学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<平均からの脱皮>



<平均からの脱皮>




みなさんの中には出題される場所が、あらかじめ決まっている
定期考査や校内実力試験はできるのに、広い範囲が指定された
実力試験や模試では、その結果がよくないという人がいると
思います。

これは単に実力がないのではなく、そのテストを受ける母集団の
レベルの違いが出ているのかもしれません。どのような種類の
試験で、どのレベルの人たちが中心に受験したかで成績・偏差値は
変わってくるものです。

そうとしても模試の偏差値を校内偏差値と同じようにあげたいと
思うのは人情です。そういうあなたは、きっとやる気がある人
なのでしょう。

そこで今日は、今までのあなたの平均的な成績から、大きく
脱皮させる方法について、少しアドバイスしてみます。




<平均からそれ以上への脱皮>






(その1)普通を抜け出し、大きく上達するには、
学習科目の全体を見渡す力が必要です。



 普通の成績の状態では知識や技術が一つ増えるごとにそれに
比例して上達はしていきます。例えば英熟語を一つ覚えれば
それに応じて知識が一つ増えます。

数学の公式を一つ理解すればそれに比例して問題を解くことが
上達します。

しかしそこから大きく脱皮して上達するには、何が重要で
何が重要でないかを見極める力が必要になってきます。

学習しながら、その時々の思考を深める事で、全体を見渡す目を
少しずつ養うのです。

例えば教科書を読み問題集を解いていくと、どこがその単元の
重要ポイントなのかをさぐりあてる力が少しずつついてきます。

また参考書などを読み解く事も効果かあります。それは参考書は
理論的に事細かに重要例題・重要問題を取り上げているからです。



(その2)得意なものにこだわって練習のひっこしを行なう。



得意なものにしばらくこだわる事で、全体を見る目が養われます。
得意なものにこだわって上達してきた過程が別のものに対する上達を
はやめます。

大切なのは得意なものの上達のプロセスをはやい時期に形成する事です。

 最初からすべてをバランスよく平均的にもっていくことは、できない
事はないのですが、それはむずかしい。それより得意なものを核とし、
その認識を中心に繰り返し練習をおこない、他の技術も獲得していく
ほうが全体として有利なのです。

学習において、あなたが理科が得意であれば、その科目の中の
一単元にこだわってみる事です。

例えば火山の噴火を学習している時、あなたは火山ガスの成分の
ほとんどが水蒸気である事を知ります。それはなぜなのか。あなたが
その疑問をもてば、そのことにこだわって百科事典やインターネット
などで調べてみる事です。


 近年噴火した火山である有珠山にいついて調べれば、より身近に
感じ興味を持って調べることができるでしょう。


 地下深くにある高温のマグマが大量にある地下水と接触がおこると、
液体であるを気体である水蒸気にかえてしまいます。すると水は
体積膨張を起こし、高温のマグマとともに、水蒸気になって急激に
上昇してきます。


 その結果、噴火の際、火山噴火物とともに大量の水蒸気を含んだ
火山ガスを放出する事になるのです。この火山の噴火も大量にある
地下水に冷やされ、やがて噴火がおさまります。


 火山ガスの成分が水蒸気である事の疑問から調べた結果、いろいろ
他のことも知るようになってきます。

例えばマグマが地下で上昇してきたものの噴火が起こる前に地下水で
冷やされ沈静化すれば、土地の隆起が起こる事も知る事ができます。
それと同時に断層もおこります。


 またあなたがV字谷、扇状地や三角州という言葉を知るとします。
しかしそれぞれについてなんとなくわかるけれど、そのちがいが
まだわからない場合、そのことにこだわって調べてみる事です。


 するとV字谷は山の頂上付近の川の水の急流でできる事を知ります。
そして扇状地は山から平野に川が流れ出るときに、扇形に土砂を
たい積させることにより形成されることも知ります。

また三角州はさらに川が河口付近まで流れてきたときに、その付近に
土砂をたい積させてできると知ります。

 こういうふうに得意なものにこだわって学習を進めていくと、
それが学習の中核を形成する事になってくるのです。そしてこの
中核を形成する過程が別の学習をするときの洞察を生む事に
つながります。

 最初からすべてをバランスよく平均以上にもっていくことは、
できない事はないのですが、それはむずかしい。それより得意なものを
核とし、その認識を中心に繰り返し練習をおこない、他の知識も
習得していくほうが全体として有利なのです。




(その3)理論書を読み理論的思考力で学習量の不足をおぎなう。



 例えば英語の英文解釈を習得しようとすれば、構文や熟語が概論書に
当たり、文法が理論書に当たります。国語の現代文読解を習得しようと
するならば国語文法や修辞法の本が理論書に当たります。

 ここでは理論書を読み、理論そのものではなく、理論的思考力を
身につけることが大切になります。あなたの学習力不足、練習量不足を
この理論的思考力でおぎなうのです。



(その4)理論を学ぶ事で重要性を識別できるようにする。



  理論書には正確な認識方法や思考方法が記され、微細な違いの
重要性が理論的に解説されています。これが自分のものになってくると
学力が平均並みの時にはたいしたちがいだとも考えなかったことが、
実は非常に大切なポイントだったということが理解できるようになります。



(その5)一つに絞って精密に学ぶ。



 どの科目でも、その科目の上達を望むなら、参考書を一冊、きちんと
仕上げる事です。英語なら英文法の本、英文解釈の本や英作文の本を
一冊きちんと仕上げる事です。

そして一冊終わったら別の一冊に取りかかるのではなく、その一冊を
何度でもくり返す事です。



(その6)成績優秀者から学ぶ。



 成績の優秀な人と塾や図書館で席をとなりにするようなことがあったら、
それとなく観察してみる。ノートのとり方、筆記用具の使い方、集中力の
高め方や休憩の取り方などに思いがけない発見があるはずです。

 数学の問題を、自分では思いつきもしない解法で解く人がいたとします。
その場合、ただ感心するだけでなく、どこに注目すればそういう解法が
思いつくのかを考えてみる事です。するとそれが自分のものになってきます。


 以上のようなことを心がけ学習に生かしていけば悪いものが直感で
わかるようになってきます。英作文が得意な人は、間違った英文を
見たときに、どこをどう間違えていると具体的に気がつくよりも前に、
直感的に『何かおかしい』と判断しているものです。

 ここまでくれば平均的な学力からそれ以上の学力に脱皮できていると
認識してもよいのではないでしょうか。つまりあなたの実力があがって
きたといえるのです。


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