学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<逆から攻める勉強法>




<逆から攻める勉強法>





「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。修羅双樹の花の色、盛者必衰の理を
あらわす。おごれる人も久しからず、…………………………・。」


これは「平家物語」の冒頭部です。国語の時間に暗記させられた覚えはありま
せんか。最初の部分はすぐに思い出せても、最後のほうはなかなか思い出せないと
いう事はなかったでしょうか。


また英単語テストのために単語を覚えたとき、覚えた順にテストされれば書ける
のに、その順番をかえられると、記憶があやふやになったという経験ありませんか。


これは『記憶には覚えこんだ順に思い出されやすい』という再生勾配の原則が
あるからです。


英語が得意なのに英作文は苦手というのも、この再生勾配の影響を受けています。
確かにこれは日常生活の中で英語を話す機会が少ない事も大きな原因です。しかし
もうひとつ忘れてならないのは、単語を覚えるときに、いつも「英語⇒日本語」、
という形でおこなっている事実です。


それなら覚えるときに、反対に「日本語⇒英語」というふうにおこなうと、
英作文に強くなるのかというと、そのとおりなのです。


例えば学校でリーダーを習うと、模範訳を先生が示してくれるでしょう。
それを生徒はノートにとり、家に帰ってそのノートを見ながら英作文をおこないます。
いつもそれをおこなっていると、英作文だけでなく、まちがいなく英語力はぐんぐん
伸びていきます。


もちろんこの勉強法を取り入れるには、日ごろの予習復習は欠かせません。この
反復復習をおこなう事が、英語にいつも接触する事につながっています。このことが
さらに英語力を伸ばしてくれます。


英単語帳だって、ふつうとは逆に「日本語訳⇒発音記号⇒英語」の順に書いて
いきます。またこの方法は英作文だけではなく、他の科目にも応用が利きます。


例えば古文も英作文同様に、古語も「現代語⇒古語」の順の単語帳をつくり覚える
のです。また歴史年号であれば、鎌倉幕府の成立は1192年と覚えるだけでなく、
1192年という年号はどんな年だったのか、という形で覚えるのです。


文系科目ではなく理数系の科目なら、数学や物理の公式を単に覚えるのではなく、
公式の導き方のプロセスを追っていきます。また特に数学の難しい問題であれば、
「解答⇒問題」の順に学習すれば、記憶の定着がよくなります。


ただしこれらも反復復習は欠かせません。人が何回も反復繰り返し学習した事は
忘れないのです。記憶を定着するには2度より3度くり返す事が大切です。


英文読解、数学演習などの理解科目であれば、忘れた頃をみはからって3度の
復習を、歴史年表、漢字などの暗記科目であれば4度の復習をおこなうことです。
例えば一週間後、3週間後、1ヵ月後、2ヵ月後に反復復習するといった具合です。


このように、「逆から攻める勉強法と反復学習法」をおこなうだけで、勉強は
上達していきます。もちろんスランプのときもあります。でもそれは下降して
いるのではありません。単に学習の停滞期にあたるだけです。それを乗り越えれば、
また進歩していきます。


いくら学習をおこなっても進歩が見られないからといって、あきらめてしまっては、
それ以上進歩しません。一にも二にも反復繰り返すことで、またきっと上昇に転じる
事でしょう。


ところで英単語、古語、歴史年表などの『逆から攻める単語帳』を作るなら、
ハンディタイプのものにするとよいでしょう。そしてポケットに入れて持ち運び、
いつでもどこでも、反復学習ができるようにします。


 数学の「解答⇒問題」などの「逆から攻める勉強法」は参考書を使って、忘れた
頃に定期的に読み返す事も大切です。時には難しい問題、それ自身を暗記してしまう
事も必要な事です。


また受験がまじかにせまった時期には、新しい問題にチャレンジするより、今まで
学習してきた内容の、反復繰り返しの時間を多くとったほうが有効です。


このように今の勉強方法の中にさらに「逆から攻める勉強法と反復学習法」を
取り入れると勉強の上達がはやまります。一度試してみてください。

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