学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

クープマンの”三一”の理論




  <競争に勝つための学び方のルール>





ふだんの学校の勉強では、学期末テストがあり、その学びの成果が成績に
あらわれます。また中学受験・高校受験・大学受験と、自分の志望校合格の
ために受験勉強をしなければなりません。そういう意味で、学生はいつも
競争下におかれています。


確かに、受験勉強に巻き込まれず、勉強にクラブにと学校生活を楽しみながら、
学生生活を終える人たちもいます。しかしそういう人たちはごく一部のはずです。
ほとんどの人は競争という渦の中に身をおいていると思います。


そういう状況下に置かれているにもかかわらず、たいていの人は、競争に勝つ
ための戦略を何ももたず、ただ漠然と勉強をしているのではないでしょうか。
そして気がついてみれば、“やるだけの事はやったけれど、結果はだめだった。”
という事になってしまっているのではないでしょうか。


前回、数学者クープマンの“三一”の理論をご紹介しました。その中で競争に
勝つためには、戦略:戦術=2:1でなければならない事を述べています。 
そして戦略とは目に見えないもの、戦術とは目に見えるものと定義しました。


自分の目標を決めたのならば、その目標達成のために、必ず戦略を立てなければ
なりません。勉学においてはそれが“学習計画”なのです。そしてその“学習計画”
を予定通りすすめていくのに戦術が必要です。


例えば受験の場合、独学でいくのであれば、どういう参考書を使って、どこで
学習していくのか。また受験のテクニックを塾・予備校に通い学ぶのか、それとも
家庭教師についてもらい、学習を補習するのかなどが戦術になります。


クープマンの“三一”の理論の例として、太平洋戦争中、アメリカ軍の日本軍に
対する戦略は明快でした。それは“どんな場合でも兵力数を3倍にして攻撃する”
という戦略です。そうすれば必ず勝利する事ができるというものです。


この事は、受験勉強において、競争に勝つ“学び方”について何を意味するの
でしょう。受験科目が五科目の受験生の学び方で例をとってみます。この場合、
すべての科目の成績がふつうだと仮定します。


 まず、この受験五科目のうち、一番自分の興味関心が高い1科目を、自分の
得意科目にしてしまうことです。そのためには他の科目を多少犠牲にしても、
今までの学習の3倍以上の勉強時間をかけるのが望ましいのです。


 記憶の観点からしても、自分の興味関心のある事や繰り返しおこなった事は、
脳に記憶として残りやすいことがわかっています。


 また数学者クープマンの“三一”の理論からも、その科目に他の科目の3倍の
学習量をおこなえば、それを自分の得意科目にすることが可能なのです。


 得意科目がつくれれば、次は準得意科目をつくる事です。その学習のしかたは、
得意科目をつくったときと同じでよいのです。それには“練習のひっこし”を
おこなう事です。“練習のひっこし”とは2つの科目の共通点を見出し、そこから
学習をはじめていく事を言います。


 以前、右手と左手のそれぞれで、箸で豆をつかむ例をあげました。右利きの人は
とうぜん右手のほうが器用なので、一定の時間内に豆をたくさんつかむ事ができる
はずです。


 そういう状態から、右手の箸つかみの練習はまったくおこなわず、左手で箸を
使って豆をつかむ練習をおこないます。すると練習の成果で、左手で一定時間内に
豆をつかむ量は、以前のときより増えているはずです。


 ところで練習をおこなわなかった右手のほうはどうでしょう。不思議な事に
右手のほうも、以前より多く、箸で豆をつかめるようになっているのです。これが
“練習のひっこし”による学習効果なのです。


 こういうふうに受験5科目すべてにクープマンの“三一”の理論を使って、
“練習のひっこし”をおこなっていけば、5科目すべてが得意科目になる事も
夢ではないのです。


 こういったことをふまえながら、年間の“学習計画”の中に、どの時期までに
どの科目を征服するのかを盛り込むのです。これが目に見えない“戦略”です。


 そして“学習計画”の中には受験情報をキャッチし、どの科目を重点的に
学習しなければならないのかも考慮し、クープマンの”三一”のルールを
使います。


“学習計画”については私のホームページの中に、“大学受験(理系)の
学習計画”、“大学受験(文系)の学習計画”や“高校受験の学習計画”を、
作ってありますので、それらを参照していただければよいと思います。


 そしてその計画を達成させるための“戦術”を立てていけばよいのです。
数学者クープマンは競争に勝つための“三一”の理論の他に、競争に勝つ
ためには“戦略:戦術=2:1”が必要だと述べています。


                           以上





 今日は前回の数学者クープマンの“競争に勝つためのルール”にしたがって、
どういうふうな学習方法を立てていけばよいのかのについて書きました。



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