学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<志望学部の決定は>




<志望学部を決めるにあたって>





十数年前の高校生の三大悩みは情報不足、学力不足と適性が明確でない事でした。
この頃までは世に出る情報の内容は限られ、また有料の場合も多く、情報は一部の
人にしか共有されていませんでした。

しかしインターネットが普及してきた今日では、情報は洪水のようにあふれ、
誰もが無料で取り入れることができます。その意味で、情報不足は解消されたと
いえるでしょう。


また2つ目の学力不足は本人の努力や学習のしかたにもよるので、ここでは
ちょっと置いておき、志望学部を決めるために、「自分の興味・適正を明確に
すること。」、これについて、今日は少しふれることにします。 




1、 自分の興味を明確にしよう。




 高1・2年生の段階ですでに自分の志望学部を決めている人なら、何も問題は
ありません。しかしまだ志望学部を決めかねている人たちにとって、学部の選択は
重要です。


 以前、職業の決め方について少し書いた事があります。その事は同時に志望学部の
決め方にも当てはまります。そこで、もう一度それをみてみます。


 まず自分の志望学部を決める一番大きな要素は、自分の興味・関心のある学部を
選ぶという事です。興味・関心を一番とするその理由は、たとえ、その学部で学ぶ
内容に、自分の能力が多少おとっていたとしても、その人の努力によってそれを
カバーしていけるからです。


ここでいう興味・関心とは何か。それはある対象に対する積極的・選択的な
心構えを関心といい、その関心に情緒的な緊張をともなうとき、興味とします。
また選択的とは、好き嫌いとか,受容・拒否のはたらきをいいます。


一般にこの興味は学習や職業などの成功に深い関連を持っています。そこで
次の2つについてみてみましょう。


(1) 学習興味と学業成績-----------

(2) 職業興味の特徴---------------



(1) 学習興味と学業成績-------------------------


学習興味とは、教科にたいする関心の有無やその深さの事です。中学・高校に
なると、好きな学科と嫌いな学科が次第にはっきりしてきます。


好きな学科は文系では社会・英語・国語、理系では数学・英語・理科などが
あげられます。嫌いな学科は文系では理科・数学、理系は国語・社会などです。


そして、この学科への興味は、学業成績に影響をあたえます。例えば、国語・
社会の場合、文系の者が中学・高校を通じて優良な成績をとるのに対して、理系は
中程度の成績であるものが多いようです。


また理科・数学は、文系では中学時代に優良な成績をとっても、高校時代になると、
だんだん成績が落ちてくる者が約50%ありますが、理系では中学・高校時代とも
優良な成績を示すものが約70%です。そして、次第に成績が上がるものが約10%、
成績の優良なものが非常に多いようです。


ところで、学習成績は学習興味のほかに、その人が潜在的に持っている学習能力
(主として知能)や学習態度・習慣などによっても変わります。


そこで、大学の学部学科を選択する場合、自分の学習興味や潜在的な学習能力などを
正しく把握する事。これが重要になってきます。



(2) 職業興味の特徴------------------------------


 国語辞典には天職=「自分の生まれながらの才能にあっている仕事。」とあります。
天職とは、まさに天から指名を受けたと言うくらい、自分にぴったりの職業の事です。
皆さんには、ぜひ天職を見つけていただきたいと思います。


 正直、突然そんなことを言われても戸惑ってしまうかもしれません。高校生の
みなさんは、働くなんて、まだずっと先のことだと思っているかもしれません。
そこで今日はまず職業興味の特徴からみていきたいと思います。


 職業で成功するには、ある職業に適した能力を持っているだけでなく、その職業に
興味を持っていることがより望ましいのです。ある職業に対して、積極的な関心を
持ち、好意的な態度を持っていることが職業に成功する重要な条件です。このような、
職業に対する積極的な関心とか、態度を職業興味といいます。


 職業に対して、無関心であったり、さらに嫌悪的・拒否的な態度をとる場合には、
その職業につこうとする意欲が生じないばかりでなく、それを拒否する事になったり
します。


そこで職業の特徴について考えてみましょう。その特徴を次にいくつかあげてみます。



★ 職業興味には、一時的なものと永続的なものがあります。


★ 社会的・環境的条件にいちじるしい変化がある場合には、職業興味にも大きな
変化が起こる場合があります。例えば、その時代の流行職業や花形職業に興味を
持つ傾向などです。


★ 職業興味は、当人の利益に結びつける事によって、促進される事があります。
例えば、比較的収入の多い職業に興味をいだく傾向があります。


★ 賞賛などによって、好ましいものや、快感情をもたらす事によって、職業興味が
促進されます。それに対し、批判や罰など好ましいものや深い感情に結びつく
場合には、職業興味は減退します。


★ その職業への当人の能力を開発し、向上させる事によって促進されます。


★ 職業興味は、その職業への理解や知識が増加する事によって促進されます。


★ 職業人のよい模範を設定し、当人がそれを目標として努力し、かなりの成果を
得て満足する事によって、職業興味を促進する事ができます。


★ どんな職業に価値を置くかによって。職業興味もその方向に変わることがあります。


★ 好きな職業であっても、したくない仕事が含まれていることが少なくないですが、
それをくり返している間にいつの間にか、その職業興味が強化される傾向があります。


★ 職業興味は、20歳頃まで変動する傾向があります。つまり、14歳頃までかなり
変動し、15歳頃から少しずつ安定してきます。


★ 個々の具体的な職業への興味は変わりますが、興味の方はあまり変わらない傾向が
あります。


 以上が職業興味の特徴です。これらをふまえて、将来就くであろう職業(天職)に
ついて考えを深めていきましょう。そうすれば志望学部は自ずと決まってきます。




2、自分の適正をとらえよう。



 興味の他、次に自分の志望する学部に対する能力と適性があるのかどうかが
重要になります。ここでいう能力とは今現在、自分にできることをさします。
そして適性とはその学部で学ぶ事が将来その職業についたとき、その学びが
花開くであろう潜在的な能力のことをいいます。


 人は物事を瞬時に判断して決定する論理的思考力にめぐまれていたり、
事務的な仕事をてきぱきとこなす、事務処理能力に優れているかもしれません。


 物事を数字で置き換えて考えることのできる、数的思考力がすぐれていたり、
人とのコミニケーション力を発揮する、文学的な思考力が、まさっていることも
あります。またものをつくる技術的能力が、秀でている場合もあります。


 これら一連の能力がこれからその学部で学び、将来その職業につくことで、
さらにパワーアップしていくとすれば、それがその学部、その職種における
適性なのです。この適性があることも大切です。なぜならそれが職業における
成功につながるからです。


 自分が志望する学部や将来の職種に、自分が興味・関心をしめし、その能力と
適性がありそうなら、今度はさらに性格が合うかどうかも、考えに入れるとよい
でしょう。自分がグループ志向なのか独立志向なのか、外向的なのか内向的なのか、
落ち着きがあるのかないのかなどの性格です。


 こういう風にまず自分の興味・関心を把握し、その学部、その職種における
能力・適性を検証し、さらに自分の性格を分析すれば、将来自分が望む職業(天職)に、
より近づく事ができ、自分の志望学部の選択がきっとできるはずです。


<失敗から学ぶ>とはへ移動する。



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