カエルぴょこぴょこ

カエルぴょこぴょこ

5・1/2 パーセプション




再び木を見ることから始まり,土地のエネルギースポットも見ることにする。


促されて見た場所,確かに黒い渦が上戸のように地面から放たれている。

アレンが順番に一人一人について,実際にそれを見ているかどうかをチェックしてくれる。

この頃には,自分の能力,クラスメートよりも若干強いらしいとうすうす感じるが,本当にそうなのかを確かめる意味でも,アレンの後押しを待った。


自分の番を待ちながら,山そのもののエネルギーを楽しんでいた海,急に「三角」が見えた。  光り輝く三角のイメージが急にやってきたのだ。

アレンに尋ねると,それはまた別のポータル(扉)だという。


へー。  


後からもっと突っ込んで聞けばよかったかな? と思ったが,そのときはアレン,それがどこから来るのかだけを教えてくれた。


そして突然始まったスコール。  風雨に木が揺れる。


この風と雨も,エネルギーとして知覚しよう。 この波に乗ろう。 とアレンは言う。

人によっては難しかったようだが,海はこういうの得意。  自然のリズムに体を合わせるのは大好きだ。


体が勝手に動く。  ゆらゆらと。  風が渦巻くさま,雨粒が踊る様。

心地が良い。 非常に良い。


そうこうしているうちに,「ディーバ」を見ようとアレンが言う。

雨が降り出して,ちょうど彼らも活動を始めたというのだ。

そして一番ディーバたちが働いているのが,数日前から海が気になって気になって仕方ない,どうしても意識を寄り添わせたくなる,あの木だという。


クラスメートが,「どうしてその木だけにたくさんいるの?」と聞いていた。

「あの木は今,ちょっとサポートが必要なんだよ。 だから。」とアレン。


その一言で海,はっと気づいた。  海自信の傾向。

以前岡山へ言ったとき,ゆりりさんに神社に案内された。  そこでストーンサークルがあり,海はそこに異様に引かれたのだが,ゆりりさん曰く,「あそこはあまりエネルギー強くないわよ。」

あら,そうか。 と思っていたのだが,そこにも通じる今回の木。


海は,どうやらエネルギーを必要とする場所,もの,人に本能的に引き寄せられるようだ。  それらに海が沿うことで,彼らがパワーアップするのを知っていたのだ。  (言葉がおかしいのだけれど,そういうことだ。)


ほへ~と納得する。  強いエネルギーを見分けられないわけではないけれど,そちらに反応しない自分はなぜだろう。  間違っているのかなと思っていたのだが,あくまで海の傾向。 使命に関することらしかった。


納得。


それに続いて,人のオーラも見る。  本当はそれはこの合宿のメニューにはないものだったのだが,みなの要請によって急遽それが入った。


お互いに見ている。  海は・・・。  見えない。  皆が見ているものが見えない。

感覚として,エネルギーの大きさや,質感や,そんなものはわかるのだが,色が見えない。


(゙ `-´)ちっ


これは,ジェインがとても得意らしかった。


そしてまた,ま,いいか。 と思った。 時には見えるのだし,得手不得手もあるのだし。 



ま,いいか~!

(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!



そういえば別の日のエクササイズで,クラスの端と端に座った相手をスキャンするというのがあった。

あの日,海は台湾から来たベンジャミンを見たのだが,彼は生真面目そうな外見に似合わず黄色がたくさんあった。  そして肩からエネルギーがもれている。

これまた一人ずつ見て回っていたアレンにそう告げると,「そのエネルギーはどこへ行ってる?」と聞くので流れを追ったら,流出している角度のまま天井の方面へ行き,そのまま壁を突き抜けているっぽかった。

そう告げると,「そうだね,それは彼の執着心や心配心を表しているんだよ。」という。  えぇぇえ! そうなんだ!  知らなかった!


その後見合った相手に,自分が何を見たのかを告げる時間があったのだが,ベンジャミンの方は,海に4つのカップや脚に関する何かを見たと教えてくれた。


足については何の脈絡も感じられなかったのだが,4つのカップに関しては,海の部屋に一緒に泊まっている友達がその前夜に使っていたことにぴったり当てはまった。

それぞれのカップがどういう状態なのかも,的確に言い当てていたよ,彼は!


そして海が見たこともやっぱり当たっていて,彼はおうちで何か問題があって,それが心配で仕方なかったらしい。


ひとによって,知覚するレベルと表現の幅はまちまちなんだなぁと,心底感じたエクササイズだったね。


いやはや。  しかしこの世界は面白い!

海はクォンタムタッチに出会えて,本当に幸せだよ。


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: