カエルぴょこぴょこ

カエルぴょこぴょこ

6 く,口が勝手に・・・!



何故なら,クラスメートもお互いにこなれてきて性格なども把握しあい,クラスのムードが楽しくて気楽なものになったから。


交換セッションを二度行う。


一度目は,ブレットと。  彼はやけにスピリチュアル系統の話に詳しくて,一緒に連れてきているガールフレンドもサイキックだという。

毎日クラスに,新しい石やら何がしかの情報を持ってきてくれていた。

昨日の晩にクラスメートそれぞれが連れてきている人達を伴って,皆(シンガポーリアンの2人は抜いて)でご飯を食べにゆき,罪深いほどおいしくて甘くて大きなアイスクリームケーキとチョコレートケーキをシェアしたりした。

かなりな大人数だったから,あいにくブレットと彼女さんとは別のテーブルに座ったのだが,お開きになったときに彼女への挨拶として,海からはぐをしたのだった。  

そのときのエネルギーがとてもよかったらしく,彼女さんが海を気に入ってくれた模様。 どうやら今日は,絶対に一度は海とワークをするつもりだったらしい彼。


そんなこんなで始まったのだが,海→彼にするとき,どうも彼のエネルギーにブロックされてる箇所があって,あまりうまく海が共鳴できない感じ。


ううん。違うな。   海は,人の持っているものそのままの反応をするようになってしまっているの。


どういうことかというと,本来の海は繊細でありつつ開けっぴろげで怖いもの知らず・・・な感じなのだけれど,たとえば気難しくて重箱の隅をつつくのが好きなようなタイプの人と知り合うでしょう。

そうすると,その人の事を全く知らなくても,かもし出すものからそれらを嗅ぎ取って,無意識のようにそれと同じように振舞ってしまうのだ。

性格までコピーしてしまうって事だね。  


で,件のブレット。  なにやらいろいろと他の手法も知っているらしいため,QTのクラスで習うシンプルだけれど新しい手法では飽き足らないらしい。 (これは彼→海にやってくれてるときに,彼が実際にいろいろと手法を盛り込んでいるのを見て,改めてわかった。) 

やりにくいんだわ~。


海からのエネルギーは出ているのだけれど,何かがそれと彼自身が同調するのを阻んでいる。


む~!!!


でもま,これまた練習だからね。  相手に何か変化が起こることを期待しているわけではなくて,その日習った手法を習得するための実験時間でもあるから。


気楽にやることにした。


そしてお昼の休憩時間となった。


なんだか海を好いてくれた模様の彼,ホテルの中庭にある岩を見に行こうという。


泊まりだしてからずっと何日もの間,その岩が気になって気になって仕方がないのだというのだ。

まくし立てるようにその話をし続けるブラット。  どうしてもその岩が,自分を見ている気がして仕方がない!  何か特別な岩なんだ!


ずっと言ってる。 


へー。ほー。と話を聞きながらも, この人何を言ってるんかな? 大丈夫かな? と思っていた海。  (≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!


なんていうかね,一つのことにやけに執着してるような人達って,人種を問わず, 何が憑いてるんだ?   って時もあるからね。  

そんな感じで,猜疑心を持ちながら彼の後についていった。



問題の中庭。  池のふちには,どうやら溶岩石を並べてあるらしい。 その中でひときわ大きな岩。  


ふ~ん・・・。 (。・_・)・・・・→

結構長い間眺めていたのだけれど・・・。


ご,ごめん!  (._.;) 何がいいんだかよくわかんない!!



一緒に触れてみようと言うブレット。  いいよ~。と。

彼は右手でその岩に触れ,海は左手でそこに触れていた。


多分一分ぐらい。  お互いにぼーーーーーーーーーーーっと。


この岩に何があるの?  と心の中で疑問が浮かんだそのとき,何かが来たらしい。


お互い同時ぐらいに手を離して,彼は言う。

「ね,いい感じでしょ!?  なんだかわからないんだけどね,この岩いいんだよ~!」


それにはどう答えていい川からない海,うん,何かあるねといいつつ,実はそのとき,ちょっとトリップしたような感じになっていた。


彼に伝えないといけないことがある。



「あのね,ちょっとコメントしてもいい?」 と彼に聞く。


「いいよ。なに?」


「あのね,この岩がいうにね・・・。」


そこで海,ふと気がついて,「岩が何か言うわけないじゃんね~,ナニ言ってるんだ自分~!?」 とがははと笑い出してしまったのだけれど,笑いながらも口は止まらない。

改めて言い直す。


「岩が言うにね,ブレット。  君はね・・・・。」


ここから先は彼のプライベートに関することなのでオフレコ★


でも,彼にとってはそれ,課題でもあり新たな視点でもあり。


何だか知らないけれど,それのメッセンジャーに,海が選ばれたらしいよ。


そのメッセージを伝え終わってすぐに教室に帰った二人だが,ブレットってば,たった今何が起こったか,みんなにべらべらしゃべってる!


海自身,何が起こったかよくわからなくて,あはは~と笑うしかなった。


ブレットいわく,「海はたった今,岩とコミュニケーションしたよ! ぼくに岩からのメッセージを運んでくれたよ!」


\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/


なんだかよくわからんが~!


でもあの言葉の数々は,海の脳みそからきてない。  あんなこというなんて考えてなかったモン。


とりあえずあのメッセージには,彼をやわらかくする働きがあったらしい。



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