ピョンコうさぎの小さなお部屋

ピョンコうさぎの小さなお部屋

紙芝居2

ピョンコが描いた紙芝居


☆うさぎのおみみ☆


うさぎのおみみ1


うさぎのおみみ2

ある月夜の晩に、流れ星がひとつ スゥーッとお山に落ちました。


うさぎのおみみ3

それは、星の宇宙船でした。宇宙船には、うさぎさんが乗っていました。


うさぎのおみみ4

あれれ、でも変ですね。お耳が短いですよ。うさぎの名前は、ピョンコちゃんです。


うさぎのおみみ5

「ピョンコちゃぁ~ん!」 どこかでピョンコちゃんを呼んでいます。

ピョンコちゃんは、風のように空を飛んで、その声のするほうへむかいました。


うさぎのおみみ6

ピョンコちゃんを呼んでいたのはお花さんでした。「お花さんどうしたの?」

「ピョンコちゃん、助けてください。

人間さんの出した汚い水が流れてきて、仲間が枯れて苦しんでいるのです。」


うさぎのおみみ7

ピョンコちゃんは、ハートのついた棒をエイッとふりました。

すると、虹色の光がキラキラキラとふりそそぎました。

「さあ、これでもうだいじょうぶ。」


うさぎのおみみ8

お花さんたちは、元氣をとりもどしました。

「ピョンコちゃん、ありがとう!」

「ピョンコちゃぁ~ん!」

どこか別のところで呼ぶ声がします。

お花さんたちに別れをつげ、ピョンコちゃんは飛んでいきました。


うさぎのおみみ9

「お魚さん、どうしたの?」

「ピョンコちゃん、助けてください、人間さんたちの出したゴミがつもって、

私たちは苦しくてたまりません。」


うさぎのおみみ10

「エイッ!」ピョンコちゃんが棒をふると、お魚さんたちは元氣になりました。

「ピョンコちゃん、ありがとう!」


うさぎのおみみ11

「ピョンコちゃん、私たちの国では、

地雷をふんで、手や足のない子供がたくさんいます。」


うさぎのおみみ12

「ぼくたちの国では、着るものも食べるものも少なくて、

ミルクもたりなくて、赤ちゃんが泣いているんだ。」


うさぎのおみみ13

みんなの声を聞くたびに、ピョンコちゃんの耳は長くなっていきました。

ピョンコちゃんは言いました。「私には、もうこれ以上何もできません。

これからは、あなたたちが自分たちの力で未来をつくっていくのです。」


うさぎのおみみ14

「ピョンコちゃん、私たちには、何の力もありません。」

「そんなことはありません。ほら、見てごらん。」


うさぎのおみみ15

「あっ、うさぎのおみみがはえてる!」


うさぎのおみみ16

地球の声、植物たちの声、動物たちの声、そして大切な地球の仲間たちの声、

大切なメッセージが、ほら聞こえるでしょう。

かけがえのない人たちのために、かけがえのない星のために、

なにをすべきか見えてくるでしょう。

だれでも本当は、うさぎのおみみとハートの棒を持っているのです。


うさぎのおみみ17

ピョンコちゃんは、星の宇宙船に乗って月に帰って行きました。

ほら、あなたの頭の上にもキラキラ光るうさぎのおみみが・・・・・


~おわり~



著作・ピョンコ




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