学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<中学英語教科書丸暗記>





<中学生英語教科書の丸暗記の方法>






教科書丸暗記の方法の対象学年は小学校5年生から中学3年生くらいまでです。
この時期の英語学習には高い学習効果を発揮すると思います。しかし高校生に
なると、どうしても教科書の一ページに書かれる文章が長くなるので、この
方法ではちょっと大変かもしれません。


基本的に教科書丸暗記の方法は、以前“記憶をよくする学習法”のところで
書いたアルファベットをチャンクで覚える方法と同じです。そこでここでも
アルファベットの効果的な覚え方の復習をしておきます。


ミラーという心理学者は、7という数字に興味を持ち、この数字が記憶にも
当てはまることを発見しました。日常でも7という数字は親の7光、初七日、
7つ道具、一週は7日、ラッキーセブンなどの言葉があります。


彼は数字、単語、言葉でも平均的記憶力の人の一度に覚えられる範囲が、
7つ前後だということを実験で確かめたのです。現在の認知心理学では、
それは7チャンク(プラスマイナス2)くらいだといわれます。


ここで言う「チャンク」とは意味のあるかたまりのことを言います。「チャンク」
のもともとの意味は、パンやチーズの大きなひとかたまりの物をさしていった
ものです。


最近では英会話をチャンクで覚えようというNHKの放送番組があったり、
英文法チャンク学習法などのテキストがあります。ネイティブの日常英会話は
チャンクのキャッチボールだとも言われます。そういう意味でチャンクという
言葉を聞く機会が増えています。


それではチャンクを意識し、記憶をよくする学習法とはどんなものなのか。
アルファベット26文字、これをはじめて覚える時の学習法を例にあげてみましょう。




1、 まず7チャンク分にあたる7文字を記憶します。



A,B,C,D,E,F,G…・・7チャンク




2、 次に記憶した7文字を1チャンクとし、それにプラスし、新たに
7チャンク分にあたる7文字の合計8チャンクを記憶します。



    {A,B,C,D,E,F,G}…・・これだけが1チャンク
     H,I,J,K,L,M,N………・これで7チャンク

     合計:1チャンク+7チャンク=8チャンク




3、 さらに今まで覚えた分を2チャンクとし、それプラス新たに
7チャンク分にあたる7文字の合計9チャンクを記憶します。




  {A,B,C,D,E,F,G}…・・これだけが1チャンク
  { H,I,J,K,L,M,N }…・・これだけが1チャンク
     O,P,Q,R,S,T,U…・・これで7チャンク

     合計:1チャンク+1チャンク+7チャンク=9チャンク




4、 最後に今まで覚えた分を3チャンクとし、それプラス残りの
  5チャンク分にあたる5文字を記憶します。



  {A,B,C,D,E,F,G}…・・これだけが1チャンク
  { H,I,J,K,L,M,N }…・・これだけが1チャンク
  { O,P,Q,R,S,T,U }…・・これだけが1チャンク

   V,W,X,Y,Z……これで5チャンク

   合計:1チャンク+1チャンク+1チャンク+5チャンク=8チャンク


 こういうふうに1~4まで、7チャンク(プラスマイナス2)を意識し、
連続して記憶していくと、無理なく覚えることができるのです。


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 どうでしょう。思い出していただけたでしょうか。それではこの記憶学習法を
英語教科書丸暗記に応用してみます。


 中学1年生から中学3年生の英語教科書では、一ページに書かれている文の
数はだいたい7文(±2文)になっているはずです。そして一文に使われている
単語数も7単語(±2単語)くらいがふつうです。


 そこでアルファベットを覚えるときと同じように、英語教科書丸暗記もチャンクを
利用し、効率的な記憶学習を進めることにします。





1、 まず一ページ目の最初の英文だけを記憶します。英単語数は
   7単語(±2単語)くらいです。


2、 次に最初の一文が完全に記憶できていれば、それを一チャンク分
   とし想起し、その後続けて2つ目の英文も覚えます。


3、 さらに最初の英文と2番目の英文が完全に記憶できれば、それを
   今度は2チャンク分とし想起し、その後続けて3つ目の英文も
   覚えます。




 このようにして、アルファベットをはじめて記憶したときと同じ要領で、
一ページに書かれているすべての英文を覚えてしまうのです。




4、 今度は一ページ目が完全に記憶できていれば、次はこれと同じ要領で
   二ページ目に取りかかります。二ページ目の記憶が終われば、この
   2ページ分すべてが記憶されているかを想起し確かめます。


5、 一週間後、今度は今までと同じ要領で三ページ目の英文丸暗記に
   とりかかります。そして完全に記憶できていれば、二ページ目と
   三ページ目を想起し確かめます。


6、 さらに一週間後、同じ要領で四ページ目の英文丸暗記に取りかかります。  
   そして完全に記憶できていれば、今度は三ページ目と四ページ目を想起し
   確かめます。




 こういうふうにして教科書の英文を次から次へと丸暗記していくのです。
ポイントは一週間ごとに同じページを想起し記憶を確かめる事です。これは
記憶の定着をよくするのに欠かせません。


 ここで英文教科書の丸暗記がなぜよいのかというと、それは単語、文法や
構文を単独で記憶するのではなく、文章の中でそれらが記憶できるからです。
このことにより覚えた事が長期記憶として脳の中に定着されやすくなります。


 またチャンクを意識して記憶する事で、さらに記憶の定着がよくなるのです。
そしてこれら英文の記憶は、問題解決の場にあたって、そのとき有効にはたらいて
くれる事になるのです。
<中学英語教科書丸暗記2>へ移動する。


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