カエルぴょこぴょこ

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4 天使の羽根とリモートビューイング



クラスを見回せば,まだすこおし表情の硬い人々もいるのだけれど。  キャシーがあまりにもキャシーで,他の方々は遠慮しているようにも見受けられる。


総じて,おとなしい,あるいは思慮深い感じの参加者が多いのだ。


さて今日は,意識を体の内部に落とし込んで,内側から自分のチャクラを見るというもの。  眉間からはじめ,ハート,丹田へと降りてゆく。


ハートで,下るよすがに使った意識から一度降りてスペースを感じた。  広い。 とてもとても広くて大きい。  ほう。  心とはこんなスペースなのか。


丹田まで降りると,またがらりと雰囲気が変わる。  海の丹田は,いっぱいいろんなエネルギーがたまって渦巻いていた。


ふ~ん・・・。


そして,樹のエネルギーを見る練習となった。 見て,そして樹からエネルギーをもらおうというのだ。 海はそういうのは普通に見えるから,適当に受け流すぐらいのつもりでいたよ。 ところが。 (この理由は翌日わかることとなる。)

アレンは,窓から見える椰子の樹の列のなかで,ちょっと小ぶりの形のいいやつを選び,「あの樹がいいエネルギーだね。 あれに集中してごらん。」とクラスを促していた。

海は自分の直感を信じようと,初日から気になっていた別の種類の気に意識を向けた。

すると,アレンが「海,あの樹はあまり元気じゃないよ。 こっちにしなよ。」と教えてくれた。


「あれ~,そうなんだ・・・。 海あの樹が樹になって気になって仕方がないんだけれど・・・。 あれじゃあダメなのかしらん??」 内心思いつつ,その疑問はそこに置いたまま,アレンに勧められた樹に意識を移し変えた。


樹とのエネルギー交換,海は大好きだ。  

今までもずっと自己流でやっていたけれど,今回教えてもらった方法だと,ビジョンがどんどんクリアになるし,実際に樹とのエネルギーバンドが繋がるのが良くわかる。  そしてそのバンドから,心地よいけれどとても強いエネルギーが,ワシワシと海に流れ込んでくる。

時々,あまりに元気のいい樹と繋がると,ほんの数秒で満腹になって「もういいですありがとう。」となってしまうこともある。


そして,ふと思いついたようにアレンが言う。


「知ってるかい?  君らはみんな天使の羽根があるんだよ。 お互いに見てごらん。」


えっ!Σ(・□・ )



今, みんなに 天使の羽根があるって言った!?


海ね,6~7年ぐらい前に,飛び職の同僚の背中に,確かに羽が生えてるのみたことあるんよ。

飛行機に乗る前に,その日のクルーで集って行う“準備ミーティング”があるんだけれど,それを行う部屋の壁と照明の具合が,海にとっていろんなものを見るのに最適らしいんだよね。  そこで見たのだ。 その人物の羽根を。  

輪郭の中にある一枚一枚が,手に取るようにくっきりはっきり見えて

えぇぇぇぇぇえっ! (O.O;)(o。o;)(O.O;)(o。o;)

と思ったもんさ。 ヽ( ̄ー ̄ )ノ


それでね,すぐ後に本人に確かめたんだ。  「あ・あ・あの・・・。 もしかして,●×ちゃん,背中に羽根生えてる・・・?」  


(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!


普通に「うん」って返ってきたから。  あの当時はこの人物,いろいろと天使とワークをしていたのだな。  だから海は,そういう人にしか羽根はないのだと思っていた。


が,誰にでもあると言うではないか!  人間を「落ちこぼれの天使」っていうのは,ちゃんとした根拠があったんだねぇ!


そこから俄然活気付くクラス。  お互いの羽根を見合ってる。 大きさもまちまち。  色もいろいろ。  大きい人では,上は天井までつくぐらいの高さに,下もかなり長い。


海のはね,小ぶりだけれど,きっちりと揃った,美しい羽根らしいよ☆


その後,「お互いに触りあってごらん。」 とアレン。


これまた人によって手触りが違うの。  羽量が圧倒的に多い人,一枚一枚がとてもシルキーな人,ぽわぽわしてる人,筋肉なのか弾力のあるひと。


海のをさわっていた人,何かコメントしていたがなんていっていたか忘れちゃった。

そのかわり,その人が羽根を触りだしたら,とたんに海,肩甲骨の辺りがむずむずしてきて,「ひゃ~,かゆい~くすっぐったい~!!!」と笑いながらぼりぼり背中をかきだしてしまった。

触ってる人は,海の後ろ50cmぐらいのところにいて,海の体にはまったく触れていないのに・・・だ。


いやぁ,面白かった!


その後,リモートビューイングの練習に入る。


リ・リモートビューイング!?

\\(゜ロ\\)Ξ(//ロ゜)//


ますますあやしくなってゆく~!  どこへ行き着くのだろうか,この合宿!?  (≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!


な~んて突っ込みは瞬間だけだよ。  すぐに受け入れて楽しむ準備万端さ!


教えてもらったテクニックを,アレンの誘導ですぐにみんなでやってみる。 海は,その日のダーリンを見ることにした。


お仕事してますねー。  そういえば,「働いてるダーリン」を見るの初めてだなぁ・・・。  真剣だし,まとっているエネルギーがいつもとちがーう! 板を平らに置いて,機械を使ってる。  洋服は黒か濃紺。 (これはその夜,ダーリンと電話で話して,まったくそのままだったことを確認。)


ふむ。  できるね,リモートビューイング。  というより,今まで自分でやってたのと大差ない。


名前がついただけ。 そして,必要とあらばその方法を人に説明できるようになったというだけだな。


その後の質疑応答のときに,物事の構築や言葉ばかりに気をとられている人の発言と,あるがままを体感してる人の発言があり,海は後者が全てを物語っていると感じた。  そして,リモートビューイングにしたって,そんなことをしなくても,全てはそこにあるのだから「わかる」じゃないと強く感じる。

そこでアレンに,「なぜ人がこれ(リモートビューイング)に重きをおくのかわからない。どうしてかおしえて。」 といったら,ちょっと違った趣旨で伝わってしまったようで,「ぼく個人はこれをそんなにしないよ。 その必要もないと感じるし。 ただ良くみんなにたずねられるんだよね。 だから教えてる。  ぼく個人に関して言えば,これをしなくても,ただ『わかる』から,もう。」 


そうそう! そうだよね! それを言いたかったのよ~!!  疑問が彼の体験談を聞いたことでするりと解ける。 自分の感覚で,あってたわけね。


その後,さらに数種の新しいテクニックを教わる。



盛りだくさんな一日だったね~。



部屋に帰って,同僚達に「天使の羽」の話をしたら,2人が食いついてきた。 「私のも見てみて~!!」  びゃははは (≧ω≦)b


一人は「私にはついていけない話だ・・・。」と冷静にひいていた。 (o_ _)ノ彡☆バンバン ギャハハハ 


ちなみに,人間には,リスのような尻尾もあるそうだ。  嬉しいとき元気なときは,この尻尾,まさにリスが尾っぽを立てるように,ぴ~んと立つらしい。


いやぁ。 こうなってくると,もう何でもありなんじゃぁって気がする・・・。



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