学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<学習指導要領の改定案>




<今の「ゆとり教育」見直し学習指導要領の改定案>






学校での授業時間や学習内容を定めた学習指導要領の見直し案が公表されました。
現在の「ゆとり教育」が学力の低下を招いたという批判にこたえる形で、国語、
算数・数学、理科、社会、英語の授業時間を増やし、学習内容も今より多く
なっているのが特徴です。


 規則などを見直して新しくすることを改定といい、今回は、幼稚園、小学校、
中学校の学習指導要領の改定案が発表されました。学習指導要領については、
文部科学省がほぼ10年に1回の割合で内容を見直しており、これを基に
教科書が作られたり、授業が行われたりします。


 改定の正式決定は来月で、これを基にした授業が実際に行われるのは、小学校が
2011年度から、中学校は12年度からです。ただ、算数・数学と理科の一部は、
時期を早めて09年度から実施する予定です。




1、 授業時間を増やす



改定案を具体的に見ていきましょう。授業時間数は、小学校(1コマ45分)の
場合、1、2年生で週2コマ、3~6年生で週1コマ増え、中学校(1コマ50分)
では各学年とも週1コマ増えます。


もっと細かく教科別に授業時間をみると、小学校の国語と社会はそれぞれ6%
増え、算数と理科は16%の増。中学校は国語10%、社会19%、数学22%、
理科、英語各33%の増加となります。


 学習内容も多くなります。例えば、小学校の算数では、重さの単位のt(トン)、
面積の単位a(アール)、ha(ヘクタール)、台形の面積の求め方などの学習が
増えます。これらは、1998年に現在の学習指導要領に改定された時に、
それまで教えていた内容から省かれたものを復活させる形になります。


 小学校理科の「川の上流・下流と、石の大きさや形」「月の位置や形、太陽の
位置」、中学校数学の「図形の移動」「球の表面積」なども、同様に復活します。
中学校理科では、今は高校で学んでいる「力とばねの伸び」「質量(しつりょう)と
重さの違い」などを学習するようになります。


 また、小学校5、6年生に「外国語活動」(主に英語)の時間が設けられ、
中学校英語も3年間で学ぶ単語数が900から1200になります。




2、 学力低下の声多く



 なぜ文科省は今回、このように授業時間や学習内容を増やすことにしたの
でしょうか。


 学習指導要領が、学校教育の基準を示すものとして明確に位置づけられたのは、
1958年の改定からです。この時を含めて、過去5回改定が行われていますが、
授業時間を増やした時期と減らした時期に大きく分けられます。


 日本が高度経済成長を続けていた68年の改定では、国際的な地位の向上を
目ざそうと、大幅に授業時間が増やされました。しかし、子供の個性や考える
力を大切にしない「つめこみ教育」と批判する声が次第に高まっていきます。


 すると、77年の改定で授業時間が減らされました。そして98年に決まった
現在の学習指導要領では、子供が自ら学ぶ姿勢を尊重しようという考えのもと、
過去5回の改定で最も授業時間が少なくなり、「ゆとり教育」と呼ばれるように
なりました。


 ところが、3年おきに行われている国際学力調査で、2003年、06年と
2回続けて日本の順位が大きく下がり、教育関係者に大きなショックを与えました。
「『ゆとり教育』が学力低下を招いた」という批判が高まり、今回の改定案で再び
増加に転じたわけです。




3、基礎と思考力育成
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 これにより主要教科の授業時間は、「ゆとり教育」以前とほぼ同じ水準に
戻ることになります。一方で「ゆとり教育」の目玉として登場した「総合的な
学習」の時間は削(けず)られます。


 ただ、今回の改定案では、「基礎・基本」の習得と、「課題を解決するための
思考力」の育成をともにかかげており、詰め込みでもゆとりでもない“バランス型”
にしようという狙いがあるようです。


実際の授業がどうなるかは、学校ごとの取り組みなどによって左右される面が
あります。新しい学習指導要領を土台にしつつ、それぞれの教育現場で独自の
工夫を凝らすことも求められています。


まだ正式ではないですが、以上が来年度から前倒しで改定されていく学習指導
要領の内容です。






私は今回の改訂は子どもの脳の発達からみても妥当ではないかと思っています。


一般に子どもの脳は1歳から5歳ころまでが,最もすばらしい発達をするといわれ
ています。それから5年間はずっと成長率は低くなります。そして10歳がすぎると
ますます低くなり、14歳ごろでは、もうその進歩はっきりしないようになって
きます。


つまり脳の発達がいちじるしい、子供の頃に幅広い学習能力を身につけていないと、
大人になっても知能が発達していかない事になってしまうのです。この頃の知能が
低いと20歳頃には知能の発達が止まります。逆に知能が高いと30歳頃まで
発達し続けると言われています。


 そういう意味からも、脳の発達が進む14歳ころまでに幅広い知識を習得して
おく必要があるのです。

<新指導要領実施にともなう移行措置と先行実施について>に移動する。


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