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釈迦楽

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June 23, 2005
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カテゴリ: わけ分からん
 またまた陰惨な事件が起きましたね。15歳の少年による両親惨殺事件。

 こういう事件が起こるたびにいつも私が思うのは、報道する側の姿勢とか言葉遣いが正しくないんじゃないかということです。

 例えば今朝の新聞にも、少年が空き家に侵入するという事件を起こして以来、少年と両親の間に「確執」が生まれた、などと書いてありましたが、こういう場合、「確執」という言葉は正しく当てはまりますかね? 子供が悪いことをやって、親が叱った。それで子供がふてくされた。要するに、そういうことなわけでしょ? そういう場合、「親子の間に確執が生まれた」って言うんでしょうか? 

 また私が嫌いなのは「心の闇」という言葉です。こういう事件が起こると、必ず報道機関は「犯罪心理学者」とかいう肩書きの人のところへ飛んで行ってコメントをもらうのが決まりになっていますよね。それでまたそういう専門家とやらが、15歳の少年の「心の闇」を慎重に探っていかなければならない、みたいなことを言うわけですよ。

 一体、何なんですか、この「心の闇」って?

 父親の頭を鉄アレイで殴打し、母親を刃物で何度も突き刺し、部屋ごと吹っ飛ばすために細工をし、自分は草津の温泉でのんびりお湯につかり、食事も平らげ、ゲームセンターで遊んでいた15歳の少年に「心の闇」なんてないですよ。そりゃ長年生きて、沢山の苦労を経験をしてきた人になら、そういうものがあるかもしれないですけど、日本で生まれたごく普通の15歳にそんなものあるわけない。当たり前じゃないですか。

 しかも、「親との確執があり、心の闇があったのだから、親を殺して温泉に浸かるのも無理もない」とそこまで言い切るのならまだしも、そこまでは言わないで、「専門家がそう言ってました」という形でほのめかすだけに止め、少年の犯罪を断罪する側からも、また弁護する側からも批判されないようにしようとする。そういう日本の報道の姿勢って、ほんとにどうかしてますよ。

 このような事件が起きた時、私が欲するのは、犯罪を犯したものが正当な裁きを受け、正当に罪を償うこと、そして被害を受けたものが正当な補償を受けるということ、ただそれだけです。「親と子の確執」だとか、「心の闇」だなんて馬鹿なこと言ってないで、正当なことが行われるようにアクションを起こすこと。これこそ、報道機関がやるべきことなんじゃないでしょうか。

 それから世の「犯罪心理学者」の皆さんも、アホなコメントなんか出してる間に、むしろ報道機関の側の「ことなかれ主義」でも分析しなさいって!!  






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Last updated  June 23, 2005 05:31:59 PM
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