学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<作文・小論文のコツ>




<作文・小論文のコツ>






高校受験では作文は主として推薦系(前期試験)で出されます。一般入試系
(後期試験)では私立高校ではありませんが、一部公立高校で作文が出題
される事もあります。


また一般入試系の作文は学力検査の国語の中で作文が出題されます。
そして公立高校では約3分の2の都道府県で作文を課しています。


さらに学力レベルの高い学校では、文章を読んで、それについて自分の意見
などを記述すると言う『小論文』に近いタイプの課題が目立ちます。


一方大学受験では推薦入試ではもちろんの事、中期・後期試験で小論文が
課されたりします。最近は受験科目に小論文を採用している大学が多いようです。
これは必然の事で、小論文は大学側が受験生に求める能力を最も端的にあらわした
受験科目とも言えるからです。


そこで今日は作文・小論文のコツについて考えていく事にします。









(1) 小論文のコツ



 まず、皆さんがよく知っているイソップ物語を読んでみましょう。


<北風と太陽 >




 北風と太陽が、どちらが強いか争いました。そのとき、一人の旅人が街道を
下って来るのを目にして、太陽が「この問題に決着をつけよう。あの旅人の
上着を取り上げた方が強いと言えるのじゃないかね。先ず、君からだ。」 


 そう言って、太陽が雲の後ろに隠れると、北風は旅人に向かって力の限り風を
吹き付けました。しかし、北風が強く吹けば吹くほど、旅人は上着をしっかりと
身に押さえつけ、飛ばされないようにしました。最後には北風はやむなくあきらめる
しかありませんでした。


 さて今度は太陽の出番です。北風がやむなくあきらめたので、次に太陽が
顔を出し、旅人の上に燦々と陽を浴びせました。すると旅人はあまりの暑さに
上着をつけては歩けなくなりました。



「慈しみは厳しさよりも効果がある」


知らない人がいないくらい有名な話です。この話は厳しさよりも優しさの方が
人を動かす力があるという話です。


さてこの文章は読んでとてもわかりやすいと思いませんか。実はこの文章は
漢詩と同じように『起・承・転・結』で書かれているのです。


文章の書き方として、『序論・本論・結論』、『結論・本論・結論』など,
書き方はさまざまです。事実と意見が明確に分かれて書かれていれば、
それもまた読みやすいものです。


しかし小論文で書きやすく、読みやすく、そしてもっとも美しいのは、この
イソップ物語のような『起・承・転・結』をベースにした文なのです。


まず「起」で北風と太陽の争いについて言い起こす。そして『承』で確かに
北風は強風という武器を使えば、旅人の上着を取り上げる事は容易だと思う
人もいる。しかしそれができなかった。


ところが『転』で太陽が燦々と陽を浴びせるとどうでしょう。旅人はいとも
簡単に上着を脱いでしまったのです。


つまり『結』は厳しさより優しさのほうが人を動かす効果がある。


この文章構成は漢詩に代表されるように、人の心から心へと、自分の
言いたい事を直接伝えやすくなっています。


テーマがあたえられ、それに対する自分の考えを論理的に表現する。
この小論文的な文章は『起・承・転・結』をベースにすると書きやすいのです。


コツはまずテーマに対する自分の考えを先に決めます。そして『起』で
言い起こし、『承』で自分の考えと反対の考えを『確かに~と思う人も
いるでしょう。』と述べるようにします。この反論は自分の考えに、
いつも反対する人の顔を思い浮かべながら書くと書きやすいと思います。


その後で「しかし~である。」とその考えを打ち消します。そして「転」で
自分の考えを述べるのです。最後に『結』で自分の考えをまとめます。


この文章構成の流れが、実は書きやすく、読みやすく、読み手に自分の考えを
伝えやすいのです。



(2) 作文のコツ




 作文は高校入試で出題されます。小論文的な作文は(1)のように『起・承・
転・結』の文章構成により書けばよいでしょう。そこまで論理的なことを要求
されない推薦系(前期試験)の作文では「結論・本論・結論」が書きやすいと
思います。



(2-1)推薦系(前期試験)の作文のコツ




  推薦系の作文のテーマは『高校生活への抱負』、『志望の動機』、
『中学校生活』、『将来の夢』が4大基本テーマです。


これらのテーマに対する自分の考えをまず第一段落に書きます。
これが重要です。そして第2段落でその理由と根拠を具体的な事例を
示し書いていきます。自分の経験、出来事や事実をもとにするのです。


最後は全体の締めくくりです。『こう考える。』『こうしたい。』
『こんな夢を描いている。』など決意や希望を明るく書いて、自分の考えを
まとめます。


(2-2)一般系(後期試験)の国語の作文のコツ




国語の作文はこう出題されます。




1、 公立高校では7割以上の都道府県で出題されます。

2、 条件作文が多く、次数は150字~250字です。

3、 配点は全体の2割前後で比重は大きい。




国語の条件作文では内容だけでなく、原稿用紙の使い方が適切か、
誤字・脱字がないか、指定された条件を満たしているかといったことも
評価の対象になります。


書き方としては先に『意見』を考え、それにあわせて『体験』を書くと,
書きやすいでしょう。


国語の条件作文には『第1段落に体験(事実)、第2段落に意見(考え)を書け』と
言う条件がつくことが多いのです。この順番どおり先に体験を考えてしまうと、
あれこれ思い悩んだり、書き始めてもだらだら長くなってしまいます。


そのため書くときは先に自分の意見を考え、それにあわせた体験を考えると
書きやすくなるのです。



以上

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