちよりも寿命が長いことが明らかになりました。
同様に、他の研究ではストレスが
免疫反応を変えてしまうことも明らかにされていますが、
正確なメカニズムについてはまだ理解されていません。
●人生のさまざまな出来事はストレスを生みます。
驚くことに専門家は結婚、宝くじに当選する、
職場での昇進などという喜ばしい出来事でも、
悲しい出来事、例えば離婚や愛する者の死亡、
と同じような有害なストレスを生むと考えています。
ストレスを減らす方法は明確なようですが、
意識的に生活習慣を変える努力をしなければ、
ストレスは危険なほど健康を損なうことになります。
●ストレスを減らすには:
1、 瞑想法を覚えましょう
。
瞑想はストレスを減らし、血圧を下げる効果があると
研究によって明らかになっています。
2、 一日中何度も意識的に深呼吸をしましょう
。
不安感は浅い呼吸によって増加します。
3、 何度も休息を入れましょう
。
4、 運動をしましょう
。
有酸素運動は処方薬よりも効果的に
不安や鬱状態を取り除く効果があることが研究によって
明らかにされています。
■次に、ストレスによい食品(栄養素)です。
ストレスは副腎を刺激するため、
ストレスの多い人は 副腎を支える栄養素
を
十分摂ることが大事です。
ビタミンC、パントテン酸、マグネシウム、
亜鉛、ビタミンB6(他のビタミンBも)
は、
副腎ホルモンを支えるために必要です。
パントテン酸
は副腎には必須です。
パントテン酸の欠乏は副腎の萎縮(消耗症)に
関連があるとされています。
●パントテン酸が不足しているサインとしては
疲労感、睡眠障害(あるいは夜中に目が覚める)、
頭痛、腹痛、消化障害、などがあります。
チョウセンニンジン
も幅広くストレスに処方されています。
このハーブは副腎の機能と健康を促進すると考えられています。
チョウセンニンジンは、ストレスに効果的に対処する手助けをすると
実験によって明らかになっています。
(騒音、高い気温や他の不快な状態にさらされた被験者は、
チョウセンニンジンを与えると忍耐強くなることがわかりました。)