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January 30, 2018
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カテゴリ: 教授の映画談義
授業で『ブルース・ブラザース』を学生に見せたんですけど、うーん、イマイチ反応が悪かったですねえ・・・。

 私もこの映画を観るのは久々だったのですが、めっちゃ面白い。で、面白いなあと思いながら、ちらっと学生たちを見ると、無反応なわけ。

 大体、この映画に出てくるビッグ・アーチストのことを知らないわけですよ、今時の学生は。ジェームズ・ブラウンを知らないし、アレサ・フランクリンを知らないし、チャカ・カーンを知らない。レイ・チャールズも知らないし、キャブ・キャロウェイも知らない。キャブ・キャロウェイなんて、本作中、例の白いタキシードを着て「ミニー・ザ・ムーチャ」をフルで歌ってくれているのにね。

 だから、「ええ! こんな大物が出てるんだ!」っていう感動がない。

 それに映画の最後では、スティーブン・スピルバーグまでちょい役で出てくるのに。映画を観た後、「最後に出てくる、クック郡の出納課の役人さん、あれスピルバーグだよ」って言っても、スピルバーグを知らないわけよ。

 で、「えー! ほら、『E.T.』とか撮った人」と言っても、そもそも『E.T.』を知らない。

 ジョン・ベルーシの恋人役でキャリー・フィッシャーが出ていても、レイア姫と気づかないという。最近の学生、『スター・ウォーズ』も観ないからね。

 無論、出演者が誰かはさておくとして、物語として、映画として、面白いと思ってくれればいいんですけど、それも大分怪しかったなあ・・・。

 難しいこと聞いてもロクな答えは返ってこないと思ったので、「で、この映画面白かった?」って、小学生向けの質問してみたけど、シ――――ンだったよ。時計の秒針の音が聞こえるほど。

 多分、もうダメなんじゃないかな。

 まあ、一事が万事。何が伝わるんだろうね、今の若い人には。





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Last updated  January 30, 2018 11:15:11 PM
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