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『くまのせにょーるベン 』 BY RAIN WATER
チュンチュン・・・チュンチュン。
ことりたちが、なにやらおしゃべりしているようです。
カーテンのすきまからさしこむあさひ、
「よおし。」
と、くまのせにょーるベンがきもちいいおふとんからぬけだし、
かおをあらいにいきました。
「きゅっ。」
「しゃー。」
「しゃぱしゃぱ。」
「きゅっ。」
ふかふかのタオルをおかおへ
「ぽんぽん。」
「ぷはあー。きもちいい。」
「ぐうぅぅぅ。」
おなかがぺこぺこです。
れいぞうこから、しゃけをひときれ、
おみそ、ねぎ、なっとう、とうふ、をとりだして、
あさごはんのしたくです。
「しゃー。」
おこめをとぎます。
すいっちぽん。
「じゅうー。」
けむりがもくもく。
しゃけをうらがえします。
「ぐつぐつぐつぐつ・・・。」
とうふをかたてにのせて、
(ベン、きをつけてね。)
てがきれないようにそおーっと
とうふにほうちょうをいれます。
ひとつのおとうふから、
さいころのかたちをしたとうふが
たくさんできました。
やけどをしないように
そおーっとおなべにいれます。
そして、おみそをいれます。
「くんくん。」
ふわあー。
おみそのおいしそうなかおりがしてきました。
「あっ。」
ベンはおもいだしたかのように、
ちゃだんすから、ガラスのびんにはいったわかめをとりだしました。
そして、おなべのなかへ
ぱらぱらぱら。
おなべのなかで、わかめが
ふわあー、と
おはながさいているようにひらいています。
そして、
おわんによそります。
「とんとんとんとん。」
あおいねぎをきざんで
おみそしるに
ぱらぱら。
あともうすこしでかんせいです。
ぐるぐる、ねばー、ぐるぐるぐる、ねばあー、ぐるぐるぐるぐる、ねっばあー。
なっとうをおはしでねります。
あじをつけて、
ねぎもいっしょにかきまぜます。
「じゅうー。」
「くんくん。」
しゃけがやけました。
「ピー、ピー、ピー。」
きらきらのおこめがたけたようです。
きゅうすにおちゃっぱをいれて、
おゆをいれて、
ゆのみにそそぎます。
にっこり。
ベンのゆのみのなかに
ちゃばしらがいっぽん
ぷかぷか。
とたっています。
おしまい
絵無しの絵本を書いて遊んでいました。
いかがでしたか?
絵も付けたいです。
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